Animage #145 (July 1990)

pg. 3-18: 12th Anniversary Commemorative Feature

pg. 28-35: Moomin

pg. 37-45: Future Boy Conan

pg. 46-55: Mashin Hero Wataru

pg. 56-59: Mobile Police Patlabor

pg. 60-62: Nadia: The Secret of Blue Water

pg. 68-69: Lupin III: Hemingway Paper no Nazo

pg. 70-71: SDF Macross

pg. 74-75: MTV – Apache

pg. 81-95: Animage Radar

Dash! Yonkuro:

監督は、テレビシリーズ2話で躍動感ある演出を見せた武藤裕治さん。今回のスペシャルではブラジルで四駆郎たちと対戦する6人の少年たち(アマゾン・ウォリアーズ)のキャラ作りに関して、武藤さんのアイデアがかなり盛り込まれているという。

「アマゾンの少年たちは、ガイドスティックの代わりに、吹き矢やヨーヨーなどさまざまな道具を使う、という設定なんです。ガルとパンクロー、シドと四駆郎など、各キャラ同士の個性のぶつかり合いに加え、それらの道具を使ったアクションの奇抜さが今度の作品の大きな見せ場になります」

Kobo-chan:

「読売新聞」紙上に8年以上に渡って連載されている人気4コママンガ「コボちゃん」が、スペシャルアニメとなってテレビに登場する。放映は9月になる予定。内容は、全体が6つのエピソードで構成されるほか、あいだに、カラオケふうのミュージカルアニメや、英語版(!)の「コボちゃん」などユニークなアイデア企画ももり込まれるという。原作者・植田まさしさんのマンガは、これまでにも「フリテンくん」「かりあげクン」などがアニメ化されているが、「前の2作品はどちらも、くせのある特殊な主人公が、ふつうの人々のなかで事件をまき起こしていく内容だったのに対して「コボちゃん」は、ふつうの人々がしでかすふつうのおかしさを描いた作品。いわば、ぼくのマンガのもうひとつのタイプに属するものなんですよ」と植田まさしさんは語る。「ぼくの作品はアニメになると、どうしてもイメージがちがってしまうことが多かったんですが、主人公にくせがない『コボちゃん』は、比較的違和感なくアニメ化されるのでは、と思っているんです。アニメを見ておもしろいと感じてくださった方、ぜひ原作も読んでください(笑)」

Anpanman:

南の海に住む人魚のサニー姫が、近くのバナナ島から流れ出る黒い油のために病気になってしまった。じつは、イモムシ型ロボット・ゴロンゴロに乗ったばいきんまんが、バナナ島を荒らし、油をまき散らしていたのだ。島へ向かったアンパンマンは、なんとか海を汚すのをやめさせようとするが……。
おなじみの人気アニメが、一時間枠のスペシャルとなって日本テレビの「24時間テレビ」に登場。「アンパンマンとバナナマン」「アンパンマンとうずまきまん」というふたつの原作をもとに作られる今回のアニメは、海洋汚染の問題がテーマ、ともいえる内容になっているが、武井英彦プロデューサーは、「決して、説教じみた作品にはしたくない。物語を通して、子どもたちが自然に海の大切さを理解できるような描き方を、と思っているんです」制作にあたっては、スペシャルアニメらしい工夫や試みも行われるようだ。「舞台となる南の海の表現には、かなりこってみるつもりです。また、全体がミュージカル仕立て、というのも今回の特色。スペシャル用の新曲もありますので、期待していてください」

Karasu Tengu Kabuto/Robin Hood:

7月2日より日曜18時・NHK衛星第2

NHK衛星放送でついに新作アニメーションの製作が決まった。いままで衛星放送では、アニメーションは再放送作品を流していたのだが、本格放送開始2周年を記念してと、より広いターゲットを求めて新作の製作にふみ切ったという。

これは日曜日の夜6時からの一時間の枠で2本の放送をするもので、名称は「サンデーアニメ劇場」となる。1本は「月刊フレッシュジャンプ」(集英社)で連載された寺沢武一原作の「カブト」のアニメ化で、制作は東映動画。もう1本は「三銃士」などで有名なアレクサンドル・デュマの「ロビン・フッド」の映像化で、制作は竜の子プロ。また、衛星放送では、月~土の夜6時からの1時間枠には「衛星アニメ劇場」と銘うって、毎週アニメの再放送作品を放送していくという。

新作2本はいずれも3回のシリーズで、これが終了してからも、この枠で新作アニメーションを放送していく予定だという。

Miracle Giants Dome-kun:

