My Anime #15 (June 1982)

pg. 7-30: God Mars

pg. 31-37: Mobile Suit Gundam III – Encounters in Space

pg. 38-43: Space Runaway Ideon

pg. 44: Crusher Joe

pg. 49-53: Space Adventure Cobra

pg. 54-55: Arcadia of My Youth

pg. 58-59: Galaxy Cyclone Braiger

pg. 60-64: Combat Mecha Xabungle

pg. 68-71: Fang of the Sun Dougram

pg. 72: TV Special

pg. 74-75: JUN

pg. 76-77: Earth Telepath Story

pg. 78-82: Sadamobeius

pg. 83-94: Space Battleship Yamato III Anime Comic

pg. 96-97: Anime Model Lecture

pg. 98-102: Information Party

pg. 105-114: Acrobunch Character Sheet

pg. 115-130: TV Radar

pg. 131-141: Queen 1313

pg. 142-143: Legend of Voice Actors – Junpei Takaguchi

pg. 144: Cosmo Horoscope

pg. 149-161: My Anime Jockey

pg. 165-169: Keiko Han/Haruka Takachiho

舞台の発声と違い、アニメでは朗々と声が出せない……

Takachiho. ずいぶん多いですね。今、何本あるんですか?

Han. 録音しているのは四本くらい。前は急激に十何本になったことがありました。

Takachiho. 全部主役?

Han. そんなことないです(笑い)。ただ、土・日もキャンペーンで地方を回っていたんですよ。だから、時間がなく、ちょっと気が狂いそうになったこともありました。

Takachiho. 地方ではステージにも立っていたんですか。

Han. ステージもあれば、記者会見みたいなのもありますね。

Takachiho. 全部「1000年女王」の?

Han. そうでした。

Takachiho. あれは、いつから入ったんですか。

Han. 録音に入ったのが去年の三月初旬で、その前の年の夏からイメージソングつくったり、やったりしてましたから、もう足かけ三年。

Takachiho. テレビのほうは、もう終わったんですか。

Han. ええ、終わりました。あとはイベントがひとつ残っているくらいで、今はお芝居の稽古。今度、薔薇座で「グリース」やらせてもらうんです。

Takachiho. 薔薇座で!?

Han. みんな若いからもう大変(笑い)。ついていけないくらい。

Takachiho. アニメの前は何をやっていたんですか?

Han. 未来劇場という劇団にいました。そこにいながら、ヨガとか踊りやっていたんです。歌も習っていたんですけど、アニメのピークになってからもう四年ぐらいになりますけど、それからは、まるっきり行けなくなりました。今度、薔薇座のレッスン受けたら・・・・・。

Takachiho. からだがかたくなっているでしょ。

Han. もちろんかたいし、声は出ないし。

Takachiho. 声優さんていうのは、声が出なくなるんですか。

Han. そんなことはないんですけど、朗々とは……(アニメだと)マイクが音を取ってくれるという観念がありますでしょ。

Takachiho. 舞台の隅々まで届くというのとはちがうわけですね。

Han. だから、この一年間、遊んじゃったのとはちがうけれど、「ああ、もっと動いていればよかったなあ」と。

Takachiho. それは身につまされる話です(笑い)。

Han. でも、実際に時間があるかっていうと、全然ないんですよね。忙しすぎるのもいけないし、かといって、お仕事ないと食べていけませんし。

スケッチを見せに行った先で、俳優養成試験を受ける

Takachiho. そうですよ。僕ね、二十歳から三、四年ボディビルやっていたんですよ。だから、まだその余韻がある。

Han. わあっ、余韻にしないでください(笑い)。私、(からだは)年代に関係ないと思うんです。やりつづけるか、途中でやめるか……。

Takachiho. そうです。やりつづけなければだめだとわかっているんですけれど、なかなかね。ところで、劇団に入られる前は、何をしていたのですか。

Han. 中学のとき、六本木のカタカタというパンとか紙粘土のお店に、髪の毛や毛糸のクズを切り刻んで、それにポスターカラーとニスを塗ったものをつくり、それをアルバイトで売りだしたんですよ。そしたら、何ヶ月かで何十万なんて。

Takachiho. 入っちゃったの?

