Galaxy Express 999 [TV Series]

1978

September

Animage [pg. 15-21]

This issue came out prior to the first episode, “Departure Ballad”, airing. This section includes a brief introduction to the story, a look at our main cast and their voices, and a brief chat with Leiji Matsumoto, series creator. It also includes info on the main staff for the series, including Nobutaka Nishizawa (Chief Director), Kenji YokoyamaYouichi Kominato (Planning), Hiroyasu Yamaura (Screenplay for 44 episodes), Mataji Urata (Art Director), Shingo Araki (Character Design)

Blurb:
銀河超特急999号は誰もが不滅の機械化人間になれる惑星に停車するという星野鉄郎は謎の美少女メーテルとともに不滅の機械の体永遠の生命を求めて今果てしない宇宙の旅に出発した銀河超特急999号は鉄郎の夢と希望の惑星に向かってひたすら宇宙を掴んでいく鉄郎が途中の惑星で見るものは……? そしてその夢と希望の惑星で摑むものは……?

To Megalopolis!
西暦2×××年……そのころ、地球の宇宙交通機関は飛躍的な発達を遂げていた。 宇宙鉄道網に銀河の果てまで広がり、宇宙列車が毎日のように、地球と惑星の間を往復していた 地上には、超近代的な都市、メガロポリスが出現し、人々は暑さ寒さを知らない快適な暮らしをしていた。だが、そのメガロポリスに住めるのは、機械の体を買えた金持ちだけであった。貧しい人々は、メガロポリスから追いたてられ、悲惨な暮らしを送っていたのだ。そんなある日、噂が流れた。銀河超特急999にのれば、ただで機械人間になれる かくして、大勢の貧しい人々が、その出発駅のあるメガロポリスへと向かった。 そして、ここにも、メガロポリスへ向かう一組の母と子がいた……。「かあさん、もう一息だよでも、鉄郎、メガロポリスへついても、すぐのれるわけじゃないのよ……」と、そのとき、遠くに蹄の音が聞こえた。「鉄郎、逃げるのよ!!」「え?」「人間狩りよ!機械人間のなかには私たち貧しい間を殺してたのしんでいる者がいるのよ!!」 猛然と機械馬を走らせてきたのは、機械伯爵とその部下たちだった。彼らは、必死に逃げる加奈江と鉄郎を見つけると、レーザー銃の引金を引いた。そして、ついに、その光芒の一本が加奈江を貫いた。加奈江は息とだえた。鉄郎は身を翻えすと、歩きだしていた。その直後、ドドッと機械伯爵たちが走り寄った。「見つけたぞ!」ハッと鉄郎は立ちどまった。懸命にこらえた。「チキショツ……おぼえてろ、いまに必ず、 かあさんの仇をうつてやる!必ず!!」怒りの涙が鉄郎の頬を伝わった。吹雪は一段と激しくなった 鉄郎はあえぎながらもがくように進んだが、ついに倒れてしまった。睡魔が襲った。鉄郎の体は、見る見るうちに、雪のなかに埋まっていった。「気がついた、鉄郎?」ベッドのなかで鉄郎は、暖炉に燃える薪を見た。その前で、美しい女がスープを暖めていた。「………… どうして、ボクの名まえを・・・・・・ きみは誰だ?」「わたしの名まえはメーテル」メーテルは、彼女を一緒に連れていってくれるのなら「999」のバスをあげようといった。鉄郎はバスを手にした。 その手は興奮にふるえていた。と、そのとき、陽気な笑いと歌声が集音機から聞こえてきた。メーテルの家の近くに、あの機械伯爵の家があつたのだ。鉄郎は、ベッドを飛びおりると壁にかけてあった銃をとった。鉄郎は部屋を飛びだした。機械伯爵の屋敷に、突如、鉄郎が飛び込んだ。「よ、よくもかあさんを殺したな!死ね!!」

Chat with Leiji Matsumoto:
(Summary: Always planned to be a TV series instead of a movie. Matsumoto loves Night on the Galactic Railroad by Kenji Miyazawa, who would have thought? He wants to create a story that combines Tetsuro, Harlock, and Emeraldas. This would happen not even one year later with the release of the first film.)

Animage:「宇宙戦艦ヤマト」「惑星ロボダンガードA」「宇宙海賊キャプテンハーロック」「スタージンガー」につづいて、こんどの「銀河鉄道999」で、先生の原作によるアニメーションは5作目なわけですが、自分の作品がアニメ化される場合、もっとも期待されることはなんですか?

Matsumoto:「動かないマンガが動いてくれる”という、そのこと自体が期待ですね」

Animage: なるほど。けど、マンガがアニメ化される場合、ストーリーや絵に多少の差がでてくることが多いんですが、その点はどう考えていらっしゃいますか?

Matsumoto: 「それはしかたのないことだと思うんです。でも、できるかぎり、原作のイメージをそこなわないでほしいと思っていますね」

Animage: 「銀河鉄道999」のイメージで、ここだけはゆずれないという部分は!?

Matsumoto:「最初から、ただのSFものにするつもりはなく、メルヘンの感じをプラスしてあるので、そのイメージはそこなわないでほしいですね」

Animage: 「メルヘンの部分というと?」

Matsumoto:「たとえば、あの機関車ですね。あれは、ぜつたい、いまの新幹線であつてはいけないんですよ。想いだしてみると、私がまだ東京へでてきたばかりのころというと、SLが主力でしてね。私は、九州から東京へくるのにSLで連れられてきたみたいな部分があるんです。だから、いまだに、夜汽車で旅をするといった感じがすきだし、そんなイメージを作品にも反映させていますね」

Animage: 「すると「999」はかなり以前から企画されていたんですか?」

Matsumoto:「そうです。「ハーロック』よりもかなりまえですね……」

Animage: アニメ化も考えていらっしゃったんですか?

Matsumoto:「いや、もともと、「999」はアニメの企画だったんですよ。時期的にいうと「ヤマト』とおなじころかな」

Animage: ところで、銀河鉄道というと、宮沢賢治の「銀河「鉄道の夜」を想いだすんですが・・・・・・

Matsumoto:「ええ、私は、『銀河鉄道の夜』は大好きな作品です。だから、それにSFを入れて、近代的なイメージにしてみたつもりはありますね」

Animage: 主人公の星野鉄郎くんにはモデルがいるんですか?

Matsumoto:「特にいませんが、一口にいうと、どこにでもいる男の子を考えてみたんです。ワンパクでヤンチャで、そのくせ少しおセンチな……………。 自分自身の子どものときを思い返して、こういったときはこうしたとか、ああしたとか考えたり、近所で遊んでいる子どもからヒントを得たりしましてね。つまり、子どもの集約みたいなものなんです」

Animage: 彼のことを考えるメーテルの役割というのは何なんですか!?

Matsumoto: 「メーテルは鉄郎の影ですね。鉄郎の影として鉄郎を導いていく女ですね。鉄郎のおかあさんにも、鉄郎自身にも密接な関係があるし……………あつ、これ以上、いうと最後の部分がバレてしまうからダメです(笑)」

Animage: ところで、マンガの「銀河鉄道999」にはエメラルダスがからんだりしているんですが、いま、先生が描いてらっしゃる「ハーロック」や「エメラルダス」と関連して るんですか?

Matsumoto:「ええ、ほんとうは、3つの作品をからめてみたいんです。ま、いまは、3つとも掲載誌がちがうんで、ちょっとムリなんですが、一度、鉄郎とエメラルダスとハーロックを一堂に会させてみたいですがね(笑)」

Animage: 最後に「アニメージュ」の読者へ一言。

Matsumoto:「アニメを見るときは、小さなアラさがしはやめて、全体で評価してほしいということですね」

October

Animage [pg. 20-24]

This issue covers characters, story, and setting, and summaries from the first two episodes. Also included are question and answer sessions with Kenji Yokoyama (Planning) and comments from Keisuke Fujikawa and Tomonori Kogawa. There are seven “points” in the this highlight section.

Blurb:
機械の体をくれる星は何処に!?
メーテルテルのさすらいの旅が始まった!!!
かつて、これほどアニメ化が望まれていた作品も少なかったのではないだろうか? 編集部には「999」についての問いあわせが、毎日のようにある。ここに前号にひきつづき、詳報第 2弾をレポートしてみた!!!

POINT 1: 大型SFのあとはメルヘンSFの時代がくる!!!

POINT 2: 親と子が対話できるような作品にしたい!!

POINT 3: これが1、2話のできあがったばかりのフィルムの一部だ!!

POINT 4: これが999号の内部設定だ!!

POINT 5: 1、2話のゲスト・キャラたち
「銀河鉄道999」の製作には膨大な量の設定資料が用意された。なかでも、スタッフがいちばん神経をとがらせて、何枚も何枚も描いたのが、この作品のほんとうの主人公「999号」の設定資料だった。ここに紹介するのはその一部である。先月号でもお伝えしたように、機関車には人一倍愛着の強い松本先生。 「機関車の設定だけはどうしてもやらしてくれ」というわけで、 設定資料のほとんどのラフを自ら描きあげた。 で、 こんどはそれをスタッフが清書して完成。まんが連載でモーレツに忙しい先生のスケジュールをぬってのたいへんな作業、 ごくろうさまでした。

POINT 6: 松本先生舞台設定
機関車のつぎにだいじだった設定は “メガロポリス”である。それは西暦2×××年を象徴するものであるし、また、999の出発駅ということで、この作品自体の出発点でもあるからだ。左が全体で、右のは、その内部設定である。

POINT 7: シナリオの藤川氏と作画監督の湖川氏からのメッセージ

Keisuke Fujikawa (Screenplay for Episode 2):
じつをいうと、ぼくは以前からこの作品をテレビ化したらおもしろいだろうな、と考えていたんです。というのも、すごくファンタジックな面を備えている反面、モーレツにブラックの要素もふくんでいる。ただ、情感だけで流れている作品ではないんですよね。 ま、そこにすごくひかれる部分があつたんです。年齢層的には、はば広、小学生から高校生あたりまでをねらってみたいですね。

Tomonori Kogawa (Animation Director):
ぼくは、映画のヤマトをやってたんだけど、それが終わったら、とにかくゆっくり休もうと考えていた。なにしろ、モーレツに忙しい毎日でしたからね。そんなある日、突然「999」の話が来たんです。で、原作を読んでみると、そのメルヘン調がすごくおもしろい。 長いあいだアクションをやつていたものにはすごく新鮮に感じられたんですね。即座にOKしてしまいました。

Chat with Kenji Yokoyama
(Summary: 999 anime planned in late 1977, before SF Saiyuki Starzinger began. For context, Starzinger began 2 April 1978. Initally cautious about releasing in the prior season but went ahead after success of sci-fi hits “Star Wars” and “Close Encounters of the Third Kind”. At date of interview (20 August) scenarios have been made for 13 episodes, the first two will be filmed beginning of September. Planned to air for a minimum of one year.

Animage: 企画がもちあがった時期はいつごろだったんですか?

Yokoyama:「たしか、去年の暮れで『スタージンガー』よりも以前だったと思いますね」

Animage: 前期的にずれたのは、なにか理由あったんですか!?

Yokoyama:「メルヘンものなので、ちょつと危険性があるんじゃないかと考えたんです。それが、今年になって、『スターウォーズ』『未知との遭遇』など大型SFが大ヒットしで、大がかりなSFのたでしょ。あとにやるんだったら、これはかなりいけるんじゃないかと判断 したんです。秋という季節的なものにもめぐまれていますしね」

Animage: (8月20日)の進行状況 クール契約、つまり、2本なんではどうなんですか?

Yokoyama:「シナリオは一応、1クール13本分ができています。撮影のほうは9月のあたまに2話分完成の予定です」

Animage: 放送予定は何回ですか?

Yokoyama:「契約はたいがいの場合、2クール契約、つまり、2本なんです。けど、この作品にかぎっていえば、ぼくは、最低1年間はやらなくちゃいけないと考えています。というのも、この作品はとっつきが派手じゃないので、しつこくやっていかないと、作品のほんとうのおもしろさがなかなか伝わらないと思うんです。ぜひ、長く、やりたいですね」

Animage: 作品を通しての主張はどういうことですか?

