GE999

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結末はまだ誰にもわからないストーリー紹介
広大無辺の宇宙空間を驀進する銀河列車の999。ひとはみなこの列車にのって、それぞれの夢と希望を追い求める。そしていま、愛と勇気と冒険心を胸に秘め、一人の若者が旅立とうとしていた999号が発着する地球メガロポリス・ステーションを中心とした超近代的な大都会とはまったく対象的にスラム化したダウンタウン。そこで鉄郎は、親のない一群の少年たちを率いて盗みを働き、飢えをしのいでいた。そんなある日、貧しい人間にはけっして買えない銀河鉄道全線の定期券を盗んで、機械O人間のポリス群に追われた鉄郎を助けたのはメーテルという若く美しい女性だった。鉄郎は、あまりにもメーテルが亡き母に似ているのに驚いた。5年前、鉄郎は10歳のころ、機械伯爵が率いる人間狩りの一団に愛する母を殺され、その美しい肉体をハク製にされていた。地球の金持ち人間たちは、競って機械の体を買い、千年の寿命を得たが、貧しい人たちはそれもできず、つぎつぎと殺されていくだけだった。アンドロメダへ行けば永遠の生命がもらえる鉄郎は、母の形見のペンダントを胸に、いつの日かアンドロメダ行きの銀河鉄道999号に乗ることを夢見ていたのだ。いま、15歳の勇敢な少年となった鉄郎は、母の仇を討つためにキャプテン・ハーロックやエメラルダスのように宇宙の海へ自由に羽ばたきたかった。美しいメーテルは、鉄郎に999の乗車パスを贈り、二人は旅立った。肉眼では見えない無限軌道を進む999。はるか後方に遠ざかって行く地球。メーテルはなぜか、哀しい顔でつぶやいた。「二度と帰ることのない旅……」鉄郎は、黙ったままメーテルを見ていた。最初の停車駅は、土星の衛星のひとつタイりょうらんタンだった。タイタンは太陽系で一番美しく、恐ろしい星だった。百花繚乱、パラダイスのような街に降りたったとたん、メーテルが胸を撃たれて宇宙戦闘服の男たちに連れ去られ鉄郎は危ういところを不思議な老女に救われた。やがて鉄郎はメーテルを捜すため、老女から光線よけの帽子と銃を借りて、メーテルを奪った山賊のいるぶどう谷へ出発した。山賊の首領アンタレスは、山のような巨漢で、数少ない生身の人間だった。鉄郎が機械人間ではないこと、しかも親の仇である機械伯爵を討とうとしていることを知ったアンタレスは、同志として素直にメーテルを返してくれた。この広い宇宙のどこかに、憎い伯爵の住む時間城がある。その場所を知っているのは女海賊エメラルダスのみという。鉄郎は、老女の息子トチローの持ち物だった戦士の銃を抱いて、メーテルとともに再び999号に乗り、迷いの星といわれる氷の惑星・冥王星に向かった。そこはすべてが、氷に閉ざされていた。一面の氷原に立ってメーテルは涙を流した。その足もとの氷の下には、何千何百という数の死体が眠っていたのだ。それは、機械人間となったものたちの脱けがらだった。氷の墓地の番人シャドウは、機械の体になったあと、ひどい後悔に襲われていた。温い肌と血を失った機械人間は、昔の生身の人間に恋い焦がれる場合が多いのだ。999号の食堂車につとめるウェートレスのクレアもその一人だった。「けど、それにしても、メーテルはなぜ氷の下の死体を見つめて泣いたのだろう』鉄郎は、なぜか、そう思った。
そのとき、宇宙を驀進中の999号が突然、無気味な震動を起こした。と、ドクロのマークをかかげた巨大な飛行船クィーン・エメラルダス号が接近、真紅の女海賊エメラルダスが999号に姿を現わした。メーテルはエメラルダスを知っていた。いや、知っているどころか、エメラルダスの命の恩人だった。やがてメーテルから乞われるまま、時間城の現位置がトレーダ分岐点であることを告げると、エメラルダスは飛行船とともに飛び去っていった。トレーダー分岐点—それは、999号のつぎの停車駅だった。そして、人間や機械人間の吹きだまり、絶望の街でもあった。鉄郎は酒場の親父から、鉄郎と同じ帽子をかぶる戦士トチローの居場所を聞いて、ガンフロンティア山に向かった。