1989
April
Animedia [pg. 128]

は英語のアルファベット最後の文字。数学では、X、Yに次ぐ第三の未知数。「最後の、究極の、はかり知れない、という意味のあるZのイメージで、スケール大きく描くのがこの作品」と語るのは、森下孝三プロデューサーだ。天下一武道会が終わって5年。悟飯という息子もでき平和な生活を送る悟空の前に、兄と名乗る男が現れる。この男ラディッツは、地球征服を狙う惑星ベジータから来たサイヤ人だった。「ラディッツの登場で、悟空の過去が明かされるのが話題の一つ。が、問題はその先なのです」サイヤ人の野望を砕くため、兄と闘う悟空が死んでしまうのだ! そして、ラディッツよりさらに強い二人の男がやって来るとの予告。今や、地球で誰が一番強いか、なんていってはいられない。「地球の武道家たちが結束し、いずれくるサイヤ人との激突までに、悟飯をリーダーに育てようとするのです。その期待に、悟飯が応えられるのかどうか」悟飯の成長を中心に、物語は地球人VSサイヤ人へとグレードアップしていく。
闘うことにかけては、並はずれた力を持つサイヤ人。ドラゴンボール集めや天下一武道会で見せた悟空の強さのヒミツは、サイヤ人だったかららしい。その血を受け継ぐ悟飯は、地球人とサイヤ人のハーフ!? 果たして父のカタキを討てるかどうか……
June
Animedia [pg. 132-133]

タイトルも『ドラゴンボールZ』にかわり、新たな局面を迎えたこのシリーズ。サイヤ人という、宇宙最強の戦士が登場し、第1話から、いきなり緊迫感が漂う展開になっている。そんな中で、最も注目すべきキャラが、悟空の息子、孫悟飯だろう。森下孝三プロデューサーは、悟飯について、次のように話してくれた。「第2話で、悟空は地球人ではなく、ラディッツの弟、つまりサイヤ人だったという新事実が出ましたね。ということは、その子悟飯は、当然サイヤ人 (悟空)と地球人(チチ)の両方の血を受け継いだことになります。偶然にも、この組み合わせは、悟飯にサイヤ人をもしのぐ、強大な戦闘力を与えるんですよ。そんな悟飯と悟空の父子を中心に、前シリーズの天下一武道会よりもさらにハードなストーリーが展開していくわけです。タイトルについている『Z』とは、”これ以上にない”とか、”最強”という意味ですが、まさに”最強”という言葉にふさわしい、おもしろいドラマを作っていこうと思っています」いずれにしても、今後の展開も含めて、大きなカギになる新キャラ、悟飯について、この際徹底的に知っておきたい。そこで、悟飯と、彼を取り巻くすべてーAからZまでを親切手引き。これでもう『Z』は完ペキだ。
こめかみの部分なんか、キチンとカットしてたりして、おぼっちゃ風の髪型。でも、前髪には、父親の悟空の面影がある。
どういうわけか、引っこみ思案なおとなしい男の子に成長した悟飯は、人前に出ると目つきがついオドオドしてしまうことも。しかし、その瞳は、悟空が幼い頃そうだったように、美しく澄んでいる。この目でじっと見つめられたら、よこしまな心を持った大人などタジタジになってしまいそう。視力は良好。
ちょっと上を向いた、かわいいお鼻。形はもちろん、その性能も、悟空ゆずりのよさ……かどうかは現在のところ不明である。
自然や動物を愛する、優しく繊細な心の持ち主。ただ、悟空と比べると、たくましさに欠ける部分もある。子どもらしく好奇心は旺盛だ。
悟空から受けついだ尻尾。今までは、いつも満月を見る前に寝ていたので、悟空のように怪物猿に変身することはなかったが、今後はそうなる可能性も。それに、尻尾は悟飯の弱点でもある。近いうちにこの尻尾がなくなってしまう事件が起きそうだ。
勉強なんかには、全く縁のなかった悟空と違い、教育ママのチチに猛勉強させられている悟飯。頭脳明晰、優等生の悟飯の将来の希望は、偉い学者になることなのだ。
先代の悟飯じいちゃんの形見のドラゴンボールをてっぺんにつけた帽子は、悟飯の宝物。
大きい耳は幸運のしるし、とか。これから襲いくるピンチも、悟飯ならきっと切り抜けられる。
悟飯の口調は、礼儀正しいおぼっちゃまらしく、とってもていねい。悟空みたいに粗野な言葉遣いは絶対にしない。
名字の「孫」をあしらった、チャイニーズスタイルの服。帽子や靴もおそろいでよく似合っている。チチの手作りかな?
サイヤ人と地球人の間に生まれた悟飯の腕力は、とてつもなく強いはずなのだが、今までのところはその兆しすら見えない。悟空父さんの袖におびえてつかまるのが精一杯!?
脚力だって相当なもの。泣きながらだったが、第1話で見せたあのスピードと迫力は、悟飯の秘めた能力を感じさせた。
悟空死す!! ドラマは急転回!!
5月24日放映予定の第5話で、なんと悟空が死んでしまう! ラディッツを倒すために、自分の命を犠牲にするのだ。ラディッツを破ったものの、悟空の死はあまりにショッキング。そして、新たにラディッツよりさらに強い二人のサイヤ人が地球にやってくるとか。悟空を失った地球の運命は、いったいどうなるのか? 森下プロデューサーに聞いた。「二人のサイヤ人が地球にやってくるまでに、あと一年あるんです。その間に、クリリンたちやピッコロ、そして悟飯は、サイヤ人の攻撃に備えて、厳しい修業に入ります。原作には、この期間のエピソードはほとんど語られていませんが、アニメでは、10月までかけて、原作の鳥山明先生のアイデアも織りまぜて、彼らの修業の模様をじっくり描いていきます。サイヤ人との決戦までのカウントダウンが、回ごとにサスペンスの色合いを強めながら進んでいくわけですね。悟飯という幼い”英雄”のもとに戦士たちが集まる展開は、まるで大河ドラマのような盛り上がりを見せることでしょう」
エピソードを追うごとに、高まっていく緊張感。新シリーズ開始早々、目の離せない展開になりそうだ。
September
Animedia [pg. 24-25, 135]


★孫悟空
「何があってもへっちゃらへのへのカッパな悟空に憧れます。僕もあんな風に強くなりたいな」(新潟県・岩田宏)「戦いでも修業でも楽しんじゃう余裕が頼もしいですね」(三重県・高田順弥)「野性的でパワフル、そしてタフな悟空が好き。現実には絶対いそうもないタイプなのも魅力」(熊本県・畠中理恵)辛いハズの修業を楽しんじゃう感覚、驚異的強さ、そんなフツーじゃないところが悟空の良さだ。18話以降、界王様のもとで、ダジャレやゴリラとオニゴッコという妙な修業に励む悟空に危機感は感じられない。大人になると普通失う純真さを持ち続けているから、人は悟空に魅かれるのだろう。
孫悟飯
「悟空の小さな頃とは違って、頭のいいおぼっちゃまっていうのがいい」(岡山県・KM)「けなげさが好き。それに、悟空より強くなりそうな可能性を感じる」(神奈川県・中川洋子)「自然や動物を愛する優しさ。その心の大きさに感動してしまいます」(山口県・高田真純)半分地球人の悟飯は悟空より人間的な感情が豊か。動物を愛したり、親の愛も知っている。だから悟空より身近に感じるファンも多い。16話でチチと会うのを我慢し、心の成長をみせた悟飯。それがピッコロに認められ、今後の修業は技中心の実戦となるが、人間性は不変だ。
最愛の息子、悟飯をさらわれた悟空。悟飯の救出に突っ走る、優しい父親としての悟空を声援したファンは少なくない。「自分がその場にいなかったばかりに、悟飯をさらわれてしまった父親・悟空の口惜しさが感じられました。優しい悟空が素敵です」(埼玉県・川尻のぞみ)、「悟空お父さんがカッコイイ、お父さんはああでなくっちゃね」(千葉県・金森淑子)。といった具合だ。だが、とにかく悟空の強さにしびれたというファンもまた多いのだ。「悟空が地球最強の男だとわかってるから、ピッコロと対決しない今度の映画では、ハラハラしませんでした。でも、その分、ガーリックの手下を一撃で倒してしまう悟空にスカッとしました」(東京都・滝沢英敏)、「悟空が強すぎて、ザコキャラが相手にならないのが笑っちゃう」(神奈川県・篠崎昌也)。父親としての優しさも、圧倒的な強さも、共に悟空の魅力のひとつだ。悟空のファンにとってはこたえられない戦いの場面だ。
悟飯の魅力もファンの目を釘づけにしたようだ。「ガーリック城にさらわれてきた悟飯が、木の実を食べて酔っぱらうシーンが好き。夢の中で、怪獣とお友達になる悟飯の無邪気なところがカワイイ!」(千葉県・長谷川敬)。など、天真らんまんな悟飯の姿にも人気が集まったが、ラストで、ガーリックのブラックホール攻撃をはじきとばす悟飯の潜在パワーの発動シーンに感動した声が多い。「悟飯に秘められた力が、悟空たちを救うエピソードが一番好きですね。悟飯の本当の力がすべて出てくる時が、楽しみです」(東京都・神谷浩二)。可愛いだけではない、スーパーパワーの持ち主、悟飯の活躍にファンは大満足だった。
ラストでの史上最強の敵、死なないキャラの末路に同情の声も上がっている。「自分が作ったブラックホールに吸いこまれて、永遠に闇の中で生き続けなくてはいけないガーリックが、ちょっとかわいそう」(埼玉県・竹中沙貴)、「ガーリックは、ニクイ敵キャラだったけれど最期が哀れですね」(東京都・前川京助)。だが不死身のキャラを葬るアイデアとしては好評。スタッフの苦心の案は成功だった。
December
Animage [pg. 54-55]


