

pg. 11-42: Color Photo Story



pg. 43-50: Harlock Illustration Gallery



pg. 51-66: Character Sheet



ファントム・F・ハーロック: 空の冒険者として世界中の空を飛びつづけてきたファントム・F・ハーロック。ハーロック世界で決してかかすことのできないキャラクターであり、ハーロック世界のベース的役割りをしている。原作(スタンレーの魔女の冒頭)では、年令が若かったハーロックであったが、「わが青春のアルカディア」では初老の男になっている。そのことにより、ハーロックに重みが増し、生き生きとしている。キャラクターシートを見てもらえばわかると思うが、ハーロックというキャラクターは、どうみても*ハーロック”そのものなのである。F・ハーロックの精神は、未知なるものへの探求心であり、征服心である。そして、その精神はハーロックに受け継がれており、未知なる大宇宙の背景をバックに、宇宙船アルカディア号を駆るハーロックにその精神(ロマンといってもよいが)が生きている。
ファントム・F・ハーロックⅡ: 第2次世界大戦末期ドイツ軍の飛行機乗り。祖父の書いた「わが青春のアルカディア」と照準器レビC12Dはいかなる時でも手離さなかった。大山敏郎との出会いが彼の運命を左右させたのかもしれない。彼の愛機メッサーシュミットB109G-6の側面にかかれたドクロマークは、いかなる戦場の上空でも見られたのだろう。そして彼の目は、いつもレビC122Dであった。レビC12Dをたずさえ、スイス国境へ脱出するハーロックⅡと敏郎の間に芽生えた友情はますます強くなった。そして、友情のシルシであるレビC12Dと「わが青春のアルカディア」の本が、ハーロックとトチローに伝わっている。スターザット号との戦いで、トチローはレビC12Dを目として戦い抜いたのだ。今回3人のハーロック(Ⅰ、Ⅱ、宇宙海賊)の描きかえをいかにするかが、目玉になっており、小松原氏苦心の作である。
キャプテン・ハーロック: 宇宙海賊キャプテンハーロック。宇宙の無法者。ハーロック。宇宙の無法者。今回、前作の「銀河鉄道999」「同・アンドロメダ終着駅」「TV版ハーロック」の設定とはちがって若い。それは、今回の映画が前記した作品よりも年代が早いため、若いハーロックを出したかったのだろう。そのため、前みたいなシャープさをおさえ、キャラクターを若がえりさせた。今後このキャラから、昔(未来)のキャラクターにつながった時、ハーロックの時代の輪ができるのだろう。太陽系連邦軍時のハーロック。制服の赤い色が渋い。今回初めて両目のハーロックが登場するわけだが、やはり雰囲気がかわってしまっているようだ。この若さ(?)でデスシャドウ号の艦長となってイルミダスと闘っており、彼の信念は行動である。恋人マーヤの危機を救うべく、単身捨て身で地下放送局にのり込むという熱血漢なのだ。
大山トチロー: アルカディア号の設計、製作者である。明日のために落ちている骨をひろってまでも生きるという不屈の男。いつか地球をとり戻すと心にちかい、イルミダスに一人反抗していた。しかし、食堂の乱闘でハーロックと知り会う。なぜかハーロックと気があい、行動を共にして、自分の作ったアルカディア号の艦長をハーロックにした。エメラルダス号の故障を修理したりする、天才的な技術者である。ハーロック世界の副主人公である彼(祖先も含めるが)は、典型的な日本人で、丸メガネ、短足、ガニマタが、それを物語っている。
大山敏郎: 大山トチローの祖先。第2次世界大戦時に技術交換でドイツに来た光学機械メーカーの設計者であった。「わが青春のアルカディア」を愛読し、空を駆ける男のロマンにあこがれていた。電子計算機を組みこんだ自動修正追尾式レフレクターサイトの製作が夢で、そのためにレビC12Dを日本に持って帰る途中でハーロックⅡと知り会った。そして、ハーロックⅡの目である照準器レビC12Dをもらい、戦火の日本へ帰る。
