Galaxy Express 999 [Film, 1979]

1979

May

Animage [pg. 17-24]

8月4日公開決定

●公開まであと116日—原作ともテレビともまったくちがうという映画の製作は、東京・練馬の東映動画スタジオで着々と進行しつつある。いったいなにが、 どうちがうのか—このレポートは、暑い暑い夏をいまか いまかと待ちかまえる映画「銀河鉄道999」 の詳報第1弾である!!

人はみな星の海を見ながら旅にでる… 想いえがいた希望を求めて・・・・・・

果てしなく旅はつづき人はやがて夢を追い求める旅のうちに永遠の眠りにつくしかし、列車は走る

そして、いま汽笛が新しい若者の旅立ちの訪れを告げる

西暦2×××年、地球には、超近代的な都市、メガロポリスが出現し、人々は暑さ寒さを知らない快適な暮らしをしていた。だが、そのメガロポリスに住めるのは、機械の体を買える金持ちだけであった。貧しい人々は、メガロポリスから追いたてられ、スラム化したDOWNTOWNで悲惨な暮らしを送っていたのだ。母と二人きりで暮らす10歳の鉄郎もその一人だった。だが、そんなある日、母は機械伯爵に射殺されてしまう。この物語は、それから5年後の話である。DOWNTOWNに1枚のポスターがあった。一人の少年が食い入るように見入っていた。15歳になった鉄郎であった。『WANTED宇宙海賊キャプテンハーロック…..おたずね者のハーロックは、DOWN-TOWNに住む貧しい少年たちにとっては、宇宙にのりだしていったあこがれの男だった。鉄郎も思った。「今年こそ、あのハーロックのように、宇宙の海へのりだすぞ』その足で、なかまとメガロポリスへでかけた鉄郎は隙を見て、金持ちの機械人間から、999号の定期券を盗んだ。999号は1年にたった1度だけ地球を訪れる不思議な列車だった。鉄郎には、どうしても999号にのらなければならないわけがあったのだ。が、それもつかのま、定期は、機械ポリスたちにとりあげられてしまった。「暴力と盗みの現行犯で逮捕する!」「ああつ」ポリスにはがいじめにされた鉄郎の胸元からペンダントがちぎれて、飛んだ。母のかたみのペンダントだった。鉄拳が、やおら、鉄郎の顔面に炸烈した。そのまま、鉄郎はよろけるように、ペンダントのそばによった。と、そのとき、鉄郎の視界に女の脚が入った。女は身をかがめた。そして、鉄郎よりも一瞬早く、それをひろった。鉄郎は静かに顔をあげた。「か、か……..」鉄郎の息がつまった。「母さん!」女は母に似ていた。だが、似ているだけであった。鉄郎の前で微笑んでいたのは、メーテルだった。かくして、999号にのることになる鉄郎。その行手には、いったい、何が待っているのだろうか?

製作データ
アニメ・データ (Production Facts)
総製作費 5億円 (Production Cost: 500 million yen)
上映時間 2時間5分 (Run time: 2 hours 5 minutes)
総製作日数 1年 (Production Time: 1 year)
使用動画枚数 6万枚 (Reels used: 60000)
カット数 2000カット (Cuts: 2000)

なお、東映では、この映画のために、ファンクラブ誌 「銀鉄ニュース」を創刊。 くわしいことは下記へ連絡を!!!Leiji Matsumoto Interview

「想いえがいていた日がついにやってきた]
ストーリーの発端はわかった。が、その後の展開は?!?! そして、何が、テレビとも原作ともちがうのか?企画、原作、構成で大忙しの松本先生に、いまの時点で話せる”ちがい”について語っていただいた。

AM: ズバリ、質問しますが、いったい、なにがちがうんですか?

Matsumoto:「タイトルこそ 『銀河鉄道999』になっているけど、中味はそれだけじゃない、といういい方はできますね」

AM: といいますと?