Yokoyama:「テーマは松本先生の原作どおりです。ただ、ぼくとしては、テレビを見おわったあと、親と子が対話できるような作品にできたらな、と考えています」

Episodes 1-2 Summaries
出発のバラード (Departure Ballad) (9/14)
銀河超特急999にのれば、ただで機械人間うわさを信じた鉄郎は、なぞの美になれる少女メーテルと出会い、宇宙へと旅立つ。

火星の赤い風 (The Red Winds of Mars) (9/21)
火星についた鉄郎を待っていたのは、鉄郎のパスを手に入れて銀河超特急999にのりこもうとしていたゼロニモだった。鉄郎はガン・ベルトに手をかけた。が、それより一瞬早く、ゼロニモの銃が火を吹いた……。

November

Animage [pg. 24-29]

Galaxy Express 111 to 999
111号:
運行表 地球とエメラルダス間をむすぶ銀河中央線 (距離9万光年)を走る。 時速700宇宙km。
222号
運行表/オリオンと大王星間をむすぶオリオン大王星線 (距離2600光年)を走る。 時速400宇宙km。
333号
運行表/地球からベガを通り、 カテラに向うベガカテラ線 (距離宇宙80光年) を走る。 時速800 宇宙km。

444号 運行表/カテラ環状線 (距離 165光年)を走る。 時速600宇宙km。
555号
運行表/オリオン外まわり大環状線(距離 460万光年)を走る。時速1000宇宙 km。
666号
運行表/ニケから小大マゼランをむすぶマゼラン連絡線 (距離40万光年)を走る。 時速 450宇宙km
777号
運行表/オリオンから地球をへて現在路線を延長中の未終点線を走る。時速 900宇宙km。

888号 運行表/トレーダーからエメラルダス、 アルデバランをむすぶアルデバラン環状線 (距離 350万光年)を走る。 時速500宇宙km。
999号
運行表 / 地球とアンドロメダ間を走る。上りはプレアデスを通る大銀系河本線。下りはアルカディアを経由するアンドロメダ本線を走る。 距離往復500万光年。 時速3000宇宙km。

Chat with Kenji Yokoyama, Nobutaka Nishizawa, Mataji Urata
(Summary: 999 is almost opposite of Pinocchio. Pinocchio wants to become human, Tetsuro wants to become machine. Also discussed is the incorporation of various different colors, most of the time depending on the setting and the planet.)

Animage:「999」のテーマとメルへンSFという新ジャンルの作品8のとらえ方は?

Yokoyama: 999 のもつテーマやメルヘンは、ともに人の心にある世界のことなんです。 汽車が宇宙に旅立つからメルヘンの世界でもりますがね。 テーマは、 ピノキオの逆でいくものですから、人間にあこがれたピノキオと機械人間に のあたたかい感じのする作品にしあこがれる人間の違いだけです。永遠の生命を求めて旅するなかで、人間はなぜ生きるのか、人間の幸福とは何かなど、人間が生きていくことにおいて、つねに持ちつづけていく心を追求していきます。フレームはSFですが、それにとらわれず、宇宙空間に煙をなびかせるなどの荒唐無稽さをどんどんだしていきたい。 SF的に分析したり、理論ずくめで作品を作りたくないのです。 原作の味をこわさぬようファンタジーの世界で、まとめていきたいんです」

Animage: メルヘン的な部分の表現方法をいくつかあげていただけますか。

Yokoyama: 「音楽の面でストリングス(弦)を中心に大編成を組み、メルヘンの部分や各場面の情感を、 空間で何重にもなって響く弦とスキヤットで表現させました。 それが、どの程度まで表現できてるかはベつとして……。全体の作りとしては、 手づくりのあたたかい感じのする作品にしたい。 最初は実写をはめこんだりとか考えましたが、いまの基本的ワクの中で最大限それを試みることにしました。 メインスタッフが同じ年代で、SLの最後も見届けているし、部品がどうの、 駅弁はこうだったと、いいたいほうだいいって楽しくやっています」

Animage: 演出の面で「999」の持つているメルヘン性をどう特色づけますか。

Nishizawa: 作品のイメージが動ではなくなので、視聴者の人々が舞台劇を見ている感じになるよう画面を構成しました。 メーテルと鉄郎の会話でも、たがいに向き合っロングショットで見せる。 その間、カットはまったく変えません。ですから、作品全体のカット数も少なく、 一本でカットくらい。ふつう30~400カットですから、いかに少ないかがわかるでしょう。その少なさがゆっくりとした静けさ、叙情性を出せるわけです。また、メーテルの持つ神秘性を出すために、 プレス)をとる。ことば数をおさえ感情的にならぬよう語らせ、音楽を加えたところで、 ファンタジー性をうち出させようと努力しています。 舞台劇の静がメルヘンになるよう」

Animage: 最後に、 背景美術におけるメルヘン・ファンタジーの世界の演出方法を.

Urata:「メルヘン的要素を色で表現するにも、ストーリー抜きには考えられないので、イメージをこわさぬよう色カラーの個性を豊かに作っていくことでしょうか。 作品は宇宙が舞台なので、いくらでもイメージをふくらませられます。空が赤でも、グリーン、 エメラルドであってもよい。 世界全体がブルーでもよいわけですから。 第1話での前半をスクリーン、 ハダの色、コスチュームなどをオリーブグリーンでまとめましたが、これからは日本画的要素、 油絵タッチなどの手法を取り入れてイメージを表現していきたい。 いままでの作品のように、つねに地球上のものを基準にして描くというワクがないので、多くのみせる要素がつかえます。 1カット1カットごとの背景に注目してくださいね」

Stories from October~November
迷いの星の影 (Shadow of the Planet of Indecision) (10/12) 999号は太陽系の果て、冥王星に停車。 永久に凍りついたこの惑星を人は「迷いの星」と呼ぶ。街はずれの小高い丘に足をのばした大勢の人間が横たわるの墓地をみつけ、管理人のシャドウと知りあった。

彗星図書館 (The Comet Library) (10/19) 鉄郎とメーテルは、太陽系をとびか星の集まっているコメット・ステーションに降り立った。 街並みをもの珍しそうに見物する鉄郎は、一軒の本屋をみつけた。 なかは、天井までざっしりと雑誌がつまれていた。しかも、過去の地球の雑誌がすべてそろっていた!

重力の底の墓場 (Graveyard at the Bottom of Gravity) (10/26) の宇宙を快走する美しい3重連の999号。だが一瞬、強いショックにみまわれ、脱線した。そこは、2日前にも列車が行方不明になった場所だった。 強い重力にひかれておちていったところに、行方不明の列車がいたが、乗客は全員白骨化していた。 (前編)

重力の底の墓場 (Graveyard at the Bottom of Gravity) (11/2) 列車を脱線させた犯人は、重力を自由にあやつることのできるリューズであった。リューズは鉄郎に機械の身体を与えるかわりに、ここにいっしょに住むよう要求してきた。 機械の身体はほしい。 が、 要求をのむことは自由を失うことを意味する……。

トレーダー分岐点 (Trader Junction) (11/9) 銀河鉄道には多くの路線が敷かれている。 それが集まり、分かれていく星がトレーダーである。 下車した鉄郎はメーテルと別れ、ひとり街へ出た。夜になっても帰らぬ鉄郎に、メーテルは不安をおぼえる。 見あげる夜空を「野の花行き」 列車が横切っていった。

Interview with the Voice Actors After Two Episodes
(Summary: A discussion between the three main voice actors about getting into their new roles. For example, Kimotsuki thought the Conductor would speak in a more robotic tone, but thought it would be better to do a more cheerful voice. Other things such as voice tempo and emotional connections to the character are brought up.)

Animage: まず、 アフレコを終えてみての感想を……

Nozawa: 「ごく単純にいえば絵とともに内容が充実していますね。 未知のものへのあこがれをいだかせるメルヘン的な絵です。 アフレコをしていて、なんというか吸いこまれるような楽しさがありますね」

Ikeda:「とっても美しく、情緒ある絵ですね。統一された色で構成されていてすてき。 とくに1話目で、鉄郎と母親が雪の中で上空を走る特急をみあげるシーンがあるでしょ。上を走って行く列車がとても印象的でした」

Kimotsuki:「すばらしい画面ですね。ぼくの車掌さん役はまだ出番が少なく、性格的にもどうやってよいか迷っています。原作を読んで、コンピューターのようなセリフかなと思ってみたり、明るい車掌のほうがよいのではと思ったりして。回を追うごとにコミカルな部分が多くなりそうで、期待しています」

Nozawa:「そうね、車掌さんはホッとする明るい部分じゃないかしら」

Animage: 車掌さんの性格の話がでてきましたが、鉄郎とメーテルについてはいかがですか?

Nozawa:「鉄郎は第三者の立場でみるとナイーブな少年ですね。 私の声が太いので、孤児で旅に出るという設定であっても、なるべく明るさを出すようやっています。 元気すぎるかもしれませんが」

Ikeda:「メーテルは人間でなく、謎につつまれた人物なので、しゃべり方や感情をなまぐさく出してはいけません。ゆっくりした話し方なので起伏がなく、 一本調子になりやすい。その点に気をつけています。 鉄郎に対して母親的やさしさだとか恋人的な役割りでの感情の出し方がむずかしいですね。ただ、まだメーテルと自分の呼吸があわず、苦労しています」

Kimotsuki:「ゆっくり話すというのは、早口でしゃべるよりむずかしいのですよ。内面的にきちっとしたものがうまってないと、ことばがバラバラになってしまうのです。 話はそれますが、FMで城達也さんの『ジェットストリーム』という番組がありますが、あのようなスロテンポで語れるかたは、ほかにいないですね。 城さんには多くの人が一目おいています」

Ikeda:「テンポがゆっくりだと、へたをするとことばが死ぬ可能性や、まのびしてしまうことも出てくるんです。どうやってメーテルの神秘性を出していくか、これからも考えながらやっていかなくては」

Animage: 声の出し方、感情の作りなどの面で「999」は特にむずかしいのですか?

Kimotsuki:「いや、そうでもないですよ。 メーテルの場合は特別だと思う。他のSF作品とくらべても演技の組み立て方、ことばの質などは変わりません。声の出し方などは、画面から与えられる状況・役柄・テンポ感情の違いで無意識的に変わってでてくるものです。それが、声優の演技です。」
Nozawa: 「声優である前に俳優ですからもたされた役の感情の起伏のつながりや、変えをスムーズにもっていくのが役者です。 アニメの場合、特に「999」では心理感情のもち上げ方 テンポが私たちの心とびったりマッチしていて、すばらしいというのが印象です」

Animage: そうですか。 最後に「999」について一言ずつお願いします。

Nozawa:「いまの人たちは、夢を追時間がないので、もっと夢を追う時間をもつてほしい。 情的で、毎日のアフレコが楽しみです」

Ikeda:「メーテルを早く自分のものにしたい。 それと、この作品だけはテレビの前にすわって、 ゆつくりをおちつけて見てください」

Kimotsuki: 「はじめての鉄道 にそって、みなさんにすかれるよう乗っていきたいです。 最終駅のないことを望みます。 永遠にね・・・。」

December

Animage [pg. 9-18]

Galaxy Express 999 (Question and Question)
Roundtable session featuring:
Kenji Yokoyama (Toei)
Koshiro Hayami (senior at Meguro High School, Tokyo)
Hitomi Takada (1st-year student at Joshisei Gakuin University)

(Summary: A lot to go over here! Yokoyama says the anime will follow the original manga until they leave the solar system. It had already gone out of order by episode seven, for what it’s worth. They also have a great discussion on Maetel’s voice. Takada says he wanted Rihoko Yoshida, who portrayed her on the radio prior to the TV series airing. Yoshida would play two character-of-the-day roles later in the series. Yokoyama says that Leiji Matsumoto’s first was Reiko Tajima, but didn’t work due to scheduling conflicts. GE999 fans will know her as the usual voice for Emeraldas. When they settled on Masako Ikeda, Yokoyama asked her to use a similar voice that she had used for dubbing Audrey Hepuburn in 1957’s “Love in the Afternoon”.)

