Joe Hisashi

1985

October

Comments [for “Arion”, Animedia]: 音楽を担当する久石譲氏は過去に『風の谷のナウシカ』『Wの悲劇』といった映画音楽を手掛けていて、現在は『アリオン』の外にも、『早春物語』や『グリーンレクイエム』の音楽を担当している、現在活躍中のミュージシャン。

さて、久石氏の『アリオン』の印象だが、「僕は、神様が出てくる話やスケールの大きい話が好きなんです。だから、スッと入っていきました。音としては、読んで一番最初に、大理石のイメージ、ハープの音が頭の中に浮かびました」ということ。大理石のイメージとは、古代ギリシャの神殿や神像、また現在の地中海の住居が思い浮かぶ。この作品のイメージからして、古代ギリシャの神殿の音楽というべきか……。

しかし、久石氏は、

「実は、安彦氏と会っていろいろ話して初めて、安彦氏の目、つまりそのメインテーマがはっきりとしました。最初の自分のイメージとのギャップみたいなもので、ものすごく苦労しました。最初のイメージ的な音を、安彦氏のテーマに近づけるのに……」

と続けている。

そのテーマとは、何なのだろう。

「安彦氏の目は、風と荒野、天と大地に向けられている」と久石氏は言う。

「同じ風でも『ナウシカ』はやさしい風、『アリオン』はきびしい風ですよ。そして『ナウシカ』の時は主人公に思い入れがあったと思うのですが、今回は突き離した所で主人公が見れるので……。全体は、民族的なイメージの曲になると思う。そして、アリオンのテーマ的なものは、人間的なメロディーで、大人のイメージになります。音楽的には、フェアライトを使い、電気を使いながら、ナマのアコースティックに近づける感じになります」

映画の公開に先がけて、今、久石譲氏がレコーディングしている『アリオン』のイメージアルバムが10/25に発売される。

Welcome to Anime Magazine Archive! We aim to be the ultimate resource for anime magazines, offering page-by-page breakdowns, with a focus on the 1970s-1980s.

RECENTLY UPDATED