
pg. 6-9: Mobile Suit Gundam F91, Mobile Suit Gundam 0083: Stardust Memory



’91年は、『ガンダム』の新たなスタートの年になるという。それは何を意味するのか。そして具体的にはどのように展開されるのか? 制作会社「サンライズ」山浦栄二社長に、お話をうかがった。
「『ガンダム』は、第一作を放映以来、色々な枝葉に別れた作品が制作されました。これだけ長期的に制作され、多くのファンに支持された作品は、珍しいでしょう。しかし現在は、木の幹である「ノーマルガンダム」に比較し、枝葉に当たる「SDガンダム」のほうが活気がありますね。SDファンの中には、ノーマル作品を知らない子供たちも増えているようです。
『F91』は、それら、幼いSDファン世代にも共感を得られる作品として制作する新たな「ノーマルガンダム」なのです。第一作が現在の全ガンダム作品のベースとなったように、『F91』を次世代のベースにしたいと思っています。つまり、劇場版第一作公開から10年目に当たる今年をひとつの区切りとして、再度、新たな100年に向け、チャレンジするわけです。
’91年は『F91』とOAV『0083』『SDガンダム』を制作します。テレビシリーズは現在のところ予定していません。ただ、『F91』の物語を語りきるには一作では無理ですので、劇場版を何作品か制作したいですね。『0083』は一年間を通じて販売されるシリーズOAVです。また、『SD』も流行に合わせて制作していきたいと思っています。お楽しみに」
劇場版とOAVシリーズで、’91年は、毎月のように何らかの『ガンダム』作品を目にすることができそうだ。
『ガンダム』シリーズは、ドラマの中にたくみに作り手のメッセージを盛りこんで作られてきた。これまでの作品には、宇宙時代を生きる人類の新たな姿――ニュータイプの概念が謳われていた。では『F91』では、何を伝えようとしているのだろうか。山浦社長の言葉を続けよう。
「現代の子供たちは、大人に牛耳られすぎていると思います。受験はもちろん、家庭問題にも頭を悩ませなくてはならない時代です。社会、家庭、個人のあり方が変わりつつある。しかし、人間の生きる原点は、やはり“家庭”にあるはずです。『F91』では、主人公シーブックとセシリーを通して“家庭”とは何かを考えてみたいと思います。
また、現在の子供たちは、同年齢のヨコのつながりはあっても、違う年齢のタテのつながりがない。『F91』では、様々な年齢の少年が協力するドラマを描きます。そんなところから、連帯意識の大切さなども分かってもらえるんじゃないかな」
家庭の絆の希薄さが叫ばれる現代では、古風とも思われる「家族のドラマ」こそが、新鮮な感動を生むものなのかもしれない。
シリーズを重ねる度にグレードアップしてきた主役MS、ガンダム。新生ガンダムF91がついにベールを脱いだ(左上)。頭部と下半身はこれまでのガンダムと大差ないフォルムだが、胸部と後姿は別のMSと言ってもよいほどの変わりようだ。設定を担当した井上幸一氏に、F91の新魅力、そして性能や特徴などを解説してもらおう。
「F91は、胸のエアインテークの形状がかなり変わりましたね。以前はお腹にあったコクピット・ハッチが、F91では胸の上部がスライドする方式になっています。肩から出ている3枚の羽根状のユニットは、スタビライザー兼放熱板です。
一番変わったのは背中側、翼のように見えるモノは、実は、“ヴェスバー”と呼ばれる可変ビーム砲です。ワキの下にかかえる形で前面を向き、発射する武器ですね。F91の特徴のひとつは、ヴェスバーを始めとする本体内蔵武装の強化なんです。頭部バルカン砲に加え、胸部にも“メガマシンキャノン(大口径バルカン砲)”を2門装備しています。さらに、クロスボーン・バンガードの一部のMSにも装備されている“ビームシールド”を左腕に内蔵しているんです。
攻守ともにバランスのとれた最強の機体と言っていいですね。機動力もこれまでのMSとはケタ違いのスピードでしょう」
そんなスーパー・ガンダムは、実際の画面ではどのように描かれるのだろうか。
「ハデの一言ですね。これまでのガンダムがやったことのない戦法を見せますので、ぜひ劇場でアッと驚いてください!」
まだ秘密機能が隠されていそうなF91の戦闘が楽しみだ。
『ガンダム』のOAVシリーズは、以前に6話完結の『0080』が制作されている。第一作の年代の末期を描いたものだった。今回の『0083』は、その3年後の世界を舞台とした全13話のストーリーになる。前作品との違いや、作品の見どころなどを植田益朗プロデューサーに聞いてみた。
「『0080』はひとつのコロニーの中でひとりの少年が目撃する戦争を描いた、ミニマム(極小)な物語です。『0083』は逆にスケールの大きなドラマを表現しようとしています。舞台も、地球のオーストラリアを皮切りに、宇宙空間、月面、そしてスペースコロニーとバラエティ豊かに移りかわります。もちろん、それぞれの舞台でのMS戦闘アクションを楽しんでいただけるはずです。後半は、かなりのスペクタクルになるでしょう」
また主人公のコウ・ウラキが18歳の青年軍人という設定は、ドラマにどんなふくらみを生み出すのだろう。
「アーミー(軍隊)っぽいエピソードは当然出てきます。そうすることで軍を取り巻く政治的状況にもふれていくでしょうね。『ガンダム』らしい奥行きのあるドラマを表現したいと思ってますので期待してください」
ウラキと女性エンジニアのニナの関係も気になるところだが……?
「まぁ、その辺は皆さんの期待する展開になるかなぁ。コウは純粋でドン感な男ですからね。二人の関係がどうなるかは、作り手としても楽しみなんですが、案外、最後まで相手の好意に気がつかないかもね」
多彩な舞台とそこでのアクション、そして主人公の恋愛模様と、盛りだくさんの内容の予感がするOAVシリーズのようだ。発売が待ち遠しい。
『ガンダム』OAVシリーズのもうひとつの流れでもある「SDガンダム」の新作が、『F91』と同時上映されることに決定した。内容など詳細はまだ未定だが、『ガンダム』キャラのパロディである純生「SD」(?)とはまた別の枝葉の「SDガンダム外伝」の騎士ガンダム、それに「SD戦国伝」の武者ガンダムとコマンドが登場するクロスオーバー・ストーリーになるようだ。
タイトルは「武者騎士 コマンド SDガンダム緊急出撃」。『SDガンダム』ファンの子供たちに大人気の3大ヒーローのそろいぶみは、まさに「SD」ワールドならではのおもしろさといえるだろう。ヒーロー・トリオの活躍が楽しみだ。
監督・脚本、神田武幸。キャラデザイン、近永健一(約12分の予定)。
pg. 10-11: Nadia – The Secret of Blue Water


