Masaki Tsuji

1980

April

Feature Article [“Interview with an Anime Human”, The Anime]:

させていただ きましたが、そこまでの人は少なかったです ね。

ライバルは豊田有恒さん

TA. なるほど。ところで、これまでの作品で ご自分で気に入られている作品はどんなもの ですか。

Tsuji. それは難かしい質問ですね・・・どれか一本 といわれると「旧サイボーグ009」の中の一 本をあげますが、シリーズということであれ ば「デビルマン」をあげたい。この作品は四本 を除いてあとは全て私が書いたんです。です から、シリーズのイメージをある程度自分で 作ることができた。ファンレターの数もこの 作品をキッカケに増えてきましたしね。

TA. 印象に残っている作品は。

Tsuji. たいへんだったということで印象に残っ ているのは「ジャングル大帝」演出の方は六 人いて、それぞれ分担してやっていたのです がこちらは私一人だけでした。しかしこの作 品では、最後に絵コンテができてから、秒数 計算して、もう一度セリフを書き直すとか、 ラッシュフィルムができた後、またディテー クするとか、その土俵の中ではとことん納得 いくまでやりました。悔いのない作品でした ね。 ですが先日、ある場所でこの「ジャング ル大帝」を観る機会があったのですが、いま 観るとヒドイもんですね(笑)。セリフが本当 に舌足らず(笑)・・・・・・。

TA. 辻さんのライバルと言うと。

Tsuji. 初期の頃はずっと豊田有恒)さんで した。豊田さんとは「エイトマン」「鉄腕ア トム」「スーパー・ジェッター」 「宇宙少年 ソラン」「冒険ガボテン島」まで一緒だった んですが、とにかくあのアイディアというの はすごかった。いつもギョッとさせられつづ けた。チクショウと思って私もアイディアを 出すのですが、彼の方が先に行くんですよ。 本当にくやしかった。しかし豊田さんと一緒 に仕事できたことで励みになったことも事実 です。

TA. 演出の方でギョッとさせられたのはどんな人ー

Tsuji. そうですねたくさんいましたが、たとえ ば、永島慎二さん、北野英明さん、りんたろ うさん、山本英一さん、富野喜幸さん、とい った人たちですね。

TA. 逆にニガ手なものというのはありますか。

Tsuji. いわゆる”人情もの”は、本来の私の芸 域に入らないものですので(笑)これには正直 まいりますね。ですから、ササエさんの雪室 俊一さんには、くやしいかなかなわない。

TA. 辻さんの場合、脚本のヒントはどんなも のから得るのですか。

Tsuji. とくにはないです。ただ私の場合は「そ んなバカナ!」といったことの中からヒント を得ていることが多いですね。ですから普段 から、それこそ、アホなことを、しっかりと 見たり聞いたりするようにしているんです。 映画などもA級よりB級の映画の方を観た方 が参考になりますね。

TA. それから辻さんは筆の早さでスーパーマ ンなどといわれていますが、たとえば30分も ののアニメはどのくらいで書かれるのですか。

Tsuji. 本当に慣れたもので、調子がよければ2 時間30分ぐらいでしょうか。二百字詰めの原 稿用紙で時速二十枚といったところです。

TA. 最後に、辻さんのアニメに対する姿勢み たいなものをお聞きしたいのですが。

Tsuji. アニメとか漫画というものは、過去の財 産を食いつぶすというのでなく、常に前進し なければいけない。つまり、タブーといわれ るものを破っていくことに値打ちがあると思 うのです。現にこれまでの名作といわれる、 例えば「鉄腕アトム」。日本で毎週テレビアニ メができるわけがない、バカバカしい、とい われた。「巨人の星」なんかも、あんな劇画は アニメでは無理だ、とさんざんコキおろされ た。しかしいずれも結果的には大ヒットして いる。私は、これからも冒険心を持って、少 しづつでもいいからタブーを破るアニメを書 いて行きたいと思います。

TA. ありがとうございました。

1981

January

Interview [“1981 Anime Scene”, The Anime]:

“機関車”不在の80年

TA. まず、去年のアニメ界全体の傾向の まとめをうかがいたいんですが。

Tsuji. アニメの場合、ブームになるときは たいてい牽引車 機関車みたいな作品 が前に立ってあとを引っぱりますよね。 たとえば、7年だと「銀河鉄道999」 その前は「さらば宇宙戦艦ヤマト」とい うように。それが、80年はみんな電車み たいになっちゃったといえますね。

TA. というと?

