Shichirō Kobayashi

1982

June

Comment [for “Space Adventure Cobra”, The Anime]:

どういうやり方ができるものか、 いろいろ考えているんですが、基本 的には「家なき子」と同じですネ。 立体というのは横びきでないと効果 が出ない。タテや斜めではダメなん ですネ。しかし画面で横びきといっ てもやはり限界があります。 セル重ねの透明度の落ち方も計算 しながらですからタイヘンさが多い んですよ。それに人間の目というの は日常の感覚に慣らされているから 極めて保守的なんですネ。そこを不 自然さを感じさせないでいかに立体 に見せていくかがウデというんでし ょうネ。高度の技術であれば観客は まるごとダマされるわけです。 今度 のコブラにしても、そのダマシを要 求されていると思うので、なかなか タイヘンですネ。 背景セルの枚数としては、今回は5 ~6枚重ねもザラにありますよ。

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