宿敵・悟空とともに闘った、最初のサイヤ人決戦。敵の子・悟飯を特訓してみせるなど、サイヤ人戦を境にマジュニアは、以前の悪役ぶりからは考えられない行動をみせた。だがそのなかでも、「次に倒すの)は悟空だ」と何度も叫んでみせたり「友情ごっこ」などと、ことさら強調してみせた。変わりはじめた自分に気づきながらも、認めようとしなかったマジュニア。だが、最期の刻になり彼はようやく仮面を脱いだ。おもえば、「ドラゴンボール」には、根っからの悪人というキャラクターは少ない。餃子や天津飯たちも、最初はカタキ役として登場したが、いまでは心強い仲間たちだ。「DB」の底に流れているのは、キャラクターたちを見つめる温かいはいい奴なんだよ」と語ってくれる。一方で、徹底した悪役キャラも存在した。いまも思いおこされるのがピッコロ大魔王の鬼のような悪役ぶりだ。そして、その息子・マジュニアは、父の怨念を背負い、生まれながらに悪意を帯びたキャラになるはずだった。だが「DB」の人間賛歌は、彼をも改心させてしまった。「惜しまれて去れるので、最期の場面は気に入っています。悟飯を特訓するところなど、人のいい面を見せて、やっと役柄がつかめたところなので残念です。悪にもかかわらず多くの応援ありがとうございました」と、マジュニア役の古川登志夫さん。いまは一番弟子の悟飯くんとともに、その死を惜しむのみー。
Animedia [pg. 126-127]

これが対サイヤ人戦を迎えた悟空のサーモグラフィー。戦いへの意気込みがハートに、そして頭部には仲間を失った怒り、鍛えぬかれた両腕と両脚には力がみなぎっているのがわかる。
ナッパとベジータ、二人のサイヤ人によって、ヤムチャが、餃子が、天津飯が、そして第28話ではついにピッコロまでもが殺されてしまう!!! 『ドラゴンボール』ファンにとっては胸がしめつけられるような展開になってしまった。しかし、お待たせしました!!!! やっと悟空が到着し、それまでのファンのモヤモヤをスカッと解消させる大活躍を見せてくれそうだ。注目の悟空到着が第28話。ピッコロが死んでなすすべもなくぼう然としている悟飯とクリリンの前にさっそうと登場。悟空は悟飯からヤムチャたちの死を聞いて、未だかつてないほどの怒りに燃える。そして、いよいよ第28、29話でナッパとの対決を迎えるわけだ。クリリンたちがまったく歯の立たなかったナッパを悟空は猛烈なスピードとパワーを発揮して圧倒する。ただ、悟空のこの活躍の原動力はもちろん仲間の死に対する悲しみや怒りだけではない。界王の苛酷な修業に耐え、最強の「界王拳」を身につけた実力からくるものなのだ。その界王拳を駆使して、第29話でナッパを撃破した悟空。残るはベジータ一人だが、ベジータはナッパすら足もとにも及ばない実力の持ち主。力を増した悟空でさえ苦戦は必至。第30話からはベジータ対悟空、そしてクリリンたちの総力戦になっていきそうだ。しかも、強力界王拳は悟空自身にとっても危険な技。「気」のコントロールを誤れば自らの体をこわしかねない……。まだまだ予断を許さない展開だが、とにかく心技体とも充実して燃える悟空のパワフルな戦いぶりがようやく楽しめるぞ!!
ピッコロ死して神を超える
かつては悪の魔王として悟空と激しい戦いをくり広げたピッコロが第26話では感動的な最期をとげる。悟飯をナッパの放ったエネルギー波から自ら盾となって守るのだ。ピッコロは「死ぬなよ」という言葉を悟飯に残して息絶える。ピッコロの死は神様の死も意味するわけだが、神様はそんなピッコロの行為に「最後に私を超えた」と満足げに消えていく。ところが、神様の死でドラゴンボールがなくなり、死んだヤムチャたちの復活も絶望的。不利な戦いにまた暗雲が……。
Monthly OUT [pg. 12-13]


1990
January
Animage [pg. 48-49, 73]


激闘続くサイヤ人戦のなか、まさに「おまたせしました!」という感じで、ついに悟空がやってきた。多くの仲間を倒された怒りを爆発させ、修業の成果・界王拳で強敵ナッパを打ち砕いた。
「Z」になってからの悟空は、どこかふんい気がちがってきている。全身に怒りをみなぎらせてピッコロ大魔王と戦ったころや、武道会決勝でむきだしのワクワク顔でマジュニアにぶつかっていったときにくらべると、最近の彼は、闘志や怒りをグッと内側にためこむようになっている。多くの仲間の命を奪ったナッパに対して怒りを感じながらも、最後の界王拳を放つまで、ずっとおさえて戦っていた。たび重なる強敵との戦いや、息子を守らねばならない父親としての意識が彼を成長させたのか。たんにおとなびてきたというよりも、寡黙な戦士の風格さえ出てきた感じだ。強さだけではなく心も一段と成長した悟空、最強のサイヤ人ベジータに対してどんな戦いを挑むのか。
春休みのお楽しみ「東映まんがまつり」が、90年から名称を改める。「新名称は検討中ですが、そろそろ気分一新を、ということです」とは東映動画・企画部の話。その第一弾のメインは「ドラゴンボールZ」だ。「完全オリジナルです。60分以上の大作として、現在構想中です」と森下孝三PDは語る。ほかの2本は「悪魔くん」と「魔法使いサリー」の予定。詳細は次号で。
February
Animage [pg. 54-55, 90]