Tsuji. つまり、どれもこれもモーターがつ いているんで走ることは走るけれど、じ どの路線が新幹線かというと、どれ もこれもものたりない。よくいえば群雄 割、悪くいえばドングリの背くらべと いう感じですね。まあ、その次にどの路 線が1歩頭を抜き出して、トップを切る か、というたのしみが今年にまわってき たようなもんです。

TA. 80年はいろんなタイプのアニメが出 ましたね。試行錯誤の年だった、という 人もいるようです。

Tsuji. そういう見方もありますわな、たし かに。でも、一方では つまり、大人 たちはいぜんとして「アニメブーム」と おっしゃっているところをみると、ナベ ゾコとか不景気という悲しい状態じゃあ ないんでしょう。むしろ、78年あたりか らブームだと持ち上げられたんで、逆に 余裕がでてきて試行錯誤ができたんでし ょうね。そういう意味ではけっこうなこ とだと思うけど、錯誤ばかりじゃなしに、 クリーンヒットがいつぱいほしかったで すね。逆にいうと、81年こそはどれか はっきりと実を結んでほしい、というこ とです。

傑作必ずしも当たらず…

TA. 80年は、とくに映画が目立ちました ね。いろんなものもでてきましたし。

Tsuji. 傑作としては「ルパン三世カリオ ストロの城」がありましたね。実際に公 開されたのは3年の1月ですが、正月映 画ということで80年の作品にしてもいい でしょう。あれはたいへんおもしろかっ た。しかし、傑作必ずしも当らずで ぼくはロードショウが終わるまぎわに見 に入ったんですけれど、まさかあんなに いい作品だとは、失礼ながら思ってなか ったんですよ。もっとドカドカ宣伝やつ てれば、見る人がふえただろうと思うだ けに残念ですね。

TA.「地球へ・・・」や「火の鳥2772」 はどうでした?

Tsuji. そうですねえ。もちろんどちらも見 ています。 で、両方とも「機関車」の立 場になることを、ある程度期待されてい ながら、そこまでには至らなかったよう です。かといってまるきりコケたかとい うとそうでもない。まあ、ソコソコの成 績ですよねえ。ものたりなさはあるけれ ど……。そういうことでは「がんばれ! タブチくん・激闘ペナントレース」や「ま ことちゃん」は、特に期待されたわけじ ゃないけれど、あんがいいい成績でした しね。期待されたものはそれほど伸びず、 逆にそんなに期待されなかったものがあ んがいコケずー。

TA. 映画を見る側も変わって来た、というところですか。

Tsuji.  まだ、客層の質がせまいといったら 失礼ですがー。ほんとうにアニメがす きというんじゃなくて、今はやっている からとか、原作の名前を知っているから という別のファクターで見るということ が多いようですね。

TA. その中で、「ヤマトよ永遠に」 はね らいどおりに当りましたね。

Tsuji. けつきょく、以前ヤマトを見た方が 「永遠に」を見なくても、ネームバリュ ーは高くなってますからね。 ですから他 のアニメは知らんが、ヤマトだけは見る という人がいるはずですよ。これはヤマ トファンのスソ野の広がりを物語ってい ますね。逆にいうと、最初のヤマトの「富 士山」の高さ、ということになるんでし ょう。

ガンダムは特殊なケース

TA. テレビシリーズでも、かなりいろん なものがでましたね。

Tsuji.  そうですね。 リバイバルが出たかと 思うと「おじゃまんが山田くん」のよう に、ひとあじ変ったものも出ましたよね。 それに「ドラえもん」もソコソコやって ますし。

TA. その中で、1月に終わった「機動戦 「士ガンダム」は、高年齢のファンにバカ ウケですね。

Tsuji. あれは、ロボットものというより、 トミやん(富野喜幸さん) モノですよね。 「伝説巨神イデオン」もそうだけど、ト ミノラインっていうのができたんですな。 あれと同じことを他の人がやってもダメ で、そういう意味ではアニメ人間の「作 家性」のあらわれなんですね。これは特 別なケースだと思いますよ。

TA. 80年の秋には、リバイバル作品がド ッと出ますがー。

Tsuji. テレビの場合「おまたせ番組」つて のがありまして、保健にかかったみたい に知名度が高くやっても安心なものをね らう傾向がありますからね。

TA. リバイバルものというのは、冒険を さけた「逃げ」だという人もいますよ。

Tsuji. そういう意見もあります ね。リバイバルするんで も、まったく新作のカ クゴでやれ ばいいんですが。過去の名前にしばられ ちゃうと、どうしても問題でちゃうでし よう。幸い「アトム」や「鉄人」「怪物 「くん」は白黒からカラーになってますし、 「ジョー」「ヤマト」は前にやったもの の続編ということで、くふうはされてい ます。ただ、「リバイバルブーム」には なってませんよね。ブームになったら出 そうつてんで用意した作品があったと思 いますよ。ともあれ、映画もテレビもソ コソコ、というのが80年でしたね。

当たってほしい”009

TA. さて、いよいよ11年のアニメのこと をうかがいます。まず、今公開中の「サ イボーグ009・超銀河伝説」あたりは どうでしょう。

Tsuji. あれはすごい冒険ですね。というの は、東映さんは今までお正月イコール「ト ラック野郎」だったでしょう。それをア ニメに変えたってのはスゴイですよね。 東映さんはもちろん当たってほしいだろ うし、ぼく自身、アニメファンとしても ぜひ当たってほしいですよ。別にゼニカ ネのことにこだわるわけじゃないけれど、 正月映画としてドーンと出せるだ けの商品価値が、アニメに あるかどう かがかかっ てますから ね。