Question 1: [[メルヘン・ファンタジィ』という新しい分野をきみたちはどう思うんだろう?」

Yokoyama: 「SFでもメルヘンでもない新しいスタイルのアニメをめざしてみたんだけど、どうでした?」

Takada:「二番煎じの多い秋の新番組のなかではめだってましたね」

Yokoyama:「速水くんは?!?!?」

Hayami:「ええ・・・また、東映は松本零士か (笑) と 冗談で思っていたんだけど、これは、本物の零士作品になっていたんでびっくりした」

Question 2:「松本さんの原作とは少しちがう部分があるけど、これでいいのかな!!」

Yokoyama:「けど、少しちがう部分もあるでしょう」

Hayami:「第3話で、ガラスのクレアが10分たらずで終わってしまったのはつらかった」

Takada:「でも、999号のこまかいメカは原作よりいいみたいですね」

Yokoyama:「あれは苦労しているんです。というのも、原作では動いていない999号を動かさなきゃいけないというんで、おもちゃのC62号を買ってきたんです。で、それを動かして車輪とピストンの関係なんか一生懸命見ながら描いている。機関車を描く人は、1日1枚くらいで能率悪くて・・・(笑)」

Hayami:「メーテルの顔が毎回ちがうようで、ちょっと気になるんですが………

Yokoyama:「松本さんの場合も『これがメーテルだ』という顔になってくるのが、単行本でいえば3巻くらいからなんです。アニメの場合、5話まで待ってください」

Takada:「ストーリーは原作どおりに進行するんですか?」

Yokoyama:「太陽系を脱出するまでは、一応、原作にそっていって、そのあとは話をえらんでやっていくつもりです。ところで、原作を読んでいたとき、2人とも声優さんはこんな人がいいだろうと考えていたと思うんだけど、実際アニメ化されて絵との異和感はありませんでしたか?」

Takada:「メーテルはラジオでやった吉田理保子さんにやってもらいたかったですね」

Yokoyama:「なるほどね。 松本さんは田島令子にやってもらいたがってたんだけど、スケジュールのつごうでダメになったんです。ぼくは松坂慶子がいいな (笑)と考えてたんだけど、ある事情でダメになりましてね(笑)。で、 池田昌子にしたんだけど、ぼくは彼女にひとつだけ注文をだしたんです。彼女の吹きかえのあたり役はオードー・ヘプバーンなんだけど、彼女が昔やった『昼さがりの情事』のときの声でやってくれ、と。そしたら彼女いいました。『いったい、何年前の声だと思ってるんです』って(笑)」

Yokoyama:「音楽はどうでした?」

Hayami:「スキャットがすごくよかったですね」

Yokoyama:「おとなのスキャットは〝くさみ”がでるんですよね。だから、子どもにしてみた。ぼくとしては、エンジェルの声がほしかったんです

Takada:「レコードにオープニングの汽笛が入っていないのはどうしてなんですか?」

Yokoyama:「レコードの場合、わざと前奏を長くしてみたので、ポーだけじゃもたなかったんです」

Question 3: 「オーケストラとスキャットを多用してみたんだけど気づいてもらえたかな!?」

Question 4:「メーテル、ヒントはだし影の声の正体、んりなだけど」

Yokoyama: 「3人の正体は?!?!」

Takada:「ええっ? まだ、そこまで考えてません。まだ、鉄郎とメーテルの心のかかわりあいのほうがすごく気になるし…………..」

Yokoyama:「速水くんは?」

Hayami:「2話でなんとなくわかるような気もするけど、やっぱり、ぜんぜんわかんないな」

Yokoyama: 「松本さんはライフワークだといっているから、永久にわかんないかもしれませんね(笑)」

Question 5: 車掌さんの正体はクロ ーン人間だった?!?!?! 車掌さんの “走り”のセルを何枚もあ それを重ねて背景と組みあわせると、左のような〝遊び”もできる 車掌さんはクローン人間になっちゃうわけだけど、これはあくまでもセルを写真撮影するときのトリックです。

Hiroyasu Yamaura (Screenplay): [哲学的なところがウケたのかな!?!?!!!」
「いままでの子どもアニメというと、主人公は必ず、カッコイイヒーローだった。が、今度の鉄郎はちっともカッコよくない。しかし、人間の感情をもっているんです。だから、彼は考える。大げさにいえば哲学的に。そのものめずらしさが高視聴率につながったんじゃないかな」

Leiji Matsumoto (Original Story)
「ぼくはこのアニメをすごく気に入っている」
「まんがを見なれた人には多少、異和感があるかもしれないけど、ぼく自身は、今度のアニメ化をすごく気に入ってますね。第一話の試写を見たあと、ぼくがだした注文は「鉄郎の首をもう少し短くしたほうがいいかな」(笑)くらいだったから。それと、ストーリーの順番がかわるのは季節感のこともあるからしかたがないですね。ただ、2話分を!話にちぢめられたりするのは困ります。けど、基本的にはスタッフの方におまかせしてあるので思い切りやってほしい」

Animage: メーテル、車掌、影の声、それぞれの正体についておうかがいしたいんですが!?!?!

Matsumoto:「それはムリですよ。 ストーリーをぜんぶ話してしまうことになる(笑)。ただ、これだけはいっておきたいんですが、この話の結末は、最初からすごくしっかりした設定ができています。ちゃんとした文章にもなっていますしね。その大きなストーリーにそって、小さなエピソードが重なっていっているんです。」

Animage: 最後に、先生の”999″に対する気持ちをひとこと。

Matsumoto:「テレビシリーズとはベつに、いつか、1本の999をアニメ化したいと思うほど、この作品にほれ込んでいます。それが完成したら、ぼくはいつ死んでもいいくらいです」ます。ちゃんとした文章にもなっていますしね。その大きなストーリーにそって、小さなエピソードが重なっていっているんです。 そこで、みんなの正体もわかるしかけになっています」

Nozomi Aoki (Music): 「弦楽器で効果をねらってみたんだけど」

Animage: 作曲されるときのイメージづくりは!?

Aoki:「単行本を読んだり、設定資料を見ながらふんい気を作っていきます」

Animage: 今回は、どういうところを強調されたんですか?

Aoki:「ロマンチックな面ですね。ただ、ロマンチックだからといっても、リズム的には現代ふうにアレンジしてみました。けど、アクションを表現するんじゃないから、弦楽器を多用してやわらかさをだすようにはしてみましたね」

Animage: いままでの子ども向けアニメとはちがったものを最初から意図なさったんですか?

Aoki:「そういうわけではありませんが、松本先生の絵柄をなんとか生かそうとして作曲していくと、結果としては、いままでのアニメのBGMとはおのずとちがってくるみたいですね」

Animage: 最後にひとこと.

Aoki:「音楽だけでも楽しめる作品です。ぜひ、聞いて下さい!!」

Progress Chart for Episode 9 (Airing 7 November)20 July
企画会議で決定していた「トレーダー分岐点」をシナリオ化してもらうために、横山プロデューサーは脚本家の吉田喜昭氏と東京・新宿の喫茶店で打ちあわせ、準備稿の発注。
1 August
吉田氏の準備稿完成。この段階では、横山氏のみがシナリオに目を通し、話にムリはないか、設定とちがっているところはないか、などを検討し、あらためてシナリオの2稿を発注。
3 August
第2稿完成。 この段階で、横山氏にチーフ・ディレクターの西沢信孝氏も加わり、まわし読み。2人の意見をまとめたところで、決定稿を吉田氏に依頼する。
6 August
シナリオの決定稿完成。即座に演出の湯山氏が絵コンテにとりかかる。絵コンテとは、シナリオを映像にするのに必要なもので、通常、演出家が自分のイメージを説明するために自分で描くことが多い。絵コンテの段階で、シナリオの中で絵的に不要な部分ははぶかれてゆく。
18 August
絵コンテ完成。絵コンテのチェックは、チーフ・ディレクターの西沢氏が一人で行なう。そこで、話にムリのあるところを検討し、決定稿を依頼する。絵コンテ第1稿完成と同時に、その回から新しく登場するキャラ、舞台のデザインがはじまる。 999の場合、湖川滋氏がキャラ設定、美術設定は浦田又治氏である。それぞれ日数は、4~5日かかる。
20 August
絵コンテの決定稿完成。
25 August
絵コンテ、キャラ設定、美術設定と、アニメ製作上の基礎材料が集まった時点で、作画の打ちあわせ会議が開かれる。各担当者があつまり、1本のドラマとして完成させるため、コンテの芝居をどうするか、キャラ、背景の動きはどうするのかといった打ちあわせをする。出席者は、作画監督の湖川氏、美術の浦田氏、演出の湯山氏の3人。
26 August~30 September
原画と背景原図の発注。 いよいよ実際のセル作業に入る。原画とは、絵コンテをもとに、カットごとの主要な人物の動きを何枚かの絵にするものである。ラフな絵なので、これを動画家が清書する。できあがった原画は、基本デザインとの狂いはないか、湖川氏と湯山氏によってチェックされる。 ここで演出の湯山氏がチェックするのは、演出的にみて、動きの中に入れたとき、おかしくないかを検討する必要があるからだ。原画チェックのあとは、原画と原画との間の動画作業に入る。動画チェックも湖川氏と湯山氏が行なう。動画チェックとは、20枚くらいの1カットの動画をならべてパラパラまんがのようにめくり、動きがいいかどうかをチェックすることだ。原画チェックと動画チェックのおわったものから、トレス・彩色にだされる。トレスとは、動画を1枚1枚セルに重ねて、セルに描きうつす作業だ。これは機械で行なう。で、トレスが終了したセルの裏側から、色指定に従い、絵の具で色を塗っていく。 これを彩色という。また、この段階では、特殊効果の作業も同時進行する。雨や風などの画面効果をブラシやスポンジで拭いていくのだ。「999」の場合、汽車のケムリなどのときに多用している。で、この間に完成した背景の上にセルをならべて、撮影前の最終チェックをする。この一連の作業が一番大変で、日数的にみて、およそ、40~45日くらいかかる。
10 October
撮影の打ちあわせが、湯山氏とカメラとのあいだで行なわれる。
11 October
搬入。撮影伝票にしたがい、背景とセルをくみあわせ、コマ撮り開始。およそ1週間かかる。
17 October
ラッシュ撮影が行なわれ、湯山氏と撮影、記録の人がおかしなカットはないかをチェックする。
19 October
編集。バラバラに撮影されていたフィルムをシーン・ナンバー(ストーリ順)どおりにならべかえていく作業。この段階で、演出上、不要と思われる部分は、とりのぞかれてゆく。参加するのは、湯山氏と編集、記録の 22 October
オールラッシュ。基本的には全スタッフが見る。
23 October
アフレコ。アフレコ台本(絵コンテをもとにシーンごとにセリフを入れた台本)にしたがって声優さんが、音のないフィルムを見ながら声を入れる。
24~27 October
ダビング。効果・音楽・台詞をミックスさせる作業。
28 October~1 November
東映化学にて現像。
2 November
初号試写。完成したフィルムを全スタッフがチェックするため試写をする。 9 November
テレビ放映。

Stories from November~December
トレーダー分岐点 (Trader Junction – Part Two) (11/16) 夜空を「野の花行き」列車がゆく。999号にのっているとばかり思って眠っていた鉄郎は、目をさましてびっくりする。隣りにはメーテルもいない。やむなく、鉄郎は野の花駅に降りたつが
不定形惑星ヌルーバ (Formless Planet Nuruba) (11/23) 形がしょっちゅう変わる星、不定形惑星ヌルーバに降りたったメーテルと鉄郎。そこには、アミーバ人間ツルーとスルーが住んでいた。彼らは人間〟になろうとして、突然、 メーテルと鉄郎に襲いかかってきた。彼らの目的は、人間の姿をかりて、どこか遠いほかの星へ行こうとしていたのだ。
化石の戦士 前編 (The Fossilized Warrior – Part One)( 11/30) 999号は、銀河系から3万光年はなれたある星で列車妨害にあった。その星は、木1本草1本生えていなかったが、人間の顔をした岩ばかりあったので「化石の星」とよばれていた。列車妨害をしたのは、いったい、誰か?!?!? 鉄郎は銃を手に星に降りだった。と、そのとき、鉄郎を背後から大きな影が包んだ。 「若ぞう、きさまも化石泥棒か!?!?!」
化石の戦士 後編 (The Fossilized Warrior – Part Two) (12/7) この星の住人はかつて、化石化が雲のため化石となり、ただ1人生き残った若者が化石泥棒の手から化石を守っていた。そして、鉄郎はこの若者にパスを奪われてしまう。しかも、あらたな化石化ガス雲が、 この星へせまりつつあった。鉄郎は、メーテルにイヤリングをかしてもらい、いそいで、パスをとりかえしに出かけるが……。

1979

January

Not much coverage in this issue other than a small blurb in the Anime World section that inlcudes a comment and episode summaries.

(Masaaki Hirao, Theme Composer) Comment

アニメの主題歌って子供が対象なので、できるだけシンプルに作曲しました。一番強調したいのは、夢とロマンということですので、なるべくそれをストレートな音楽で表現するようにしたんです。大人の曲ですと、歌い方とか楽器的な装飾でもたせる表現方法もあると思いますが、子供の場合、ストレートでないと受け入れてくれないんですよね。テレビが終わってからも、何となく口ずさんでくれればうれしいですね。それから、いまオリジナル曲ばかりのLP 「銀河鉄道999」を作成中です。(作曲者)

Episode Summaries

三重惑星のラーラ (episode 14) (12/14)
が到着した星 「完全機械化」の住民は、からだが完全に機械化されていた。彼らはメーテルと鉄郎を見ると、二人をはく製にしようとおそいかかった!

水の国のベートーベン (episode 15) (12/21)
大宇宙をが進んでいく。その行手に広がる暗黒のガス。 突然、そのガスの中から、黒衣の騎士がマントをひるがえして現われた!

螢の街 (episode 16) (12/28)
地表がチカチカ点滅する螢のように美しい星「真理子の螢」。だがこの星には、うわべとは異なり、はげしい貧富の差があった。

February

Not much in this issue other than episode summaries.

Episode Summaries

泥のメーテル (episode 18) (1/11)

ざんげの国 (episode 19) (1/18)
宇宙で一番清らかな星ざんげのそこで休暇中の車掌さんが強盗におそわれたことから、鉄郎たちも追われる身となる。

プロフェッショナル魂 (episode 20) (1/25)

枯葉の墓標 (episode 21) (2/1)

海賊船クィーン・エメラルダス (episode 22) (2/8)
海賊船に襲われる999号。彼らの真の目的は一体何なのか。ャプテンエメラルダスは、かつてメーテルのライバルだったのだが。

March

Animage [pg. 32-36]

This issue contains a reprint of a promotional pamphlet of the GE999 TV series that I actually have a copy of! It’s written in English and there’s a Japanese translation in the back of this Animage issue. Also incldued are a few epsiode summaries.