悟空たちの力を合わせた戦いで、ベジータを宇宙へと追いはらい、地球に平和がもどった。マジュニア、ヤムチャ、チャオズ、天津飯の4人の仲間を失い、悟空も重傷をおった。多くの犠牲でかちとった勝利だ。これから、マジュニアたちを生き返らせるためドラゴンボールを求めて悟飯たちは宇宙へ行く。
原作でもアニメでもそうだが「ドラゴンボール」は最初はギャグタッチの冒険ものとしてはじまり、やがて拳法ものになり、内容がどんどんハードな方向へとエスカレートして、いつのまにかいまのようなSFアクションものになってしまった。今回のナッパ&ベジータとの壮絶な戦いで、そのハードをきわめてしまったような印象もある。どこまで続くかわからない不思議世界に、7個集めればどんな願いもかなうというドラゴンボールがある、というロマンあふれる作品世界が「ドラゴンボール」初期の大きな魅力だった。ところが、アクションものとしてのハードさを展開させていくうちに、その世界自体の魅力や摩訶不思議さが薄れていってしまったのも事実だ。ピッコロ大魔王の登場とともに神龍やドラゴンボールの正体がわかって、その神秘性が薄れてしまったし、宇宙人であるサイヤ人の登場とともにそれまで異世界的だった舞台が地球であることが明らかになってしまった。しかも、その地球をひとりで破壊できそうなパワーをもったライバルが次々と現れて悟空たちと大暴れしている。もう、地球という舞台が悟空たちのパワーにくらべて狭くなっているんじゃないか、と思われたところで、舞台が宇宙へと移ることになった。広大なる大宇宙を舞台にすることによって、アクションがパワーアップするのはもちろん、世界の広がり摩訶不思議さなどの魅力もとり戻すにちがいない。アニメ版ではナメック星につくまでの旅も、原作にないエピソードを加えていくことになるそうだ。遙かなる大宇宙で、悟空や悟飯たちはどんな活躍することになるのか、期待しよう。
今年から「まんがまつり」を「アニメ・フェスティバル」と一新した春の東映アニメ。特撮作品がなくなり、3本のTV作品の劇場版だけで構成していく。ラインナップは「魔法使いサリー」、「悪魔くん ようこそ悪魔ランドへ」そして「ドラゴンボールZ この世で一番強いヤツ」の人気作3本だ。まずは「サリー」。今回の主役はポロンちゃんだ。愛くるしい笑顔で人気のポロンちゃんにも、隠された秘密が!!!「ポロンちゃんの過去を追っていきます。最後はホロリと泣かせる、いいお話ですよ」と横山和夫PD。横山さんは「悪魔くん」も担当。「悪魔くんは、この1年見てくださったファンへ、感謝を込めた劇場版第2作です。東嶽大帝のような巨大な敵はいませんが、人形が話しはじめたりする身近なものへの恐怖を描きます」「DBZ」の60分大長編ともども今年も楽しみなラインナップだ。
March
Animedia [pg. 131]
元気いっぱいの悟空・悟飯父子の活躍を描く最新劇場版は、またまたオリジナル敵キャラとの大激闘編なのだ! 前回は「神龍によって不死身となる敵」が相手だったが、今回は「科学によって永遠の生命を手に入れた敵」との戦いだ。新たな敵の名は「Dr.ウィロー」。驚異のバイオテクノロジーによって、脳だけの姿となって生き続ける不気味なヤツだ。このウィロー博士は、ブルマの言葉を借りれば「自分勝手な研究を進めていた悪魔の科学者」で、「50年前、突然の天候異変のために、一夜にして雪と氷の下に研究室ごと埋まってしまい、死んだ」と思われていた人物だった。ところがどっこい、脳だけで生き長らえていたのだ。なぜ今になってウィローは蘇ったのか、それは、ウィローの助手であるコーチンがドラゴンボールを集め、神龍によって研究所の上に積もった雪と氷を取り除いてもらったからなのだ。その様子をウーロンと悟飯のふたりが目撃することから、今回のドラマは幕を上げるのだ。現代に復活したウィローの目的とは、「復讐」だ。悪魔の科学者とののしられ、さい果ての氷原に追いやられたうらみを晴らさんがために、ウィローは、その驚異の科学力で人類を窮地に追いこもうというのだ。その第一弾は、人工衛星から降らせる赤い雨。森林をたちまち枯れ野と化してしまう恐怖の酸性雨だ。さらにウィローは、世界に君臨するために、肉体を欲している。最強の肉体に自分の脳を組み込むことで、史上最強の科学者となり、全人類を平伏させる──それがウィローの大目標なのである! 副題の「この世で一番強いヤツ」とは、ウィローが捜し求める人物のことなのだ。そして最強の男こそは、武天老師──つまり亀仙人だった……。師の危機を知った悟空、クリリン、そして悟飯は、ウィローの野望を砕くために、彼の三人の手下と激闘を展開。手強い三人に加えて、ウィローに操られるピッコロが、悟空の行手をはばむのだ! 科学の力で攻撃する敵に、悟空はどうやって立ち向かうか!?!?
July
Animedia [pg. 140]

上映される3作品すべてが鳥山明・原作でラインアップされている、『鳥山明・ザ・ワールド』。その中でとてつもないピンチが描かれるのはなんといっても『ドラゴンボールZ』。今回の物語は、地球がまるごとピンチに立たされるハードな内容なのだ。地球に災いのタネをまく新敵は、ターレス。悟空にうりふたつのサイヤ人だ。彼は“宇宙一の壊し屋(クラッシャー)・ターレス軍団”のボスで5人の宇宙人を部下に従えている。ターレスが地球を訪れた目的は、テレビのベジータたちの地球侵略とは、ちょっと違うらしい。彼は、木の種をまき、育てるためにやってきた。それは〝神精樹〟と呼ばれる巨木。神だけが食べることを許され、実を結ぶ神聖な木だ。ところが、一度根を下ろし神精樹は、広範囲に根を広げ、地中の養分ばかりか惑星のすべてのエネルギーを吸い取ってしまうのだ!
悟空たちがターレスの企みに気づいた時にはすでに遅く、神精樹は恐るべきスピードで成長を始めてしまう。このままでは、地球は荒廃した砂漠の惑星と化してしまうのだ。悟空たちが反撃を開始するものの、ターレス軍団は手強い。大ボスのターレスにいたっては、強敵ベジータの比ではない強大なパワーを秘めている。それは、ターレスたちが神精樹の実を食べているからだ。神精樹が吸収した星のエネルギーは、実に凝縮されている。その実を口にすることは、星のエネルギーを体内に持つのと同じなのだ。ターレスたちは、神精樹の実を何度も食べて、その度にパワーアップしていた。現在の悟空とは比べようもないパワーを備えているのだ! 神精樹に地球の元気エネルギーも吸収されて、元気玉の威力も半減してしまう。クライマックスの悟空の大逆襲に注目!!
圧倒的パワーの強戦士ターレス!
今回の作品は、ターレスと悟空の対比が全体を通じてのポイントになります。悟空の強さは、サイヤ人の戦闘本能を地球の厳しい修業で鍛え上げた言わば「剛」の強さ。ターレスは、戦闘のノウハウを天才的な戦闘センスで自然に身につけた「柔」の強さですね。パワー的にはターレスが数段上。でも悟空には多くの友や味方がいます。それが、形勢逆転の重要な鍵です(監督/西尾大介)
October
Animage [pg. 140]


いままで原作でもテレビシリーズでも描かれることのなかった、悟空が地球に送りこまれる以前の物語が1時間枠のテレビスペシャルで描かれることになった。主人公はなんと、悟空の父親・サイヤ人のバーダック。少年時代のベジータや若き日のナッパも登場するなど、話題の多い作品になりそうだ。
今回のスペシャルの舞台となるのは、現在の物語から24年前、赤ちゃんの悟空が地球に送りこまれる以前の惑星ベジータ。つまり「ドラゴンボール」の1話以前の物語が描かれるのだ。脚本を小山高生さんと共同担当した隅沢克之さんは、次のように語っている。
「悟空にとって、フリーザと闘うことは、どんな意味があるのか。そんな因果関係を描きたかったんですよ。もっとも、悟空は『そんなこと関係ねぇ!』っていうでしょうがね」
自分がいままで利用していたサイヤ人がしだいに力をつけてきたことを知ったフリーザは、惑星ベジータごとサイヤ人を絶滅しようと考えた。そして、そのたくらみを知った唯一の男が、悟空の父親であるバーダックだった。
「バーダックは、ベジータなどほかのサイヤ人と同様に冷酷な男です。ランクとしては最下級の戦士なんですが、あちこちで戦っていくうちに、いまの悟空みたいに強くなったという感じですね」
バーダックは、惑星ベジータを守るため、たったひとりでフリーザとその軍団に戦いをいどむ、というのが今回の大筋。これまで断片的に語られてきたサイヤ人とフリーザの関係があきらかになるというわけだ。惑星ベジータはフリーザによって破壊されたことになっているから、最後は悲劇的なラストをむかえることになるだろう。
「すべての発端となる瞬間。そんな時がどんな歴史にもあると思うんです。だから『ドラゴンボール』の発端となるこのドラマは、シリーズにとって大変重要でスリリングなものだとぼくは考えています」
悟空など現代のキャラクターが登場しないぶん、いままでの名場面を回想的に挿入し、盛りだくさんな内容にするようだ。
December
Animage [pg. 69]

