Hiroshi Nishimura

1980

September

Comment [for “Fumoon”, Animage]:キャラについては、原作者である手塚先生の独特な持ち味を殺さないようにというのが基本。ただ、なにしろ30年前の作品ですから、もちろん髪型やコスチューム、メカなどは現代的にアレンジしています。たとえば、ロックなどは原作よりも少しおとなっぽくさせて、サングラスをかけさせるといったぐあい。ランプなんかそのいい例で、原作の乞食時代をはしょって、のっけから金持ちで登場。ために、独特の“セコさ”はやや陰をひそめています。新しく設けたキャラは建一の妹ピーチで、これは『ブラックジャック』のピノコをイメージしたもの。特に重要な役ではないですが、ストーリー展開のスパイス的になります。キャラで一番苦労させられたのは美の化身であるフウムーンの表情。ふつう、感情表現は口の動きで変化をつけるのに、フウムーンにはナゼか口がないんです。弱りましてね、結局、ポーズや目の動きなどで工夫してみたんですが、さて・・・・・・。ちょっと不安です。

Welcome to Anime Magazine Archive! We aim to be the ultimate resource for anime magazines, offering page-by-page breakdowns, with a focus on the 1970s-1980s.

RECENTLY UPDATED