GALAXY EXPRESS RUNNING IN BOUNDLESS SPACE BEARING MY HOPES, DESIRES AND MEMORIES

GALAXY EXPRESS 999 is the story I like best which I am writingfrom desires and dreams I have held since my childhood days. When I was a child, I used to look up at the heavens that were jeweledwith numberless stars far and wide. I felt as though I was traveling in the universe while seeing those sparkling stars. I found on reflection that the globe itself was like a ship floating and traveling in space. That was long afterwards.

Time went by, and I grew up into a man. But the sparkling stars sawin the night sky and the dreams I had still remain in my heart like a time machine going against the passage of time. At that time I believed that the day would come for sure when I could fly myself into space. When I come to think of it now, I feel the time left for me is not long enough to do so. So I made up my mind to make Tetsuro and Maeter run in space riding the Galaxy train. The train that runs and runs in boundless space bearing Tetsuro and Maeter full of hopes for the future is carrying the dreams, hopes, desires and reminiscences I have had sincemy childhood days.

To be exact, there is no terminal for this train because there was no end to the dreams I had in those days. The Galaxy train will surely keep on running bearing my dreams as long as it likes.

TETSURO HOSHINO
The hero of this story. He is a lonely orphan. Seeking to find eternal life, he sets about traveling in boundless space with Maeter,) a mysterious beauty. His target is the planet where anyone can become an immortal mechanical man. He feels uneasy and harbors wariness with Mäeter whose identity is unknown. However, she reminds him of his dead mother who was beautiful, and he begins to cherish affection for her though faintly. He is brave, but bright, warm-hearted and frank by nature.

MAETER
Maeter is a mysterious beauty who continues to travel in space with Tetsuro. She gives a lifetime ticket for the Galaxy Railroad to Tetsuro so that his wish is fulfillea to be on the “planet where anyone is able to become an immortal mechanical man. “She displays her super-ability in order to protect Tetsuro from danger, but no one knows what she really is. But one thing is almost certain that she is keeping watch on Tetsuro under from someone. She always shows a mother- like kindness to Tetsuro.

Episode Summaries

原始惑星の女王 (episode 23) (2/15)
宇宙にひとつの奇妙な星があった。その星の半分は緑色におおわれ、ほかの半分はメカで装甲したように見えた。その星は、驚くべきことに丸くはなかったのだ。その名を「ケンカ別れ星』といった。鉄郎とメーテルは緑の星に降りた。気温は摂氏38度、2人はすぐに裸になった。と、2人のまえに気味の悪いひとつ目の原始人があらわれた!!!

次元航海惑星 (episode 24) (2/22)
海の星の駅に停車しようとする999号。が、突然、駅が消えてしまう。そして、脱線してしまう999号。 メーテルと鉄郎の運命は!?

April

Another issue light in coverage but does contain a comment from Takenori Kawada .

Takenori Kawada comment

—物語全体について一言
人気の高い松本零士さんの傑作で、私がいままでに手がけてきたロボットものなどとは一味ちがい、メルヘン調の、いわば青い鳥のようなファンタジーですよね。夢と希望を訪ねながら生きてい少年の心の成長を中心に描いていきたいと思っています。―アニメ化する苦労などを原作はよくまとまっていておもしろいんですが、アニメにするには、単調すぎる部分もあるので、それをどうふくらませるかに頭を悩ましています。それと、まんがではあたりまえのものとして、現実的なものが、現実的なものとして描かれちゃってるでしょう。これをアニメで表現しようとすると頭をかかえちゃうんです。機械人間ひとつをとってみても、どう描くかでは、たくさんの問題点がでてくるわけですね。

Episode Summaries

雪の都の鬼子母神 (episode 26) (3/15)
雪に囲まれている惑星「雪の都」。この星では、アイスクリームが主食で、お風呂も水風呂である。ユキという名の少女に誘われるまま、鉄郎は彼女の家に連れて行かれるのだった。そこに待ちうけているのは?

かげろう星の文豪 (episode 27) (3/22)
孤独を求めてかげろ星へ逃れてきた世正雪。彼は宇宙最長の大長編小説に挑む作家である。が、こともあろうにメーテルに魅せられてしまったのだ。

サケザン大陸 (episode 28) (3/29)
大酒飲みでターザンみたいサケザンが支配する星、サケザン大陸。この男にメーテルがとらえられてしまった。

幽霊世界のフィラメント (episode 29) (4/5)
宇宙に広がる「雲の海」。この中でスリーナイン号はエネルギーを吸収されてしまう。そこに現われた幽霊の目的は、鉄郎の肉体にあった。

May

The movie coverage begins! Contains an interview, staff comments, and the announcement of GODIEGO being involved.

8月4日公開決定

●公開まであと116日—原作ともテレビともまったくちがうという映画の製作は、東京・練馬の東映動画スタジオで着々と進行しつつある。いったいなにが、 どうちがうのか—このレポートは、暑い暑い夏をいまか いまかと待ちかまえる映画「銀河鉄道999」 の詳報第1弾である!!

人はみな星の海を見ながら旅にでる… 想いえがいた希望を求めて・・・・・・

果てしなく旅はつづき人はやがて夢を追い求める旅のうちに永遠の眠りにつくしかし、列車は走る

そして、いま汽笛が新しい若者の旅立ちの訪れを告げる

西暦2×××年、地球には、超近代的な都市、メガロポリスが出現し、人々は暑さ寒さを知らない快適な暮らしをしていた。だが、そのメガロポリスに住めるのは、機械の体を買える金持ちだけであった。貧しい人々は、メガロポリスから追いたてられ、スラム化したDOWNTOWNで悲惨な暮らしを送っていたのだ。母と二人きりで暮らす10歳の鉄郎もその一人だった。だが、そんなある日、母は機械伯爵に射殺されてしまう。この物語は、それから5年後の話である。DOWNTOWNに1枚のポスターがあった。一人の少年が食い入るように見入っていた。15歳になった鉄郎であった。『WANTED宇宙海賊キャプテンハーロック…..おたずね者のハーロックは、DOWN-TOWNに住む貧しい少年たちにとっては、宇宙にのりだしていったあこがれの男だった。鉄郎も思った。「今年こそ、あのハーロックのように、宇宙の海へのりだすぞ』その足で、なかまとメガロポリスへでかけた鉄郎は隙を見て、金持ちの機械人間から、999号の定期券を盗んだ。999号は1年にたった1度だけ地球を訪れる不思議な列車だった。鉄郎には、どうしても999号にのらなければならないわけがあったのだ。が、それもつかのま、定期は、機械ポリスたちにとりあげられてしまった。「暴力と盗みの現行犯で逮捕する!」「ああつ」ポリスにはがいじめにされた鉄郎の胸元からペンダントがちぎれて、飛んだ。母のかたみのペンダントだった。鉄拳が、やおら、鉄郎の顔面に炸烈した。そのまま、鉄郎はよろけるように、ペンダントのそばによった。と、そのとき、鉄郎の視界に女の脚が入った。女は身をかがめた。そして、鉄郎よりも一瞬早く、それをひろった。鉄郎は静かに顔をあげた。「か、か……..」鉄郎の息がつまった。「母さん!」女は母に似ていた。だが、似ているだけであった。鉄郎の前で微笑んでいたのは、メーテルだった。かくして、999号にのることになる鉄郎。その行手には、いったい、何が待っているのだろうか?

製作データ
アニメ・データ (Production Facts)
総製作費 5億円 (Production Cost: 500 million yen)
上映時間 2時間5分 (Run time: 2 hours 5 minutes)
総製作日数 1年 (Production Time: 1 year)
使用動画枚数 6万枚 (Reels used: 60000)
カット数 2000カット (Cuts: 2000)

なお、東映では、この映画のために、ファンクラブ誌 「銀鉄ニュース」を創刊。 くわしいことは下記へ連絡を!!!

Leiji Matsumoto Interview
「想いえがいていた日がついにやってきた]
ストーリーの発端はわかった。が、その後の展開は?!?! そして、何が、テレビとも原作ともちがうのか?企画、原作、構成で大忙しの松本先生に、いまの時点で話せる”ちがい”について語っていただいた。

AM: ズバリ、質問しますが、いったい、なにがちがうんですか?

Matsumoto:「タイトルこそ 『銀河鉄道999』になっているけど、中味はそれだけじゃない、といういい方はできますね」

AM: といいますと?

Matsumoto:「ぼくは、この間、ずっと「ハーロック』 『エメラルダス』 それに『銀河鉄道999』を各誌で描いているわけですけど、この3つの作品は、もともと、ぼくの頭の中では、ひとつの同じ話なんです。 ところが、まんがじゃ、掲載誌のちがいもあって、なかなか3つの作品をからめることはできない。で、今度の映画があった。ぼくは、すぐに、この”同じ”話にしようと思いましたね」

AM: ということは、ハーロック、エメラルダス、それに鉄郎がこの作品の主人公になるわけですか?

Matsumoto:「いや、やっぱり、話はひとつの筋立てというか、 テーマできまりますから、鉄郎になりますね」

AM: テーマは?

Matsumoto:「ことばにするなら『かぎりある命』というテーマで 『無限にある命』と『かぎりある命』の対比を描きます。つまり、血のかよった人間と機械文明の相剋ですね」

AM: そのテーマと、主人公・鉄郎のかかわりあいは、ストーリーのなかでどうなっていくんですか?

Matsumoto:「鉄郎は、そのテーマに悩む少年として登場します。それと、彼が一人前の男になるまでの思春期も描くつもりです。だから、鉄郎のキャラクターも原作とは少し変えて、年齢も15歳にしたんです」

AM: この映画には具体的にはどういう形でかかわるんですか?

Matsumoto:「企画・原作・構成ということなので、ま、プロデューサーですね。だから、設定なんかも、 ヤマトのときよりもずいぶん多く描いています。そういう意味でいうなら、自分の好みをむきだしにした映画になりそうです」

AM: 最後に読者へひとこと

Matsumoto:「いいもの、イコール、 おもしろいものというのを作りたいと考えています。 ぜひ、応えんしてください」

Staff Comments高見義雄 (Yoshio Takami):
映画のラストのイメージは、一人の少年が、青春の門の前で、その思春期に訣別を告げているといった感じにしたいと思っています。スタッフも最高の布陣がそろったし、準備期間も去年の9月からかけてますし、最高におもしろい作品を作ります。期待してください!!

石森史郎 (Fumio Ishimori):
去年「博多っ子純情」の脚本を書きおわったころ、高見さんから、突然電話があって「やれ」という。ぼくはびっくり。だって、ぼくはSFって食わずぎらいなんですよ。ま、ともかく、原作を読んでみた。すると、これがじつにおもしろい。だって、ぼくの得意な若者の愛のドラマでしたからね。

りんたろう (Rintaro):
アニメの演出で、なんといってもだいじなのは絵コンテなんです。極論すれば、絵コンテ作業が終わっちゃえば、その作品の終わりということもいえますね。あとは、作画の人の持ち味ですし。今回ですか。去年の暮れからはじめたから、2か月ちょっと、いままでにない時間のかけ方だと思っています。

小松原一男 (Kazuo Komatsubara):
10歳の鉄郎が5歳、年を食うとああいう顔になるんだと思うんです。悔いが残るのは、少しイイ男にしすぎちゃったところかな。でも、映画のなかでは、もっとくずすつもりでいます。

凉尾 篁 (Ryou Takamura):
ぼくの美術設定は、いつも、あんなに細かく描く必要はないとよくいわれるんです。 けど、イメージってのは、描いていくうちにふくらんでいくんですよね。今回も、いつもに増して、くどく描いています。

特報!!テーマ曲の作曲と歌がゴダイゴに決定!
テーマ、エンディング・テーマの2曲を作曲、歌うことオープニングになったゴダイゴ。銀鉄ファンならずともその完成が待ち遠しいところである。なお、作詩は山川啓介氏が担当する。

Episode Summaries

幽霊世界のフィラメント (episode 30) (4/12)
が雲の海へ入ったとき、鉄郎は多くの亡霊を乗せた列車を見たような気がした。いや、それは現実だった。いつのまにかの客車にはたくさんの亡霊が!

怒髪星 (episode 31) (4/19)
列車が近づくと、まるで怒ったように真っ赤な気流が立ち昇奇怪な星 怒髪星。 この星は年がら年中、ケンカの絶えない星だった。そのケンカにまぎれて、メーテルと鉄郎の2人を始末しようとたくらむサングラスの4人組。銀河鉄道999彼らの正体は一体何者? そして2人をねらう目的は?