Matsumoto:「ぼくは、この間、ずっと「ハーロック』 『エメラルダス』 それに『銀河鉄道999』を各誌で描いているわけですけど、この3つの作品は、もともと、ぼくの頭の中では、ひとつの同じ話なんです。 ところが、まんがじゃ、掲載誌のちがいもあって、なかなか3つの作品をからめることはできない。で、今度の映画があった。ぼくは、すぐに、この”同じ”話にしようと思いましたね」

AM: ということは、ハーロック、エメラルダス、それに鉄郎がこの作品の主人公になるわけですか?

Matsumoto:「いや、やっぱり、話はひとつの筋立てというか、 テーマできまりますから、鉄郎になりますね」

AM: テーマは?

Matsumoto:「ことばにするなら『かぎりある命』というテーマで 『無限にある命』と『かぎりある命』の対比を描きます。つまり、血のかよった人間と機械文明の相剋ですね」

AM: そのテーマと、主人公・鉄郎のかかわりあいは、ストーリーのなかでどうなっていくんですか?

Matsumoto:「鉄郎は、そのテーマに悩む少年として登場します。それと、彼が一人前の男になるまでの思春期も描くつもりです。だから、鉄郎のキャラクターも原作とは少し変えて、年齢も15歳にしたんです」

AM: この映画には具体的にはどういう形でかかわるんですか?

Matsumoto:「企画・原作・構成ということなので、ま、プロデューサーですね。だから、設定なんかも、 ヤマトのときよりもずいぶん多く描いています。そういう意味でいうなら、自分の好みをむきだしにした映画になりそうです」

AM: 最後に読者へひとこと

Matsumoto:「いいもの、イコール、 おもしろいものというのを作りたいと考えています。 ぜひ、応えんしてください」Staff Comments

高見義雄 (Yoshio Takami):
映画のラストのイメージは、一人の少年が、青春の門の前で、その思春期に訣別を告げているといった感じにしたいと思っています。スタッフも最高の布陣がそろったし、準備期間も去年の9月からかけてますし、最高におもしろい作品を作ります。期待してください!!

石森史郎 (Fumio Ishimori):
去年「博多っ子純情」の脚本を書きおわったころ、高見さんから、突然電話があって「やれ」という。ぼくはびっくり。だって、ぼくはSFって食わずぎらいなんですよ。ま、ともかく、原作を読んでみた。すると、これがじつにおもしろい。だって、ぼくの得意な若者の愛のドラマでしたからね。

りんたろう (Rintaro):
アニメの演出で、なんといってもだいじなのは絵コンテなんです。極論すれば、絵コンテ作業が終わっちゃえば、その作品の終わりということもいえますね。あとは、作画の人の持ち味ですし。今回ですか。去年の暮れからはじめたから、2か月ちょっと、いままでにない時間のかけ方だと思っています。

小松原一男 (Kazuo Komatsubara):
10歳の鉄郎が5歳、年を食うとああいう顔になるんだと思うんです。悔いが残るのは、少しイイ男にしすぎちゃったところかな。でも、映画のなかでは、もっとくずすつもりでいます。

凉尾 篁 (Ryou Takamura):
ぼくの美術設定は、いつも、あんなに細かく描く必要はないとよくいわれるんです。 けど、イメージってのは、描いていくうちにふくらんでいくんですよね。今回も、いつもに増して、くどく描いています。

特報!!テーマ曲の作曲と歌がゴダイゴに決定!
テーマ、エンディング・テーマの2曲を作曲、歌うことオープニングになったゴダイゴ。銀鉄ファンならずともその完成が待ち遠しいところである。なお、作詩は山川啓介氏が担当する。

June

Animage [pg. 57-61]

15歳—青く酸っぱかった果実が、発酵しはじめる季節。そんな15歳のテーマ曲とは何なのだろうが?今月のAnimage独占「銀鉄情報は、主題歌を歌うゴダイゴと、これまでの映画「銀河鉄道999」製作の全プロセスを特集してみた。

いま、80年代にむかってアニメ音楽は猛烈なスピードで転換期をむかえている。音楽の重要性が認識しけ止められたのだ。だから、企画の有賀健氏が「主題歌はゴダイゴに」といいだしたときにも、スタッフ一同、大賛成。そこで、主題歌完成にいたるプロセスをゴダイゴの音楽プロデューサー・ジョニー野村氏にイタビューしてみると—

Johnny Nomura (GODIEGO producer):

AM: 最初の打ちあわせは!?