来年の映画の話題がボツボツ出はじめると、やはり気になるのが、恒例の春休み・東映アニメ作品。そのラインナップがこのほど決定した。今回は2本立て。一本は、これがなくてははじまらない「ドラゴンボールZ」劇場版だ。東映動画・森下孝三プロデューサーはこういう。「詳細はまだお話しできませんが、今回も見どころはたっぷりです。なかでも注目なのは、敵キャラです。デザインを、原作者の鳥山明さん自身に描きおこしてもらっています」2本目が新登場「まじかる☆タルる~トくん」。秋の新番組のなかでも人気の高い一本。めでたく劇場進出となった。詳細は次号でお知らせする予定。
Animedia [pg. 20]
サイヤ人の父と地球人の母の間に生まれた悟飯。外見は父親・悟空の子供の頃にそっくりだが、戦士としての潜在能力は悟空をしのぐものを持っている。はじめの頃の悟飯は小さな草花や昆虫を愛し、少々人見知りするような、どちらかといえばひ弱で引っ込み思案の男の子だった。
だが、地球の運命を左右する戦いに巻き込まれ、ピッコロ大魔王の地獄の特訓や数々の実戦を経て、徐々にたくましさを身につけ、その生来の能力が開花しつつある。とはいえ、100%好戦的な悟空と違い、どうしても戦いを好きになれない悟飯。実力以上に謙虚であり、戦わざるを得ない状況にならないと戦闘にも参加しない。そこが彼のいいところであり、未熟さでもある。
まだまだ計り知れない力の悟飯くん。現在ナメック星では悟空の影にかくれているが、戦いが激化すれば、必ずその未知の力の片りんを見せてくれるに違いない。
ギニュー特戦隊の一人、リクームの圧倒的パワーの前に、絶体絶命の悟飯。考えてみれば、「ドラゴンボールZ」放映開始以来、ほとんど生活環境が戦場だった。遊びたい年頃の悟飯には気の毒だけど、これも修業のうちとあきらめてもらう!?
サイヤ人の悟空と地球人のチチという両親を持つ異星間結婚の子・悟飯。地球にベジータたちが現れるまでは、教育ママのチチから徹底的なおぼっちゃま教育を受けて、心優しい普通の男の子だった。しかしサイヤ人の本能も秘めている。
地球にやってきたサイヤ人との戦いで、大猿に変身し、ベジータを苦しめた悟飯。このように、その底に秘めた力は計り知れず、今後どこまで強くなるのかわからないほど。
現に、ベジータと悟空、どちらが“超サイヤ人”なのか!? という関心が高まっているが、もしかすると、その座に最も近いのは悟飯かもしれないのだ。それなのに、最近の悟飯はもうひとつ目立てないでいる。奮起を期待しよう。
1991
January
Animedia [pg. 128-129]

待ちに待った真打・悟空の登場で、
情勢が一気に変わりつつあるナメック星での戦い。
宇宙最強といわれるエリート戦士集団・ギニュー特戦隊ですら、
100倍重力に耐えパワーアップした悟空の前ではかすんでしまう。
しかし、そのギニュー特戦隊も、
あくまでフリーザという不気味な宇宙人の部下でしかない。
この戦いは、悟空たちがフリーザと直接対決をするまで決着しないだろう。
ということは、’91年を迎えても、まだまだ予断を許さない展開が待っているのだ。
今回は、現在ナメック星にいる戦士たちに、その対決に先がけて、
歌での前哨戦をくり広げてもらった。
永遠の命を手にいれるためナメック星にやってきた作者。
ギニュー特戦隊は苦戦していても、悟空たちのことはまだまだ眼中にない、
といった余裕が感じられる。
ギニュー特戦隊との直接対戦を悟空にまかせ、
自分はドラゴンボールで永遠の命を手にいれようとする
作者の卑劣さが表れている。しょせん、ワルはどこまでいってもワル!?
※注釈1
リクーム、バータを倒し、ついにギニュー隊長と対峙する悟空。
戦闘力ではすでにギニューを上回る悟空だが、
71話でギニューの言う「どんでん返し」が待っているのだ。
ギニューはまず自分の体を傷つけ、異様なオーラを燃やしながら「チェーンジ!!」と叫び、
そのオーラを悟空にぶつける。次の瞬間、なんとギニューと悟空の体が入れかわってしまった!!
※注釈2
悟空がギニューと戦っている間に、「タマ(ドラゴンボール)さがし」をする悟飯とクリリン。
ハイレベルな戦いがくり広げられるナメック星では、
二人はどうしても日が当たらない存在になりがち。
が、72話で二人はついに7個のドラゴンボールを発見する。
さっそくシェンロンを呼び出そうとするが、地球の言葉ではシェンロンは登場しない。
そうしているうちに、新たなピンチが…。
※注釈3
ギニューたちと悟空に「つぶし合い」をさせ、
少しでも自分に有利に事を運ぼうとしたベジータだが、
73、74話で悟空の体を持つギニューと戦うはめになる。
この勝負、ベジータ不利かと思われたが、ギニューは悟空の体をうまく使いこなせない。
この戦いに悟飯・クリリンも加わって、逆にギニューが追いつめられてしまう。
しかし、ギニューには困ったときの「チェンジ」がある。
※注釈4
ナメック星の神龍(シェンロン)は「スーパーシェンロン」とよばれる、地球のものより巨大な龍だ。悟飯たちは、それを呼び出すための合言葉を聞こうと、75話で最長老のもとに向かう。ところがその途中で、合言葉を伝えるために悟飯たちのもとに向かっていたデンデと出会い、予定より早く神龍の呼び出しに成功する。悟飯たちは、ピッコロたちを蘇らせることができるのか!?凶悪なフリーザに対する反感を含んだ句。しかし相手をからかっているような調子は、まるで来るべき戦いを楽しみにしているふうにも感じられる。これもフリーザ同様、余裕の表れ!?現在ナメック星で展開する戦闘は、クリリンと悟飯にとって荷が重い。そこで、戦闘は悟空にまかせ、二人は本来の目的だったドラゴンボール探しにもどろうという意味の歌。けなげな決意に満ちている。
March
Animage [pg. 53]

巨大ロボットの戦闘にはメインキャラの全員に、ミモラ、ライバー、さらには原子のもつ超兵器飛行戦艦ハラコディア号(このメカは作画監督の大倉雅彦さんのアイデア)までくわえての大乱戦となる。テレビシリーズでもクオリティの高い作品を残している山内・大倉コンビだけに、かなり密度の高い作品になりそうだ。
同時上映の「ドラゴンボールZ 超サイヤ人だ孫悟空」では、タイトルにあるとおり、テレビシリーズよりひと足はやく悟空が超サイヤ人としての力の片鱗をみせることになる、というのが大きな見どころになるようだ。それから、今回の敵キャラのスラッグはじつはメインキャラのひとりと深い関係があるのだが、その正体は公開までのヒミツ。熱心なファンなら見当がつくかな。
両作品とも若手スタッフが中心のフィクションものとなった今回の「東映アニメフェア」。公開にむけて急ピッチで制作がすすめられている。
April
Animage [pg. 49]

「ドラゴンボールZ」はテレビシリーズでも大迫力の戦闘シーンを描いている実力派、中鶴勝祥さんと佐藤正樹さんがふたりで作画監督をつとめる。前半、後半という感じに大きく仕事をわけるのではなく、1シーンずつふりわけて、ふたりが作画の腕を競合するかたちで進められたのだ。
「巨大化した町中で暴れるシーンなど、かなりハデな画面になると思います。今回は町中での戦いがあるのですが『ドラゴンボールZ』は荒野や空などが舞台になることが多かったので、いままでにない感じになるんじゃないでしょうか」
というのがおふたりのコメント。
May
Animedia [pg. 12, 127]


超ナメックスラッグと超サイヤ人孫悟空のハードな戦いに人気が集中した最新劇場版だが次の各場面も好評だ。「OPの悟飯とハイヤードラゴンのダンスがかわいい♡・神奈川県/川瀬房枝」ハイヤドラゴン悟飯コンビは、90年の夏の劇場版から連続登場。すっかり仲良しになったふたりは、次回も登場か!?!?「ナメック星人が口笛の音に弱いなんて初耳。でもおもしろい・熊本県/佳司」ピッコロたちナメック星人は口笛の音が苦手というアイデアは、原作者の鳥山明の提案したもの。今後の展開に何か関係あるのだろうか?気になるところだね。「やっぱり、ピッコロが悟飯をかばって傷つくシーンでしょう!東京都/龍」対ナッパ戦で悟飯をかばって散っていくピッコロをほうふつとさせる名場面だ!悟空にパワーを与えるなど、今回のピッコロはサブキャラ以上の活躍だったネ♡
悟空&ピッコロの友情あふれる戦いに〇
超ナメック星人スラッグの巨大化を目にして、かつて天下一武道会でマジュニア(ピッコロ)が披露した(同じ巨大化の)ワザを懐かしく思い出した人が多かったようだ。さらに、スラッグのボディーをつらぬく場面は、ピッコロ大魔王を倒した時の状況とそっくり!でもその時の悟空は、体内に秘めた大猿(サイヤ人)のパワーで勝利した。しかし、今回の悟空はピッコロが分け与えてくれたパワーで逆転する。つまり、ふたりの友情の勝利!そこが一番感動的だ♡
豪快に食べひたすら眠る・・・
ベジータが倒れ、いよいよ治療カプセルから出た悟空とフリーザの戦いが87話からはじまる。地球にサイヤ人が続けざまに戦っている悟空。いくら強いヤツと戦うことが好きな悟空でも、体力は無限ではない。たまには、ゆっくり休みをとりたいと思うこともあるだろう。ナメック星に向かうカプセルの中で見せた「快食快眠」ぶりを、地球に帰って、自分の家でしたいに違いない。だが、現実は厳しい。90話では、力を出しきった悟空に対し、フリーザはまだまだ余裕を見せる。このぶんでは、悟空の休暇は、かなり先のことになりそうだ。
快食快眠
海外旅行だ、最新のリゾートプランだとお金と体力を使って、結局疲れをさらに抱えるより、体力と気力の充電にあて、ひたすらよく食べ、よく眠ることに集中するのが、案外かしこいGWの過ごし方だったりする。休みって本来そういうものなのかもしれない。遊びとは違うだろうが、何をするにも必要なのが体力と気力。それを養ってこその遊びだよね。
July
Animage [pg. 85]

