1983
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My Anime [pg. 64-67]


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My Anime [pg. 58-62]


Animedia [pg. 122]

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My Anime [pg. 82-85]

1984
January
Animage [pg. 22]

The Anime [pg. 57-61]


Interviews:
Shizuo Kawai, Anime Jun (Moderator), Shigeru Katō, Tsuneo Tamura, Chūichi Iguchi, Hirohisa Soda, Kōichi Mashimo, Shinya Sadamitsu
Anime Jun (Moderator): 今日は「ウラシマン」の追い込みで忙しい中、座談会に参加していただいたことを感謝します。最初に、読者が一番気にしていると思う最終回を含む今後の2話についてお聞きしたいのですが。
Kōichi Mashimo: 49話ではリュウとフューラーの一大決戦シーンが見られますよ。
Tsuneo Tamura: それで50話で意外な人物が新総統になるんです。でも、誰であるかはまだ秘密なんで、その時まで楽しみにしていてください。
Anime Jun: では、リュウは最後どうなるのかを……。
Mashimo: それもお楽しみということにしておいてください(笑)。
Hirohisa Soda: 49話が事実上の最終話といっちゃっていいんじゃないかな。僕としては遊びの入ってる50話の脚本やりたかったんだけど、しんきくさい49話の方なのね(笑)。
Anime Jun: そうきくと、「ウラシマン」には最終話が2つあると考えられそうですね。
キャラクター一人一人に強烈な個性があった作品
Anime Jun: では収穫がないようなので本番に入ることにして(笑)、「ウラシマン」を手がけることで得たそれぞれの想いについて語っていただければと思うのですが。
Mashimo: その前に、「ウラシマン」はここに集まった7人だけのものではなく、多くの人が参加して初めてできた作品なんだということを改めて強張しておきたいと思うんです。
Anime Jun: あくまでその中の7人にすぎないということですね。
Tamura: 演出チームの中で一番絵コンテ処理をやった貞光君からどう?
Shinya Sadamitsu: 僕の場合ギャグばっかりだったけどね(笑)。本当はフランス映画っぽい雰囲気なんか好きなんだけど、それでも自由にやらせてもらえましたね。ジタンダがキャラの中では好きだったんだけど、すぐなぐられてね、彼(笑)。
Shizuo Kawai: 「ウラシマン」のキャラってみんな強烈な個性があったわけです。だからなかなか動いてくれない代わりに、慣れてくるとはっきりと個性で動きが描きわけられるんです。キャラではソフィアが愛着あるけど、印象的というと「愛!ロボットに愛!」(17話)のロボット・ジェミニと「フューラーの逆襲」(4話)のフューラーの影武者が思い出深いですね。
Shigeru Katō: 僕は前半20話くらいまで、「ウラシマン」って話が見えなかった。遊びなのか本当なのか(笑)。もちろん全部「ウラシマン」なんだけど、人間を描くってところで後半やっとリュウが見えてきたって感じで。ミレーヌが好きでもっと動いてくれるかと思ったんだけど裏切られましたよ(笑)。
Chūichi Iguchi: 僕は絵的にはリュウが一番。けど、最初のころ描いたリュウの顔「長い長い」っていわれて(笑)、縮めたんですよ。各話作監という形でそれぞれ個性的に仕事ができたなって思う。当然枚数上の制約とかあったんだけども、注意してても結局予定越えちゃったりしてね(笑)。
Hirohisa Soda: 脚本家のみんなの代弁させてもらうと、出来上がったアニメ見るとえらい脚本とかわってるわけ(笑)。でもそれは竜の子のスタッフの熱意ゆえというかね。すごいチャレンジできる話だったし。最初は心情的な話より、遊びに徹してやろうとしてたから、「空飛ぶ真っ赤な天使」(12話)みたいなのがよかったですね。惜しむらくは始まる前に時間的な余裕がなかったってことかな。
Mashimo: 曽田さんは一話のシナリオ回も書き直したものね。
ルードビッヒを裸にして踊らそうという話もあった