Han. 一個七十円で売ったんですもの。それがあっという間に……。

Takachiho. すごいなあ、才覚があるというか……。

Han. 絵も好きだったし、やっぱりこの世にないものをつくるというのが…。

Takachiho. クリエイトする楽しみということですね。

Han. でも、美術のときに、いつも先生に「大変うまい、センスもある、だけど(つくるものが小さい」って。三センチくらいかしらね。だから、人には描けない目とかが描けるわけ。

Takachiho. 米粒に字を書くとか?

Han. そうそう、あれも私できるんですよ。

Takachiho. それだったら、舞台は大きいから、えらいこっちゃ。潘だから、いつも心配されるの。背もちっちゃいし、声もちっちゃいから。でも、何ヵ月か稽古がすんで、いちばん最後に「よかったね」って言ってもらったとき、そのうれしさってないですね。

Takachiho. 未来劇場は養成所かなにかあったのですか。

Han. あったんですよ。でも、昔、私はドモリで、しゃべれなくなるたちだったんです。国語の教科で朗読というのがあるでしょ。私たちミッション高だったものですから、聖書の朗読というのがあるわけ。それがすごくむずかしいんですよ。汝……とか、知らないことがいっぱいでてくるし。

Takachiho. 今、口語訳というのが出ていますけど。

Han. 私たちのときはなかった。旧訳聖書などのときは、もう真っ赤になっちゃって、もうそれがある日は休んでいたくらい。それぐらい嫌なのね、人の前で立って読んだりするのが。

Takachiho. それでよく高校のとき演劇部に入ったですね。

Han. それは演劇部にすてきな女性がいたから。その人に憧れて。

Takachiho. 宝塚みたいですね。

Han. 藤村志保さんていらっしゃいますね、あの方みたいな……。

Takachiho. それで入って、あいうええおあお、とかやってたわけですか。

Han. いやでもその人がいると思うと精いっぱいやるのね。そうやっているうちにおもしろいと思うわけ。そして役つけてもらったりして、だんだん、芝居はいいもんだなあと。

Takachiho. きっかけとしては面白いですね。それで潘恵子という声優さんがいるわけですから。

Han. ですから、未来劇場に入るときも舞台美術でいきたかったわけ。未来劇場は水森亜土さんのだんな様である里吉重實さんが主宰されているんですが、私、高校時代は演劇部に入っていたといっても、絵も描いていたものですから。

弁当の差し入れに行って、声優業に興味が湧いてきた

Takachiho. 水森亜土さんの絵に憧れた?

Han. 私、ああいうコケティッシュな絵がとても好きだったから、水森さんに見てもらおうと思ってスケッチブックをたくさん抱えて行ったんです。あの人は、そのときメキシコに行っていたのかな、それで、たまたま俳優さんの試験もやっていたものだから受けちゃったんです。そしたら受かっちゃったんです。それからですね、お芝居やりだしたのは。

Takachiho. それで、舞台をずうっとやっていたんですか。

Han. 舞台やって、TV映画「非情のライセンス」っていうのに出ました(笑い)。

Takachiho. 何の役を?

Han. 年、わかりますね。

Takachiho. 女子中学生とか(笑い)。

Han. そうです。誘拐されるの。あのとき、小池朝夫さんが犯人役で本当に殺されるんじゃないかと思ったくらい……それがTVでのデビューだったかなあ。

Takachiho. 声優としては?

Han. 未来劇場の先輩の内海賢二さんが、「こういう仕事もあるんだよ」って言われ、私、ピクニックみたいにお弁当詰めて持っていったんですよ。

Takachiho. 何年くらい前ですか。

Han. 五年くらい前じゃないかしら。なにしろ、私それをやりたいと思って行ったんじゃなく、遊びに行ったのね。ここで「アニメーションやってるからおいでよ」って言われて。

Takachiho. ともかく差し入れに行って、やってみようと……。

Han. おもしろそうで、楽しそうだったんです。みんなが!