TA. 春休み 映画では、 「じゃりン子チエ」「ガンダ ム」ですか……。

Tsuji.「じゃりン子チエ」は非常に期 待しています。監督がパクさん(高畑勲 さん)という大名人ですし、シナリオの 城山昇さんは去年「キャプテン」でもい い仕事をして、油がのってる人です。そ れに作画が大塚康生)さんと小田部(羊 一)さんですからね。これはおもしろく ならないわけがない(笑)。原作のムード をうまく生かせば、そうとうイケルと思 いますよ。

TA. ジ・アニメの読者層あたりですと、 やはり「ガンダム」が注目されてるんですか。

Tsuji.「ガンダム」は完全な新作とはいえな いけれど、安彦良和)さんが部分的に 手直しするなど「かなり良心的なツギハ ギ」になってますよね。 ツギハギという いいかたはよくないんですが 以前、 テレビのスタッフがまったく知らないと ころでツギハギ映画が作られていたとい うアホなことがありましてー 今回はト 三ゃんもやってることだし、チャンとし たものになるはずです。

TA. しかし、何部かに分けて上映するわ けですから、問題も出てくるんじゃない ですか?

Tsuji. それはあると思いますよ。相対的に は良心的なんだけど、配給の松竹さんも サンライズさんも、トミやんもある程度 は妥協した結果、何部かに分けて上映す るわけですから。まあ、お客さんも良心 的に妥協してごらんになってくださいと いうところですかねえ(笑)。

TA. ゴールデンウィークの「銀河鉄道9 99・完結編」も気になりますね。

Tsuji.「999」は前作もいいものでしたか ら、期待していますよ。2本目くらいま ではじゅうぶんイケルと思います。まあ、 3本目・4本目まではわかりませんが。

TA. まだまだ映画がゴッソリでますよね。 今年の劇場アニメは、どんな傾向になりますか?

Tsuji. そうですね。 まず、テレビがズレ こんでいるようなものがあるでしょう。 「じゃりン子チエ」なんかは、映画が当 ればテレビシリーズにしたいでしょうし、 それだけの素材を持ってますからね。そ して「夏への扉」をオフシアターでやる という実験的なものも出る。そうかと思 えば「ユニコ」のように、あくまでもサ オフィルム的な作品ができても、 定められた時期までふせておく) 公開も ありますし。作品のタイプもいろいろあ ると、群雄割的ですね。それだけ幅 広がるのはけっこうですけれど、その 中のなんかが当ると「ソレ我も!」って なことになるかもしれませんよ。ぼくは 劇場だけはそんな風になってほしくない ですし、群雄割拠のままでもいいと思い ますよ。ただ、他にもっといい方法があ ると思いますが。

“ラシャーヌ”をやりたい!

TA. テレビアニメは、どういった傾向になるのでしょう?

Tsuji. これは4月の新番組が完全に決定さ れないとわかりませんね。どのみち、1 月中には決定されるでしょうが。

TA. そんなに新しいものは出てこないん じゃないですか?

Tsuji. 新しいものはジャンジャン出てきて ほしいですがねえ。アッと驚くようなも のが出るのはむずかしそうですね。ぼく なんか「ラシャーヌ」(魔矢峰央)なん かやりたいですね。美形キャラがドタバ タをやるんですから、お客さんが逃げだしたりして(笑)。

81年は拡散の年

TA. では、81年のアニメ界 はこうなるっていう占 いをおねがいした いんですが。

Tsuji. 占いですか。 むずかしいなー。 作品の世界もファンの 方たちも、拡散するという気 がしますね。だからといって 幅だけが広がってうすっぺち くなっちゃあいけないんで、 拡散しつつ、なおかつ充実し ないとダメですね。それはぼくたち作り 手側の課題です。

TA. ファン側からすると、どうですか?

Tsuji. 去年15歳だった人は今年1歳になっ て、それで突然アニメを見なくなること はないでしょう。そして、低い年代のフ アンは今後もふえてくるでしょうから、 数学的にファンが多くなるわけです。そ うなるといろんな意味でやはり拡散しま すよね。

TA. ところで、今年はアニメブームの曲 がり角になる、という説がありますが。

Tsuji. さいしょから曲がってますよ。だい たい、どんなものでも「ブーム」と呼ば れるころには、もう曲り角を越してます からね。どうせまっすぐ進むものでもあ るまいし(笑)。曲がりつつ、しかし広い 目で見れば たとえば1年単位で見れ ば、やはり確実に幅が広くなってゆくと 思います。それに、今年になって急にア ニメ全体が落ちこむことも ないでしょうし。

ファンとともに・・・

TA. 最後になりますけ ど、今年はどんな ものがアニメ全体 の「牽引車」にな るでしょう?

