1981
February
Interview w/Yoshiyuki Tomino [for Mobile Suit Gundam, Animage]:
「イデオン」の制作と並行して劇場 作品の指揮をとる富野氏は、分刻み のスケジュールに追われる生活のた めに、インタビューに応じてくれた のは主題歌レコーディングの日とな った。 キングレコードの藤田純二氏 とともに姿を現わした。
AM. テレビシリーズがベースとなっ ている作品でありながら、主題歌を 新しく作った理由は。
Tomino. 富野「テレビブレームをはなれた劇 場用作品ということで、それなら劇 場という広い空間の中で、新 いてもらえるものという考えで、新
AM. やしきたかじんさんの 起用について。
Fujita.「作詞作曲を谷村新司 さんにお願いするという ことで、何人かの候補を 選び出しました。その中 で歌唱力と説得力が一番 あり、ネームバリューと いうことより実を取りま した。 やしきさんに決め たことが、幸運にも彼は 谷村さんと同じ事務所と いうことで谷村さんとコ コンタクトをとりやすく、 打ち合わせもスムーズ にいきました」
Tomino.「ほんと、これは 偶然だったね!」
AM. 新主題歌に谷村新 司さんに白羽の矢を立 てたのは、なぜ。
Tomino.「以前からみんな と話をしていたんで す。テレビの主題歌 は、玩具店で流すことを半分意識し て作りました。ファンの人にも、主 題歌が一番作品イメージと違うので はないかといわれたこともままあ そういうことで映画化のときは、イ メージ的に谷村さんなら間違いない と思っていました。 谷村さんへ注文するときも、こま かい点はあまりふれずに、大ワクは おまかせしました。できあがってき た詩、メロディーも私たちの思って いたとおりのもので喜んでいます。 ぜひ、多くの人に聞いてもらいたい ですね」
AM. アニメということで、谷村さん にとまどいはありませんでしたか?
Tomino.「「谷村さんのほうとしては、ア ニメをてがけるのははじめてのこと で、とまどいはあったと思います。 でも最後は『ガンダム』が説得して くれたのではと思っ ています。
AM. 作品のなかでは、 どのへんで使用する 予定ですか?
Tomino. 「音の構成の最 終はまだなんですが、 いまのところ映画 のラストシーンで。 作品の全部を受け るところで使いた いと思っています。 詩も、そういう意 味でガンダムをふ くめた大きなテー マを歌い上げてくれていますので。 すべての意味において、作品に対し 大きな効果を表わすと思っています 」
AM. 音楽の面では“ガンダム交響詩” を使うとか考えていますか?
Fujita. いや、あれはまったく遊びと して作っていますので使いません。 音楽はテレビでの音楽を拡大してい くことになると思います」