Takachiho. それで、オーディションかなんか受けたわけ?

Han. 受けません。そのまま事務所のほうに紹介してもらったんですが、「女の子はいらない」って言われたの。

Takachiho. なんと冷たい!

Han. でも、そのときそうは思わなかった。当然でしょ、何もわからない子、「お願いします」と言われたら、だれだってやっぱり困りますよ。

Takachiho. それが今の事務所?

Han. そう、青二です。私、舞台やっていたから、舞台のしゃべりかたしか知らないわけでしょ。それから内海さんの奥さまのところに、週に一度、半年ぐらい通ったかなあ。それでマイクに向かってしゃべる方法を身につけました。半年目に、初めてアニメで「プティ・アンジェ」の主役をやらせてもらいました。

Takachiho. それはオーディションでなくて?

Han. いえ、オーディションです。

Takachiho. オーディションていうのは、どうしてもこの役をとろうとして行くわけでしょ。かなり緊張するんじゃないですか。

Han. だんだん欲が出てくるとそうなるかも知れませんけど、私なんかそう思うと力んでだめになる。「これ絶対やるんだ」と思って取れる人と、「どうでもいいわ」と思って行ったら、欲のなさでかえってよかったとか、人それぞれじゃないですか。

声は同じでも絵が変わればイメージも変わるのが魅力

Takachiho. 「プティ・アンジェ」はおもしろかったですか。

Han. 始めて半年目でしょ。だから、やっていて精いっぱいでした。

Takachiho. 主役だしね、最初はNGがいっぱい出たとか。

Han. もちろんですよ。NGが出なかったときはないですね。

Takachiho. 監督はだれだったんですか。

Han. 小松さんです。今、「スランプ」の音響監督をやっていらしてます。

Takachiho. やさしくNG出してくれました。

Han. ええ。私、こわい人だめなんです。おだてられているってわかっていても、やさしくわかりやすく言ってもらわないと、馬鹿だからわからないのね。

Takachiho. でも、シナリオはその場でもらうわけじゃないんでしょ。

Han. その場でもらうんですよ! だから慣れるまで大変でした。だって、舞台の役者さんて二ヶ月かかって、やっとあがっていくんだから。私、とてもこんなことできないって言ったら、毎日脚本を読んでれば、そのうちどこが大切なところかわかってくるって、それがいまだになかなかわからない(笑い)。

Takachiho. 舞台とアニメをやる場合の大きなちがいはなんですか。

Han. 舞台で何が大切かというと、寸前にその役になれる肉体をもってなきゃいけないんです。いつ、どんな役がくるかわからない。ピーターパンの役がきたら、そのときにピーターパンになれるような肉体をもってなきゃいけないと思うのね。

Takachiho. 肉体を使っているわけですからね。

Han. アニメーションの場合は、肉体が変わらず絵のほうが変わってくれるわけでしょ。声は同じでも、絵が変われば、みんなのイメージが変わるんだもの。こんなにすてきなことはないですわ。

Takachiho. 舞台やると声優というのは、ずいぶん楽だったなあと思うわけ?

Han. この一年間、アニメに没頭してきて、本音を言えば「自分で何をやってたのかなあ」と思っちゃうときもあるのね。声を使う仕事ならば、それだけ動いていなければならないと思うの。それを最近反省しています。

Takachiho. 歌のほうはどうですか。この間、『ハン・タスティック』というレコードを出させてもらったんです。ふつう十曲ぐらいですけど、十二曲で二五〇〇円だからお買い得なんです(笑い)。

Takachiho. 歌は得意なほうですか。

Han. いや、私はただ歌っていれば楽しいの。

Takachiho. ステージで歌うのも?

Han. ええ、楽しいですね。おっかないけれど楽しい。

Takachiho. 踊るほうも?