クィーン・エメラルダス: 宇宙の自由貿易人。クィーン・エメラルダス号は、宇宙をとぶ飛行船であり、エメラルダスの良き片腕といえる。左ほほのキズは、今回の映画でできた。コスチュームも変わっており、エメラルダスのプロポーションの良さがおわかりと思う。今回の映画では、ハーロックの恋人マーヤはイルミダス地球占領部隊に対して、レジスタンス活動を行っている。その危険な立場にいるマーヤをエメラルダスは占領部隊から守ろうと活躍する。
マーヤ: ハーロックの恋人で地下秘密放送局でアナウンサーをしている。ハーロックが生涯ただ一人愛した女性。荒廃した都市から「自由アルカディア」の声が、絶望しかけた地球人を激励している。レジスタンスに守られていたが、ゼーダの地球占領部隊によってエメラルダス共々逮捕されてしまい、Y字架にかけられてしまうが、ゾルたちレジスタンスによって助けられる。彼女の持つ金色のカブトムシのペンダントは、劇場版『銀河鉄道999』に登場した鉄郎の母の形見のペンダントと同じデザインである。このペンダントが松本アニメを継なげる重要な役割りを果すのかもしれない。今回初めて登場してきたキャラクターである。ハーロックの恋人という設定で、性格的には芯の強い女性であると思われる。ただ今回の映画においても、二人(ハーロックとマーヤ)の関係が出ていない。イメージは白いドレスと赤いバラ。
Comments:
Yūjirō Ishihara: 私の声はダミ声なので、F・ハーロックのナレーションは、何となく水割りの水にとけるような感じで、語尾がはっきりしないかも知れません。ダビングなさったミキサーの方々がさぞ苦労したと思いますが、この夏は映画館の片すみでちょっと恥ずかしい思いで「アルカディア」を見たいと思います。アフレコでは、自分の納得がいくまで、三、四回はリテイクしなおしたのですが、やっていて男のロマンということをひしひしと感じましたね。
Kei Tomiyama: トチロー/敏郎というのは、あの物語の中でいちばん人間的なキャラクターですね。少し三枚目だし。でも胸の中に燃えたぎっている血というのはものすごいものを持っていて、実際はハーロックと同じくらい男らしい役柄なんです。ぼくが気に入ったシーンはみんなでトカーガ星に旅立つ時、泣き笑いでハーロックにアルカディア号を託すところなんですが、すごく感動的な場面で、自分でアフレコをやっていてもジーンときましたね。
Makio Inoue: 実際はアフレコ日の前日緊張していたせいか、一時間半ぐらいしかねむれなかったんです。それだけ思い入れが激しかったのですかね。今回は二役を演じたのですが、基本的には男らしくそれ程トーンを変えずに演じました。もちろん気持の入れ方は違いますが。トチロー役をなさった富山敬さんと僕は古いつき合いであり、良きライバルでもあり、今回彼とがっぷり四つに組んで芝居ができたことが、本当にうれしかったですね。
Reiko Tajima: エメラルダス役はもう何回も演っているので、すでに自分の中に「エメラルダス像」といったものができるんです。それでその意味では楽なはずなんですが、今回はあまり普段使わないような日常的でないセリフが多くて、その点だけは苦労しました。観てくださればわかると思いますが、何回も練習しないと自然にしゃべれなくて……。でも、今まで知らなかったエメラルダスの新しい一面を見たようで彼女への理解が深まりました。
Reiko Mutō: 今回、私はマーヤを、ドロドロしたものではなく、精神的な意味で少し人間くさく演ずることを心がけました。というのは、ハーロックとの結ばれない恋を描くためには、マーヤがただ美しいだけではない、陰でじっと耐える女であればあるほど訴えるものが大きいのではないかと思ったんです。でも松本先生には、先生の作品ではいつも途中で死んでしまう役ばかりなので、この次は死なない役を演らせてほしいってお願いしたんですよ。
