1979
May
Animage [pg. 39-42]


●BEST5 ギャグを見て、思いだし笑いをしてもらったあとは、スタッフの座談会。さて、あのギャグはどうやって生まれてくるのかな!?
Interviews:
Hiroshi Sasagawa, Nobuo Ōnuki, Masatsugu Nagai
AM: まず、その製作過程を?
Nagai: 各話ごとに製作会議を開いて、シナリオから絵コンテ。それから、アニメーターにわたる。ま、ふつうの作品と同進行なんですが、ちょっとちがうところがある。
AM: といいますと?
Ōnuki: 笹川さんのチェックがものすごくきびしい。だいたい、絵コンテが一発で通ったためしがない(笑)。
Nagai: チェックずみの絵コンテは、切り貼りだらけで、やたらと、セロテープが目につく。(笑) 作画まで進むと、シナリオに書いてあることで残るのは、登場人物と舞台だけですからね(笑)。
Sasagawa: いや、人物に動きをつけるとどうしても文章とはちがったイメージになるんですよね(笑)。
AM: ところで、前作の「ヤッターマン」とのギャグのちがいは意識しているんですか?
Sasagawa: たとえば、ドロンジョはヒステリックになると、トンズラーやボヤッキーをはたいたり、けとばしたりしていたでしょ。それをムージョの場合、なまめかしく、おしとやかにやってますね。
Nagai: ムージョといえば、ドロンジョはしょっちゅうヌードになってたんで、少し、押さえぎみにしたんです。ところが、シナリオには、ヌードシーンがいっぱいでてくる。
Ōnuki: で、絵コンテの段階で、脱がないように変えるんだけど、あがってくるフィルムは、なぜか、ヌードになっている。(笑) アニメーターがのりにのって勝手にやるんですね。
AM: ところで、このシリーズは声優さんに力のある人が多いですね。
Nagai: かなり、ぜいたくな予算を使っていますからね。
Sasagawa: それに、そういう人たちだから、作品にもかなりのってくれるんですよね。ムージョの『スカプラチンキ!』とかトポッケー、ドンジューローの『ドンドコサッサ』なんてみんな彼らのアイデアですよ。
Ōnuki: この作品のおもしろさはそういうチームワークのよさでしょうね。