停時空間のかじられ星 (episode 32) (4/26)
999の食堂でメーテル、鉄郎と食事をともにした男、エドモンの故郷はつぎの停車駅「甘い甘星」であった。50年ぶりに故郷に帰るというエドモンの話によると、「甘い甘星」はとても美しく、すばらし星のはずだった。ところが、9が停車した駅は「かじられ星」。その形は、まるリンゴをかじりちらしたよう奇怪な星・・・。

ウラトレスのネジの山 (episode 33) (5/3)
赤さびたようなウラトレス星は、空も地上もネジだらけ。この星は、ネジだけを専門に作っ他の星に輸出していた。鉄郎とメーテルは、大きなネジ山の見えるホテルで旅の疲れをいやす。だがその晩、強風のためにネジ山が崩れだして・・・。

June

More movie coverage, including a chat with the members of GODIEGO. Also included is a short production timeline of the movie.

15歳—青く酸っぱかった果実が、発酵しはじめる季節。そんな15歳のテーマ曲とは何なのだろうが?今月のAnimage独占「銀鉄情報は、主題歌を歌うゴダイゴと、これまでの映画「銀河鉄道999」製作の全プロセスを特集してみた。

いま、80年代にむかってアニメ音楽は猛烈なスピードで転換期をむかえている。音楽の重要性が認識しけ止められたのだ。だから、企画の有賀健氏が「主題歌はゴダイゴに」といいだしたときにも、スタッフ一同、大賛成。そこで、主題歌完成にいたるプロセスをゴダイゴの音楽プロデューサー・ジョニー野村氏にイタビューしてみると—

Johnny Nomura (GODIEGO producer):

AM: 最初の打ちあわせは!?

Nomura:「2月のはじめかな?!?! そのときはぼくだけが参加したんだけど、松本零士さんから『主人公は汽車』というのを聞いて、これはゴダイゴの歌になると思った」

AM・どういう部分が!?

Nomura:「汽車はことばじゃ説明しにくいけど陽”の世界なのね」

AM・エンディングを聞いたんですけど、たしかに明るい歌ですね。

Nomura:「ゴダイゴの基本テーマは“JOY”つまり、子どもは喜ぶとき、泣かないけど、教育をうけて大人になると泣さく。これ、おかしいと思う。もっともっと陽が育ってほしいのね。だから、映画の最後は、カーテンがしまるけど、そしたら、映画そのものが、観客を送りだせる感じにしたかった。「ああ、終わった。これでおしまい」じゃ、つまんないよね」

AM 実際の曲完成の進行は!?

Nomura:「まず、ぼくがみんなにテーマを説明、で、ぼくの女房の奈良橋が英語で作詩、それをタケ(カワ)が作曲、ッキーがアレンジ、最後はスタジオで、全員でこまかなアレンジをきめて完成」

AM自信作ですか?

Nomura:「ハッピーのなかにセンチを残し、それが希望につながるように歌ができたから、最高でした!!!」

GODIEGO Comments

Yukihide Takekawa
まんが狂のぼくです。 自分で2曲もかいたのだから、早く見てみたい!!

Mickie Yoshino
1日も早い映画のあがりを、いまはたのしみに待っています。

Tommy Snyder
映画の場合、 映画が完成して、絵を見てから感想を述べたいですね。

Takami Asano
明るくて、のれる曲だから、 すぐに曲の感じがつかめてたのしく演奏できた!!

Steve Fox
キタキツネ物語」も好評だったらしいけど、こんどもそういわれたいですね。

Yoko Narahashi (GODIEGO Lyricist)

ゴダイゴファンなら知る人ぞ知るというのが、この人、奈良橋陽子さんだ。ゴダイゴのほとんどの作詩を英語で手がけ、それをタケが作曲このコンビで数々の名曲が生みだされている。「イメージは全員で話しあったんだけと、私がこの作品で一番気に入ったのは、鉄郎が列車にのって、地球を飛び立つところ。絵コンテで見たんだけど、あそこで、線路が途中でなくなるでしょう。『あっこれが、鉄郎の少年との訣別」だと思ったのね。で、最初に考えたのが『TakingOff」。あと、『GalaxyExpress999』のほうは、最初、ちょっと心配だった。リズミックな感じになるかなって。けど、タケがのらしてくれたのね。そしたら、すごくいい曲になっちゃった」ところで、英語の詩を日本語に訳したのは、売れっ子作詩者の山川啓介氏。その苦労などうかがってみると、「英語の詩を日本語にする場合、ぼくは、英語はただの”情報”というふうにみなすんです。すると、あと”訳す”のはイメージなんですよね。すると、ことばとしては、かなり、英語とはちがってくるのは当然で、また、それが自分の仕事だと理解してがんばりましたね」ともあれ、すばらしい映画「銀鉄」の主題歌は完成した。あとは、それが、映像の中でどう生かされるか、待ち遠しいばかりである。

Production Timeline:

「ヤマト」が一大センセーションをまきおこしたように「銀鉄」もまた、7夏、日本中をパニックにおち入らせようとしている。だが、パニックをおこすには、それなりの準備と期間が必要だ。4月9日、記者会見が開かれるまでの映画「銀河鉄道999」の〝準備と期間〟を全レポートしてみると—

昭和53年9月11日
「銀河鉄道999」の映画化を企画決定。 企画の有賀健氏と高見義雄氏が主要スタッフの選定に入り、今田智憲東映動画社長の推せんもあって、監督はりんたろう氏、また、脚本は石森史郎氏に決定した。

昭和53年9月29日~10月1日
松本零士、石森史郎、りんたろう各氏、それに高見氏の4人が静岡の旅館にカンヅメになって構想をねった。

昭和53年10月20日
石森史郎氏の初稿完成。 30字づめ原稿用紙1枚にわたる大作であったという。また、この間に松本氏が場面設定製作。

昭和53年10月28~30日
石森氏の第2稿をもとに松本、有賀、高見氏の3人が、東京・新宿のプリンスホテルで2泊3日泊まりこみ、大検討会。その後、その話をもとに石森氏が改訂準備稿の作業に着手。また松本氏は、ストーリー構成上のキーポイントを4冊のメモにまとめた。

昭和53年11月30~12月1日
東京・練馬の金栄閣で石森氏と高見氏は松本メモ”をもとに、改訂稿執筆のための泊まりこみの打ちあわせ。

昭和53年12月8日
改訂稿完成。

昭和53年12月12日
準備稿完成。

昭和53年12月31日
除夜の鐘をききつつ、りんだろう氏が絵コンテ作業に入る。そして、年は明けた。

昭和54年1月16日
松本さんの主要キャラ設定が完成。

昭和54年2月1日
作画の第1回目打ちあわせ。すでに決定していた作画監督の小松原一男氏、美術の椋尾篁氏、それに高見氏などが出席した。そして、作画はインした。色指定セルの作業にとりかかったのである。

昭和54年2月22日
東京・赤坂のコロムビア本社で第1回目の音楽打ちあわせ。有賀、りん、松本の各氏、そして、ゴダイゴが出席した。

昭和54年3月2日
りん氏の絵コンテ完成、1冊およそ100ページからなる絵コンテは6冊にもおよんでいた。

昭和54年3月21日
東京・読売ホールで松本氏を中心としたファンの集い 「松本零士と銀河鉄道999」を開く。

昭和54年3月31日
スターシップ・レコーディング・スタジオでゴダイゴがテーマ曲の録音。

昭和54年4月9日
記者会見。取材記者300人をこえる大盛況の記者会見であった。

Episode Summaries

プレーテット・シティの魔女 (前編) (episode 34) (5/10)
なにもかも金色に光りゆくプレーテット惑星。ここでは、いかにして金メッキで飾りたてているかにより、その人間の価値が決定するのである。だが、この星にも、このようなゆがん社会を改革しようと戦っている人がいる。しかし、その息子は軽蔑されるのをきらい、金メッキを望む。

プレーテット・シティの魔女 (後編) (episode 35) (5/17)
目の前で母の死を見とどけたホィール・ロックは、鉄郎の悟しによって母の意志を継ぐ。

大酋長サイクロプロス (episode 36) (5/24)
地球をモデルにして造られた星も、いまは人も住むこともなく、ゴーストコロニーと呼ばれるようになってしまっている。コロニーを造った学者サイクロプロスは、自らのミスから移住者を死なせてしまったのだ。信用を失ったサイクロプロスは自分とウリふたつのクローン人間を造り、信用を回復しようと夢みているのであった。

ミークンの命の館 (episode 37) (5/31)
広い宇宙の中には不思議な星もあるものだ。死んだ動物たちが静かに幸せに暮らしている星。 今回は死んだ動物たちとそのご主人との間を往復し、案内しているやさしい女の人のお話。

卑怯者の長老帝国 (episode 38) (6/7)
すさまじいショックでバラバラとなってしまった999号。薄気味の悪い星に吸い寄せられていった。そこには、独裁者デルカデ大統領がいる。彼は部下も市民もすべて処刑したのだ。

September (Animage)

Only episode summaries this month.

Episode Summaries

球状住宅団の大酋長(後編) (episode 41) (8/16)
メーテルそっくりのかかしにおびきよせられた鉄郎は、大酋長にとらえられてしまった。だが、命からがら脱出した鉄郎は、テツゴロウとともにメーテルの救出にむかうのであった。テツゴロウは城の爆破を主張するが、そのなかにはまだメーテルがいる……。

フィメールの思い出 (episode 42) (8/23)
999号のあらたな乗客フィメールは、なにかにつけ車掌さんにつらくあたりちらした。鉄郎とメテルにしても、このわがままな客に迷惑しているのだ。だが車掌さんは、彼女に、かつての恋人マーベラスの面影をみいだしたために、あえて反抗しようとはしないのであった。

嵐が丘のキラ (episode 43) (8/30)
嵐が丘星にすむ、キラ少年とその父。少年の父は病気がちで、キラの足手まといにならないように、この星から脱出しようと鉄郎のパスをぬすみだした。そんな父の気持ちを理解できないキラは、涙しながら銃を父にむけ引き金を引こうとするのだった。

ワルキューレの空間騎行(前編) (episode 44) (9/6)
すべてがまずしい星に住むまずしい若者プライダーとアリス。歌手志望のプライダーは、なんとかしてこの星から出て一流になりたいと願うのだが彼にはお金がなくて、999号の乗車券が買えないのだ。そんなプライダーに、そっと、アリスはアルバイトでためた金貨を手渡すのであった。999号の乗客となったプライダーと、アリスの気持ちを知る心やさしい鉄郎あらそいをはじめるのだが、プライダーの主張も否定できない。そんなとき、突然、999号がなに者かにおそわれた!!

September (The Anime)

Movie coverage from the first issue.

これが宇宙特急列車999だ!
銀河鉄道999号は地球アンドロメダ間を往復する超近代化宇宙列車である

耐エネルギー無限電磁バリカーによって防護されその内部には人類の知恵を超越した超近代的なメカニズムが組み込まれているが外観は乗客の心がやすまるように前近代的な蒸気機関車C6248と昔懐しい客車に仕立てられていこれは最後まで残った貴婦人といわれる有名なSLであるメカニズムは外宇宙の滅亡した科学星の遺跡や異星人から入手した資料をもとに設計された機関部はコンピューターの頭脳をもつ思考のできる機械であ機関車は自分自身で判断しながら定められた宇宙軌道のタイムスケジュールに従って安全に列車を牽引する列車編成は近代化された機関車を先頭十数両の客車(一等車と二等車)寝台車食堂車娯楽車医療車車掌室業務室図書室などからなるまた時には客車や装甲車などを増結したり切り離したりするため車両数は一定していない
時速 3000宇宙キロ
推力 200万コスモ馬力
動力機関 超次元機関ボイラー

広大無限の宇宙空間を驀進する銀河鉄道999ひとはみなこの列車に乗ってそれぞれの夢と希望を追い求めるそして今愛と勇気と冒険心をたずさえて一人の若者が旅立とうとしていた星野鉄郎は5年前彼が10歳の頃機械伯爵に愛する母親を殺された999号に乗ってアンドロメダへ行けば永遠の命がもらえるという鉄郎は機械の体になって父と母の仇を討つために何としても999号に乗りたかつた銀河鉄道全線の定期券を盗んで機械人間のポリス群に追われる鉄郎を救ったのはメーテルという若く美しい女性だったメーテルはあまりにも鉄郎の亡き母に似てお謎めいていたそのメーテルから999号の乗車バスを贈られた鉄郎・・・二人は旅立つ肉眼では見えない無限軌道を進む999はるか後方に遠ざかってゆく地球最初の停車駅土星の衛星のひとつ・タイタンで鉄郎は山賊のアンタレスと出逢う彼は数少い生身の人間であり鉄郎の目的とその勇気を知ると機械伯爵の住む時間城の場所を知るのは女海賊のエメラルダスだけだと教えてくれた迷いの星といわれる氷の惑星・冥王星を経て宇宙を驀進する999号の前に巨大な飛行船クイーンエメラルダス号が現れたメーテルはエメラルダスを知っていた・・・・・メーテルはいったい何者なのか・・・・・・謎は深まるトレーダー分岐点ありとあらゆる空間軌道が一点に集まっている宇宙の大分岐点そしてそこには機械伯爵の住む時間城があった機械伯爵と果敢に戦い力尽きた宇宙戦士トチローの親友キャプテンハーロックに危機を救われた鉄郎はアンタレスと共に機械伯爵に戦いを挑んだアンタレスの尊い命とひきかえに父母の仇を討った鉄郎しかし鉄郎には新たな目的ができたさあ!アンドロメダへ