Shūichi Ikeda: ゾルというのは予想していたよりもゴツイ感じだったので、ちょっと最初とまどいみたいなものがありましたが、トチローに「ぼくの話をきいて泣いてくれた男は君が初めてだ、ありがとう」と言うシーンがあって、そこで、初めてゾルという役柄が理解できたように思いました。そこがうまくできていれば今回の仕事は大満足ですね。
Yuriko Yamamoto: アニメの仕事はこれが二作目ですが、女性の役は初めてなんです。ラ・ミーメは静かで落ち着いた女性ということだったので、少し低めの声でゆっくりとセリフを言いました。自分と違う「静かな女性」を演れたのは良かったのですが、少しでもラ・ミーメに近づこうと思ってアフレコ日にスカートできたら、「雨が降る」って言われました。
Hiroshi Ōtake: 普通、鳥など動物の声は感情をこめないようにやるんですが、今回は意識的に涙ぐんだようなせつない気持をこめてやりました。実はこのトリさんというのは、トカーガでたった一匹生き残っているコンドルなんですが、しゃべるはずのないコンドルにトカーガ人の悲しみを語らせるというのは、実に松本さん的な、すばらしい手法ですね。
Shûichirô Moriyama: 老トカーガ兵というキャラ、強さと信念を持っているだけでなく、上品なやさしさがあるんですよね。実は、私はこの秋で役者になってちょうど三十周年を迎えるんです。そういう意味からもこのキャラの年輪といった深さを少しでも生かせたらうれしいですね。自分の人生体験の、とてもいい区切りになった記念すべき映画です。
Hiromi Tsuru: 私の役は登場したときから瀕死の重体なんです。結局すぐ死んじゃうんですが、もっと出たかったし元気な時のシーンも欲しかったですね。作品については、やっぱり男の人というのはハーロックみたいに、いつまでも夢を持っていてほしいと思いますね。最初に台本を読んだとき、「これが本当の男だ!」って感動しました。
Tarō Ishida: ハーロックとの一騎討ちのシーンで「地獄で会ったら、共に親友として酒を飲もう…」って言うところがありますが、なかなかいいセリフですね。ゼーダは物語の中で性格的にもよくかかれていてやりやすかったし、すごくカッコよくて個人的にも好きな役柄なんです。ですからこのセリフのときは思わず力が入ってしまいました。でも、今ではこのような男らしい役もアニメでしかみられなくなってしまったんですね。それだけに貴重ですよ。
Hitoshi Takagi: アフレコの時、松本さんがそばで頑張ってくれているというはすごく頼もしいですね。この仕事はぼくとしては松本零士への共感みたいなものが根本にあると思うから、居てくれるだけでも励みになりますよ。トライターは物語の上では単純に悪いやつだと描かれているわけですが、本当はもっと平凡な、善意なども持った、しかし愚かな人間だと思うので、そのような複雑な内面も含めて表現したつもりです。
Takeshi Aono: ムリグソンという役は、物語の前半では占領軍の高級将校といった知的な感じだったのが、後半ではバケの皮がはがれて異常さが表面に現われてくるので、その点に注意して演りました。実は、ぼくはこういう役が好きなんですよ。ファンの方からみればイヤなヤツなんでしょうが、演する側としてはアクの強い役の方がいろいろと作れるのでやりがいがありますね。ぼくとしては、前半と後半でムリグソンが変化するところをよくみてほしいですね。
pg. 67-82: Mechanics Sheet



pg. 83-98: Character Bank


pg. 99-108: Mechanical Bank


pg. 109-128: The World of Harlock





松本ワールドは壮大なパズルなのだ・・・!!