春の開幕戦直後、中日との試合で落合にしん気楼ボール(魔球4号)を打たれた童夢は、藤田監督の命により、新魔球開発を目ざして北海道にやって来た。そこで、心臓病の少年ケンジと出会った童夢は、ケンジの祖父・沢村の住む山小屋に滞在することに。手術を恐れるケンジを励まし、みずからも次第に新魔球のヒントをつかんでいく童夢。やがて、円山球場での落合との再対決の日が近づいてくる。それはまた、ケンジが手術を受ける日でもあった。「物語は、童夢と落合との再対決の瞬間から始まり、そこにいたるまでのドラマは回想シーンとして後から描かれる、という形式で進行します。全体の鍵を握るこの最初の場面が、どんな盛り上がりを見せるか、また、どんな新魔球が登場するか。見どころはたくさんありますよ」と学研の金子泰生プロデューサー。


夏の東映「鳥山明 THE WORLD」は鳥山作品3本だて。この「PINK」は、初のアニメ化だ。

ピンクは、おてんばだけどカワイイ女の子。彼女はオシャレで、とってもお風呂ずきなのだが、あいにく町には3年間、雨が降らず、水不足の状態。町のボス・シルバーから水を買わなければ手に入らない。けれど、ピンクは水に困ったことなんて、いちどもない。「だって、盗んじゃえばいいンダモン」そう、じつはピンクは、すご腕のドロボウさんなのだ。きょうもきょうとて、シルバーの水運搬トレーラーを、仲間たちと大襲撃だ。バイクを駆って、ミサイルをブッ放す。かわいい顔して、やることなすことド派手なピンクたち。これではシルバーはたまらない。水どろぼうがピンクだとは知らないシルバーは、保安官ブルーに犯人さがしを依頼する。ブルーは、ピンクの家の前に、犯人のバイクを見つけるが……。

東映・劇場アニメのエース「DBZ」は、「鳥山明―」でも当然、健在。60分の新作長編で登場する。

楽しいキャンプのひとときを、とつぜん襲った、ひとすじの光。山を焼きつくしたその閃光は、宇宙人の探査ロケットだった。新たな敵!?!?! 火の海のなかで、クリリンたちの顔に不安が広がっていった。やがて、その不安は的中してしまう。探査ロケットを飛ばしたのは、全宇宙の支配を狙う凶悪な宇宙人・ターレスだったのだ。不思議な力を持つ植物「神精樹」の種子を、地球に植えようとするターレス。だが神精樹は、その惑星を砂漠化してしまうという。地球を守るため、悟空たちが立ちあがった!

pg. 105-119: TV Anime World

pg. 120: Anime Data

pg. 121-123: Anime Cel History

pg. 137-147: Animage Run

マペットたちの生みの親、ヘンソンさん53歳のはやすぎる死

「セサミストリート」ですっかりおなじみになったマペットたち。その生みの親ジム・ヘンソンさんが5月16日、ニューヨークの病院で肺炎のため亡くなった。「とにかく人形、人形、人形の青春だったよ」ジョージ・ルーカスと手を組んだ「ラビリンス/魔王の迷宮」のときにこうインタビューに答えたヘンソンは、まさに人形にとりつかれた男だった。自らがデザインし、動かし、声も吹き替える(カエルのカーミットくんはヘンソンの声)。その情熱が通じて完成したのが「セサミストリート」だ。つづいて劇場版の「マペット、めざせブロードウェイ」(CBS/FOXビデオより発売)を製作・操演。「ダーク・クリスタル」で新境地をひらき、「ストーリー・テラー」も手がけた。アメリカで大ヒット中の「ミュータント・タートルズ」(日本は正月公開)が遺作となった。まだまだ活躍してほしかった53歳。

日本が誇る映画界の巨匠が描いた”夢”のある絵がコマーシャルに

先日発表されたアカデミー賞で特別賞を受賞。日本が世界に誇る映画監督ともいえる黒澤明監督が描いた絵が、アニメーションになってコマーシャルで登場した。黒澤監督といえば現在新作「夢」が公開中。スティーブン・スピルバーグ提供というこの映画は8つの話からなるオムニバス形式の映画。黒澤監督が夢として創り出した世界が映像化されている。今回のコマーシャルでつかわれているのは、この作品のイメージボードとして黒澤監督が描いたもの。空をとぶ天使と少年がアニメーションとして登場する。企業CMとしてこの絵を使用している共同石油の広報担当者は、「次の世代に“夢のある将来”を感じてもらいたかった。またインパクトという意味でも黒澤さんの知名度は大きい」と話している。CMの監督は映画界から大林宣彦さんを起用。原画を生かしたアニメーションはエンジンプロが担当。題字は日展会員の梅原清山先生。