今年の夏の「東映アニメフェア」は、おなじみの『ドラゴンボールZ』『まじかるタルるートくん』に、これが初のアニメ化となる『ドラゴンクエスト ダイの大冒険』をくわえた3本立てとなった。
『ドラゴンボールZ とびっきりの最強対最強』は、強敵フリーザの兄であるクウラが地球に出現し、悟空たちとぶつかりあうというもの。超サイヤ人となった悟空の活躍が劇場のスクリーンに爆発することになる。『ドラゴンクエスト ダイの大冒険』は、連載開始以前の読みきり「ダイ爆発!!!」をベースにした内容で、勇者となる少年ダイの冒険のはじまりを描いたもの。両作品のプロデューサーである森下孝三さんに話をうかがってみた。
Morishita:「『ドラゴンボールZ』は、いままでの作品と同様、スタートしてから終わるまで息もつかせぬ展開で、45分全部がクライマックスの豪速球で勝負します。そして『ドラゴンボールZ』が豪速球なら、『ドラゴンクエスト』は右にも左にもグングンいくミラクルボールで、主人公が3歩あるくと世界観が変わるような作品です。ただ、ゲーム的な世界の描写にこだわるより、ドキドキハラハラしながらみられる映画の常道であることを重視していきます」
『まじかるタルるートくん 燃えろ!友情の魔法大戦』は、タルに助けられている本丸を妬んだ原子力が魔法世界から女魔法使いのヌシアードを呼びだしたことからはじまる冒険を描いたオリジナルストーリー。スタッフは一新し、テレビの「タルるートくん」でも活躍中の角銅博之さんが監督、江口寿志さんが作画監督をつとめる。関弘美プロデューサーにお話をうかがった。
Seki:「ヌシアードがゾルムードという魔王を復活させるために、みんなの心をひとつひとつ奪っていくというのが物語の中心で、この前の春の映画が外から来た敵と戦うという話だったのに対して、今回の作品は心と心の戦いを描くことになります。それから、タルるートの魔法は本丸を成長させるためのいわゆる白魔術なんですけど、ヌシアードというのは魔法で人を堕落させる黒魔術なんです。その両者のぶつかりあいのおもしろさも見どころになると思います」
Animedia [pg. 28, 157]


第7位に選ばれたのは、『ドラゴンボールZ』。その前の『ドラゴンボール』とは、悟空の年齢も上がり、舞台をナメック星に移してアクションもエスカレートし、大きく様変わりした。
それまでのドラゴンボール集めとはひと味ちがう、スケールの大きな作品になり、毎回毎回、エキサイティングな戦いを繰り広げてくれるのが人気の秘密だ。
アクションが過激すぎるという声もなくはないが、「戦闘が大きいほど人の暖かさが伝わってくるようで、かえって命の大切さを感じる」(神奈川県/遠藤理絵)という、意味深いとらえ方をされるようになったのも、『Z』になってからだろう。
龍球の大きさに比例するようにスケールアップした『Z』。この人気も、さらにグレードアップしていくことだろう。
3人の部下(クウラ機甲戦隊)をひきつれて、地球に訪れるクウラは、現在テレビシリーズで悟空と激闘を展開中のフリーザの兄だ。ということは、劇場版の時点では、フリーザは悟空に倒されているのだろうか。
兄というからには、クウラの強さはフリーザの数倍。一日に七つの惑星を制圧することができるというのだからすさまじい。最強中の最強といわれるだけあって、クウラの普段の姿が、すでにフリーザの第三変身形態。さらに、この後、究極の変身をも果たすといわれるクウラのバトルポイントは、何ものでも測定できないというほど上昇するということだ。
また、クウラの直属の親衛隊とでもいうべき恐るべき三人の部下たちがいる。その名も「クウラ機甲戦隊」だ。彼らは、全宇宙の惑星戦士の中から選び抜かれた精鋭中の精鋭中の精鋭。一人一人の戦闘力もフルパワーのベジータをどうも上まわっているらしい。
クウラ軍団を倒すには、悟空がスーパーサイヤ人のパワーを発揮するしかない!
August
Animage [pg. 64-67]




フリーザとの激戦のなか、仲間の死という悲しみをのりこえた孫悟空は、ついに、伝説の超サイヤ人へとLEVEL UP! 人間の優しい心と最強パワーを兼ねそなえた究極戦士が、いま、誕生したのだ。
悟空のパワーアップとともに、ナメック星でのバトルも、いよいよ最終ラウンドに突入する。クリリン、ピッコロ、ベジータたち、フリーザに倒された多くのかたきをとるためにも、戦うんだ孫悟空!
前シリーズの「ドラゴンボール」がはじまった時には、あんなにかわいいオチビちゃんだった悟空クンが、こんな迫力たっぷりのサイヤ人になるなんて。そういうふうに考えると、これはちょっと感動モンである。
そうなんだ、前シリーズから通算すると、悟空の活躍はもう6年も続いていることになるんだ。原作つきのシリーズとはいえ、連続ストーリーがこれだけ長く続くというのは、TVアニメ史上でもちょっと例のないこと。
しかも「ドラゴンボールZ」のすごいところは、放映6年めにしてますますテンションがあがってきているということだ。
この異常ともいえるテンションの高さに関しては、もちろん原作の力も多いのだけど、やっぱり、ビンビンに張りつめた緊張感をもち続けている脚本演出陣、毎回のグレードを落とさず迫力ある画面を作り続けている作画陣など、スタッフの質の高い仕事ぶりも忘れてはいけない。原作を軽くなぞるだけでは、とてもこのテンションの高さはもてはしないだろう。
ナメック星での物語は9月上旬でいよいよ完結することになる。1年半にもわたってくり広げられてきた戦いのクライマックスにふさわしい盛りあがりになることを期待しよう。
意表をついたオリジナル部分にも注目!
以前からこのシリーズには、原作にないアニメのオリジナル部分が挿入されているが、ここ数か月のオリジナル部分は数話にまたがった割と大がかりなもので、しかも、カエルになってしまったギニュー隊長とブルマの精神が入れかわったり、死んだギニュー特戦隊のジースたちが界王星に現れて天津飯たちと戦ったりと、原作を知っているファンでも驚くような内容だった。
オリジナル部分を挿入することに関してはファンのあいだでも賛否が分れているが、同じやるならこのくらい意表をついたものの方がいいんじゃないかな。
いよいよ公開がせまった劇場第5作『ドラゴンボールZ とびっきりの最強対最強』では、なんとフリーザの兄のクウラが登場、悟空たちと壮絶なバトルをくり広げる。今月は、劇場版全5本の脚本を手がけている小山高生さんにお話を聞いてみた。
Takao Koyama:「映画の『ドラゴンボールZ』で心がけているのは、シンプルで分かりやすい話であること、クライマックスにはスペクタクル性を盛りこんで、劇場の大画面にはえ見せ場を作ることです」
小山高生さんは強調する。東映アニメフェアのプログラムとして公開される映画『ドラゴンボールZ』は45〜60分の中編である。そのため内容はきわめてシンプル。アクションを前面におしだしたものになるのだ。
Koyama:「いつも頭を悩ませるのが、いかに悟空の存在がはえるような魅力的な悪役を設定するかということですね。逆にいえば悪役さえきまれば、自然に話の流れがみえてきます。今回もフリーザの兄貴という設定でしたから、彼がどんな動機で動くのか、などはすんなりきまりました」
クウラは、弟のフリーザがサイヤ人の悟空に殺されたことを知り、自分たちのプライドを守るために悟空を倒そうと考え、地球に飛来。ナメック星から地球に帰ってきていた悟空はそれをむかえうつことになる。
これまで原作を読んで知っている人は、「アレッ?」と思ったかもしれない。そう、原作の展開からすると、フリーザを倒した悟空はすぐには地球にはもどらないはずなのだ。するとこれは原作のずっと先の話なのだろうか。じつはいままでの映画にもそういった疑問点がいくつかあった。
Koyama:「映画の物語は、原作やテレビシリーズとは独立したものとして作っています。矛盾などは気にしないで、1本の映画としておもしろいかどうかということで見てほしいですね」
最後に映画『ドラゴンボールZ』が小山さんにとってどんな作品なのかたずねてみると、
Koyama:「作画や演出のレベルが高いので、安心して脚本をわたすことができる作品です。今度の映画もどんなふうに仕上がるのか、わたしも楽しみにしています」
Animedia [pg. 132-133]