Han. 踊ることはそんなにないけれど、踊って歌うと声を出しやすい。

Takachiho. ホントー! へぇー。僕は出ませんね。

Han. 私、前にね、日本放送の方だったかしら、「楽しそうに歌っているね」って言われて、それから自分でも本当に楽しいんだなあと。ただ、うまく歌おうとまったく思わないから、歌っているとき圧力を感じないんです。

Takachiho. それは仕事として歌っても、そうでなくても?

Han. たとえばコンサートでも、みなさんにお金いただいているわけですが、そのときでも楽しくてしょうがないんですもの。

私は魚座・・・だから目標に向かって、努力を重ねてゆく

Takachiho: ところで、潘さんは魚座じゃないですか?

Han: 魚座です(笑い)。魚座の女性って、優柔不断でかわいいでしょ。男の人は魚座で優柔不断っていうのではちょっと大変かなあって気もするけれど、社長さんの中でいちばん多い星座を調べてみたら魚座なんですよ!

Takachiho: そうですね。

Han: 周りでワァーっと言われたときに、ドーンと上まで持ちあげる・・・それだけ自分の夢がはるかにふつうの人より大きいわけですよね。

Takachiho: そういう手がある。フフフフッ。

Han: うん、私たちどうしても獅子座がいちばんだと思うわけです。ところが魚座が多いっていうのは、おだてられて天まで昇って、あとは努力ね。最後まで自分を痛い目にあわせながら……。

Takachiho: 魚座の人には、いい人が多い。

Han: そうですね。危なっかしいから、支えてくれるんですね。

Takachiho: わかるような気がしますよ。危なっかしいあたりは(笑い)。

Han: 高千穂さんは何座ですか。

Takachiho: さそり座です。

Han: さそりは、今年の秋が最高ですね。知ってますか、今年はさそりに木星が入っている。

Takachiho: 知りません。

Han: 木星は幸運の星でしょ。土星は試練の星で、それがいっしょになっても幸運が先だって、それくらい強い星です。

Takachiho: じゃあ、秋まで原稿書くのを差し控えるか(笑い)。

Han: とことんやったほうがいいわ。いいときにいいことをすることですよ。粘りづよいでしょ?

Takachiho: むしろ、しつこいほう。

Han: さそりの最後の毒というのが人を殺すというくらい、さそり座に憎まれるとこわいです。ねちっといじわるされるから(笑い)。でも、そのねちっこくやるバイタリティを仕事に傾けると、大変にいいんですよね(笑い)。

Takachiho: 全然向いていない。仕事ぐらいしてないものはない。ただ、クリエイターとしてやっていくのがいちばんいいんですけどね。人間、根が無責任ですから……。

Han: さそり座は無責任じゃないんですよ。

Takachiho: そうですか。

Han: 責任感ありますよ。根性もあると思う。さそり座と魚座には憎まれるなっていいますから。

Takachiho: 最後に、今後の目標みたいなものが、いまありますか。

Han: まだ、はっきりと決まっていないんで、なんとも言えないんです。七、八月に舞台があるんです。それを自分なりにこなしていくのが最終目的です。なにしろ、今は全部出しきっちゃったあとで、ちょっと人からいろいろ吸収したい。私の好きな人に、「若いんだから、もっと勉強しろ」と言われたんです。それを信じてやってきたら、たまたま最近その人にお会いしたんですよ。街角でぱったりと。そうしたら、「年とったな」って言われてガックリ。これまでガツガツやるのは嫌いでガツ程度だったんですね。それが「若くないから無理するなよ」って言われました。

Takachiho: 何か趣味はあるのですか。

Han: 乗りものでは飛行機。足が地上から離れた、その瞬間がなんとも言えず…好きで好きで、地上から見ているだけでもいいんです。

Takachiho: 飛行機が趣味とは驚いた。

Han: 男の子みたいですけど、空を飛んでいる夢をよく見ますよ。

pg. 170-171: Anime World Information

pg. 172-173: Record Radar

pg. 174-175: Hideo Azuma

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