あたるとラムが探偵に!?ふたりを動かすのはあなたの頭脳。

諸星あたるとラムが通う友引高校。いつもてんやわんやの大騒ぎを繰り返しているこの高校で、またひとつ事件が起こった。……というわけで、高橋留美子原作の人気シリーズ「うる星やつら」がついにCD-ROM用ゲームになって登場した。ゲームはしのぶが友引高校から何ものかに誘拐されるところからはじまる。さっそく捜索をはじめるあたるとラム。不気味な挑戦状を発見したふたりの前に、第2、第3の失踪事件が発生! と息をつかせぬ展開をみせる。もちろん事件が進むにつれ舞台は友引町から宇宙まで広範囲に。話は前後するが、このゲームはコマンド選択のアドベンチャーゲーム。同じコマンドでも、一回目と2回目では違ったメッセージが返ってきたり、最後までいかなくてもゲームオーバーがあるので、じっくり取り組まないと事件は簡単に解決できない。また注目すべきはこのソフト、テレビアニメと同じ声優を起用しているので、おなじみの「うる星」の世界に入りこんだような感じを楽しめるところ。もちろんキャラはあたる、ラム、しのぶのほか面堂、錯乱坊、テン、竜之介など総出演。6月29日にハドソンより発売。価格は6500円。チャレンジする価値ありといえそう。

「宇宙の戦士」のキャラクターデザインの稲野義信さんがCGの会社を設立。

最近、テレビゲームやCGなどのジャンルへのアニメーターの進出が多いようだ。そんななか「ワイルド7」や「宇宙の戦士」のキャラクターデザインや「逆襲のシャア」の作画監督などでしられる実力派アニメーターの稲野義信さんが、今年の3月にCGイラストなどを制作する株式会社ルーデンスをイラストレーターの増尾隆幸さんたちの3人の仲間といっしょに設立した。アニメの仕事からはしばらく離れることになる。

稲野さんがCGに興味をもつようになったのは、もう7年も前のこと。アニメーターとして、一枚絵よりも動かすことがすきな稲野さんらしく、興味をもつようになったきっかけも、動きなどの映像的な魅力にひかれたためだ。

「アメリカのピクサーという会社のCG作品を見て、おもしろいなと思ったんです。一輪車が主役の作品だったんですが、こんな立体的な映像ができるのかと驚きました」

現在のルーデンスの仕事は、パンフレットやゲームのパッケージなどのイラストが中心だが、いずれは動きのある映像作品も手がけていきたいという。アニメーターならではのセンスをいかした動きをもつCGが生まれることを期待しょう

「ぼくをおうちに連れていって」手のこんだセットがすごいCM登場

ゴジラの映画が公開されたり、幕張メッセで恐竜展が開かれたり、ちょっとした恐竜ブーム。そんななかでも、思わず見とれてしまうのが日野自動車の企業CM。都会に迷いこんで途方にくれる恐竜くんを日野のトラックが古代へ運んでくれる。そんな設定に心暖まるだけでなく、細かいところまで注意を払ったセットづくりや、CGやモデルアニメーション、さらにリモコン操作による動きの合成の素晴らしさに思わず目を奪われてしまう。お話をうかがった日野自動車工業広報室松山さんは「夢やロマンを与えられるもの。人間も車も自然のなかに生きているということを感じさせたかった」と話してくれた。

30秒バージョンでは迷子恐竜が乗せてくれるトラックをみつけてうれし涙を流すシーンも。また、トラックに乗り込むと車体が上下に震動したりと注意してみればみるほどリアルで精巧な仕上がりになっている。ラストで迷子恐竜をでむかえるのは右が母親で左が妹という設定。こんな裏話があると2倍楽しくみれそうなCMだ。

「アニメージュ」の記事がきっかけ 自分で道を切り開いてシナリオデビュー。

小山高生さんが主宰するシナリオライターの集団「ぶらざあのぽん」。小山さんの記事が載ったアニメージュを頼りに「ぶらざあのっぽ」の門をたたいたのが去年の春。網谷政晴くん(18歳)が各方面で活躍中のシナリオライターの集団の一員となるまでのエピソードは本誌でもご紹介ずみ。

さてその後どうしているかなあと、いわば縁結びの発端である本誌編集部でも気にはしていたわけだが、そんな彼が、6月中に「ヘンべえ」のシナリオでデビューすることになった。

「本当に書けるようになるのか不安はたくさんありました。デビューが決まって何といっても親にいいわけができるようになったのがうれしい」とご本人。まあこういう仕事は時間も不規則だし、どうやら親だけでなく近所の人たちの目も気になりはじめていたらしく(?)とにかくよかったよかったというわけだ。小山さんからは「運がよかったんですよ。ただこの世界は本書けたからってずっと続くとは限らない。努力は大切ですよ」と厳しいおことばをいただいたが、何だかんだいっても声はすごくうれしそう。みんなの期待を裏切らないよう網谷くん頑張って。

pg. 148-149: AV Trendy

pg. 153-170: Tokyo Monogatari

pg. 171-187: My Animage

pg. 188-189: Ochikomi Tengoku ~ Seishun Haji Hakaba ~

pg. 192-193: Video Lab

pg. 194-197: Fan Plaza

pg. 198-199: Frame-by-Frame Club

pg. 207-227: Nausicaä of the Valley of the Wind 

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