超サイヤ人のパワーを手に入れた孫悟空が、最新劇場版で対戦する相手は、フリーザの兄・クウラ。超サイヤ人のスーパーパワーを持ってしてもフリーザを倒すのは容易ではないのだから、弟をはるかに越えるパワーのクウラは、まさに最強の敵だ。弟を倒されたことで、プライドを傷つけられたと怒るクウラの目的は、悟空の抹殺! そんなこととは知らない悟空や悟飯がキャンプしているところに、クウラが襲来する。不意をつかれた上に悟飯をかばった悟空は、クウラの破壊光線をまともにあびて、全身ガタガタの再起不能状態に陥ってしまう。しかし、皮肉にも、瀕死の重傷を負うことこそが、悟空の勝機につながるのだ。悟飯の活躍で仙豆を口にする悟空は、傷の回復と同時に潜在パワーもアップする。力を増した超サイヤ人悟空と、クウラはほとんど互角。両者が放つ超特大のエネルギー弾が高速で飛び交い、大地が裂け、湖が割れるスーパーバトルに注目だ!!
まじかる☆タルるートくん
燃えろ!友情の魔法大戦
『ドラゴンボールZ』 と同時上映
原子力と彼が呼び出す美人魔女ヌシアード。この2人と本丸・タルるートのコンビの対決が、今回の見どころとなる。特に、ヌシアードのミステリアスな魅力に注目だ。彼女は、じゃば夫や伊代菜たちに欲望や怒りの気持ちを起こさせるように仕向けて、彼らの悪い心を奪う。ヌシアードの右手の甲には6個の宝石がついていて、心を盗むたびに宝石がひとつ輝くのだ。すべての宝石が輝く時、いったい何が起こるのだろう!? また、タルるートの魔法の力を借りずにひとりで特訓にはげむ本丸や水着姿のタルるートなど、普段とは違う姿も見られるゾ。
ドラゴンクエスト
ダイの大冒険
● 『ドラゴンボールZ』 と同時上映
モンスターの島で暮らす勇者志望の少年ダイの活躍を描くこの作品は、劇場版だけのオリジナルキャラに注目だ。それは、ダイが住む島の山奥に眠っていた邪神像。この世界の魔王ハドラーは、15年前に勇者に倒された。だが、その時に消滅したのはハドラーの肉体だけで、意志と邪悪なエネルギーは、邪神像に封印されていたのだ。復活する魔王を新米勇者ダイは倒せるか!?
November
Animage

毎年恒例の「東映アニメフェア」。ついこの夏休みに上映され、ファンを喜ばせてくれたばかりだが、早くも、来年春にむけて、始動を開始した。来年の春も登場するのが「ドラゴンボールZ」。いまや「東映アニメフェア」に欠かせない存在となった同作の、来春の作品は、劇場版で第6弾になる。制作はもちろん東映動画。現在、スタッフの間で綿密な会議がくりかえされ、ゲストキャラやストーリーなど、全体の構成、細部の詰めなどが進められている。今回も、原作者の鳥山さん自身のデザインによる敵キャラも登場するはずで楽しみなところだ。詳細は追ってお知らせしたい。
1992
This year will also contain coverage of Movie 07: “Extreme Battle!! The Three Great Super Saiyans“
July
Animedia [pg. 18, 28-29, 162]