それまで意味を持たないかの如 く見えた個々の点を根気よくつな いでいくとやがてひとつの絵が現 われてくる。松本零士の描いてき 世界は、昔、学習雑誌のクイズ コーナーに載っていたパズルに似 ている。おおかたのパズルの場合 番号を付けられた点をエンピツで 結んで行く前から、なんとなく答 えは見えてしまっていたのだが、 それでも昔のぼくたちは、鉛筆を 走らせ正解を確かめずにはいられ なかった。 たぶん、松本零士のアニメーシ ョン世界を、ひとつの流れの中に まとめてしまおう・・・などという考 えもそんな心理に似ている。TV 版の『宇宙海賊キャプテンハーロ ック』に始まって今回の『わが青 春のアルカディア』まで松本アニ メを見つづけてきた人間なら、ひ とつひとつの点がどうつながって どんな絵が出てくるか、なんとな く気がついているはずだ。そうい う受け手の側の”予感”があった からこそ、劇場版『1000年女 王』の宣伝コピー “1000年女 王はメーテルだった。が生きたの ■だ。そして「1000年女王』ま でもがハーロックや鉄郎の物語に 関わってくると知らされたぼくた ちは松本アニメというパズル” を解かずにはいられなくなる。 今、比喩的に“点”ということ ばを使ったが、松本アニメの個々 の作品、個々のドラマはまさに、 “点”であると思う“点”とは2 つの線の交わるところであるとす れば、さまざまな人生(=線)の 出会いを描く “点” のドラマが松 本作品だ。ハーロックとトチロー、 メーテルと鉄郎・・・無限の時間と宇 ばを使ったが、松本アニメの個々 出会いを描く“点”のドラマが松 本作品だ。ハーロックとトチロー、 メーテルと鉄郎・・・無限の時間と宇 宙空間の中ではまさにちっぽけな 点にしかすぎない邂逅のくり返し が松本世界の中で無数にくりひろ げられていく。 例えば1000年女王弥生と雨 森始の出会いはどうか。 映画のラストシーン、永久管理 人のセリフがその意味を物語って くれる。「人の世に生まれ変わりと いうものがあるのなら・・・あなたと この女王は、遠く時の流れの接す るところで…愛しあう人としてめ ぐり逢うことがあるでしょう」 遙かなる後の再会の確約がある からこそ、“死”は決して”終わり” を意味しない。それは次のドラマ へむけての始まりである。 松本ドラマのステキなところは ここにある。〝線”が一度しか交わ ることを許されない直線ではなく ほんの少しばかり(それは100年と か1000年とかいう単位で見な ければ気づかないくらいにごくわ ずかなのだが)曲っている・・・曲線 であるという点だ。必ずもう一度 再会できる・・・そんなやさしさが秘 められているのだ。 999号に乗り込む少年、星野鉄郎 はまぎれもなく雨森始の末裔だし 彼の大人への旅(イニシエーショ ン)に立ちあう女は、永遠の時を 生きなければならなくなったメー テルなのだ。また、そうでなくて はならない。 1000年をへだてた愛があれ ば1000年をへだてた友情もあ る。今回の映画の中心的ともいえ るモチーフ、ハーロックとトチロ の友情がそうだ。それについて は映画を見てもらうとして、まん がも含めての松本作品に無数に登 場するハーロック・・・彼と様々な松 本キャラの出会いが繰りひろげら れたからこそ、ぼくたちファンは 松本作品がひとつの壮大なパズル であることに感づくことができた わけだ。 その意味で、ハーロック こそ、すべてを解くカギといえる。 例えば、まんが「ダイバーゼロ』 で、ゼロをドクロの旗のもとにさ そうハーロックも、アニメ版には 登場しなかったが、ヤマトの危機 に忽然と現われた黒衣の男(顔を も黒衣でおおっていた)も、まぎ れもないあのハーロックと同一人 物ではないだろうか。恐らく松本 氏の頭の中では、そうなっている に違いないのだ。そんな妙な 頼感”をハーロックはぼくたちに 起こさせてくれるから不思議だ。 ハーロックというキャラクター の登場の仕方を見ると一つの特徴 があることに容易に気づく。それ はハーロックが必ず、 少年が大人 へと成長する“儀式”の祀祭役を 演じるということだ。ゼロとの出 会い、古代進との出会い、鉄郎や 台羽正との出会い、すべてがそう だ。アウトローであるハーロック がこの様な役割を担うのは興味深 い。 ハーロックと女性たちの出会い はどうか。 エメラルダスとの邂逅も遠い時 間をへだてて運命づけられたもの であったことは『エメラルダス』 において飛行船をあやつる海賊と して二人が登場するあたりからも うかがえる。デス・ハーロック号 を追って霧の中に消えたクィーン ・エメラルダス号が宇宙空間で、 “再会”しなかったなどと、誰が いえよう? 2つの船は「影のよ うによりそっていた」というでは ないか! メーテルとの出会いはどうか。 劇場版『999』で、二人が「おひさ 「しぶり」といったニュアンスの会 話をしていることに気づいた人は 多いだろう。メーテルとエメラル ダスが“宿敵”であることは、ま んが版『999』でも描かれていたが ハーロックとメーテルの関係は今 のところ不明であった。 