今 – テレビで圧倒的人気を誇っている同名作品を母体にしての映画化だが内容は全く違い すべて新しい構想で作りあげられた
キャプテンハーロック エメラルダス 宇宙戦士トチローなど 松本零士の世界のヒーロー・ヒロインが総結集 鉄郎とメーテルと共に大活躍を演じながら壮大なスペースドラマが展開する——
主題歌 「銀河鉄道999」 『テイキング・オフ」 を歌うのは「ガンダーラ」 『モンキー・マジック」 とたて続けにヒットをとばし 今や人気ナンバーワンのゴダイゴである そのメロディーのすばらしさが映画のムードに一役買っているもう一つの話題は アニメ史上初の試みである 《レインボー透過光特殊撮影〉であろう 特殊フィルターを使うことによって 宇宙のロマンやファンタスティックなムードをよりリアルに写しだすことに成功した

鉄郎は機械伯爵の人間狩りに母を殺された母は死に際アンドロメダへ行けば誰でも機械の体がただでもらえることを鉄郎に教えた鉄郎にとってそこはまさに夢と希望の惑星だったそして謎の美女メーテルとめぐりあいアンドロメダ行きの宇宙列車〝銀河超特急999号”にのりこむ鉄郎永遠の生命への願望を託して今未知への旅が始まった最初の停車駅は火星の大シルチスそこで鉄郎は機械化人間のゼロニモから銀河鉄道の定期を奪われそうになった鉄郎はやむをえずゼロニモと決闘し勝ったゼロニモはこう言い残して死んだおれも昔はそうだった血が通ったほんものの体には夢や希望がいっぱいつまっていたその体を大切にしろ機械になってからでは手おくれだ鉄郎の心は複雑に揺れ動いた不滅の機械化人間になることは人間にとって本当に幸せなのだろうか……?鉄郎は999号に乗り宇宙の旅を続けるがその途中の停車駅の惑星でさまざまな生き方を見聞しいつもその疑問を自分に問い続ける松本零士が描くファンタジック・スペース・ロマンの傑作である

October

Just episode summaries and a comment from Kenji Yokoyama.

Episode Summaries

ワルキューレの空間騎行 (後編) (episode 45) (9/13)
鉄郎とメーテルたちは、3人の姉妹に、ワルキューレの母船へつれこまれた。3姉妹はアンドロイドだった。 人間によって3人の娘を殺された母、ワルキューレが、人間をにくみ、鉄郎、メーテルたちを、娘に似せて作ったアンドロイドを使って殺そうとしたのだ。

エルアラメインの歌声 (episode 46) (9/20)
戦争中の星からきたナンミは、安全な故郷をもとめる人々の願いをうけて、999号をエルアラメインへとむかわせた。 ところが、エルアラメインも、安全な星ではなかった。星におりた鉄郎、メーテル、 ナンミをねらう戦車の砲が無気味に待っていたのだ。

これからの星 (episode 47) (9/27)
これからの星にあるこれからの駅をおりた鉄郎とメーテルは、 未来を信じて働く人々に会う。ところが、ホテルが暴風でこわれ、2人の荷物とバスがなくなった。 999号の発車時刻は近づいてくるのに、バスがみつからない!!!

永久戦闘実験室 (前編) (episode 48) (10/4)
999号の停車駅、ライフルクレネドは、戦争を観光にしている星であった。傷ついた兵士ゼータを鉄郎メーテルは助けた。そのため、鉄郎はゼータによっ兵士の墓場につれていかれるのであったが…。

横山賢二(東映動画) (Kenji Yokoyama)
松本さんの原作に忠実にいこうという点はずっと変わっていませんが、SF的な面をあまりふくらませないで、ファンタジックな面を広げようという制作方針が、いま大好評なので、ホッとしています。松本さんの原作とTVを比較して、TVのほうが、音楽、効果などとあいまって、3人の人物(鉄郎・メーテル・車掌)が、それぞれ出会う人物を通して、どういう反応を示し、成長をとげていくかが、実にリアルにつかめるという投書が多いのもうれしいかぎり。ただ、劇場用映画で、メーテル、車掌、影の声の正体がある程度わかるのでTVでは、これをどう変えるか、ご期待をな。

November

Coverage of the first TV special, includes short interviews with Youichi Kominato, Kenji Yokoyama, Masayuki Akehi, and Osamu Ichikawa.

夏の映画版(銀鉄)フィーバーに負けてはならじと、テレビ版「銀鉄」も、2時間ワクで放映が決定!!この秋、最大の話題のひとつとなった。内容は12・13話の「化石の戦士」をもとに、新たに描きおろしを加えたものになる。いったい、どこに旧フィルムを使用し、どこを描きおろすのか、放映直前、予告編の掲載をまじえる中で徹底研究してみると。

AM: 企画があがったのは!?

Youichi Kominato:「7月はじめです。放映1周年記念ということで、フジテレビの別所孝治さんのほうから話があったんです」

AM: 『化石の戦士』 12・15話に描きおろしを加えるわけですが、なぜ、この作品を!?

Kominato;「7月22日に、上野駅から出発し銀河鉄道999号の乗客1000人アンケートをとったんです。そしたら、この作品が人気トップ。もともとこのシリーズのなかでも、最高におもしろい話のひとつだったんですよね」
AM 構成はどうなるんですか?

Kominato:「オープニングには、山口県小郡の山口線を走るC57-1を実写で使います。2分15秒くらいの長さですが、はじめての試みなので期待してほしいですね。あと、割合としては、旧作が4割、6割が描きおろしになる予定です」

AM ファンへひとこと。

Kominato:「正調の999を見てほしい」

AM テーマ的に、これだけは、この作品のなかでいいたいということはありますか?

Kenji Yokyoyama: [やさしさ”ですね。もっと具体的にいうと、男のやさしさ。『ヤマト』は、愛する人のために死んでいけるか、がテーマでしたけど、ぼくは、この作品のなかで、それをもっと、つきすすめたいと思っている。つまり、アカの他人のためというか、祖国、ひいては星”のために死ねるか、ということですね。」

AM もっと具体的に、シーンでいうと!?

Yokoyama:「鉄郎と戦士の一騎討ちですね。なぜ、戦士は、みねうちで戦おうとするのか、そして、したのか、ここで、人間のもつやさしさ”というものを視聴者のみなさんに考えていただけたらと思います」

AM 最後にひとこと。

Yokoyama: 「音楽にも注目してください」

AM: 演出意図は!?

Masayuki Akehi: 「ホングシ999をやりたいです」

AM: ホンブシ!?

Akehi:「ぼくは、現代社会文化科学が進歩するにつれ、人間は逆に侵されてゆくんじゃないかと考えているんです。そこでの人間の生き方、これが、「999」のテーマだと思っているんです。ま、それがホンブシですね。劇場用の場合、あくまでも映像効果だけで視覚的に見せていたから、ぼくとしては、もっと具体的に描いてみたつもりです」

AM ホンブシをどこで描きましたか!?

Akehi: 「やっぱり、戦士がハネムーンを中止するとき、それをリージャが黙って認めてくれるところ。それと、戦士の妻として、父親を助け、自ら化石化していくところですね。あと、最後の鉄郎のせりふ「ぼくは、ぜったい死なない」というところ、ジックリ見てもらいたいですね」

AM: 化石の戦士”の魅力は!?

Osamu Ichikawa:「責任感と誇りを背景とした男のやさしさですね。 それと、死んだ恋人もとの体に戻したいという夢、いいですね」

AM: 『999』出演は、はじめてだったんですか?

Ichikawa: 「そうです。 けど、 その前からやりたくて仕方なかったんです。という松本先生と肝付兼太)さん、じつをいうと同じ年なんです(笑)。この年代の男というのは、何ていうか、夢の世界がすきなんですよね」

AM 夢というと?

Ichikawa: [小学校の3年生のときに、終戦なんですよね。一番、ものをほしいときに飢えていた世代なんです。だから、松本先生が破壊文明をテーマにSFを描かれていても、ひょっとしたすきに、その世代的なものがでている。意外に古い夢がでているんです」

AM ところで、すきなシーンは?

Ichikawa: 「最後に涙をこぼすところです」Episode Summaries

永久戦闘実験室 (後) (episode 49) (10/18)
ゼーダは、反乱に加わるようにすすめるサンタナに背を向け、砂漠の墓場へ鉄郎を誘いだした。鉄郎を殺して、999号のパスポートを奪えば、自由の星へ脱出できるからである。ところが、鉄郎から母の仇をうった思い出を聞かされたゼーダは、熱く燃えあがるものを感じて、反乱に加わる決意をするのだった。

亡霊トンネル (episode 50) (10/25)
次の停車駅「マンモスの墓場」に向かう途中、999号は、突然、音をまったく吸収しない物質でできたトンネルに入ってしまった。車掌さんの話によれば、このトンネルはかなりの難所で、過去に何度となく事故がおこっているというではないか。と、そのとき999号のまわりを、あやしげな金属の球体がとり囲んだのだ。

透明海のアルテミス(前) (episode 51) (11/1)
暗黒の宇宙空間をゆく999号は、前方に障害物を発見して急停車した。そして、鉄道警備隊の手障害物をとり除くべく、ミサイルが発射され、命中する。ところが、驚いたことに、障害物から、つぎつぎに、アメーバ状の不定形生命体が現われ、ロ々にコースの変更を嘆願するではないか!!!

透明海のアルテミス(後) (episode 52) (11/8)
不定形惑星に埋まってしまった999号のまえに、突然現われたアルテミスは、鉄郎とメーテルに思いもよらぬことばをつぶやいた。なんと、この惑星がおかあさんであるというのだ。

December (Animage)

Episode Summaries

鏡の星の鉄郎 (episode 53) (11/15)
999号は鏡の星に到着した。この星では時々、自分とウリ二つの人間を見かけるのだという。鉄郎にそっくりな少年・学。メーテルは学を鉄郎と信じて連れ帰るが…

終わりなき夏の物語(前編) (episode 54) (11/22)
終わりなき夏の惑星。そこはインセクター(昆虫人間)が支配する星。一年中、夏しかないその星で、インセクターは永久に繁殖しつづける。食糧不足は必至の事態。と思うまもなくメーテルが黒い影に連れ去られてしまった。

終わりなき夏の物語 (後編) (episode 55) (11/29)
終わりなき夏の惑星。そこはインセクター(昆虫人間)が支配する星。一年中、夏しかないその星で、インセクターは永久に繁殖しつづける。食糧不足は必至の事態。と思うまもなくメーテルが黒い影に連れ去られてしまった。終わりなき夏の惑星。そこはインセクター(昆虫人間)が支配する星。一年中、夏しかないその星で、インセクターは永久に繁殖しつづける。食糧不足は必至の事態。と思うまもなくメーテルが黒い影に連れ去られてしまった。終わりなき夏の惑星。そこはインセクター(昆虫人間)が支配する星。一年中、夏しかないその星で、インセクターは永久に繁殖しつづける。食糧不足は必至の事態。と思うまもなくメーテルが黒い影に連れ去られてしまった。終わりなき夏の惑星。そこはインセクター(昆虫人間)が支配する星。一年中、夏しかないその星で、インセクターは永久に繁殖しつづける。食糧不足は必至の事態。と思うまもなくメーテルが黒い影に連れ去られてしまった。

次血帝国 (前編) (episode 56) (12/6)
999号は有尾人(恐竜)たちの住む星に到着した。臆病で用心深有尾人たち。彼らは人間は自分たちの星を侵略するに違いないと信じて疑わないのだった。2本足は信用できないというのが彼らの口ぐせである。そのなかで、チビと名乗る有尾人だけが鉄郎と話したいと会いにくるのだ。そして彼は999号に自分も乗せてはくれないだろうかと話をもちかけてきた。

December (The Anime)

Episode Summaries

透明海のアルテミス (episode 51) (11/8放映)
宇宙空間をひた走る999の行く手得体の知れない障害物が・・・・・・。 鉄郎メーテルが見守るなか、保線区武装司令部が発射したミサイルがその前方の巨大な障害物に着弾する。しかしその時不思議なことがおこった。障害物からちぎれた不定型生命体が999の窓にペタンペタンとくっつき、「来ナイデ! 近寄らないで!」とささやくのだ。そのまま航行を続ける999は巨大な不定型生命体にぶつかり、そのま巨大な海に沈みはじめる。 宇宙には我々の知らない生命体がいくらもある。その母なる不定型生命体で鉄郎は予想もしなかった出来事に出喰わすのだ。

透明海のアルテミス (episode 52) (11/15放映)
鉄郎の目の前で宇宙船が突っこんでしかし不定型生命体はそれをやさしく受けとめた。中から出てきたのはアルテミス。彼女は機械の体になり、やがてボロボロに疲れ果てて母のもとへたどりついたのだった。 一方、鉄道管理局本部はその不定型生命体を破壊するために震動波を発射した。その時鉄道の耳にやさしい声が届いた。「私の娘のために、涙を流してくれてありがとう」