前シリーズ『ドラゴンボール』の時代から続く悟空の闘い。しかし、今回の集計には、ファンの多くがあえて『Z』の名をあげてきた。以前とは雰囲気がガラリと変わり、『Z』は別の作品のように思えるからだ。この『Z』の魅力はアクションの迫力。悟空がキャラ人気9位なのに悟飯がランクインしていないのも、悟空にさらにダイナミックな戦いを期待する、ファンの欲張りな願望なのかもしれない。
尊敬と信頼の愛情関係
父子といえば『Z』の二人のオヤジも強いゾ。
まず悟空。最強のZ戦士も病には勝てないが、悟飯にとって父は誇り。マイホームパパじゃないけれど、一途な生き方を息子は理解し、あこがれてもいる。強い父親へのあこがれはファンも同じ。悟空が勝ち続ける限り、この人気は衰えることはないはずだ。
悟飯はまだ父を越えられない。でも、将来あのトランクスの先生になる日がくるのだ。いつの日か父のように強くなって、史上最強の父子になるのかもしれない。
このカップリング応援します!
★悟空はどんどん強くなって、底が知れない。あれじゃ息子は追いつけないと思う。かわいそうだけど、悟空がやっぱりカッコいいから、もっと強くなって欲しい。(北海道/江田川範之)
★悟飯はお父さんの前では小さいけど、将来トランクスの先生になるんでしょ!? 今から楽しみです。お父さんやピッコロさん以上に強くなって欲しいナ。(愛知県/SbyT)
無視と迷いの断絶関係
父子の情を交わす孫家に比べて、ベジータ&トランクスの関係はクール。純粋サイヤ人の父は人情にうといらしく、戦うことに熱中するだけだ。そんな父にあきれる反面、少々寂しそうなトランクスのうつむきポーズが、ファンの母性本能をくすぐっている。一見、断絶の父子。
でも、夏頃から、この二人にも変化がありそうだ。一日で一年分の修業成果があがる“修業の部屋”。二人はそこに入り、出てきたときトランクスの形相は変わっているらしい。父と子の間に何が起こるのか。これからが盛り上がる父子なのだ。
このカップリング応援します!
★あんな陰険なベジータから、どうしてトランクスみたいなイイ子が生まれたのかしら? 少しは父親の情を見せてあげてもいいんじゃないの!?(愛知県/TN)
★トランクスがいいす。本当は父親に甘えたそうで、でもガマンしてるとこがカワイイ。(千葉県/神崎恵)
ベジータはベタベタしなくていい。トランクスとはZ戦士として、力を合わせていって欲しい。(宮城県/秋元智光)
心臓病に倒れた悟空に、ついに復活の兆しが見えてきた。7月頭の話でベッドから起き上がることになるのだ。しかし、このままでは体力不足。まともには戦えない。悟空もベジータ父子と同じように“修業の部屋”へ向かい、悟飯と修業する予定だ。
この部屋へ入るまでが一騒動。人造人間16号が悟空の居所をつきとめてやってきたり。8人のZ戦士+3人の人造人間=11人の戦いは、とどまるところを知らない。
そして、さらに151話では、17号と18号・合体のウワサもある。敵も味方もパワーアップし、夏には大激突の展開が待っているのだ。
’86年12月に第1作『ドラゴンボール』が公開されてから7年。悟空の激闘を描くシリーズも、今回で10作目をむかえる。
前作『激突!!100億パワーの戦士たち』では、サイヤ人の王子ベジータが劇場版にデビューしたが、今回の最新作では、ベジータの息子・トランクスがデビューすることになる!
テレビ版に登場して以来、ずっとファンを増やし続けている超人気キャラのトランクスだけに、今回の劇場版で、さらに多くのファンの心を魅了することになりそうで楽しみだ。
さて、毎回新たな「最強の敵」と戦っている悟空だが、今回の最強の敵とは、いったいどんなヤツなのだろうか…?
テレビ版では現在、ドクター・ゲロの生み出した人造人間16号・17号・18号の三人が、D・BZチームを苦しめているまっ最中だ。
脅威的な強さのフリーザを一撃で倒したトランクスが、過去の世界(現在)に救いを求めてきたほどだから、人造人間がいかにとてつもない強さであるのか、よく分かるというものだ。
実は、今回の劇場版に登場する最強の敵も、その悪魔的な強さを誇る人造人間だ。
と言っても、16号たちが登場するワケではない。16号たちよりもはるかに強大なパワーを秘めた「超人造人間」だというのだ!
しかし、16号たちを生み出したドクター・ゲロは、みずからが作った17号によって殺されてしまった。
新たな人造人間を作れるハズがないのだ。では、何者が超人造人間を作りだすのか?
そして悟空たちは、超人造人間をどんな方法で倒すのだろうか。
最新劇場版は、過激で熱い戦いになりそうだ!
1993
February
Animedia [pg. 20, 168]
“Interview” with Trunks
さあ、女性ファンのみなさん、お待たせしました。
「カッコいいキャラ部門」第1位は、なんとトランクスさん!
まずはご本人に、勝因を分析してもらいましょう。
トランクス「いえ…僕なんてまだまだ未熟ですから…。」
いやいや、男性キャラとしては最高の受賞じゃない?
僕が欲しいくらいだよ…。
トランクス「でも、悟空さんの強さには到底かないませんよ。」
ちょっと待って、それ誤解してない?
今回は「強さ」じゃなくて「カッコよさ」のランキングだからね。
トランクス「あ…。」
欲のない人だなあ。でもね、そういうところが女性には響くらしいよ。
たとえばこんな声:
「強いのに気取ってないところが素敵。悟飯くんはお父さんに教えてもらえるけど、トランクスは一人で頑張る孤独感がまた良いんです。」
(愛知県/トランクスRさん)
トランクス「そうですかね…。でも、僕の目から見れば、悟空さんこそ気取らず、大きな器を持っていて本当にカッコいいと思いますけど…。」
でもね、こんな意見もあるよ。
「悟空もいいけど、やっぱり若さが魅力。短髪の頃のトランクスの方が凛々しくて好きだったな。」
(熊本県/長迫由起子さん)
女性ファンはやっぱり君の凛々しさに惹かれているんだね。
あっ、顔が赤くなった!純情〜!
トランクス「とにかく…ありがとうございます。」
セルを倒したら、もっと人気出ちゃうかもよ?
トランクス「人気はあまり気にしません。でも…やります、頑張ります!」
“Interview” with Goku:
(場面変わって、緊張気味の高杉星史くん)
「緊張するな…。みんなが“最強”と認めるあの人に会うんだからな。
挨拶は…『オッス』かな?『ニイハオ』?それとも『シェンロン』?」
悟空「おめえ、何やってんだ?」
「あっ、オ、オレ、高杉星史です。」
悟空「おら、悟空だ。」
「おめでとうございます!悟空さんが ’99年の“最強キャラ”に選ばれました!」
悟空「ほんとか?それはすげえな。一番強ええのか。でも、おら、これからセルに負けちまうかもしんねえぞ?」
まさか。
第一、ファンはフリーザを倒した悟空さんが「最高」って言ってますよ。
悟空「あれか。おら、フリーザの声が潰れちまうんじゃねえかと思ったぞ。」
ファンの声:
「フリーザとの戦いは圧倒的だった。それに悟空には強さだけじゃなく、優しさもあるのが魅力的。最近はトランクスに出番を譲ってる感じでちょっとつまんない。」
(福岡県/絶対無敵元気爆発さん)
やっぱり「優しさ」も人気なんですね。
悟空「へへっ、ちょっと照れるな。でも、トランクスや悟飯もどんどん強くなってるからな。」
でもね、こんな意見もありますよ。
「人間味のある悟空だけど、戦いが好きなところはやっぱり悟空が上。いざというときは悟空の方がきっと強いはず。」
(広島県/ふろんさん)
悟空「そうかな。ま、3月には天下一武道会に出るから、久しぶりにひと暴れできるかもしんねえな。」
「オレも楽しみッス!」
悟空「おめえも出るか?」
ぷるるるるるるる…(電話のベル音)
Kozo Morishita Comment:
それにしても、トランクスがカッコいいというのは納得だよね。
イケメンだし、ベジータの強さとブルマの頭脳を受け継いだ、まさに天才。
でも、僕は悟空抜きではこの人気はありえなかったと思うな。もしトランクスや悟飯だけだったら、案外ストーリーは暗くなってたかもしれない。やっぱり悟空が後ろにいることで、全体の魅力がぐっと引き立つんじゃないかな。
やっぱり『ドラゴンボール』は悟空あっての世界だよ。今、アジアでもヨーロッパでもすごい人気。悟空は絶対的な強さを持っている。たとえ心臓病になって、悟飯が一時的に超えていたとしても、最後は悟空が勝つんじゃないかな。ファンの声は正しいよ。1月からはまた「強い悟空」が復活する予感がある。楽しみにしていてね。
90年に公開された『剣之介さま』『PINK』に続く「鳥山明ザ・ワールド」の第2弾。
前回は、マイナーともいえる短編集に収録された作品の映像化だった。
ところが今回は、鳥山明の代表作である『Dr.スランプ アラレちゃん』と『ドラゴンボールZ』のカップリング(2本立て)なのだ!
『アラレちゃん』は、1981年から1986年にかけてテレビ放映された大ヒット作だ。
知らない人はいないと思うけど、ペンギン村の天才科学者・則巻千兵衛が作った女の子型ロボット、則巻アラレが主人公。(眼鏡をかけている珍しいロボットだ)
怪力と底なしの無邪気さで、ペンギン村に風雲を巻き起こすアラレちゃんの活躍は、5作の劇場版シリーズになっている。
第6作目となる今回のサブタイトルは、『んちゃ/ペンギン村はハレのち晴れ』。
ガッちゃんやスッパマンなど、懐かしいキャラたちと久しぶりにスクリーンで会えることになりそう。楽しみだネ!
併映の『ドラゴンボールZ』のシリーズ第11作目は『燃えつきろ!!熱戦・烈戦・超激戦』という副題がつく。
左写真から推理すると、最強メンバーのDZチームが出演するようだ。
悟飯が超サイヤ人化しているところをみると、敵は現在テレビ版で猛威をふるっている完全体セルなのだろうか?
March
Animedia [pg. 150-151, 162]