Tsuji. こちらが教えてい ただきたい(笑)。これ ばっかりはわからんで すよ。こっちはなんせ走っ てるものに乗り組んでるわ けですからね。さつきの「機関車」の話 になるけれど、こっちは自分が乗ってる のが機関車なのか電車なのかもわからん 状況がありますからねえ。やつぱり、 馬 で待っている人や、踏み切りで手を振っ ている人 つまり、ファンの人たちが どう対応するか、ですね。ぼくは、アニ メというのは今後もファンの方たちと共 に伸びなきゃいかんと思っています。今 年はいろんな作品が出て、ファンの方た ちも試行錯誤なさると思うのですが これはいつもいってることですが く長く、アニメを楽しんでください。

October

Interview [w/Haruka Takachiho, “Anime Free Talk”, My Anime]:

アニメの醍醐味は コンテ切り!

「クラッシャージョウ」でお馴染のSF 界の新星、高千穂氏が全国数千万SF アニメファンになりかわり、斯界の第一 人者に直撃インタビュー。 トップバッターは、郷里名古屋の大 先輩でもあるアニメ脚本の大御所中の 大御所、辻真先氏に御登場願った・・・!

時報から 芸術祭まで
アニメの醍醐味は コンテ切り!

「クラッシャージョウ」でお馴染のSF 界の新星、高千穂氏が全国数千万SF アニメファンになりかわり、斯界の第一 人者に直撃インタビュー。 トップバッターは、郷里名古屋の大 先輩でもあるアニメ脚本の大御所中の 大御所、辻真先氏に御登場願った・・・!

時報から 芸術祭まで

Takachiho. 辻さんはNHKへは正式 に入社なさったんですか?

Tsuji. ええ、名古屋の方から入った んですがね。2000人の中で4人 だけ合格というと、ものすごくカッ コイイんだけど、2000人中、テ レビをやりたいと言ったのは僕一人 で、フリーパス同然だったんです。

Takachiho. 名古屋というと、あのテ レビ塔の下で。

Tsuji. いや、あのころはまだ塔はな かった。柱が建ちだしたころじゃな いですか。昭和28年の秋のことです。 から。

Takachiho. そのころ、僕はまだ2歳 ですよ。

Tsuji. ほんと、そういうことになり ますか。 29年4月に、NHKの名古屋局が テレビ電波を流しだしたんです。

Takachiho. 民放は?

Tsuji. 日本テレビが東京にあるだけ でしたね。

Takachiho. の時期、うちにはもう テレビがあったんです。

Tsuji. はーっ、すごいですね。

Takachiho. 親父の話だと、ま、親父 の話は冗談が多いから信用できない かもしれないけど、27年に25万円で 買ったと……。

Tsuji. しかし、27年はまだ放送して ないんじゃないかな

Takachiho. ええ、だからイロハのイ の字が映ったなどと……。

Tsuji. ああ、それは映ったでしょう。

Takachiho. それはアメリカのMPが 買えといったもので、戸のついたア メリカ製でした。

Tsuji. なるほど、お仏壇みたいなね。

Takachiho. うちは洋服屋だったの で、よくGIが服を作りにきたん です。

Tsuji. 洋服屋さんてどのへん?

Takachiho. えーと、中区のど真ン中、 仲ノ町。 グリーンビルってご存知ですか、 東宝のむかいにあった。あのグリー ンビルの横です。

Tsuji. ほう、いい所ですね。名古屋 の目抜き通りじゃないですか。

Takachiho. ええ。 で、NHKに入社されて……。

Tsuji. なんでもかんでも、それこそ 時報から芸術祭まで手がけました。

Takachiho. 名古屋局の制作ってあっ たんですか?

Tsuji. いや、まだ無いんです。素人 のあさはかさで、名古屋で入社した からてっきり名古屋にいられると思 ったら、実はこっちではまだ作っと らんから、おまえ東京へ行けって。 半日で転勤。

Takachiho. それは大学を出られてす ぐですね。役職はなんだったのです か。

Tsuji. えーと、芸能局の……、はて 下はなんだろうな。なにもなかった ですよ。

Takachiho. ディレクターとか?

Tsuji. ディレクターって、まだ存在 しないんですよ。プロデューサーと いうものがありました。

Takachiho. NHKをやめたのは?