Nomura:「2月のはじめかな?!?! そのときはぼくだけが参加したんだけど、松本零士さんから『主人公は汽車』というのを聞いて、これはゴダイゴの歌になると思った」

AM・どういう部分が!?

Nomura:「汽車はことばじゃ説明しにくいけど陽”の世界なのね」

AM・エンディングを聞いたんですけど、たしかに明るい歌ですね。

Nomura:「ゴダイゴの基本テーマは“JOY”つまり、子どもは喜ぶとき、泣かないけど、教育をうけて大人になると泣さく。これ、おかしいと思う。もっともっと陽が育ってほしいのね。だから、映画の最後は、カーテンがしまるけど、そしたら、映画そのものが、観客を送りだせる感じにしたかった。「ああ、終わった。これでおしまい」じゃ、つまんないよね」

AM 実際の曲完成の進行は!?

Nomura:「まず、ぼくがみんなにテーマを説明、で、ぼくの女房の奈良橋が英語で作詩、それをタケ(カワ)が作曲、ッキーがアレンジ、最後はスタジオで、全員でこまかなアレンジをきめて完成」

AM自信作ですか?

Nomura:「ハッピーのなかにセンチを残し、それが希望につながるように歌ができたから、最高でした!!!」GODIEGO Comments

Yukihide Takekawa
まんが狂のぼくです。 自分で2曲もかいたのだから、早く見てみたい!!

Mickie Yoshino
1日も早い映画のあがりを、いまはたのしみに待っています。

Tommy Snyder
映画の場合、 映画が完成して、絵を見てから感想を述べたいですね。

Takami Asano
明るくて、のれる曲だから、 すぐに曲の感じがつかめてたのしく演奏できた!!

Steve Fox
キタキツネ物語」も好評だったらしいけど、こんどもそういわれたいですね。

Yoko Narahashi (GODIEGO Lyricist)

ゴダイゴファンなら知る人ぞ知るというのが、この人、奈良橋陽子さんだ。ゴダイゴのほとんどの作詩を英語で手がけ、それをタケが作曲このコンビで数々の名曲が生みだされている。「イメージは全員で話しあったんだけと、私がこの作品で一番気に入ったのは、鉄郎が列車にのって、地球を飛び立つところ。絵コンテで見たんだけど、あそこで、線路が途中でなくなるでしょう。『あっこれが、鉄郎の少年との訣別」だと思ったのね。で、最初に考えたのが『TakingOff」。あと、『GalaxyExpress999』のほうは、最初、ちょっと心配だった。リズミックな感じになるかなって。けど、タケがのらしてくれたのね。そしたら、すごくいい曲になっちゃった」ところで、英語の詩を日本語に訳したのは、売れっ子作詩者の山川啓介氏。その苦労などうかがってみると、「英語の詩を日本語にする場合、ぼくは、英語はただの”情報”というふうにみなすんです。すると、あと”訳す”のはイメージなんですよね。すると、ことばとしては、かなり、英語とはちがってくるのは当然で、また、それが自分の仕事だと理解してがんばりましたね」ともあれ、すばらしい映画「銀鉄」の主題歌は完成した。あとは、それが、映像の中でどう生かされるか、待ち遠しいばかりである。

Production Timeline:

「ヤマト」が一大センセーションをまきおこしたように「銀鉄」もまた、7夏、日本中をパニックにおち入らせようとしている。だが、パニックをおこすには、それなりの準備と期間が必要だ。4月9日、記者会見が開かれるまでの映画「銀河鉄道999」の〝準備と期間〟を全レポートしてみると—