鏡の星の鉄郎 (episode 53) (12/22放映) [this is a misprinted date!]
鏡の星では自分と瓜二つの人間を時々見かけることがあるという。鏡の星で、999号の到着を今や遅しと待ちこがれているこの二人の兄弟「学」「武」とがその「そっくり人間」であった。二人の兄弟は幼い時に両親を失い兄弟力を合わせてやっと999号のパスを手にいれたのだった。しかし、兄は弟を999号に乗せるため、無理をし衰弱死してしまった。しかし、そのパスも闇商人にだまされたニセ物だった。一時は鉄郎になりすまそうとした学だったが………。「おい、もう一人の鉄郎・・・・・どんなことがあっても、へこたれるなよ・・・」

終わりなき夏の物語 (episode 54) (11/29放映)
999号が到着した「終わりなき夏の惑星」で鉄郎と一緒に散歩に出たメーテルが昆虫人間インセクターにさらわれてしまった。危機を脱出しメーテルと鉄郎が999号に戻ると、そこには巨大なマユにつつまれ、吊りになった999号の変り果てた姿があった。くやし涙にくれる鉄郎が突然叫んだ「あれは何だ!」 「どうやら卵のようね」 メーテルが答える・・・・・・。

1981

January

Animage

Episode Summaries (Written by Youichi Kominato)

われわれはこの「銀河鉄道999」 のテレビアニメを制作するにあたっ て、原作の人間讃歌にあふれたス––ト ・リーと詩情豊かなファンタジーを あくまで尊重する方針を決めまし た。その原作尊重の方針は、キャラ クター設定、メカニック設定、舞台 設定においても一貫してまもられて います。タイトルロゴにおいても同 様です。劇場用長編の「銀河鉄道9 99」においては、テレビの「銀河 」と区別するためもあり、原作 とはべつのタイトルロゴを使用して います。しかしテレビシリーズにお いては、各話のサブタイトルにいた るまで原作どおりというわけです。 「銀河鉄道999」の7文字を見て いると、人間讃歌のあたたかい輝き を感じませんか?

[見どころ」

100話 「ルーズゾーンの妖怪」(12/18) 生物に生命があるように、器物に も生命がある。ルーズゾーンの星に 降り立った鉄郎とメーテルは、巨大 な妖怪に襲われる。それは、この星 の人々が惜しげもなく使い捨てた、 まだ使えるガラクタの集合体だった のだ。どれも生命の墓場に捨てられ ガラクタばかりの・・・。 そんな器物たちの怨念が生命の墓 場にあつまり、巨大な妖怪にと姿を かえて鉄郎とメーテルにおそいかか った。しかし、そんなこととは知ら ない鉄郎とメーテル。正体不明の妖 怪に立ちむかう術もみつからない。 しかし、こんな器物たちの怨念は、 現代社会に も充満して いるやもし れないと 思うのだが・・・。

January (The Anime)

Episode Summaries:

四次元エレベーター (episode 99, 12/11)
(前号で放映と紹介しましたが、 特別番組が入り放映が伸びました) 「底なし都市」という星に着き、二 人はホテルに向ったが、そのホテル のロビーでメーテルはキザナールと いう男から声をかけられる。そして 部屋に入ったメーテルにキザナール は電話をかけてきてぜひ会いたいと いう。だがメーテルがロビーに降り ていくと・・・

ルーズゾーンの妖怪 (episode 100, 12/18)
(特別番組が入り放映が伸びました) 999号は惑星“ルーズゾーン”に 近づいた。 この星に近づくと無気力 な気分に落ち込む人が多くなる。 鉄 郎も早速ルーズゾーンの影響で欠 伸ばかりしてる。それではいけない とメーテルは鉄郎に用事をいいつけ るが……

永遠の夢追い星 (episode 101, 12/25)
次の停車駅である「夢追い星」に 近づいた999が、突然、汽笛を鳴 らしだした。999号のワキをロケ ットがかすめていったのだ。そして 駅に到着すると今度は銃声が響いて きた。見ると駅前交番の表示板の「今 日の処刑者」の数字が10から目に変 わった。 ★一月一日は特別番組のためお休み。

聖女王の反乱星 (episode 102, 1/8)
時々内乱があるという「聖女王の 反乱星」に999は到着。早速ホテ ルに向った鉄郎とメーテルだったが 途中、すれ違う時に剣が触れあった ということで、密蜂族の若者とスズ メ蜂族の若者がケンカを始めた。だ がそこに一人の若者がわって入る。

「ここが聞きたい」

Q. 今までずっと見ています。メー テルの大ファンなのですが、メーテ ルは恋をしたことがあるのでしょう か。これから恋をすることがあるで しょうか。また、メーテルの正体は 映画の「999」とは違ってくるの でしょうか。そうだとしたら、メー テルの正体は何なのでしょうか。 A. うーん。メーテルは恋をしたこ とがあるんでしょうかねえ……………。ま 話の中では、今までそういうエピ ソードはありませんでしたけど、あ れほど魅力的な女性ですから、全然 恋をしたことがないとは思えません ね。しかし、それがどんな恋だった のかは、これからも神秘のベールに つつまれているでしょうけどね。 メーテルの正体については、劇場 版とは、まったく違ったものになり ます。このシリーズでは、メーテル の正体がはっきりわかって終了する というかたちではないと思います しかし最終話(三話)で、ほぼ、そ うなんじゃないかという話 なってきます。 どうか、期待していてくださいね。 (Youichi Kominato)

May My Anime

あれからのアニメ映画史上不朽の名作として絶賛をした銀河鉄道999」の第2弾が、いよいよ製作を開始公開を目指ししかし、そのタイトル「さよなら銀河鉄道999・アンドロメダ終着駅」でもわかるように、本当に最後の作品としての旅立ちを迎えたのだ・・宇宙は機械化帝国の侵の様に隠され、地球のメガロポリスも崩壊の危機に瀕していた。そして、当然ながら宇宙のあちこちで心ある者たちの抵抗が激しさを増している。鉄郎もまた、機械化帝国へのパルスに参加した。それぞれが思い思いの武器を手にして立あがる。鉄郎も古いマント「戦士の銃を身につける。機械人間の殿堂でメダ、そして地球。鉄け抜ける。本当の戦争とは何か?男の戦いとは何か?物語は、メーテルに誘われて夢を追い求めた少年期に別れを告げ、自立した男の道を歩み始めた鉄郎を描メーテルとの再会。老パルチザンの長若き戦士との出会い。ハーロックやエダス、そして美しいメタルメナ。鉄郎の前に様々な人たちが現れ消えていく。ぎる者も、貧しく力の無い者も、友人も敵もブランドロ一人一人を確認しながら、鉄の旅続ける。やがて、自分の足で歩き始めたの前に立ちふさがる者の存在。鉄郎の父郎のもう一人の肉親・・・彼は何者なのか、どきでどうして生きていたのか?父の出現にれ動く心を抱いて、青春のはざかい、鉄郎は、いま、硝煙の中を疾走する。壮大なマンを求めて、動乱の宇宙に展開するアクションスペクタクル巨弾!すべては今夏の宇宙を駆。

Comment from Yoichi Kominato

「銀河鉄道999」よ、永遠なれ!!

このテレビシリーズは、3月第4週をもつて、2年6か月余にわたった放送を終了しました。作品数は、3本のスペシャル番組を加えて116本になります。これは東映動画20年の歴史の中で、「一休さん」に次ぐ長寿記録です。このテレビシリーズの成功は、ひとえに全バートにわたって優秀なスタッフに恵まれたこと、そして、親しさの中にも妥協を許さないきびしいチームワークに負っています。テレビアニメ化にあたって、これほど各パートから参加を熱望された作品はありませんでした。この「銀河鉄道999」の原作が、人々を魅了する要素にあふれているからです。宇宙を走るSL列車ーそれは、宮沢賢治の「銀河鉄道の夜」をベースにしています。そして、永遠の生命”を求めて宇宙を旅する二人の主人公ーそれは、あのメーテル・リンクの「青い鳥」を連想させます。しかし、「銀河鉄道999」は、その詩情豊かなファンタジーと人間性の本質に迫るドラマツルギーをとりいれながらも、この2編の童話とはまったく異なる独自の世界を作りあげています。それは、松本漫画、いや日本漫画界の作品群の中でひときわ光り輝く、SFロマンの傑作といえるでしょう。われわれは、このすばらしい原作とめぐりあえたことに、そして、テレビアニメとして恥じることのない成果をあげたことに無上の喜びを感じています……。私は最終話のAR風景を、一生忘れることはないと思います。その日は、ARが開始される前から、スタジオ内は沈痛な雰囲気に包まれていました。「銀河鉄道999」が終わるのです。そんな淋しい思いが、スタッフの心にも声優さんの心にも充満していたのです。そして、ARはクライマックスのシーンを迎えました。メーテルの池田さんが、鉄郎の野沢さんが泣いています。ナレーターの高木さんの声も涙でつまっています。私は、目頭が熱くなるのを感じました。そして、スタジオ内の全スタッフの目頭も…。たとえ、放送は終了しても、「銀河鉄道999」は、われわれの心の中を永遠に走り続けるに違いありません。

Comment from Nobutaka Nishizawa

「999」は作品の質もテーマもすばらしかったと思います。今までこういう作品にお目にかかったことがないので、終わったことは淋しいですね。この作品の最初の目的は、子供とお母さんが一緒に見てくれて、テーマについて話し合うというような形でした。だから、わざと結論を出さない話もありました。そのため、話の導き手が必要になりますが、それがメーテルです。鉄郎のような普通の少年が、メーテルのようにすばらしい女性と旅をする。この設定もよかったし、何よりメーテル自身が謎の女ということで引っぱっていけたのです。そうした下地があったためにスタッフも熱心でした。僕はテレビ版がずば抜けていいとは思いませんが、作り手の熱意は買ってもらっていいと思います。ただ、これは原作がすばらしいのでかえってテーマを押しつけないように一歩ひいた形を意識しました。熱くなりすぎて、せっかくのものを壊してはつまりませんからね。一応これで「999」は終わりという訳ですが、本当は鉄郎の旅はまだ終わってはいないのです。テレビや劇場での終わり方は単に形の上のことであって、鉄郎にしてみれば区切りでしかありません。これから鉄郎はどうなるのか、メーテルはどうなるのか。果たして鉄郎のとった道は正しかったか。様々な疑問を持たれたことでしょう。でも、それは見た人が自分の中で結論づけて欲しいのです。

Comment from Leiji Matsumoto

テレビ版の「999」は2年半、第113話で終わったわけですが、この結末は前の映画、連載マンガ、今度の映画のいずれとも異なっています。実のところ、最後の一回はやりたくなかったというのが、私(松本零士)を含めてスタッフ全員の正直な心境でした。作品としては、テレビシリーズを全うして終わるわけですから、幸福な終わり方なんですが・・・。テレビシリーズでは、旅の中で鉄郎が体験を通して成長してゆく過程を描きたかった。映画というのは一気に結論を出すものですからね。ですから、一話一話を見て、その中にひとつでも共感を覚えてくださるものがあれば、このテレビシリーズは成功だったと思います。最終回では、鉄郎とメーテルとは別れ、メーテルはまた新しい少年と旅立ってゆきます。メーテルというのは、少年達の中に住んでいる夢とか希望とか憧れなのです。メーテルと一緒に旅立つ誰ともわからない人影は、「あなた」であるかも知れないし「私」であるかも知れません。少年の人生の始まりの旅は決して同じものではありません。しかしメーテルはその誰とも一緒に旅をしている。鉄郎の旅はここで終わるけれども「あなた」の旅はこれからもメーテルとともに続いてゆきます。その意味で、メーテルは青春の道案内人なのです。映画は、前作の完結編です。前作において、とにかく鉄郎は地球に帰ってきました。その地球は鉄郎が出発した状態と同じだったのです。その現状を変えてゆくいろんな動乱から始まって鉄郎が自立して一人前になってゆくまでの物語です。メーテルに導かれて旅をしていた前作とは異なり、今度は自分でのりきらねばならない問題がでてきます。激しい戦いもあります。ハーロックやエメラルダスとも、ひとつの人格を持つ者同士の関係で話しあい、ぶつかりあい、励ましあってゆきます。その中にメーテルの過去や親子関係、鉄郎の親子関係が色濃く入っています。タイトルは「さよなら銀河鉄道」、サブタイトルは〈アンドロメダ終着駅〉としました。鉄郎は再び旅に出て、アンドロメダ終着駅まで行きます。旅の目的は、メーテルとの再会と、地球上における機械化人間と生身の人間との相克の決着をつけるためです。前作で鉄郎達はメーテル星を破壊し、女王プロメシユームは死にました。しかし、プロメシュームの実体は、彼女を信じる何万人もの人々の心の中に移り変わった化身のようなもので、それが具体化したものが今度の相手であり、それだけにより強大な敵であると言えましょう。そして、ついに鉄郎は、機械化 人間を支えていたものの驚くべき正体を目の当たりにするのです。