テレビシリーズの『ナディア』は、年末から’91年新春にかけて、ラストスパートを開始する。ドラマのハイライトを含め、’91年に予定される拡大計画を、久保田弘プロデューサーに聞いた。
「12月放映分では、リンカーン島から別の島へ移っての話になります。その島には秘密があって、ナディアとナディアの過去を明かす大きな鍵になってきます。新たな謎ときが、1月にかけての一つのハイライト。そして、2月、3月でクライマックスを迎えることになります。4月にはテレビシリーズの無修正版ビデオを、夏にはLDを出す予定。ドラマは3月で終了ですが、ファンの方に喜んでもらえる計画を、いろいろ考慮中です」
新しい島の秘密とは何か? ネモの娘という出生の謎ときのほかに、どんな過去がナディアにあったのか? ’91年の春は、このクライマックスの謎解きから目が離せなくなりそうだ。また、ナディアの人気も倍増が期待される。
pg. 12-15: Mobile Police Patlabor



pg. 16-17: Trapp Family Story


pg. 18-19: Kingyo Chūihō!, Anime Himitsu no Hanazono


pg. 20-21: Only Yesterday, Roujin Z


pg. 22-23: Chibi Maruko-chan Yoroiden, Samurai Troopers: Message


pg. 31-35: OAV

pg. 36-39: Quiz Saga

pg. 47: Best Scenes

pg. 48: Paint Gallery

pg. 49-63: Anime Eye

pg. 65-80: Mikan STORY

pg. 81-96: TV Anime City

pg. 109-114: Mediner Clunb

pg. 120-125: Mashin Hero Wataru

pg. 126-127: Ranma 1/2

pg. 128-129: Dragon Ball Z

pg. 130-131: YAWARA!

pg. 132-133: Magical Taruruto