昭和53年9月11日
「銀河鉄道999」の映画化を企画決定。 企画の有賀健氏と高見義雄氏が主要スタッフの選定に入り、今田智憲東映動画社長の推せんもあって、監督はりんたろう氏、また、脚本は石森史郎氏に決定した。

昭和53年9月29日~10月1日
松本零士、石森史郎、りんたろう各氏、それに高見氏の4人が静岡の旅館にカンヅメになって構想をねった。

昭和53年10月20日
石森史郎氏の初稿完成。 30字づめ原稿用紙1枚にわたる大作であったという。また、この間に松本氏が場面設定製作。

昭和53年10月28~30日
石森氏の第2稿をもとに松本、有賀、高見氏の3人が、東京・新宿のプリンスホテルで2泊3日泊まりこみ、大検討会。その後、その話をもとに石森氏が改訂準備稿の作業に着手。また松本氏は、ストーリー構成上のキーポイントを4冊のメモにまとめた。

昭和53年11月30~12月1日
東京・練馬の金栄閣で石森氏と高見氏は松本メモ”をもとに、改訂稿執筆のための泊まりこみの打ちあわせ。

昭和53年12月8日
改訂稿完成。

昭和53年12月12日
準備稿完成。

昭和53年12月31日
除夜の鐘をききつつ、りんだろう氏が絵コンテ作業に入る。そして、年は明けた。

昭和54年1月16日
松本さんの主要キャラ設定が完成。

昭和54年2月1日
作画の第1回目打ちあわせ。すでに決定していた作画監督の小松原一男氏、美術の椋尾篁氏、それに高見氏などが出席した。そして、作画はインした。色指定セルの作業にとりかかったのである。

昭和54年2月22日
東京・赤坂のコロムビア本社で第1回目の音楽打ちあわせ。有賀、りん、松本の各氏、そして、ゴダイゴが出席した。

昭和54年3月2日
りん氏の絵コンテ完成、1冊およそ100ページからなる絵コンテは6冊にもおよんでいた。

昭和54年3月21日
東京・読売ホールで松本氏を中心としたファンの集い 「松本零士と銀河鉄道999」を開く。

昭和54年3月31日
スターシップ・レコーディング・スタジオでゴダイゴがテーマ曲の録音。

昭和54年4月9日
記者会見。取材記者300人をこえる大盛況の記者会見であった。Episode Summaries

プレーテット・シティの魔女 (前編) (episode 34) (5/10)
なにもかも金色に光りゆくプレーテット惑星。ここでは、いかにして金メッキで飾りたてているかにより、その人間の価値が決定するのである。だが、この星にも、このようなゆがん社会を改革しようと戦っている人がいる。しかし、その息子は軽蔑されるのをきらい、金メッキを望む。

プレーテット・シティの魔女 (後編) (episode 35) (5/17)
目の前で母の死を見とどけたホィール・ロックは、鉄郎の悟しによって母の意志を継ぐ。

大酋長サイクロプロス (episode 36) (5/24)
地球をモデルにして造られた星も、いまは人も住むこともなく、ゴーストコロニーと呼ばれるようになってしまっている。コロニーを造った学者サイクロプロスは、自らのミスから移住者を死なせてしまったのだ。信用を失ったサイクロプロスは自分とウリふたつのクローン人間を造り、信用を回復しようと夢みているのであった。

ミークンの命の館 (episode 37) (5/31)
広い宇宙の中には不思議な星もあるものだ。死んだ動物たちが静かに幸せに暮らしている星。 今回は死んだ動物たちとそのご主人との間を往復し、案内しているやさしい女の人のお話。

卑怯者の長老帝国 (episode 38) (6/7)
すさまじいショックでバラバラとなってしまった999号。薄気味の悪い星に吸い寄せられていった。そこには、独裁者デルカデ大統領がいる。彼は部下も市民もすべて処刑したのだ。

July

Animage [pg. 13-22]

2、新・アルカディア号の完成

“改造”に挑んだ真のねらいは何だったのか!?
Interview With Leiji Matsumoto

驚くべきことに、アルカディア号がデザイン的に激変した。なぜ、変えなければいけなかったのか?ANIMAGEでは、そのモデルチェンジ計画の全容を、急きょ、松本零士氏にインタビューしてみた!!!