Tsuji. 3年の8月ですから、8年と 4カ月いたことですね。 一応ちゃんと、1時間ドラマなん かやりました。

Takachiho. それはディレクターとし ですか

Tsuji. いえ、プロデューサー・ディ レクターとしてです。 あのころは我 々が、企画、演出、予算、役者のめ んどうをみていたんです。 小さな番組、たとえば「バス通り 「裏」なんかになると、加えて、お弁 当、お茶、タクシーのめんどうまで みなくちゃならなかった。

Takachiho. 『マイアニメ』の読者は「バ ス通り裏」って聞いても、わからな いでしょうね。

Tsuji. そりゃ、知らないでしょう。 しいていえば十朱幸代とか、岩下志 麻が出演していて、十朱が15歳、岩 下が17歳といえば少しはわかるでし ょうかね。 そのころ「不思議な少年」 なんか やりました。SFのはしり。あれが 35~36年だったと思います。

Takachiho. NHKでは、それが皮切 りだったんですか。 今、延々と続く 「時をかける少女」とか、ああいう ドラマの。

Tsuji. ええ。そりゃSF関係なんて あれが最初だし、ましてタイムパラ ドックスなんていうのは、まるで初 めてだろうと思います。

Takachiho. あれは手塚さんのマンガ が先にあったんですか。

Tsuji. いえ、こちらが先生の所へ持 り込んだんです。「新世界ルルー」をや りたかったんですよ。でも、それじ ちょっとおそすぎたので。

Takachiho. 覚えてますよ。四次元の 世界だといって、ネガがパッと映る の。 アニメとのかかわりはこの「不思 議な少年」が初めてですか。

Tsuji. そうです。手塚先生を引っぱ り出したかかわりですね。

Takachiho. それで、シナリオを書か ないかということに?

Tsuji. ええ。でも、手塚先生の作品 の前に、平井和正さんのを。

Takachiho. そうすると、それは「エ イトマン」。

Tsuji. そうです。これは「不思議な 少年」の思い出話をSFマガジンに 投稿したら、平井さんから返事をい ただいて、一度会いたいと。それで。

Takachiho. NHKはどうしてやめた んですか。

Tsuji. たまたま横浜に家を建ててい ある時に、名古屋へ転勤しろと言われ まして、それで、家をしょってはい けないから、ま、やめさせてもらっ わけです。

アニメは全部 手がけたかった

Tsuji. 僕はもともと、マンガをやり たかったんですよ。で、小学校の3 年か4年でコマまんがを一生懸命に 描いて、正式の絵描きさんとこへ行 ったんですよ。そしたらケチョンパ で、それで挫折してそれっきりや めました。

Takachiho. そうするとSF作家にな れるんですよ(笑い)。 テレビアニメは「エイトマン」か 乱立の時代に入っていくわけです が、月にどれくらい書いていたので すか。

Tsuji. あのころはアニメがそんなに ふえるとは思わず、できる限り自分 が手がけようと思っていたので・・・・・・。

Takachiho. それはまた、えらいタイ ヘンなことで。

Tsuji. だから「エイトマン」「スーパ ジェッター」「宇宙少年ソラン」「遊 「星少年パピー」とやってまして、つ いにバンザイしたのが「宇宙エース」 なんですよ。 これが竜の子さんから電話がかか った時には、アトムを書いて3時に もうろう状態で、ハッと気づいたら ソラン、ソランと書いてあるのでび つくりぎょうてんしたような事態が ありましてね。こりゃダメだって大 反省して「宇宙エース」を断らせて いただきました。 あれが初めてです、仕事をおりた のは本当に申し訳なかったと思い ます。 月に何本くらい持っていたかは、 ちょっとわからないですね。

Takachiho. リストを作ったらすごい それだけいろいろアニメをやって こられて、どれが一番かわいいです か。

Tsuji. あっ、かわいいという質問は とてもいいですね。 よく、どれが一番好きか、とか言 われるけど、かわいいとなると、で きの悪い子ほどかわいいというのも ありますでしょ。 一生懸命にやった んだけど、恵まれなかったものとか。 そうすると昔のNHKでは「不思 議な少年」が、まさにそれだけど、 アニメでは「デビルマン」が、2、 3本を除いて全部自分でやってるか ら、良くも悪くも自分が一番でてい るということで。 育千穂 シリーズ構成をなさった 作品というのは、なんでしょう?

Tsuji. 僕の場合、企画書を頭の2、 3本頼まれて、あとはずっとおざし きがかからないというスタイルなので…。

Takachiho. それはなにか理由がある んでしょうか。

Tsuji. そう、あいつ忙しそうだとか、 他の人より多少ランク上ギャラが高 いとか。番組によっては、そこそこ の視聴率を取ったから、あいつに頼 む必要ないとか、ま、いろいろね。

Takachiho. 「Drスランプ」は、まだ だいじょうぶですか。

Tsuji. いえ、東映動画さんは他の新 番組がいくつかあるでしょ。「Drス ランプ」も頭何本かで、今はほとん ど御注文いただいてませんね。

Takachiho. 「Drスランプ」で、僕がだか 出演している作品もあるんですよ。

Tsuji. えっ、ああ、タカチホ、タカ チホってね。 このあいだ、だれかが いってましたよ。これ高千穂さんの ことだろうかって。

Takachiho. 似顔絵になってて、もう 二度出てるんです。

スポンサー、金は 出しても口出すな

Takachiho. 昨今のアニメはどうです か。昔の方が、必死さがあったと思 うのですが。

Tsuji. 昔は、スポンサーや視聴者、 テレビ局のそれぞれの思惑をくぐり ぬけて、自分はこういう作品を作り たいんだというものを作ろうとする 必死さがありましたね。今は、それ が少なくなっているような・・・・・・。 「エイトマン」にしても「鉄腕アト ム」にしても、とにかく厳しかった んですよ。 平井和正と三輪プロデ ューサーなんて、一方の鬼ですか らね。

