Mobile Suit Gundam: Char’s Counterattack [1988]

1988

Animedia [pg. 120-123]

March (Animage, pg. 58- 62)

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  • Akinori Endo [ぼくとアムロとの付き合いは、そ れほど長くはありません。 最初の出会いは、テレビシリーズ の「Zガンダム」ホンコン編。とこ ろが、これ以降、ぼくは直接アムロ を描く機会を持てませんでした。「Z 「ガンダム」は最終回にいたるまで、 ついにアムロの再登場はなかったわ けだし、続編の「ガンダムZZ」で はアムロもシャアも登場しなかった からです。これにはさまざまな理由 があります。 「Zガンダム」のアムロに関しては 富野監督からなにも聞かされておら ず事情はわかりません。「ガンダムZ Z」になぜアムロとシャアが一回も 登場しなかったかといえば、「ZZ」 の製作が進行している最中に、今回 の映画化の話が持ち上がり、シャア とアムロの最終決着はスクリーンの 中でつけさせようということになり、 テレビ出演はなくなったのです。 この時期、ぼくは小説版 「ZZ」 (全2巻。 講談社刊)を書くことに なり、その展開上、どうしてもアム ロの登場が必要となりました。ぼく はその中で、アムロと2度目の出会 いをしたのです。 小説の中で、アムロはジュドーに 語っています。「ぼくが宇宙に上がる のはシャアと決着をつけるときだと 決めている。それが我々の運命だと 思っている」 いまから思えば、この言葉こそ、 映画「機動戦士ガンダム 逆襲のシ ャア」に向けてアムロの宣言だった のです。 旧作(機動戦士ガンダム)のファ ンのみなさまのうちには、今度の映 画を観たくないと思っている方々も おおぜいいることでしょう。旧作の アムロのイメージを大切にしたいと いう思いが、そうさせるのです。 ですが、アムロは、本来、成長す るキャラクターのはずです。10年、 20年と年を経るうちに、アムロは変 わっていくでしょう。いや、変わる のはアムロだけではなく、それを見 守るファンも同じです。そして、新 しいファンも続々と誕生していくこ とでしょう。 さまざまなヘアムロ〉がいます。 「ガンダム」のアムロ、「Z」のアム 口、「ZZ」のアムロ、そして、「逆 襲のシャア」のアムロー。 さまざまな世代が、その時代のア ムロを共有するのです。 いや、 <ガン ダム>というものが、そのような存 在なのでしょう。 <ガンダム新世代> に対して、アム ロはどのようなメッセージを託すの でしょう(もちろん、かってのガン ダム世代の人々に対しても)。 アムロがスクリーンの向こうから いったい何を語ってくれるのかー ぼくは期待せずにはいられません。 「機動戦士ガンダム 逆襲のシャ ア」の中で、ぼくはアムロと3度目 の出会いをしたいと思っています。]

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