AM: ズバリ改造”に挑んだ理由は何だったんですか?

Matusmoto:「ひとことでいうと、大人のセンスに戻したかったということですね」

AM: 大人のセンス!!

Matusmoto:「もともと、ぼくが考えていアルカディア号は、今回の映画にでてくるイメージだったんですよ。どちらかというと『デスシャドー号』に近いものですね」

AM: すると、テレビの場合はどういうことだったんですか?

Matusmoto:「もちろん、アルカディア号にはちがいないんですが、テレビは、対象年齢がどうしても低くなりますからね」

AM: 色がブルー系からグリーン系に変わった理由は!!!!

Matusmoto:「モスグリーンを主にしたんですが、デザイン上の問題ですね。今回は、ぼくがすべて色指定をしました」

AM: テレビのときはちがっていたんですか?

Matusmoto:「そうです。 テレビのときは東映動画のスタッフのかたにおまかせしました。今回の場合は、自分で映画を作っているので、できるだけ、自分のイメージに近づけたつもりです」

AM: デザイン的に気になるのは、下部の砲塔と先端部のドクロマークなんですが…..

Matusmoto:「先端部はただ、デザイン上の問題です。 下の砲塔は、ここを使うシーンがでてくるということですね」

AM: ところで大きさには変更はありませんか? それと、999号と比較するとどのくらいの大きさになるんですかね!?

Matsumoto:「(笑) それはもちろん、艦と汽車くらいの差ですよ。 9号は蒸汽機関車だし、アルカディア号は3万トン級の宇宙戦艦ですかね」

AM: 最後に内部のデザインについてうかがいたいんですが······

Matsumoto:「まったく変わっていません。乗組員もね(笑)。つまり、外部は変わったけど、キャプテン・ハーロックのアルカディア号には変わりないということですね。映画の最後には、ハーロックらしい雄大な戦闘シーンもありますので、みなさん、ぜひ、期待してください」

3、予告編上映中その全カットを誌上初公開する!!

1: いま、万感の想いをこめて汽笛が鳴る……さまざまな人々のそれぞれの思いをそしてまた旅立つ若者の夢をのせて汽車が行く・・・
2: 日本中のファンが待っていたアニメ史上最高の傑作がここに誕生した!「銀河鉄道999」鉄郎「か、かあさァ~ん!!!」
3、過ぎ去りし遠い日に母をなくした悲しみ・・生涯忘れることのできないつらい思い出を胸にいま、若者はたくましく成長した
4: 永遠の夢とロマンをのせて超近代化宇宙列車「銀河鉄道999」はるか宇宙の果てへ向けて旅立つ..
5: 愛と希望と野心をたずさえ列車にのりこんだ若者星野鉄郎
6: そして、鉄郎とともに旅する謎の美女メーテル無限の宇宙をめざす二人の行く手にはいったい、何がおこるのか!ハーロック「男なら危険をかえりみず死ぬと判っても行動しなければならない時がある……」エメラルダス「私の船を奪っ者は名のり出なさい・・・・・」
7: キャプテン・ハーロックエメラルダストチローおなじみ、松本零士の世界のヒーロー、 ヒロインがここに結集!
8: かつてないスケールで壮大なスペース・ドラマが展開する!
9: 想像を絶する未来社会の驚異テレビでは味わえない大スケールの迫力!映画のために作られたまったく新しい構想をもとにいまこそ、すべての謎が解明される
10: 誰の心にもある青春の日のほろ苦い想い出甘い胸のときめきそして、未知の冒険への憧れを描いたこの映画は若者たちのあいだで早くも熱いブームを呼んでいます果てしない宇宙に広がる感動のアニメーション超大作「銀河鉄道999」

4、カラーメーキング大公開
SFゴールデンコンビが自ら語る新キャラの魅力。

キャラ設定に魅力があればあるほど、すばらしい作品を生む、といっても過言ではない。テレビ「キャプテン・ハーロック」で有名になったSFゴールデンコンビが語る新キャラの魅力とは?!?!Roundtable Interview

AM: 具体的に1人1人のキャラ設定についてお話をうかがいたいと思うんですが、まず最初に、鉄郎のキャラ設定で一番苦労されたのはどこですか、小松原さん!?

