
pg. 12-15: Nadia: The Secret of Blue Water



ナディア
大海原の冒険物語『ふしぎの海のナディア』。その中で、一押しキャラといえばナディア。褐色の美少女は、アニメ主人公にはめずらしく、新鮮だ。ナディアをプッシュする庵野秀明監督も、まず、第一印象のインパクトをあげている。
「一見して、かわいいでしょ。表情は豊かだし、話し方も可憐。外見的な面だけでも、十分魅力的ですよね。それに、ヘソ出して、あの格好。1話でサーカスの花形としてスリット姿で空中回転したりするし、人気が出るんじゃないかな」
さっそく(!?) ジャンが一目ボレするくらい男の子の視線をハズさない、お色気をもった少女ではある。だが、性格となると、結構、複雑。単純に、明るく元気な女の子とはいかない。
「胸の宝石を狙うグランディス一味の手からジャンに助けられるんですが、お礼をいっても情がこもってない。人を信じない子で、初めはジャンに対しても、あたりさわりのない対応しかできない。素直じゃなくて強情に見えるけど、妙にイイコイイコしてるより人間的ですよ」
おしんのようにしいたげていたとはいえ、ナディアを育ててくれたサーカスの団長が、金に目がくらんで、彼女をグランディスに売ってしまう。そんな人間社会にいて、ナディアが本当に心を開けるのは動物たちといるときだけなのだ。
外見は活発そうでも、心ははにかみ屋。本心を語れない、くちなしの花。そんな少女ナディアが、冒険の中で、かたくなな心のつぼみを開き、成長していくのだ。
ONE POINT
【鑑賞法】
人間か動物かで違う、ナディアの表情の作り方
サーカス団での暮しは厳しい。芸を覚えなければ、生きてはいけない。両親のないナディアには、孤独な世界でもあったはずだ。唯一、心のなごむときは、動物たちといるとき。動物たちは、ナディアの友だちだ。小さいときから一緒に育ってきて、話をすることも覚えた。人見知りするナディアと違い、動物たちと話しているときの彼女の表情には、優しさがあふれている。ナディアの一面を知ることのできる、おススメポイントだ。また、ナディアは動物を、決してペットだとは思っていない。その純粋さにも要注目だ。
ジャン
ナディアと共に、この物語の主人公はジャンだ。ジャンの魅力は「まじめで、おおらかなこと」と庵野監督。
「物事をいい方にとれる楽天的な性格なんです。グランディスに追われて危険な目にあってもどこか楽しそうだし、とりあえず逃げようって、あとのことは考えず、手製飛行機の初飛行しちゃうし。ケガだとか死ぬとかの発想がないんでしょうね」
また、ジャンは、科学に対して純粋なあこがれをもっている。ジャンがパリにやって来たのも万博の飛行コンテストに手製機で参加するためだ。多少マニアックな一面もあり、自分たちを追っかけてくるグランディスらのメカ「グラタン」の性能の高さに、素直に感動してしまう。
「いわゆる主人公のキャラクターとしては、ピッタリな子なんです。いいヤツですよ」
まさに天真爛漫。ひまわりのように、明るく伸び伸びとした少年が、ジャンなのだ。そして、ジャンもまた、旅を経て成長していくはずだ。厳しさの中で育ち、やがて心の自由を取り戻していくであろうナディアに対し、夢見る少年ジャンは、様々な経験を経て、逆に、現実の厳しさを覚えていくことになるのかもしれない。
ネモ船長
3話で、漂流しているナディアとジャンを潜水艦ノーチラス号が救出する。その船長ネモも少年と呼ぶには少々年齢が上だが、注目したいキャラだ。「多くを語らず無口な人物ですが、本当は心の広い、頼りがいのある海の男」というネモには、嵐が吹いても倒れない、大木のような安心感がありそうだ。
ナディアにもジャンにも、父が行方不明で、いない。船で、共に生活することになる子供たちにとって、ネモは、父親のような存在になることだろう。ただ、彼には謎が多い。復讐という目的があるらしいが、そのいきさつは不明だ。だが、謎めいたところが彼をより魅力的に見せてくれるはずだ。
グランディス
ナディアの宝石を狙い、つけ回す三人組。悪役でも、この三人はおすすめキャラだ。
「まず、グランディス。彼女はある意味で、すごく素直な人。ストレートに感情を出し、いけるとこまでいっちゃう行動力。見ていて気持ちがいいくらいです」
そう! グランディスはストレート。宝石が欲しいと思えば、どこまでもどこまでも、海の中まで追いかける。水の中で元気に咲く、水中花。でも、水中花はもとはといえば紙。本当はグランディスも、失恋の傷が癒えず、愛に飢えて心はカサカサの人なのだ。
そんな彼女も、やがて、ナディアたちの味方になっていくという。心の潤いを取り戻したとき、グランディスには、新しい魅力が加わることだろう。
サンソン
グランディスの部下サンソンは、庵野監督が、ナディアやジャンに劣らずプッシュするキャラだ。
「一見二枚目でね。ぜひ女性ファンがついて欲しいキャラなんだけど、結構ぬけてるんですよね。エエカッコしいの割に、あかぬけてないし。二枚目半の魅力といって、ぜひおススメしたいヤツです」
本人はマジにナルシスト、のつもり。ふしぎの海の田村正和、とでもいいましょうか。でも、見ている方には、どうしてもクールな二枚目とは思えないらしい。グランディスでさえ、少々あきれるほど。ただ、彼がグランディスの仲間になったのには、それなりのいきさつがあるらしく、気になる過去を持つ男でもある。
物語の鍵を握るのは「ブルー・ウォーター」という宝石。宝石の謎が、ナディアの出生の秘密にもつながっているわけだが、その謎と並行して、どうしてもチェックしておきたい謎がある。それは、ノーチラス号だ。
19世紀末には、現実に潜水艦は実用化に向けて開発が進んでいた。だから、このお話の中で、潜水艦が登場しても、それほど荒唐無稽なことではない。しかし、多少の誇張は差し引いても、ノーチラス号の装備は、あまりに進んでいる。むしろ、20世紀の現代より、未来的でさえあるらしい。19世紀にはないはずの技術がなぜ? この謎にも要注目なのだ。
pg. 16-19: Wataru



pg. 20-21: Idol Angel Yokoso Yoko


pg. 22-23: Knights of Ramune, Moomin, Mōretsu Atarō



pg. 26-27: Mobile Police Patlabor


pg. 28: Anpanman

pg. 29: Crusher Joe

pg. 30-31: Japan Animation Festival

pg. 35-38: Special Scramble News

pg. 39-49: Mediner Club

pg. 57-71: Anime Eye

pg. 72-88: Shin

pg. 89-104: TV Anime City

pg. 105: Best Scenes of Month

pg. 114-118: Settei Shiryokan

pg. 119-125: Bubblegum Crisis, OVAs

pg. 132-135: G Project

pg. 136-139: Dragon Ball Z


pg. 140-143: Mobile Police Patlabor

pg. 144-145: Ranma 1/2

pg. 146-147: Dragon Quest: The Adventure of Dai

pg. 148-149: Yawara!



