1981
September
My Anime [pg. 38]

1982
January
The Anime [pg. 56-57]

アニメになった『ドン・ドラキュラ』には原作にない新しいキャラクターが新鮮な味つけ用に2、3設定されている。まず脚本の小山さんにキャラクタの紹介をしてもらおう。コウモリ安 (アニメ新キャラ) ドラマの狂言まわしとして愛きょうをふりまくコウモリです。話のふし目、ふし目にナレーター的に登場する予定。ブロンダ 彼女ははっきりいうとブスなんですね。これでもアメリカにいるときはすごい美人でモテモテだったんですが日本にきてラーメンのおいしさをおぼえたのが不幸のはじまり。メンマ・ラーメン、サンマーメン、大盛ラーメンとひまさえあれば喰いあさり、今じゃブタッ娘ブロンダとなってしまったのですね。ドラキュラはある時あやまってブロンダの血を吸い、以後、ブロンダにせまり狂われるのですが……。これらサブキャラクターにいろどられて活躍するのが、ご存知、ドン・ドラキュラ、ヘルシング教授、チョコラといった”おなじみキャラクター”の面々。「手塚治虫独特のヒューマン・タッチのギャグで、アナクロっぽい400歳のドラキュラと、現代っ子チョコラの親子の愛情をテーマに描こうと思うんですが」前出の小山さん。「ドラキュラはもちろんヒトの血を吸うことは吸うんですが、ちっともワルじゃないんですね。むしろ作品をみていくうちに、ドラキュラほど人間らしいものはいないという逆説をみる人にうったえられればいいな。ドラキュラの宿敵、ヘルシング教授とのドタバタの追っかけっこ、下男のイゴール、ドラキュラの母、などをまじえて校内暴力、自殺などの現代の問題を考えてみたいんです」
Kimio Ikeda: 鉄腕アトム時代からの親と子供でいっしょにみれる手塚治虫マンガという一大特長を最大限いかした作品だと思います。テーマはドラキュラ親子の愛情。ぼくは自分自身、手塚先生のファンですから、手塚先生の強い個性と、ヒューマニズムをいちばんアニメとしてうちだせる原作はこれ!と信じて『ドン・ドラキュラ』をえらびました。手塚先生は今もいったようにたいへん強い個性のもちぬしなので、その原作をアニメとしてこなれた形にするのはかなりむずかしい。ぼくが苦労するのもここですね。でも、手塚先生が「この作品に関してはキミに全面的にまかせるよ」といって下さったので、苦労のしがいもあるというものです。親子の愛情という古いテーマに新鮮な肉づけを、と思います。
February
My Anime [pg. 37]

Animedia [pg. 33]

March
My Anime [pg. 140]

April
My Anime [pg. 79]

Animedia [pg. 25]

June
Animedia [pg. 22-23]

この春から登場した『ドン・ドラキュラ』のチョコラと、『おちゃ神物語コロコロポロン』のポロン。ロリコン・ファンが待ちに待った美少女キャラクターの本命同士の登場だ。まずはその容姿を比べてみよう。
チョコラは、手塚治虫氏の描く女の子キャラの中でも特にかわいいと評判のキャラクター。卵形の顔に、神秘的なパープルの大きな瞳。吸血鬼の娘という設定が、神秘性と憂いを与えている。長いまつ毛、ブルーの髪、ミニスカートに黒マントという、クールかつキュートなスタイルだ。
一方のポロンは、吾妻ひでお氏が描く典型的な美少女。まるくふっくらとした顔、いたずらっぽい目、明るく元気いっぱいの表情。半人前の“おちゃ神”という設定そのままに、ふわっと膨らんだブロンドヘアとドレスが特徴。まさに「コロコロ」という形容がぴったりの可愛らしさだ。
チョコラは細身で大人びた美人タイプ。ポロンは幼さと丸みを残した愛くるしいタイプ。どちらが好みかは完全に見る人の趣味次第だ。
容姿だけでなく、性格も見逃せない。
チョコラは、ドジな父・ドラキュラ伯を子どもながらも支える、古き良きタイプの少女。吸血鬼としての宿命を背負い、秘密を抱えて暮らしている。年頃の少女らしく恋心を抱くこともあるが、自分の秘密は明かせない。「人並み」に昼間デートを夢見て、紫外線防止コートや日焼け止めで挑むが、灰になってしまう――そんな切なさを秘めた少女だ。
一方ポロンは、完全なるいたずらっ子。良いことも悪いことも関係なしに、神々の社会を混乱させる。父アポロンの馬車を無断で暴走させたり、ポセイドンを利用して力を得たり…。しかし悪気はまったくなく、ただただ天真爛漫。欠点すら可愛さに変えてしまうのがポロンの魅力だ。
チョコラは落ち着きと安心感のあるタイプ。ポロンは刺激と退屈しない楽しさを与えるタイプ。恋人にするなら…ポロンは疲れるが退屈しない、チョコラは安心できるが刺激は少なめ。まさに“動”のポロンと“静”のチョコラだ。
美少女の魅力を引き立てるには、その周辺環境も重要だ。
ポロンの周囲には、ドジでマヌケでヒステリックな神々が集う。父アポロンも典型的な親バカで、いたずらをされても許してしまう。こうした陽性の環境が、ポロンの明るく伸びやかな性格を育てている。
一方チョコラは、吸血鬼という社会的に迫害される存在の中で生きている。父・ドラキュラ伯もポロンの父同様に親バカだが、迫害を受ける環境ゆえ、チョコラは父を守るしっかり者に育っている。
ポロンは常に主役として自分を押し出す。チョコラは主役の父を支える立場を自然に選んでいる。この違いも二人の魅力のコントラストを際立たせている。