Komatsubara:「設定そのものより、ぼくの場合、4頭身にしてしまったことが、あとあとむずかしい問題がでてきていますね。というのも、4頭身の鉄郎に動きをつけても、鉄郎らしくならないんですよ。だから、ところどころ3頭身にしています。いま、一番悩みのタネは、母親に鉄郎がマントを着せてもらうシーンがあるんですが、この変をどう自然に見せるか、ですね」

AM 椋尾さんは?!

Mukuo:「鉄郎は機械の体になるために999号にのりこむでしょう。これ、ふつうの子どもが考えることじゃありませんよね。その『ふつう』じゃないのを色で表現するのに悩みましたね。で、結果的には顔の影をふつうより落としてみたんですが、ぼくとしては成功したと思っています」

AM: メーテルの場合はどうですか?

Komatsubara: 松本さんもぼくも、テレビのメーテルは、ちょっと気になるところがあったんです。目がタレてて悲しそうでしょう。そこをなおしましたね」

Mukuo:「髪の毛を明るくして、金髪の感じを強くしてみました。 それで、鉄郎とのあいだの距離感をだしてみたつもりです」

AM: ハーロックは色がかなり変わっていますね。 とくにマントなんか…………

Mukuo:「テレビとちがって、ハーロックは、あくまでも脇役ですからね。色を押さえてみたんです。それに、松本さんのベース色である黒”を表現するにはしぶい色を使ったほうがいいんですよね。だから、マントの裏もスカーレットを使わなかったんです」

AM: 原画はあまり変わっていませんね。

Komatsubara:「そうですね。多少、男っぽさを強調して、より、カッコよく(笑)してみたつもりはあるんですけど、どうですか?」

Mukuo: (笑)うんとカッコよくなってますよ。

AM: エメラルダスは、テレビの「銀河鉄道999」のときとコスチュームがちがいますね。

Komatsubara: 「ええ、松本さんのまんがの『クイーンエメラルダス』ともちがうんですよ。ま、映画だかということもあってそうしたんですけどね。ただ、彼女を描くときに注意したのは、メーテルとのちがいですね。よく『松本美人』といわれて、松本さんの描くところの美人のタイプはよく似ているように思われがちなんですが、集-際は、いろいろちがいますね。目まつげ、それに鼻すじ、アゴすべて、メーテルとは対照的に仕上げてみました」

Mukuo:「エメラルダスは美人だけど、ちょっと男っぽいんだよね(笑)。気が強いでしょう。だから、ぼくメーテルを意識して、影でその性格を表わしてみましたね」

AM: 最後にアンタレスについてうかがいたいんですが、これは、テレビとはまるでちがいますね。

Komatsubara:「設定上、この男は闘って自爆することになってるんで、テレビの顔じゃもたなかったんです。だから、体格もガッシリさせて、顔もリアルにしましたね。これくらいシリアスにしないと芝居がつけにくいですからね」

Mukuo:「ぼくは、この人はガンコ親父だと思ったんです。だから、しぶいグリーンにしてみました」

AM: どうもありがとうございました。1日も早く、このキャラたちの動く絵を見てみたいですね。

August

Animage [pg. 27-31]