Takachiho. 特に平井さんは。

Tsuji. ええ。でも、おもしろかった ですよ。彼が口角泡をとばしてスタ ッフとやりあってるのを聞いてて、 こちらはずいぶんためになりました からね。

Takachiho. 今、そういうのが無いと ころがありますね。

Tsuji. あります。ナアナアでわかっ ちゃう。 ま、アニメもこれだけブームにな って市民権を得ると、偉い人たち、 つまりスポンサーが親身になって見 るようになる。それはありがたいこ となんですが、でも一方では困った こともおこりますね。それだけ、作 品にいろいろ注文がつけられますも の彼等のモノサシで計った寸法の 注文がね。

Takachiho. これは人から聞いた話で すが、「クムクム」のスポンサーの社 長は、あまりの低視聴率に、作品を持 ってこさせて見たところ、こんなに スバラシイ作品の視聴率が悪いのは 宣伝が悪いせいだと言ったとか。

Tsuji. 「クムクム」なら、ありそうな 話ですね。 「エイトマン」のスポンサーの社長 は、我々と会うとひたすら握手をた まわって、視聴率が15%の時は20% にと、20%の時には30%にしてくだ さいというだけでした。これはこれ で、スポンサーとして正しい態度だ と思うんです。内容に関しては一切 何もいわないんですから。

Takachiho. でも、視聴率だけでいわ れるのは、作る方はシャクですよ。

Tsuji. 私のように昔のNHKにいた 人間は、数字の方がよっぽどいいん です。 今のNHKはそういうことも ないのですが、昔は、たとえばある 番組など高視聴率をあげていたにも かかわらず、内容がNHKらしくな いと叱られたり、それじゃやめると 言えば、それは困るから続けろって いうかんじですから。 数字でわりき ってくれた方が、よほどいい。 ところで、今のようにアニメの内 容がワンパターンのマンネリになる と、視聴率も、そうはとれなくなっ てきますね。

Takachiho. なにかというとロボット もので。でも僕は、巨大ロボットも のっていうの、わりあい好きなんで すけど、まずいのはストーリーの安 直化、パターン化ですね。 何話までいけばロボットのニセ物 が出てくるとか、そういうことが作 品をどんどんスポイルして、「ガンダ ム」をロボットものとよばれることに 屈辱を感じる世代が生まれてくる。 こういったことは僕は、ちょっとよ くないと思うんですが。

Tsuji. そうね、ワンパターンでもこ れだけ数が多くなると、忙しいスタ ッフなど見てないでしょ。だから自 分ではオリジナリティーと思いこん じゃうことになる。 ま、「サザエさん」なんかはマンネ リの極致なんですが、あれは逆にマ ンネリズムでやっていこうと開きな おっているんですよ。 だからSFロボットものも変にこ って、自分だけがわかっておもしろ がってて視聴者を離れさせてしまう というのじゃなく、マンネリでいい から、似たようなものでも、ある一 点は絶対のオリジナリティーを、プ ライドを持って入れてくれれば、あ はむしろ開きなおっていいと思う んですよ。 テレビの場合は特に、全編これマ ンネリというのはやらない方がいい。 時代劇の手をSFに使うとか、そ の逆もまた真なりで、いろいろ方法 はありますよ。

Takachiho. 小池一夫さんは「ゴルゴ 13」と「子連れ狼」で、同じストーリ がありますものね。ただ、もう、 ああいうことができればりっぱなも のですよね。

Tsuji. ええ。強い奴がしてやられた かと思うと反撃に転じる 「ターザン の逆襲」スタイルが一番うけますっ て、小池さんがおっしゃってました けど、僕もそう思います。 こういったパターン化でも〝悪し き類型〟と〝良き典型”というのが あるから、そこのところさえちゃん 押さえてもらえれば、マンネリど んどんけっこう。でも、マンネリと いわれて怒る程度のものではいかん と思う。

Takachiho. そうそう、華があるとい うかんじにね。水戸黄門が印籠を出 すシーンとか、遠山の金さんが桜吹 雪を見せるシーンとか、ああいう華 があるかたちで番組を終了させる。 僕は、水戸黄門をおきかえた「ダ イオージャ」ね、実にいいと思うん です。

Tsuji. うーん、あれね。僕も感服し た。

Takachiho. 僕、あとアニメに「桃太 郎侍」をほしいんですけど。

Tsuji. (笑い)。 ところで今度、「水戸黄門」をアニ メでやるでしょう、こうなっちゃう とね。

Takachiho. しらけたりしますね。

Tsuji. ええ。

ライターの必須条 件は教養呂教養

Takachiho. 辻さんは、若手シナリオ 作家の育成をしてらっしゃいますね。

Tsuji. 放送作家組合としても、食べ ていかなけりゃならない。そこで教 育事業として始めたわけです。 あれが始まった時には、同業者か ら、なにも商売仇を自分で作らなく てもと、笑われまして。そりや、確 かにそうですよね。 もうかなり、おびやかされていま すけど。