タイタン屋の老女の息子トチローは、残酷非情の人間狩りをたのしむ機械伯樽と果敢に戦っていたが、いまは力つきて、すべてを鉄郎に託すと、空電となって宇宙へ消えた。トチローの墓標にたたずむ金モールのマントを着た一人の男、それはキャプテン・ハーロックだった。ハーロックは、街で無法者に襲われて苦闘する鉄郎を救った。ガガーリ山の嶺、ようやく時間城に潜入した鉄郎は、加勢に駆けつけたアンタレスとともに戦い、機械伯爵の頭に銃弾を浴びせ、念願の仇を討った。だが、鉄郎の目的はそれでは終わらなかった。「全宇宙のために機械人間を滅さなくてはいけない。そのためには、機械の体を人々に与えるアンドロメダ星を破壊しなくては・・・・・・」新しい目的をもった鉄郎はメーテルとともに再び新たな旅へでた。だが、なぜか、メーテルの心は哀しかった。メーテルが鉄郎に愛をおぼえればおぼえるほど、悲しみは深まった。999号は、大宇宙を驀進していた。そしてつぎの停車駅は?!?!そこには、想像をこえたできごとが二人を待ちかまえていた・・・…!!
Voice Actor Comments
Masako Nozawa (Tetsuro Hoshino):
「私ね、ファンの方たちってほんとうにありがたいと思うの。だって、今度の映画の場合ぜひ、鉄郎の声を』って、500通以上も手紙をもらったの。その中に、小学生の子で、999の映画を見るために、お金をためてます、ってのがあって…・・・・・・ホント、がんばるわよ!!」
Harlock (Makio Inoue):
「えーっ、やっぱぼくがハーロックを(井上さんに対する出演交渉より、キャスト決定と同時に動いたAMの取材のほうが早かったのです)「うれしいな!!視聴率はともかく、ファンの方から熱い支持をいただいてとても手ごたえのあった役だから、絶対、がんばります」
Tochiro (Kei Tomiyama):
「古代進とかマルコポーロとか、いつも二枚目なんで久しぶりの三枚目役に大はりきりです。ぼくは、もともと、三枚目のほ●うがヤリがいがあるんですよね。だって、二枚目は地声でいいけど、三枚目は工夫して声を作るでしょう。役者としてはおもしろいんですよね」
Count Mecha (Hidekatsu Shibata):
「今回の映画にはすごい期待”があります。というのも、ぼくは長い間、ほとんど悪役専門でしょう(笑)、テレビのワクじゃ表現できなかった悪〟を、映画じややれると思いましてね。たとえば、鉄郎の母をハクセイにするシーンがあるんですが、いまからたのしみですね(笑)」
Maetel (Masako Ikeda):
「鉄郎の野沢さん、車掌の肝付さんだちと、いっしょにやれることこのことが一番うれしいですね。これは、ファンの人たちの応えんがあればこそ、同じキャストでできると思うんです。999のファンの人は、テレビをとってもよく見てくれていますからね」
Emeraldas (Reiko Tajima):
「以前、ラジオでエメラルダスをやっていたんで、ぜひ、やりたかった役ですね。それに松本先生が彼女は男性の理想のタイプだとおっしゃってたんですけど、私もそう思うんです。外見はすごく美しく冷たそうだけど内面はとっても女らしい。そこに魅かれるんですよね」
Ryuzu (Noriko Ohara): [the picture used is of Claire..oops!]
「松本先生が大のりでやっている作品でしょう。絶対見るつもりでいたんです。そしたら、出演交渉が来ちゃって……(笑)。テレビでは「泥のメ「ーテル』をやらせていただいたんですけど、こんどはリューズ。私なりのリューズに挑戦しますから、ぜひ、期待してください!!!」
Conductor (Kaneta Kimotsuki):
「『えーい、映画だから、こいつぁー、がんばらなくっちや、チキショー』(笑)なんて、あんまり、かまえるとよくないと思うんです。演技がからまわりしますからもっとも、ファンの人と同様、なにしろ、大画面だから、ワクワクしている心境です」