結末はまだ誰にもわからないストーリー紹介

広大無辺の宇宙空間を驀進する銀河列車の999。ひとはみなこの列車にのって、それぞれの夢と希望を追い求める。そしていま、愛と勇気と冒険心を胸に秘め、一人の若者が旅立とうとしていた999号が発着する地球メガロポリス・ステーションを中心とした超近代的な大都会とはまったく対象的にスラム化したダウンタウン。そこで鉄郎は、親のない一群の少年たちを率いて盗みを働き、飢えをしのいでいた。そんなある日、貧しい人間にはけっして買えない銀河鉄道全線の定期券を盗んで、機械O人間のポリス群に追われた鉄郎を助けたのはメーテルという若く美しい女性だった。鉄郎は、あまりにもメーテルが亡き母に似ているのに驚いた。5年前、鉄郎は10歳のころ、機械伯爵が率いる人間狩りの一団に愛する母を殺され、その美しい肉体をハク製にされていた。地球の金持ち人間たちは、競って機械の体を買い、千年の寿命を得たが、貧しい人たちはそれもできず、つぎつぎと殺されていくだけだった。アンドロメダへ行けば永遠の生命がもらえる鉄郎は、母の形見のペンダントを胸に、いつの日かアンドロメダ行きの銀河鉄道999号に乗ることを夢見ていたのだ。いま、15歳の勇敢な少年となった鉄郎は、母の仇を討つためにキャプテン・ハーロックやエメラルダスのように宇宙の海へ自由に羽ばたきたかった。美しいメーテルは、鉄郎に999の乗車パスを贈り、二人は旅立った。肉眼では見えない無限軌道を進む999。はるか後方に遠ざかって行く地球。メーテルはなぜか、哀しい顔でつぶやいた。「二度と帰ることのない旅……」鉄郎は、黙ったままメーテルを見ていた。最初の停車駅は、土星の衛星のひとつタイりょうらんタンだった。タイタンは太陽系で一番美しく、恐ろしい星だった。百花繚乱、パラダイスのような街に降りたったとたん、メーテルが胸を撃たれて宇宙戦闘服の男たちに連れ去られ鉄郎は危ういところを不思議な老女に救われた。やがて鉄郎はメーテルを捜すため、老女から光線よけの帽子と銃を借りて、メーテルを奪った山賊のいるぶどう谷へ出発した。山賊の首領アンタレスは、山のような巨漢で、数少ない生身の人間だった。鉄郎が機械人間ではないこと、しかも親の仇である機械伯爵を討とうとしていることを知ったアンタレスは、同志として素直にメーテルを返してくれた。この広い宇宙のどこかに、憎い伯爵の住む時間城がある。その場所を知っているのは女海賊エメラルダスのみという。鉄郎は、老女の息子トチローの持ち物だった戦士の銃を抱いて、メーテルとともに再び999号に乗り、迷いの星といわれる氷の惑星・冥王星に向かった。そこはすべてが、氷に閉ざされていた。一面の氷原に立ってメーテルは涙を流した。その足もとの氷の下には、何千何百という数の死体が眠っていたのだ。それは、機械人間となったものたちの脱けがらだった。氷の墓地の番人シャドウは、機械の体になったあと、ひどい後悔に襲われていた。温い肌と血を失った機械人間は、昔の生身の人間に恋い焦がれる場合が多いのだ。999号の食堂車につとめるウェートレスのクレアもその一人だった。「けど、それにしても、メーテルはなぜ氷の下の死体を見つめて泣いたのだろう』鉄郎は、なぜか、そう思った。