Takachiho. それは頼もしいですね。 僕は、アニメ界には優秀なライター が少なすぎる気がするんです。優秀 というのは頭の良し悪しではなく、 教養のあるなし。 小松左京さんなどはスゴイ。ま、 あそこまでいくと巨大すぎるけど、 教養の無さが作品を乱しているとい ラムードもあるわけで。

Tsuji. うん。デモシカって、ひとこ よく言われましたけど、他にやる ことがないからアニメのシナリオで 書くかとか、アニメのシナリオし か書かせてもらえないから、という のでは。 井上ひさしさんと一緒に書いたの は「忍者ハットリ君」が初めてだっ たんですが、あの頃のシナリオライ ターというのは、みんな巨大という か、鋭い感じがしましたね。井上さん の場合は、ムムッできる、という感 じでね。

Takachiho. 井上さんは、教養すごい でしょ。

Tsuji. すごいですね。 その、見えな いものがね。なにかヘラヘラフラフ ラしていて、全然そんな感じがしな いけど。 で、アニメの世界にも、表側だけ でなく裏側に、いろいろなバック・ グラウンド・ミュージックの流れて らっしゃる人がたくさんいてほしい ですね。

Takachiho. アニメーターには、すご 教養のある人が多いんですけどね。 最も教養があるだろうと思われるシ ナリオライターの人たちが、スポイ ルされてる感じで。

Tsuji. それは、どうしてだろうな。 シナリオの分野というのは、一段遅 れている。かろうじて映画のライタ ーなんかが多少よくなったと思った ら、映画そのものはアウトになって きているし。

Takachiho. コンテで直されすぎる、 というのがあると思うんですよ。

Tsuji. あれもしかし、時間がなけれ ばどうにもならないことになるんで すね。 ある局でね、私が書いたシナリオ に注文かなにかあるだろうと思って だけど、なにもいってこない。あと でプロデューサーに聞いたら、偉い ライターになにか言うと恐いからっ て、なにも言わなかったそうなんです が、じゃあ頭から一字一句、私が書 いた通りにやったからといっても、 頭からコンテ切っていって、終わり の方は秒数が足りないからと、なく なってるんです。

Takachiho. (笑い)。

Tsuji. これには驚きました。だから もう、オチが無いんですよね。僕は それよりは、直す人の方がまだ好感 を持てますよ。 ま、僕自身がプロデューサー・デ ィレクターだったとき、メチャクチ に直しましたけどね。

Takachiho. 僕も今度シナリオを書い たんですがね、それだってコンテを 切っているある人が大幅に直します が、それがまた実に絶妙に直されて いて、おれはこんないいセリフを書 いたのかと、自分で書いたシナリオ のコピーを見てみると、そんなセリ フはどこにも無いわけで。やっぱり おれの才能ではなかったか、と思っ たりして。

Tsuji. いやあ、でもシナリオライタ ーにとっては、ずるく考えれば、上 手に直してくれるならその方がいい んですよ。だけども下手というか、 わからずに直されたら、これはもう 怒り心頭に発しますもの。 演出なんかは、本来コンテなども 当然切らなければいけないのに、今 は絵コンテだけって別に独立しちゃ うでしょ。それだと絵コンテ切る人 って、わびしかろうと思うんですよ ね。あるいは、演出の人が絵コンテ 切らずに演出だけっていうのも、こ れはまたつらいなあって。

Takachiho. いや、今演出っていうの は、秒数はかって、カットだしをす る人をいうんで、だからカットだし だけするのは、それはもちろんつま らないでしょう。

Tsuji. そりゃ、そうですよね。 僕はやっぱり、演出していて絵コ ンテ切っているのが一番楽しかった もんです。ああ、絵コンテじゃない や。僕は絵が描けないから、ただの コンテですけど。あんな楽しいもの なかったですね。

Takachiho. 長浜さんなんか、喜んで 描いてたじゃないですか。

Tsuji. あっ、そうだそうだ。

Takachiho. やっぱり絵コンテっての は一番いいですよね。ダイナミック で楽しめるところなんか。

Tsuji. いいですよね。しかし実写の 段になると、役者さんが自分のコン テ通りに歩いてくれないんですよね。 いわゆる大役者なんかになると、な んで俺そこで立つのってなこと う から。そうするとまた、最初からや り直しになっちゃう。特に、犬や猫、 子供なんてのはどうしようもないん で。その点、アニメのコンテは楽し いですよ。

