1978
September
Comment [for Gatchaman II, Animage]:
「最初の何回かは、前回のジョーを演じた、リラックスした気持ちでやるつもりです。ただし、ジョーの設定上の問題から (この内容は、 まだ秘密でお話しできませんが・・・)ある回からは、かなりシリアスで困難な役づくりになっていくでしょう。ガッチャマンは、再登場作品ですが、 ぼくは新しい作品としてとらえてがんばってやりたいと思っています」
1981
February
Feature Article [“Anime Star”, The Anime]:
たった1枚のレコードが運命を決めた ささきいさおさんというと『宇宙 「戦艦ヤマト』の歌手であり、『科学 忍者隊ガッチャマン』のコンドルの ジョーの声優さん。アニメファンの 頭には、まずこの2つの肩書きがう かぶ。だけど、まだまだやっている のよね。かつてはロカビリーの英雄、 和製プレスリーと呼ばれ、映画スタ ーとしても活躍していたしおかあ さんに聞いてください)、現在は歌 手、声優のほかに新劇俳優、テレビ 俳優、ラジオのDJ、司会者、そし 舞台作家と、えらく広い範囲で大 活躍なのだ。いわば、総合的なエ ンターテイナー”なのである。そん ささきさんの素顔を訪ねてみた。 話は変わるけど、ささきさんは狂 の字がつくほどのオーディオマニア としても有名。ご自宅の広いオーデ ィオルームには、自慢の自作スピー カーが置かれている。 「ぼくはもともとキカイいじりがす きでね、高校のときはオーディオを 自作してたんですよ。で、音を鳴ら すために買ったのが、プレスリーの レコードでね。その1枚が運命を狂 わせちゃった(笑)。」 そのときの運命の狂いかた”た るやモノスゴイもので、トップクラ スの成績を持つ秀才が、「アリャリ ャというまに」ロカビリー歌手とし てデビューしてしまう。遊び半分で プレスリーを歌っていた半年後には、 もう日劇のウエスタンカーニバルに 出演していたのだ。さらにトントン 拍子に映画にも出演し、超売れっ子 となった。だが、ロカビリーブーム は急速に裏返し、人気もアッサリ落 ちてしまうー。 「歌の仕事がなかったわけじゃないけど、それにすがりついてたら何も できなくなっちゃうと思ったんだ・・・。 20歳をすぎてから、ささきさんは 新劇俳優となる。もちろん、芝居だ けでは生活できないのでテレビ映画 や洋画のアテレコをやっていた。そ うしているうちに、今度はアニメと 出会うのである。 「たまたま『ガッチャマン』のオー ディション受けて、コンドルのジョ ーをはじめたんですよ。そしたら、 アニメの新人歌手の話がかかってね。「アルバイトのつもりで『新造人間 キャシャーン』を歌ったんです。そ したら次から次へと依頼が来るんだ よね(笑)。」 それからの活躍はアニメファンな らだれでもが知るところ。 ごぞんじ 『宇宙戦艦ヤマト』に『ゲッターロ ボ』 『グレンダイザー』エトセトラ、 エトセトラ。今や、アニメ界の 押しも押されぬ大スターである。そ して去年、仕事仲間の上田みゆきさ る。 森功至さん、石丸博也さん、杉 ん、 山佳寿子さん、塩屋翼さんとグルー プを組み、舞台で芝居をはじめてい 「こないだ『ガッチャマンF』 おわ って、みんな芝居ずきなんでやろう ってことになったんですよ。ぼくは ホンを書いて演出もやってます。今 回わかったんだけど、我々はもっと 勉強しなくちゃいけないんだよね。 アテレコを長くやってると、声にへ んなクセがつくし、体も動かなくな っちゃうんだな。それがわかっただ けでも、じゅうぶん意義があるね。 1月5日には、大阪でささきさん のグループの公演が行なわれた。『自 「動車狂騒曲」というタイトルで、風 刺のきいた新しいタイプの演劇だっ た。きっと、これからも”いい芝居” を見せてくれるに違いない。 さて、これからのささきさんは? 「アニメは続けるかどうかわからな い。アニメはやっぱりアニメの世界 であって、ぼくの世界じゃないもの。 それに、やりたいこといっぱいある しね。うまくアニメとオーバーラッ プできるといいけどね。役者として 森繁久弥)さんみたいになりた いしー しなくっちゃ。」 とにかく、あと10年は勉強 あと10年というと、ささきさんは 50歳ちかく… そのころには、もっ と大きな人になっているだろう。