ところが今回、松本氏より伺っ た話によると、『少年キング』で 連載開始されたものの中断した形 になっている 『アイランダー〇」 で、二人の出会いが描かれるはず であったということだ。しかも、 松本氏の構想では、物語の後半で イルミダス軍が登場、地球を制圧 する…という展開になる予定であ ったという。とすれば、『アイラン ダー』は時代的に『アルカディ ア』の直前に位置することがわか る。『アルカディア』では地球軍 の艦長としてデスシャドウ号でイ ルミダス軍と戦うハーロックは回 想シーンでしか登場しないが、こ の部分が「アイランダー』では 描かれる予定だったのであろう。 ハーロックとメーテルの出会いは ハーロックがまだ地球軍に籍を置 いていた時代、ということになり トチローとハーロックのつきあい よりも長いということになるよう だ。 さて、現在進行中のTV版『わ が青春のアルカディア 無限軌道 SSX」は、劇場版と『9』の間 をつなぐ物語であることを松本氏 は示唆している。話としてイルミ ダスは、結局ハーロックに敗れる のだが、それにかわって新たな敵 が現われるという。『宇宙海賊キ ャプテン・ハーロック』で、ハー ロックは、マゾーンの侵略が始ま ることを知っていた・・・ということ になっているが、あるいはこの新 たな敵が、マゾーンと何らかの関 わりがあったのではないか・・・とも 考えられる。とすればハーロック がマゾーンを知っていた理由も納 得がいく。 さらにTV版『アルカディア』 ではハーロックと、鉄郎の父・黒 騎士ファウストの出会いと友情が 描かれる予定である、という。「さ よなら銀河鉄道999』でのハーロッ クとファウストの別れのシーンの セリフ「さらば旧き友よ」の意味 もこれでわかってくるはずだ。 さらには二度にわたってハーロ ックが鉄郎の戦いに力を貸すとい う理由の背後に、鉄郎の父への友 情もあったのでは・・・とも思えてく るのだ。 また現在企画中の『クィーン・エ メラルダス』のアニメでは、ほぼ 『999』の時代のエピソードが描か れるというから、彼女とメーテル のライバル関係や、なぜ、彼女が 鉄郎に手を貸したのか・・・そのあた りの心理が恐らくわかってくるに 違いない。 エメラルダスの目から 見た鉄郎少年というものがいかに 描かれるか興味深い。 年代的に一番あとに来るのが、 アニメ作品としては一番早いTV 版『ハーロック』である。 『銀河 「鉄道999」のヘビーメルダーでトチ ローの魂が光となって飛び、アル カディア号のメインコンピュータ ーにやどったわけだが、TV版の オリジナルキャラまゆの年令と考 えあわせて、両作品の間の時間は 数年・・・ということになろう。 余談だが、松本氏は、「自分な まゆを男の子にしますね」と語 っている。先に述べたように少年 の成長に立ちあう役というハーロ ックのキャラクターを考えると、 トチローの子供はやはり男の子で あるべきだった・・・という気がする。 パズルの要素は人間だけではな い。 『アルカディア』ではハーロッ クの宿敵ゾルのペットとして登場 するトリさんは忘れてはならない キャラだ。『999』ではトチローの 臨終に立ちあい、TV版『ハーロ ック』ではアルカディア号の乗員 になっているトリさんの数奇な運 命についても、おいおい明かされ ていくだろう。トリさんとトチロ ー、ハーロックの友情にも『ガン フロンティア』以来1000年に わたる脈々とした連なりがあるの である。トリさんを記憶再生室に 入れれば、スクリーンには西部の 男、ハーロックとトチローの姿が 映るに違いない。 さらには、アルカディア号のり っぱな乗員であるミーくん。ヤマ トに佐渡酒造先生と乗り込んだミ ーくんとはいかなる関係なのだろ いう。遠いご先祖に、松本家のあの トラジマのミーくんがいることだ ■けは間違いないのだが・・・。 そういえば、大四畳半から姿を 消したあの大山昇太(『男おいど ん」)と大山敏郎やトチローはどん な関係にあるのだろう。おいどん の夢と、トチローの夢はどこかで 交錯してくるように思えてならな い。トチローには、あのシマシマ のパンツをはいていてほしい・・・と 願っている人も少なくないのでは ないだろうか? 松本ワールドというパズルで遊 び出すときりがないようだ。これ 以上書いていくと読者諸君の楽し みを奪いかねないので、そろそろ おしまいにしたい。最後に、松本 氏が今回特別に話してくれた壮大 な構想を『ロマンアルバム』の読 者のみんなにだけ、こっそり紹介 してエンドマークにしたい。それ は…。 なんと松本アニメのラストナン バーは、今まで登場したすべての 松本キャラ ハーロックやエメ ノラルダス、鉄郎、メーテル、台羽 ■正、etcが力を結集して、新た “な敵と闘う物語である。 実現はまだまだ先の話だが、この ラストナンバーこそ、巨大なパズ ルである松本ワールドの解答篇と いうことになるのではないか? その時まで、ぼくたち松本ファ ンは、松本ワールドをじっくり読 み込んで、答えを準備しておかな くてはいけないのだ。 こうして考えてくると、こうい うパズルを一番楽しんでいるのは バズルの作り手である松本氏本人 のではないのかな・・・という気が する。 違いますか、先生?
