1983
April
My Anime [pg. 98-99]

July
Animedia [pg. 146]

October
Animedia [pg. 134-135]

Interviews:
Kenji Yokoyama:
AN: 女の子よりもかわいらしく、番長よりも強い不思議少女(?)の魅力が、回を追うごとにパワーアップして、人気も急上昇の『ストップ!!ひばりくん!』。そこで、今月はひばりくんの人気の秘密と今後の展開を横山賢二プロデューサーに聞いた。
美人姉妹の中でも一番かわいいコが、実は男の子だという意外性や、ひばりに感じるある種の危機感といったものが、この作品を特徴づけているわけですが。
Yokoyama: やっぱりシリーズですから、ひばりの意外性だけでもっていくのはちょっと厳しいですね。常に新しい人が見てくれるわけではないので、実は男だったとわかっちゃえばそれだけですからね。
ただ原作を読んでいた時から、舞台設定の面ではシリーズとしてやれると思ってました。ただアニメ化にした時に、テレビでは出せないような種類のものもありますので、そういうところはテレビに出せる形に直しています。
AN: ということは、これからの『ひばりくん』をどういう展開にしようと考えているのですか?
Yokoyama: まず意外性や舞台設定の面白さだけではあきたらないところが出てくるんですね。それと今まで製作した中で、原作のプロットを使いきってしまったんです。
そういったことから、オリジナルのストーリーが14話以降に登場しています。
AN: オリジナルの登場で、新しい路線が生まれる可能性はありますか?
Yokoyama: オリジナルといっても、基本的には今までと変わらないはずです。同じ江口さん原作の『すすめ!!パイレーツ』『日の丸劇場』などからも、ネタをもってきています。
とにかく一本一本をどう面白くするか、その完成度を高く保つようにしているところです。
AN: 具体的には、新キャラなどが出てくるのでしょうか?
Yokoyama: とりたてて目新しいキャラは出しません。ただ『パイレーツ』や『日の丸劇場』などから話をもってきますから、それに似せたキャラは作りますけど、原作にないキャラというのは、あくまでその話数だけのゲストキャラと考えています。
AN: 『ひばりくん』はディフォルメされた絵も楽しみのひとつで、今後も期待されるのですが。
Yokoyama: これはディフォルメというより、カッティングの問題なんです。『ひばりくん』では、心理的な描写を、感覚的に見せようとしているんです。
怒ってる人がいたら、その人を大きく描いちゃって、怒られる側を小さくしちゃうというように、いかに効果的に見せるかに重点を置いていまして、従来の映画手法としては、邪道といえるようなこともあえてやっています。
AN: オリジナルストーリーが登場してくると、今まで以上の展開を期待する人もいるだろう。実際、原作でも最近は耕作がちょっとひばりに傾いてきたというか、意識がもり上がっているようなのだ。
Yokoyama: ひばりの描き方は、あまり男か女かということにはこだわってないんです。
まず人間であるべきではないかと。性の区別の前に、人間としてのすばらしさ、人間性といったものを見せていきたいと考えているんです。
その焦点となるのは当然ひばりです。ひばりを通してひとつの既成概念への挑戦みたいな形をとっています。
男だからりりしくしていなきゃいけない。女だからおとなしそうにしていなきゃいけない。そういった社会通念とかモラルというものがありますよね。
そういったものにこだわる前に、より人間性のすばらしさが大切なんじゃないか。ひばりというのは、そういう意味で、すごくいい人間だと思うんです。
AN: ズバリ、ひばりと耕作の関係はどうなっていきますか?
Yokoyama: 結局、ひばりと耕作を追いつめても、どうにもならないんですよね。
あまりやりすぎると、テレビにはそぐわないものになってしまいますし、陰湿になる危険もある。
とにかく暗くじめじめさせるのだけはやめ、快活に、そして若い感性で見せていこうと思っています。
1984
February
Animedia [pg. 75-89]