Tamura: 僕が「ウラシマン」で思ったことの一つというのは、ゲストキャラがすごく生きてる。それで彼らと関わって主人公たちが見えてくるっていう……、ゲストが無駄に死ぬってことがないんですね。
Katō: それだけにやっと見えてきたってところで終わるのは惜しいと。やりたいことまだまだあってね。ラストもさ、グラフィティ風に。ルードビッヒが政治家になってて、クロードは年老いてまだ「ヘイ! 彼女」ってね(笑)。で、リュウはやっぱりアホでしたって(笑)。
Tamura: そのころ権藤さんはお墓の中だろうね(笑)。
Iguchi: 最終回にはスターザンも登場させよう(笑)。
Mashimo: 最後の最後で、ルードビッヒが気が狂って、裸にしてカッポレ踊らそうって話もあったね(爆笑)。ファンの期待裏切って終わるという(笑)。
Anime Jun: いや、裏切ってませんよ(笑)。
Mashimo: でも、スタッフ一人一人の自分なりの挑戦ていうのがしっかりあって、そういう意味では超わがまま集団というかね、そこから見えてきた何かっていうのは確かにあるね。
Mashimo: あの娘もいったん顔が崩れるともうだめでね(笑)。
Katō: 「トリック1983」(32話)の銭湯シーンでね、ネクライム兵士に向かって裸にまとっていたタオル、バッととって「見たわネッ!」。あれも過激ですよ(笑)。角度変え正面から見せようかとか、一生けんめい考えたもの(笑)。
Anime Jun: あそこまで明るくやられると、あきれてイヤラシイとさえ感じない(笑)。
Iguchi: そこへいくとルードビッヒって暗いね。
Soda: 彼がでてくると急に演出のテンポが落ちるんだ(笑)。だけど「クリスタルナイツ・ネクライム」の曲はカッコいいね。好きで、あれ聞くために「ウラシマン」見てるんだから(笑)。
Mashimo: ネクライムではジタンダ一人明るいんだ。
Anime Jun: 彼はネクライムの太陽ですよ(笑)。
Tamura: ゲストでね、45話のエイズリ「必殺!恐怖の刺客」を進行の人が見て「あっ、キャッツ・アイだ!」って(笑)。コスチュームが似てるもんだから。
Sadamitsu: キャッツ・アイが怒るぞ(笑)。だけど、エイズリーって中性なの?
Mashimo: 少年なんですよ、美少年。
Iguchi: ありゃオカマだよ(笑)。
Kawai: 股間のふくらみ描こうと思ったけどやめといたの。みっともないから(笑)。
Anime Jun: なんという座談会だ(爆笑)。
「ポルノ・ウラシマン」番外編で作りたい?
Anime Jun: 製作秘話もここまでいく座談会は珍しいですね(笑)。
Katō: 欲求不満なんだ。仕事しかしない人たちばっかりだから(笑)。
Mashimo: この記事読んだ人はもっと真面目に作れっていうんじゃないかな。ルードビッヒも死んだことだしファンが怖い(笑)。エイズリーの回ではルードビッヒのヌードまででちゃったからね。
Iguchi: ルーちゃん(ルードビッヒ)だけじゃないよ、4話なんかみんな裸になってでて(笑)。でもミレーヌってパンツはいてるのかな? でてきたのに描いた憶えがないんだよね(爆笑)。
Mashimo: 遊びでね、「過去にささったトゲ」(13話)のジョセフィーヌ。ドレスは別セルなんだけど、その下にちゃんとバンソコウ描いてあって前張りしてあった(大爆笑)。
Katō: アニメでも昔はさ、ヌードのカットが3コマあると一コマモロに描いたりしてね(爆笑)。でも今はビデオがあるから怖くてできない(笑)。
Anime Jun: 昔の作品が残ってないことを祈るしかありませんね(笑)。だんだん雑誌に載せられない内容になってきたので(笑)、例えば最後にリュウとソフィアは結ばれるのかとか、そっちへ話を進めたいんですが。
Mashimo: そういうラブ・ストーリーじゃないのね、「ウラシマン」て。2人だけの進展みたいのはないですね。
Kawai: 番外編で2人の話作りましょう、「ポルノ・ウラシマン」(笑)。
Sadamitsu: どうしても話がそっちへいっちゃう(笑)。
Mashimo: 誤解されるとここにいないスタッフに悪いよ(笑)。
Tamura: でもここまでできたのも、個々みんなの実力があってのことだと思う。その意味で最終回迎えても気持ちとして「ウラシマン」終わってないんだっていいたいね。
Anime Jun: 今日はどうもありがとうございました。
My Anime [pg. 48-50]

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