一弥生、雨森始と出会う。弥生は始学校の先生。(1000年女王)
1999年:
ラーメタル星、地球に接近。ラーメタル人と戦い撃退。危機のがれる。(1000年女王)
弥生(メーテル)、永遠の旅(?)へ。(1000年女王)
ハーロック。エメラルダスと出会う。(詳細不明)
ハーロック。エメラルダスを通じメーテルと知り合う。(詳細不明)
イルミダス軍。地球を制圧。(わが青春のアルカディア)
トチロー、アルカディア号を完成させる。第446基地の地下秘密ドックにて。(わが青春のアルカディア)
ハーロック、ラ・ミーメと司令部で会う。(わが青春のアルカディア)
ハーロック、食堂でトチローの姿を見る。その後乱闘事件となる。それをきっかけにトチローと親しくなる。(わが青春のアルカディア)
ゾルによって、過去の出来事を見せられる。(わが青春のアルカディア)
トチロー、宇宙貿易人クィーン・エメラルダスと出会う。(わが青春のアルカディア)
ハーロック、マーヤを救うために銃撃戦の中へ突っこむ。右目負傷。以後右目失明。(わが青春のアルカディア)
エメラルダス、マーヤ。イルミダス軍につかまり字架にかけられる。(わが青春のアルカディア)
エメラルダス、マーヤ。レジスタンスによって助けられる。その混乱の中で、左ほほにキズをつける。(わが青春のアルカディア)
マーヤ、重傷をおう。(わが青春のアルカディア)
ハーロック、トカーガ星に飛ぶ。しかし、トカーガ星はすでに廃虚と化していた。(わが青春のアルカディア)
アルカディア号、地球に向かい飛行。イルミダス艦隊をさけ、プロミネンスの火の河を突破。(わが青春のアルカディア)
老トカーガ兵ら、トカーガ星人死亡。(わが青春のアルカディア)
アルカディア号、地球到着。マーヤ死亡。(わが青春のアルカディア)
ハーロック、ゼーダのスターザット号と対決。これを撃破。(わが青春のアルカディア)
ハーロック、イルミダス地球侵攻軍を壊滅。(わが青春のアルカディア)
トチロー、謎の人物とともに、デスシャドウ号で旅に出る。(詳細不明)
ハーロック、イルミダスを撃退。(詳細不明)
新たな敵が、ハーロックの前に現れる。(詳細不明)
ハーロック、マゾーンの存在を知る。(キャプテン・ハーロック)
デスシャドウ号、ヘビーメルダーに不時着。(詳細不明)
ハーロック、ジュラ星にてミーメと出会う。(キャプテン・ハーロック)
ミーメ、ラ・ミーメにかわりアルカディア号に乗船。(詳細不明)
ドクター・ゼロ、アルカディア号に乗船。(キャプテン・ハーロック)
ヤッタラン、アルカディア号に乗船。(キャプテン・ハーロック)
魔地、太陽系連邦宇宙戦艦ブレーブス号下船後、アルカディア号に乗船。(キャプテン・ハーロック)
有紀螢、貨物船に密航中逮捕される。アルカディア号襲撃に遭い、ひろわれる。(キャプテン・ハーロック)
ハーロック、鉄郎の父(黒騎士ファウスト)と知り合う。(詳細不明)
鉄郎、メガロポリス付近で機械伯爵に母親を殺される。(銀河鉄道999)
鉄郎、メガロポリスにてメーテルと出会う。(銀河鉄道999)
鉄郎、メーテルとともに999に乗り、アンドロメダへ。(銀河鉄道999)
鉄郎、タイタンにてトチローの母より、帽子、マント、コスモドラグーンをもらい受ける。(銀河鉄道999)
鉄郎、エメラルダスに会う。(銀河鉄道999)
鉄郎、ヘビーメルダーにてトチローを訪ねる。(銀河鉄道999)
トチロー死亡。精神はアルカディア号の中枢大コンピューターに宿る。(銀河鉄道999)