Comment from Masako Nozawa

2年半たっているんですね。振り返ってみると短かった。今日の別れのシーンは、たまりませんでした。今まであわやという感じでも必ず戻ってこれたのに、今日はもう永久にお別れ。今日のナレーションのように、「さらば少年の日」という気がしましたね。好きな台詞があるんです。「僕は自分のためには決して涙を流さない。人のためなら涙を流す。それは恥ずかしいことではない」というんです。鉄郎君は孤児でしょう。それなのに明るくて、本当にがまん強い坊やで、私の好きなタイプの子だったから、すぐ入れました。もうこの旅も終わりだけど、鉄郎君は変わっていませんね。どちらかと言えばメーテルのほうが変わったと思います。メーテルという人は、彼にとって他人ではなかったでしょう。その日、その日で母や姉になつていたから。そのメーテルと別れるのは辛かったでしょうね。ただ、別れは悲しいけど、明るく別れていくから。みんないつか大人になってしまうけれど、鉄郎君が私と同じように心の中で生き続けて欲しい。そして、「999」も走り続けてほしい。いい作品にめぐりあえて、本当に幸せでした。

Comment from Masako Ikeda

最初は、メーテルに対してとても戸惑いました。なにしろ何も知らされてないんですから。でも、とってもステキな役だったから、やってて楽しかったし、だから、今はとても淋しい。私はどちらかというと、のめりこむほうなんです。だから、ふっと横を向いたら隣に野沢雅子さんが女の格好をしてるのが不思議だったりね。なんかこう、男の子とやってるような気がしてね。でも、本当にすばらしかった。宇宙を舞台にしたということだけじゃなくて、松本先生の優しさも含まれていたと思うの。それは鉄郎ちゃんに託したと同じ、限りある生命、だからこそ大切にしてほしいということでもあるのね。最後にも、機械の体を選ばず人間を選んだことでもわかるでしょう?でも、やっぱり辛いわね、別れっていうのは。切ないですね。特にメーテルは、すべてと別れなくてはならなかったから、もうテストの時はダメ。私にとってメーテルは、姉や母や恋人、そして、使命を帯びた者という何役をも含んだ、やりがいのあるキャラクターでしたから、彼女と別れるのがとても辛くて映画の方は6月ごろ撮るんです。それが本当の別れになるんだけど、またこの思いをしなくちゃならないのね。だけど、こういう別れはいいですね。悲しくて、厳しくて、すごくさわやかでね。

Comment from Hiroyasu Yamaura

一口で言 って大変い い仕事をさ せていただ いたという 気持ちでい っぱいです。 最終回のシ ナリオを書 き終えたと きは、感無量でした。それこそ、ラストのナレーション のように「万感の想いをこめて汽車はゆく、さらば99 9……」なんとも言えない気持ちでした。今までに何度 も最終回のシナリオを書いてきましたが、こんなことは 初めてです。それは、「999」に関わってきたスタッフの 方々の立体的な作業の結果ではなかったかと思います。 各部の気合が入っているので、私としても息が抜けな い、手抜きができないといった状態で続けられたからで す。特に、青木さんのテーマ音楽にはたいへんな刺激を 受けました。幻想的でとてもいい曲で、イメージがたち どころにわいてくるといったものでした。 印象的な作品は、「シャドウ」や「レリューズ」の出てく る作品です。でも、みんな好きでしたね。なんといって もSLが宇宙をゆくのですから、松本さんの原案をいた だいても、それをふくらませる作業がほんとに楽しかっ たです。メルヘンの中に、私自身の人生体験を注ぎ込む ことができました。それだけ奥行きの深い作品でした。 また、脚本家としての立場から考えれば、私が中年であ ったためにできたのではなかったか、と思われることも しばしばでした。 鉄郎は、限りある生命の尊さ、生身の人間のすばらしさ を知るために旅を続けるわけですが、こんな素朴なテー マを力の限り謳いあげることの可能な作品なんてそんな にあるわけがありません。メーテルはメーテルで、悲し い運命を永遠に引きずっていかなくてはならない。SF 作品でありながら、私たちの生きてきた人生をこれだけ 感じさせてくれるのです。「999」は作品全体が私の恋人 です。テレビのファイナルと劇場用の「パート2」のシナ リオを書きあげましたので、私は2度も恋人と別れねば ならなかったのです。今も胸にジーンときています。劇 場用「パート2」も、私としては会心の出来だと思ってい ます。どうかご期待下さい。

Comment from Kaneta Kimotsuki:

それぞれ何となく謎めいてまし たね。鉄郎だけは旅の目的がはっ きりしていましたけどメーテルさ んは何者なのか、車掌だって正体 がわからない。そういう意味で、 面白かったですね。こちらも推理 できますから。 車掌はこの旅で変わったでしょ う。最初は職務に忠実で堅かった のに、次第に人間ぽくなっていっ て、回を重ねるごとに鉄郎やメー テルのことを単に 乗客として見ると いうより、友人の ようになってきま したね。だから、 鉄郎たちのためを 思って多少発車時 間が遅れてもいい という風になって きました。とても ふしぎですね。

Comment from Hitoshi Takagi:

「僕は本当 はキャラク ターの役者 なのに、ナ レーション の仕事をよ くもやらせ てくれたな あ」と思って ます。もし かすると、 それは西洋風浪花節というようなものかもしれ ないけど、僕は、僕なりの詩だったし、それが松 本先生の文体と合ったり、重なったりするとこ ろがあるのだと思いながらやってきました。 僕はね、これは名文調悪女だと言っているん ですよ。いつも何か一言付け加える、ちょっ くどめで、ちょっと歌いめで、それでいて彼の 一所懸命さ、つまり、全身が出ている。そうで なくては、人の心を打つなんてできません。だ から、それに応えるというのは、難しいという より光栄ですよ。とても・・・。 しかし、この「999」のスタッフは最後まで 粘り強いスタッフで、それがとても気持ちよか った。不調の時でもカバーしてくれてね。僕が 一番年長ですから、そういう風に甘やかしてく れたのだと思いますが……。

Comment from Kouji Totani:

「999」は、まだ僕の中で続いているような気 がします。好きだったし、勉強にもなりました。 役としては、車掌さんとのからみがほとんどで、 管理局に誠実な機関車でしょ・・・。自分の意思を 表現したいもどかしさもありましたね。でも、 本当にこれが最後だと思うと残念です。スタッ フともうまくいっていて、チームワークは抜群 でした。チームワークの産物と言ってもいいん じゃないかな。この作品は・・・・・

Comment from Ryōko Kinomiya:

私はあまりアニメのほうは、やったこと がないんです。そうね、「鉄腕アトム」くらい かしら。だから、「999」のような人気番組 に出させて頂いてとても嬉しいんです。 この作品は、マンガというようなものじ やないと思います。夢もあったし、子供向 けというだけじゃないロマンを感じますね。 私はマンガやアニメには、あまりなじめな いんですが、この作品は別です。心に残る ものがありますから。

Comment from Banjo Ginga:

難しかったですね。 メーテルの父と言っ てもナゾの声としてでしょう。存在感がな いというか、とらえ所がないんですよ。た だ、メーテルを不思議な女性に見せる役割 は果たせたと思うんですが……。でも、この 話は鉄郎とメーテルの別離にしても象徴的 だったと思います。そして、出会いも別れ も鮮やかでね。印象的な作品でした。

 Comment from Keiko Yokozawa: この物語は、一種の風刺も入っていたと 思うの。機械万能の世の中をね。私の役の ミライも、鉄郎に対して問題提示を与えて いたんじゃないかしら。それにしても、9 99号は夜汽車のイメージがありますね。 淋しくてやるせなくて。ロマンチックでい いなあと思うけど、乗りたいとは思いませ ん。本当は乗りたいんだけど辛くて・・・・・・。

Monthly Comments

  • May ’80 [TA]: 今年の7月か8月ごろから、路線を少しずつ変えていこうという案をもっていますが、それまでは今のままで行こうと思っています。おかげさまで、たくさんの人たちから作品の質がすばらしい”といった声をいただいて、スタッフは大いに気を強くしています。とにかく私たちは〝見てもらうのが先決〟という姿勢で制作にあたっています。そして、その結果が悪かったら、私たちの責任ですし、謙虚に反省してよりいいものを一生懸命作っていきたい。映画の方が当っているのでやりづらい面もありますが、がんばっていきたいと思います。(Nobutaka Nishizawa)
  • June ’80 [TA]: Q: 今までに999号が立ち寄った星の数はどのくらいあるんだろうその中で鉄郎が一番印象深かかった星はどこ?それから『永遠の旅人・エメラルダス』で999号の車両に穴があいていました。いつできたのですか?千葉県柏市 宮本重之 (13歳) A: この「ジ・アニメ」5月号が出5月10日には七九話分の放映が終ます。前編、後編といったように二話で一つの星の場合もありますので、立ち寄った星は七〇ほどになると思います。鉄郎が一番印象深かった星ですか。これはよわった(笑)。はっきり言いましてこれは鉄郎自身に聞いてみなければわからないナ。それから最後の質問ですが、宮本さん、いつも熱心に見ててくれて本当にありがとうございます。皮肉でもなんでもなく本当にありがたいと思っています。なにせ大忙しなもんですから……いやいや弁解はいけませんね。とにかくいいものを作って行きたいと思いますのでよろしく。(Yōichi Kominato)
  • January ’81 [TA]: Q. 今までずっと見ています。メー テルの大ファンなのですが、メーテ ルは恋をしたことがあるのでしょう か。これから恋をすることがあるで しょうか。また、メーテルの正体は 映画の「999」とは違ってくるの でしょうか。そうだとしたら、メー テルの正体は何なのでしょうか。 A. うーん。メーテルは恋をしたこ とがあるんでしょうかねえ……………。ま 話の中では、今までそういうエピ ソードはありませんでしたけど、あ れほど魅力的な女性ですから、全然 恋をしたことがないとは思えません ね。しかし、それがどんな恋だった のかは、これからも神秘のベールに つつまれているでしょうけどね。 メーテルの正体については、劇場 版とは、まったく違ったものになり ます。このシリーズでは、メーテル の正体がはっきりわかって終了する というかたちではないと思います しかし最終話(三話)で、ほぼ、そ うなんじゃないかという話 なってきます。 どうか、期待していてくださいね。 (Youichi Kominato)
  • February ’81 [TA]: Q. 「999」が始まってだいぶたち ますが、何話ぐらいまで放映される のでしょうか。また終了したのち、 総集編、続編は企画されていますか。 できたら、今回のストーリーの結末 を教えてください。A. 長い間、見ていただいてありが とうございます。 「999」はいち おう今年の3月いっぱい話で終了 します。総集編、続編につきまして は、いまのところ、その予定はまっ たくありません。 ストーリーの結末ということです が、これは現在部外秘なので詳しく お教えすることはできませんが、続 編を匂わせるかたちではなく、はっ きりと結末のつく終り方になります。 もちろんハッピーエンドなのですが、 最終回が近づくにつれて、ご覧にな っている方々には、だんだんわかっ てくると思います。(Youichi Kominato)
  • March ’81 [TA]: Q. 999の走っている空間軌道は どおいう構造になっているのですか。 また、車しょうさんの服の下はどう なっているのですか。Q. いつも兄妹そろって観ています。 物語の最後にナレーターが言う言葉 は、松本零士さんが考えたものなの でしょうか。シナリオライターが考 えた言葉なのでしょうか。A. あの軌道にはバリヤーがはりめ ぐらされていますので、空気も充分 あり、人間が自由に活動できます。 車しょうについてですが、最終話ま で、あの服を脱ぐことはありません。 しかし、彼が機械人間であったとい うことは判明します。 水島さんの質問ですが 、最後の言 葉は、もちろん松本零士さんの原作 よりつかうこともありますが、ほと んどはライターが考えています。(Youichi Kominato)
  • April ’81 [TA]: Q. 私の大好きな”銀河鉄道999″ が終っちゃうって本当でしょうか。 もし、本当なら大ショックです!終 るとして鉄郎はどうなるのですか? 機械人間になってしまうのですか? ぜひ教えてください。お願いします。A. 及川さん、残念なのですが”青 春の幻影・さらば999 後編 ” (3月26日放映)をもって終ります。 長い間応援してくださって本当にあ りがとうございました。鉄郎のこと ですが、彼は終点に近づくにつれて 機械人間になるべきかどうか、悩み に悩みます。そしてそんな中でメー テルの真実の姿も知ることになりま す。あとは見てのお楽しみというこ とで。(Youichi Kominato)
  • January ’81 [TA]:
  • January ’81 [TA]:
  • January ’81 [TA]:
  • January ’81 [TA]:
  • January ’81 [TA]:

Welcome to Anime Magazine Archive! We aim to be the ultimate resource for anime magazines, offering page-by-page breakdowns, with a focus on the 1970s-1980s.

RECENTLY UPDATED