1990
January
Comment [Animage, for Dragon Quest: Yuusha Abel Densetsu]:
ついにアベルたちの冒険の旅が始まった。怪物いっぱい危険たっぷり、謎また謎の物語。そこでアニメ制作を担当するスタジオコメットの茂垣弘道PDに直撃取材!
この号が発売されるころは、1、2話の放映がすんでいる。壮大な物語のプロローグにア然としている人も少なくないと思う。とにかく謎が多い。赤い珠、青い珠に秘められた秘密とは何か?その継承者になぜアベルとティアラが選ばれたのか?アリアハン王様がいった竜の伝説とそれにまつわる地図はどこにあるのか?
ロールプレイングゲーム
「R・P・Gのおもしろさのひとつは謎ときにあると思うんです。その謎とくために主人公たちは旅立ち、闘い、成長していきます。この物語のバックボーンには少年たちの成長ドラマがあるんです」
プロデューサーはいう。そういえば、ファミコンの「ドラクエ」でも、ひとつの謎が別の謎をとくカギとなり、さらにもうひとつの謎につながっていた。そして、謎をひとつひとつといていきながら、主人公たちはレベルアップ(成長)して、ついに魔王を倒すことができるようになった。
「だから、先々のことはわからないほうが、おもしろい。予告編がないのはそのためなんです」
予告編のかわりに出てくる地図は、ファミコン版「ドラクエⅢ」の地図をもとにしたものだが、
「基本的に地名などは同じですが、この物語の謎ときのためのオリジナルの場所もあります」
謎ときのカギは、世界中に散らばっており、それも石碑だったりいい伝えだったり、自然現象のなかに隠されていたりするらしい。当然、魔王バラモスも竜を探しているから、アベルたちは行く先々で怪物と闘うことになる。
「アベルたちは闘いながら、成長するわけですが、ファミコンと同じようにレベルアップするときに、画面にスーパーの文字を出そうかという案も出ましたが、やめました。それはドラマのなかで描いていくべきことですから」
そう、これはファミコンの世界を舞台にした冒険アニメなのだ。しかも、R・P・Gのおもしろさがいっぱい。さあ、アベルたちの竜探しは、はじまったばかりだ。(次はロマリア……かな?)