ハーロック、ヘビーメルダーに到着。暴漢よりコスモドラグーンを奪い、鉄郎に返す。(銀河鉄道999)
鉄郎、時間城へ。機械伯爵を倒す。(銀河鉄道999)
鉄郎、メーテル星に到着。ネジにされそうになるが、メーテルによって救われる。(銀河鉄道999)
ドクター・バンによってメーテル星崩壊。鉄郎、メーテルとともに999で脱出。(銀河鉄道999)
プロメシューム、鉄郎を殺そうとするが、クレアによって阻止される。プロメシューム、クレアとも死亡。(銀河鉄道999)
メーテル、メガロポリスにて鉄一郎と別れる。(銀河鉄道999)
鉄郎、パルチザンとなり、機械化帝国と戦う。(さよなら銀河鉄道999)
メーテルよりメッセージを受け取る。(さよなら銀河鉄道999)
鉄郎、再び999に乗り込みメーテルを探しに出る。(さよなら銀河鉄道999)
鉄郎、ラーメタル星でパルチザンのミャウダーに出会う。(さよなら銀河鉄道999)
鉄郎、湖畔の城でメーテルの家を見つける。(さよなら銀河鉄道999)
鉄郎、ブラットホームでメーテルと再会。ともに999に乗り込む。(さよなら銀河鉄道999)
鉄郎、コントロールセンターで黒騎士ファウストと対面。自分の過去を見せられる。(さよなら銀河鉄道999)
999、大アンドロメダ星(惑星プロメシューム)に到着。(さよなら銀河鉄道999)
メーテル、プロメシュームⅡ世となる。(さよなら銀河鉄道999)
サイレンの魔女、アンドロメダ星付近に現れる。(さよなら銀河鉄道999)
ハーロック、黒騎士ファウストと再会。(さよなら銀河鉄道999)
鉄郎、黒騎士ファウストと対決。(さよなら銀河鉄道999)
黒騎士ファウスト死亡。(さよなら銀河鉄道999)
鉄郎、惑星モザイクでメーテルと別れる。(さよなら銀河鉄道999)
2979年:
マゾーンのペナント、地上に撃ち込まれる。(宇宙海賊キャプテン・ハーロック)
台羽博士、マゾーンの刺客によって殺される。(宇宙海賊キャプテン・ハーロック)
台羽正、ハーロックと知り合う。(宇宙海賊キャプテン・ハーロック)
アルカディア号、マゾーンの艦隊と遭遇。(宇宙海賊キャプテン・ハーロック)
アルカディア号、第一海賊島に寄港。(宇宙海賊キャプテン・ハーロック)
ハーロック、ブレーブス号救助のため、馬の首星雲に向かう。(宇宙海賊キャプテン・ハーロック)
アルカディア号、ミーメの故郷、ジュラ星に立ち寄る。(宇宙海賊キャプテン・ハーロック)
アルカディア号、マゾーン中央艦隊を追うが、反物質重力星デスシャドウに囚われる。(宇宙海賊キャプテン・ハーロック)
ハーロック、旧友のアイン博士と再会する。(宇宙海賊キャプテン・ハーロック)
マゾーンのスパイ・波野静香、切長官をだましてアルカディア号に乗船する。(宇宙海賊キャプテン・ハーロック)
波野静香、ハーロックを愛してしまい、自殺する。(宇宙海賊キャプテン・ハーロック)
ハーロック、まゆに中枢大コンピューターが父であることを教える。(宇宙海賊キャプテン・ハーロック)
ハーロック、女王ラフレシアと対決する。(宇宙海賊キャプテン・ハーロック)
2980年:
ハーロック、地球に乗員をおろし、宇宙の彼方へ去っていった。(宇宙海賊キャプテン・ハーロック)
pg. 129-142: Staff Interviews

pg. 143: Cast & Staff List

pg. 147: Arcadia Materials


