Eiji Yamaura

1981

April

Comment [for Mobile Suit Gundam, My Anime]:


富野さんとはテレビ版ガンダム を作る以前から笑い話でガンダ ムを映画化しようと話していま した。ですから、テレビの時にも 連続したストーリーで作っていきまし たし、いつかは若者たちの心を引きつ けるだろうという夢は持っていました。 やはり、いいものはわかってくれると いうことが非常にうれしいし、作り手 と見る方がうまくドッキングしたので はないでしょうか。 この映画は全部ではないけれど、離 誌を見ている人達と一緒に作っていっ たという気持ちがかなりあります。で すから見ごたえもあると思います。見 る側や富野さん、安彦さんの青春の読 み返しではないでしょうか。2時間20 分という時間にこめられている若者の 生きざまみたいなものにみんなが共感 を持ってくれればとっても幸せです。 ただ、ぼくとしては見ていただいて 絶対に不満はないと思います。

May

Comment [for Mobile Suit Gundam II – Soldiers of Sorrow, Animage]:

第2部はいまのところ「機動戦 士ガンダムⅡ」と呼んでいますが、 この公開が7月になった理由は、 まず「ガンダム」がぜんぶ新作の 作品ではないため、できるだけ早 完結する必要があったというこ と。そして、時期的に〝休み”に 近くなくてはならなかったという ことがあります。そうなると、松 竹さんのスケジュールもありまし て、7月に公開しようということ になったんです。また、第2部に つづく第3部は来年の春を予定し ています。 「ガンダムII」 は、第1部の反 省を踏まえたう えで、より「ガ ンダム」らしい 映画にしたいと 思っています。 7月公開の「ガ ンダムⅡ」に期 待してください。

Comment [for Mobile Suit Gundam II – Soldiers of Sorrow, My Anime]:

「機動戦士ガンダム」が、再びファンの皆 さんの前に現れました。放映当初、視聴率 もあまりかんばしくなかった「ガンダム」 が、この2年の間に、これほどの皆さんの 支持を得たということは、本当に嬉しい驚 きです。それは、今、劇場用「機動戦士ガ ンダム」という、ひとつの形となりました。 昨年の内から、劇場用の準備をはじめ、 富野総監督、アニメーション・ディレクタ ーの安彦良和氏、藤原良二監督を中心に、 再編集、新しい描き起し部分の製作などが 開始されました。それと同時に、皆さんの もとへも〝ガンダム映画化。の情報が流れ たことと思います。そして、2月22日には 東京・新宿駅東口のステーション・スクェ アで、アニメ新世紀宣言のイベントを開催 しました。こうして、今、「ガンダム」は 大きなスクリーンの上で、皆さんに見てい ただいているわけです。 ところで、私自身としては、まだ「ガン ダム」が映画になって、皆さんに見にきて いただいているという実感がわかないので す。とてもおかしな話なのですが、「ガン ダム」が映画になったのは嬉しいけど、な にか不思議な気がしておちつきません。も う少し時間がたって、もっと私が冷静にな れば、実感として感じられるのかもしれま せんが……。 もしかすると、それは私が直接の作り手、 つまり、アニメーターや演出という部門で はないからかもしれません。私は”企画” ということになっていますが、コーディネ イトや、マネージメント的な仕事が多い部 門です。だから、私が作ったという実感は、 もっともっと先 -映画が終って、残務処 理が済んでからわいてくるのだと思います。 「機動戦士ガンダム」は、ご存知の通り、 富野監督原作の日本サンライズ・オリジ ナル作品です。サンライズのアニメーショ ンは、今まですべてオリジナルでやってき ました。オリジナル作品というのは、原作 のあるもの以上に、苦しい製作を強いられ ます。特に放映当初は、どんな作品でもス タジオ中がテンヤワンヤの大さわぎを展開 するのです。一時は、この他の理由もあっ て、オリジナルだけでなく、原作をつけて やってみようと思ったこともありました。 しかし、その時、富野氏と安彦氏に止めら れたのです。「サンライズは、オリジナル でいくべきだ」と。そして 今はやって きてよかったと心から思っています。サ ンライズのオリジナル作品のひとつ「機動 戦士ガンダム」が、皆さんの熱い声援を浴 び、大画面に甦える これは、かたくな なまでにオリジナルをやってきた結果かと 考えています。 「機動戦士ガンダム」のオリジナリティの 中に、ムードでは売っていないということ があります。「ガンダム」の世界は、戦場 です。死が身近なものとして感じられる世 界で、アムロたちは生きていきます。それ を、色いろな甘い言葉で包むことはできな かったのです。 劇場にいっぱいの人が「ガンダム」を見 にきてくれる その光景に、私は思いま した。アニメーションを含めて、映画でも テレビでも、作り手というものはポイント をはっきりと出したものを作らなければい けないと……。そして、先にのべたムード では売らないこと、このふたつだけは、絶 対に守っていこうと思ったのです。単な ロボットものではないと言われ、アニメー ションの革命とまで評価された「機動戦士 ガンダム」を、裏切るわけにはいきません。 今、第1部は全国100館以上の劇場で上映 されています。そして、待望の第2部も7 月に上映が決定し、製作に入ろうとしてい ます。今年は「ガンダム」の映画で、 くも楽しい日々を送ることになりそうです。 メイン・スタッフの富野、安彦両氏をはじ め、他のスタッフも、張り切って仕事にか かっています。もともと、オリジナル作品 に意欲を燃やし、アニメーションの好きな スタッフですから、きっと皆さんの期待通 りのものができると思います。 今年 昭和56年は、まさに日本サンラ イズにとって、エポック・メーキングな年 になりそうです。それは、今までがんばっ てきた9年の歳月の、大きな山場なのかも しれません。「勇者ライディーン」からは じまったサンライズ・ロボットアニメにし ても、アニメ界という世界にしても、今が 過渡期のような気がします。 私たち日本サンライズも、今までのテレ ビ・シリーズに全力を投入しながら、オリ ジナルの劇場用アニメや、優しさあふれる メルヘンもののアニメにもチャレンジした いと思います。そう、やはり今が第2のス タート地点なのです。「ガンダム」のアム ロが、セイラが、フラウが、はるかな未来 をめざすように、出発しようと思います。 最後に「機動戦士ガンダム」に声援を送 ってくれた皆さまに、心からお礼を申しあ げます。 (談)

December

Comment [for Mobile Suit Gundam III – Encounters In Space, Animage]:

82年のサンライズは、映画『ガ ンダム』『イデオン』、シリーズと して『ダグラム』とニュー富野路 線とでもいうべき作品、それに、 『クラッシャージョウ』と、富野 さんがあたためてる劇場用作品。 この6本を柱にやっていくことに なります。あくまでも、ファンの みなさんにいい作品をみていただ くために、スタッフの力を最大に 発揮させるよう、がんばっていく つもりです。どんな作品にもチャ レンジ精神でぶつかり、ロボット ものでもいい作品をと思っています。

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