Takachiho. そりや、こちらの思う通 りになるから。 こんなやりがいのあ るのはね。

Tsuji. ええ。

Takachiho. だから結局、コンテ作家 がそれなりのやり方でやってしまう と、シナリオ作家ははじき出される わけですね。

Tsuji. 僕が比較的長くやってる「サ 「ザエさん」は、プロデューサーがう るさくて、コンテやなにか全部に口 出ししてきてね、だからわりあい脚 本を中心にしていますよ。それから 「一休さん」の場合も、チーフディ レクターと直談判をしたりしてます から、「サザエさん」と「一休さん」 の場合は、コンテの段階でメチャク チャになっちゃうなんてことは、そ んなにないんですよ。

Takachiho. なるほど。でも大方のも のは、にわとりが先か卵が先かで、 シナリオがひどいからコンテががん ばるのか、コンテが直しすぎるから スポイルされるのか、わからないと ころがありますね。まあ、僕が見た 限りでは、あのシナリオではコンテ ががんばらざるを得ないなあ、とい うのが多かった気がします

Tsuji. しかし、コンテで直されるん だったらシナリオはいいかげんに、 というなら、シナリオライターの自 殺行為ですしね。むしろ、コンテで 直そうと思っても直せないというく らいのものを書かなければ。

Takachiho. 野田さんとフジテレビで エネルギー関係の番組を作った時、 星新一さんのショート・ショートを 一本絵物語にしたんですが、長いの で切ろうとしたけど切れなくて、全 部流しましたよ。

Tsuji. そうでしょう。そういうのが 名人芸というのでしょうね。はまる べきところにはまっていて、ぬきさ しならないという。こんちくしょう というような原作に、ごくまれにぶ つかると、本当にああーって。

Takachiho. それ、わかるんですよね。 それだけのアイデアが、小説だとい くら、シナリオだといくらっていう 小説へいっちゃう。

Tsuji. ああもう、それを考えたらそ れこそ、アニメはおろかテレビも冗 談じゃないということになるわけで すよ。

SFアニメに 銭形平次?!

Takachiho. シナリオライターの待遇 の問題がちゃんとして、もっと毅然 とNGを出せるプロデューサーがい れば、今のアニメ界ももう少しなん とかなるのに。 とにかく、腹にすえかねるのも多 いんですから。たとえばSF。SF がアニメになっている例っていうの は、近年ゼロに近い。

Tsuji. だから、あれをSFと思われ まがいというと失礼だ け ど、僕はSF的とかSFに準ずると かと言ってますが、あれを入り口に してSFに入ってくれる方向もある と思うんです。

Takachiho. 、あれでも完全に満足 できてしまうということも…..。

Tsuji. なまじよくできてるからね。

Takachiho. そうなんです。

Tsuji. しかし、本当の意味でのSF というのは、テレビやなんかでは非 常に作りにくい んですがね。 ないかと思う

Takachiho. そうですね。「キャプテン・ フューチャー」では、大分苦労され たんじゃないですか。

Tsuji. あれ、なまじ一生懸命良心的 に作るから。あれこそ逆に開きなお って、非良心的に紙芝居万才という かんじでやったら、おもしろかった と思いますよ。

Takachiho. そうすれば、もっとウケ たでしょうね。「未来少年コナン」の ように作るといいんですけど。

Tsuji. あれはもう、マイッタ、マイ ッタです。 僕は、SFで捕物帖みたいなのを やりたいなあ。「銭形平次」 やったっ ていいんですよね。

Takachiho. 「桃太郎侍」だってね(笑い)。

Tsuji. (笑い)そうです、そうです。

Takachiho. 、なんとかそういった あたりのリーダーシップを、辻さん に期待しているわけなんですがね。

Tsuji. ウーン、これだけアニメがブ ームになってしまうと。僕は、次に ブームになる、ブームを作るという 方に行きたいくちですんでねえ。 それこそ、高千穂さん、あなたが おやりになれば。シナリオも書いた ことだし。

Takachiho. いや、僕には、もちはも ち屋というのがありまして。シナリ オも、たぶん二度と書くことはない でしょう。

Tsuji. さんが、こうこうこういう企画 これこれのスタッフでやりたいか と、スポンサーを見つければなん て思ってるんですが。そういうこと、 組織的に辻さんがやりやすいから。

Tsuji. ああ、そういうことならね。 30分の連続ものと思っていたので。 スペシャルなんかワクがふえたんだ から、可能性もふえたわけで、それ ならやりたいと思うものが二つほど あります。 しかし、自分の見たいアニメがふ えてほしいなあ。最近すっかり見な くなっちゃったから。これでアニメ のシナリオを書いてていいんだろう か。でも、テレビドラマやってる時 だってテレビは持っていなかったん だし。まあ、いいよね。

Takachiho. ええ、僕も似たようなも のですよ。

Tsuji. ああそうだ。そういうテレビ の情報は、アニメ雑誌を見て収集し ましょう。

Welcome to Anime Magazine Archive! We aim to be the ultimate resource for anime magazines, offering page-by-page breakdowns, with a focus on the 1970s-1980s.

RECENTLY UPDATED