Space Carrier Blue Noah [TV Series, 1979]

1979

December

Animage [pg. 48-50]

Comment by Takashi Iijima

テレフィーチャー形式(2時間7ク)からはじめた点は、試みとしても大成功”だと思っています。ただSF資料の消化に少々、とまどった点もあり、1時間30分を設定の説明だけについやしてしまったのは、多少、つめこみすぎのきらいがありましたね。よくばりすぎたのかな(笑)。ともあれ、これからのシリーズでは”ドラマ”部分に重点をおき、たっぷりとストーリー展開をたのしんでもらうつもりです。羽根章悦氏の描くキャラクターは、一見、特徴がなく、淡白な印象を与えると思うんです。がそこには、羽根氏一流の持ち味〟というのがある。テレフィーチャーでは、この微妙なニュアンスを、若いアニメーターたちが生かしきれなかった感がありますね。今後は、アニメーターたちにもっと描きこんでもらうなかで、羽根氏のイメージをできるかぎり、生かしていってもらうつもりでいます。それと、メカ部分でいうと、ブルノアそのものの巨大さや質感を表現しきれなかった箇処があり、っとものたりない感じです。今後、メカ部分に関しては、美術撮影の人たちと協力しあうなかで、メカの質感とたのしさを見せていきたいと考えています。美術は、たいへん苦労しました。というのも、海が舞台なので”描写”に苦労がある。たとえば、海の深さを表現するのに撮影のとき、セルの上にパラフィンや板ガラスをのせてみたんだけど、まだ、明解じゃない。海中では深度によって色がちがってくるし、視野の角度によって色のトーン、明るさの段階も変わってくる。その描写がまだまだ完全とはいえなかったので、これからもっと研究を重ねて、リアルな画面作りをしたいと思っています。主題歌は、イメージ刷新でロック調の明るい曲、平尾さんと川崎麻世くんの起用は大成功でした。BGMは、地球側を平尾さん、ゴドム側を宮川泰さん、編曲音楽平尾昌晃船山基紀さんに頼んだのですが、第1話の段階で完成したのがおよそ100曲。かえって、選曲にとまどうほど。というわけで、音楽ディレクターでもある西崎義展さんをひっぱりだすことになったんですが、今回の成功を、シリーズのなかでも十分に生かしていくつもりです。効果音は、映広音響(東京・四谷)にたのみ、非常に高密度な音を作ってもらいました。それに、効果音の種類も豊富で、一般の30分アニメのおよそ5倍くらいもの量ができたんですが、これがまた「ブルーノア」の音楽性と直接にぶつからないようにくふうがこらしてあった点が大成功でしたね。真役の古谷徹くんには前々から、「〝飛雄馬”じゃない」ということを何度もいいふくめておいたんです。で、ラッシュもアフレコ前に見てもらい、台本も早目に渡して研究してもらっていたんです。さて本番、安心しましたね。あとおもしろかったのは、土門役の柴田秀勝さんと清水役の伊武雅之さんが、演技の上ではりあっていた点。こういうはりあいが、ほかの人の演技をプラスにもっていってくれると期待しています。ユルゲンス役の井上真樹夫くんははまり役。また、和泉役の村山明くんをはじめ、若者役は声質にバラエティがあり、今後、どういうふうに成長していくか、たのしみです。

Comment by Motoo Fukuo

視聴率が11・4%、少なくとも、「15」はいってもらいたかったですね。自己反省になるんですが、以下の4点に問題があったと思います。いまや、テレフィーチャーはめずらしなくなった2ドラマに”完結性”がなかった③ヤマトに似ていた戦闘シーンが多すぎた―とにかくがんばります。今後にご期待を!!

Comment by Seiji Matsuoka

という極限状況のなかで、若者は何に生命をかけたらいいのか、また、愛の問題は・・・・・・日下真、そして土門、彼らをめぐる人間関係をたて糸に話を考えています。

Comment by Kenzo Koizumi

というのは、回を重ねるにしたがたがい、勝手に一人歩きをはじめてしまうんです。ぼくは、そっちの“成長”のほうがおもしろいと思うので、キャラはアレンジして動かしています。

Comment by Geki Katsumata

なにしろ、海洋を舞台にしたドラマははじめての経験、調整がまだ不十分な状態でした。空間の表現、とくに海中シーンは、研究の余地がまだまだ、いっぱいあると思います。

Comment by Masaaki Hirao

曲が多くてレコーディングは毎日、徹夜。けど、全体として、ック・シンフオニーのイメージにまとめ、リズムを生かして“若さ”を表現するという試みは成功したと思うので満足です。

Comment by Katsumi Ota

数ですか、1300種くらいですかね。「宇宙」「海中」「陸上」の?つにわけて作っていったら、そのくらいになんですよ(笑)。と あれ、未来的な音を今後も研究してみます。

Comment by Toru Furuya

真の明を表現すめに、ちと高いトーで声を前面にだすようゃべり方をしてみました。今後はその意識をなくして、芝居を広げていけたら、最高だと思っています。

Kazunori Tanahashi Inerview

AM. テレフィーチャーでの反省は!?

Tanahashi.「ちょっとイメージが暗い部分が多かったかもしれませんね。今後、もっと明るいドラマにしていくつもりです。あまり、悲愴感を前面にだすと、若者のもつイメージがくずれてしまうから」

AM. ズバリ、今後の展開は!?

Tanahashi.「とりあえずは、親子関係の問題を描いてみようと思っています。これは、土門鑑長とケイの話です。つまりケイは 家族をすてた”父の鋭を憎む。ところが、そのころ土門には、ブルーノアの艦長になるという極秘任務があったわけです。 この愛情関係の葛藤ですね」

AM. 真はどういうかかわりを!?

Tanahashi. 「ケイをすきになる。しかし、ケイはそれどころじゃない」

AM. どうなるんですか!?

Tanahashi.「あとはテレビを見てくださいよ(笑)」

1980

January

The Anime [pg. 17-25]

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