そのとき、宇宙を驀進中の999号が突然、無気味な震動を起こした。と、ドクロのマークをかかげた巨大な飛行船クィーン・エメラルダス号が接近、真紅の女海賊エメラルダスが999号に姿を現わした。メーテルはエメラルダスを知っていた。いや、知っているどころか、エメラルダスの命の恩人だった。やがてメーテルから乞われるまま、時間城の現位置がトレーダ分岐点であることを告げると、エメラルダスは飛行船とともに飛び去っていった。トレーダー分岐点—それは、999号のつぎの停車駅だった。そして、人間や機械人間の吹きだまり、絶望の街でもあった。鉄郎は酒場の親父から、鉄郎と同じ帽子をかぶる戦士トチローの居場所を聞いて、ガンフロンティア山に向かった。タイタン屋の老女の息子トチローは、残酷非情の人間狩りをたのしむ機械伯樽と果敢に戦っていたが、いまは力つきて、すべてを鉄郎に託すと、空電となって宇宙へ消えた。トチローの墓標にたたずむ金モールのマントを着た一人の男、それはキャプテン・ハーロックだった。ハーロックは、街で無法者に襲われて苦闘する鉄郎を救った。ガガーリ山の嶺、ようやく時間城に潜入した鉄郎は、加勢に駆けつけたアンタレスとともに戦い、機械伯爵の頭に銃弾を浴びせ、念願の仇を討った。だが、鉄郎の目的はそれでは終わらなかった。「全宇宙のために機械人間を滅さなくてはいけない。そのためには、機械の体を人々に与えるアンドロメダ星を破壊しなくては・・・・・・」新しい目的をもった鉄郎はメーテルとともに再び新たな旅へでた。だが、なぜか、メーテルの心は哀しかった。メーテルが鉄郎に愛をおぼえればおぼえるほど、悲しみは深まった。999号は、大宇宙を驀進していた。そしてつぎの停車駅は?!?!そこには、想像をこえたできごとが二人を待ちかまえていた・・・…!!

Voice Actor Comments

Masako Nozawa (Tetsuro Hoshino):
「私ね、ファンの方たちってほんとうにありがたいと思うの。だって、今度の映画の場合ぜひ、鉄郎の声を』って、500通以上も手紙をもらったの。その中に、小学生の子で、999の映画を見るために、お金をためてます、ってのがあって…・・・・・・ホント、がんばるわよ!!」

Harlock (Makio Inoue):
「えーっ、やっぱぼくがハーロックを(井上さんに対する出演交渉より、キャスト決定と同時に動いたAMの取材のほうが早かったのです)「うれしいな!!視聴率はともかく、ファンの方から熱い支持をいただいてとても手ごたえのあった役だから、絶対、がんばります」

Tochiro (Kei Tomiyama):
「古代進とかマルコポーロとか、いつも二枚目なんで久しぶりの三枚目役に大はりきりです。ぼくは、もともと、三枚目のほ●うがヤリがいがあるんですよね。だって、二枚目は地声でいいけど、三枚目は工夫して声を作るでしょう。役者としてはおもしろいんですよね」

Count Mecha (Hidekatsu Shibata):
「今回の映画にはすごい期待”があります。というのも、ぼくは長い間、ほとんど悪役専門でしょう(笑)、テレビのワクじゃ表現できなかった悪〟を、映画じややれると思いましてね。たとえば、鉄郎の母をハクセイにするシーンがあるんですが、いまからたのしみですね(笑)」

Maetel (Masako Ikeda):
「鉄郎の野沢さん、車掌の肝付さんだちと、いっしょにやれることこのことが一番うれしいですね。これは、ファンの人たちの応えんがあればこそ、同じキャストでできると思うんです。999のファンの人は、テレビをとってもよく見てくれていますからね」

Emeraldas (Reiko Tajima):
「以前、ラジオでエメラルダスをやっていたんで、ぜひ、やりたかった役ですね。それに松本先生が彼女は男性の理想のタイプだとおっしゃってたんですけど、私もそう思うんです。外見はすごく美しく冷たそうだけど内面はとっても女らしい。そこに魅かれるんですよね」

Ryuzu (Noriko Ohara): [the picture used is of Claire..oops!]
「松本先生が大のりでやっている作品でしょう。絶対見るつもりでいたんです。そしたら、出演交渉が来ちゃって……(笑)。テレビでは「泥のメ「ーテル』をやらせていただいたんですけど、こんどはリューズ。私なりのリューズに挑戦しますから、ぜひ、期待してください!!!」

Conductor (Kaneta Kimotsuki):
「『えーい、映画だから、こいつぁー、がんばらなくっちや、チキショー』(笑)なんて、あんまり、かまえるとよくないと思うんです。演技がからまわりしますからもっとも、ファンの人と同様、なにしろ、大画面だから、ワクワクしている心境です」

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