177話の悟空VSセル、いきなり超ド級の台風が吹き荒れる展開だ。当然、ここが今月の春一番。その戦いの行方はどうなるのか、アニダスを駆使して占ってみよう。まず、左のアニダス画面を見てほしい。悟空とセルの戦力を1話までのデータをインプットして比較してみた。悟空が勝っているのは、瞬間移動の能力によるスピードだけ。ファイティングスピリッツは互角としても、悟空不利と判断するには、充分なデータといえる。
ただし、逆転の可能性もないではない。それは、セルゲームを前にたびたび見せていた悟空の余裕。ドラゴンボール集めをしたり、一家でピクニックに出かけたりして、一向に修業をしていた形跡がない。ということは、その胸に何か“必勝”の作戦が秘められているに違いないのだ。そこで、次(左下)のアニダス画面では、悟空が抱いている“秘策”を予想した。セルゲームを前にして、悟空と二人で“精神と時の部屋”で修業を積んだ悟飯だが、そこでセル以上の力を身につけた(1)とすれば、その自信もうなずける。だが、残念ながら178話までには、パワーアップの事実は確認されていない。続いて予想その(2)。セルの戦力をいきなりダウンさせることで、後継のZ戦士に勝つチャンスを与えていこうという作戦だが、これはあまりに危険な賭け。セルの細胞には、自己修復の機能を持つ、ピッコロの遺伝子が組み込まれているのを忘れちゃいけない。で、最後の(3)。悟空と悟飯以外にも、ベジータやピッコロなどは、“精神と時の部屋”で修業をしてきたわけで、その実力はかなりアップしているはず。修理を終えた人造人間16号の力もあなどれない。悟空は、彼らの中で、セルを上回る力をつける戦士を見い出したのかもしれない。以上、3つの予想のうちどれが的中するか、セルゲームの今後に、注目したい。
こっちが開幕戦!!笑いの春風吹く!!!
悟空がセルに挑戦する直前、176話で、アニメオリジナルのキャラが登場する。サタンの高弟のピロシキとカロニー、そしてサタンのマネージャー、ピーザがそれ。ピロシキとカロニーは、無謀にもセルに挑戦するというのだ。これにサタンが加わって、はたから見ればおマヌケな戦いを展開。だが、緊張の続くこれからの展開の中で、貴重な笑いを提供してくれそう。
ファンのお待ちかね、かわいい悟飯の凛々しいスーパーサイヤ人姿が、劇場版に初登場だ!今回の敵は、正体不明の「伝説の超サイヤ人」。かつてフリーザに破壊された悟空やベジータの故郷惑星ベジータから、使者パラガスがベジータのもとにやってきた。新惑星の新たな王として、新惑星をおびやかす敵を倒してほしいというのだ。しかしその「伝説の超サイヤ人」の正体とは一体何者?パラガスはどうやらそれを知っているらしいのだが・・・?新惑星を守るため悟空親子とベジータ親子、4人の大画面での活躍が今から楽しみだ。
April
Animage [pg. 72]
サイヤ人王子としての誇りとプライド
今回の「ドラゴンボールZ」のみどころには、いつものことながらやはり頼もしい孫悟空の強さがまずあるが、今回のお話のなかで、キーパーソンのひとりとなっていくのが、ベジータだ。ご承知のとおりベジータはサイヤ人の王子。宇宙一の超サイヤ人はただひとりこの自分だけだと思っている彼にとって、今回の敵となる「自称・超サイヤ人」が認め難い、カンにさわる存在となったことは容易に想像できるところだ。しかもストーリーの流れでは、今回、悟空やピッコロは、ある意味ワキ役。復活した新サイヤ星を守ってくれと請われ、ベジータが赴いて行くことになるわけだ。雌雄を決する立場となったベジータ。ファンにとっては、あの誇り高き戦士の、孤高の戦いぶりを、久々に心いくまで堪能できそうだ。というわけで、今回の敵は復活したサイヤ星を襲う、謎の超人。自らを「超サイヤ人」と名乗るこの戦士の正体が、物語の核となって行く。名乗るだけあって、この強さはハンパじゃない。地球の超サイヤ人連合軍は、たちまちのうちにピンチに陥ってしまう。はたして、この戦士を打ち破る手だてはあるのか? ベジータは、そして悟空やピッコロたちは、みごと勝利を収めることができるのだろうか。戦闘シーンの迫力は必見だ。
July
Animage [pg. 76]
鳥山明ファン望の2作品、今夏再登場
いよいよ夏もすぐそこまで迫ってきましたね。夏休みが待ち遠しいところですが、アニメ映画もこの夏は目白押しで期待が高まるばかりです。これを観なくちゃ休みを迎えられない?「アニメフェア」は今年ももちろん健在です。同じく恒例の「アンパンマン」は20周年記念作品で力が入っています。大作「パトレイバー2」もいよいよ製作は大詰め、ディズニーの「アラジン」もあります。今年の夏は熱いですよ!
この春「鳥山明ザ・ワールド」として公開され、好評を博した2作品が、そろってこの夏にも再登場します。これは夏恒例の「東映アニメフェア」に、「幽☆遊☆白書」(本誌6ページ参照)とともに3本立てで公開されるものです。
「ドラゴンボールZ」は劇場版も今回で第12作目。セルゲームの果てに死んでしまった悟空にかわり、主役の大任を務めるのが、いまや超一級の戦士に成長した息子・悟飯です。父親がいなくなり、ますます凄みを増した悟飯は、久々に開かれたあの「天下一武道大会」に、トランクス、クリリン、ピッコロらとともに参加することになりました。クリリンは「超サイヤ人が参加するんじゃあ」と、はなから優勝をあきらめてしまいます。
しかし、参加者のなかに不気味な4人の戦士の姿がありました。彼らこそ最強の銀河戦士と呼ばれる強者たちで、全銀河を支配しようとたくらみ、地球にやってきていたのです。悟空がいない今、悟飯は彼らを相手に戦い抜くことができるのでしょうか?
もう一本の「アラレちゃん」のほうはうって変わって爆笑編です。今日も平和なペンギン村に、ある日ヤパイヤ国から使者がやってきます。訪ねていったのは千兵衛博士の家。国王夫妻の使者である彼は博士に、国のお姫さまを救ってほしいと頼みます。
彼女・プルア姫は笑ったことがないお姫さま。なんとか彼女を笑わせてほしい、というのです。おだてられてすっかりその気になった博士はホイホイ引き受け、一躍パパイヤ国へやってきます。
ところが、博士に異常なライバル心を燃やすあのドクター・マシリトがその話を聞きつけて大変。ヤパイヤ国を舞台に、千兵衛とマシリトの発明家生命を賭けた戦いのゴングが鳴りました。見守るペンギン村の住人たち。
しかしそんななか、アラレだけは相変わらずのマイペースでハチャメチャな行動を繰り返します。さて、彼らはプルア姫を笑わせることができるのでしょうか?
December
Animage [pg. 42-43]


最近は学園青春物となって、すっかり悟飯、悟天たちに主役の座を奪われ、影が薄くなってしまった感のある悟空。まあ、すっかり頭に輪っかつけた幽霊さんになっちゃったので、影が薄いのはあたりまえなんだけど、しかし、もともとは彼が長年主役を張ってきて、大ヒットシリーズに押し上げただけに、さびしい思いをしている悟空ファンは多いはず。でも、お父さんとして文字どおり空から見守っているいまも、彼は悟飯たちの影となり日なたとなり支えてくれている。新シリーズになっても、そのめっぽうな強さはそのままだし、敵に手を差しのべる、その優しさも変わることはない。もちろん、それらはすべて、血として悟飯たちのなかに受け継がれてはいるが、やはり悟空は悟空だ。もう一度悟空の活躍する姿を見たいというのはファンの一致した思いだろう。折りしもこの作品は、またまた天下一武道大会編に突入した。このために、一日だけ空から悟空がついに降りてくる。久々に悟空に活躍の場がありそうだ。天国で界王さま相手にほのぼのしちゃっている悟空だけど、まだまだ老け込むには早い。がんばれ!悟空。
1994
September
Animedia [pg. 154]

打倒悟空のためだけに、魔導師バビディの術にかかったベジータ。強くなるためなら、仲間を裏切り、悪魔にも魂を売るベジータの言動は、かつての冷酷非情なサイヤ人の王子に戻ったように見えた。
しかし、ブウと対決する彼の心は、悪の印象とはちょっと違う。何より強力なブウの気を感じてから心境にも変化があったようだ。
236話から、そのベジータ対ブウの戦いの模様が描かれる。ベジータは、最初から猛攻の連続。ブウの腹に大穴を開けたりする。だが、ブウはその大穴をすぐ復元し、まったくダメージを受けた様子もない。それどころか、自分の体の一部をちぎって、自由自在に動かし、逆に追い込んでいく。
237話、「こいつには、普通の戦い方をしていては絶対に勝てない」と悟ったベジータは、ついに捨て身の攻撃を決意する。サイヤ人の王子としてというよりも父として守るものがある、そんな心境になったか、姿を現したトランクスを抱き寄せ「元気でな……」とつぶやく。最後(?)に初めて自分以外のもののために戦うというイイ人を演じることになりそうだ。
正義感と勇気は誰にも負けない
239話、ブルマや亀仙人、ビーデルたちは、ベジータが天下一武道会の会場で殺してしまった観客を生き返らせるため、ドラゴンボールを集める。これはアニメオリジナルのエピソード。一行は最後の一個がある湖で、不気味な怪物に遭遇する。
みんながしりごみする中、ただ一人ビーデルだけが真っ先に怪物に立ち向かい、ドラゴンボール奪取に成功する。さすが、悟飯の未来のお嫁さん!
1995
January
Animedia [pg. 154]
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- June ’89 [AM]: 悟飯パワー爆発 平和は永遠につづかず!! 新シリーズ「ドラゴンボールZ」は、いきなり悟空親子の最大の危機、サイヤ人戦から突入しました。そして、みなさんにははやくもニュー・ヒーロー悟飯に、ただの泣き虫くんとはちがう究極&最強のZのパワーを予感することができたのではないでしょうか。新オープニング・テーマ曲「CHA-LA HEAD-CHA-LA」(チャラ・ヘッチャラ)に乗って、なにごとに対しても前むきに迫る悟空親子の活躍に、みなさんの声援よろしくお願いいたします。さて、今月はいよいよ悟飯の潜在的なパワーが爆発します。そのパワーは瞬間的に父・悟空、そしてピッコロを超えたものです。父の死の危機に飛び出した悟飯の、怒りをむき出し、いまにもあふれそうな涙を必死にたえている表情は、きっとみなさんを感動させることでしょう。一気呵成に大興奮。父・悟空を想う悟飯のたくましい涙にご期待ください。(Kōzō Morishita)
- October ’89 [AM]: 駄ジャレテスト – サイヤ人、地球に大接近、やっとのことで界王様のもとにたどりついた悟空! だが、界王様から修受けるには、界王様のテストに合格しなければならないのです。それは・・・・・・腕立て伏せ1万回、3000メートルのジャンプ…そんなのへのへのカッパ。 それでは?そうです、ギャグの天才である界王様をシャレで笑わせなければならないのです。悟空に駄ジャレの連発が、カメハメ波のように軽快にうてるのでしょうか。 底抜け脱線シャレ合戦の幕開けです。このテストに合格—界王様から、界王拳、元気玉を授からなければ、とてもじゃないがサイヤ人には勝てないぞ。界王様なに考えてんの? 武術と駄ジャレとどう関係があるの? 駄ジャレは脚本家の小山高生氏ひとりでけっこうです。「ふ、ふとんが……ふっとんだ!」「シューマイのうまさを、キミは、しゅうまい!」はてさて素朴で純な悟空が界王様を笑わすことができますか、私はシナリオを読んで笑ってしまいましたけどね。(Kōzō Morishita)
- November ’89 [AM]: 今月はシリアス – 界王様との厳しい修業で、やっと元気玉を免許皆伝の悟空。でもほんとうはどれだけ厳しかったのか。録音スタジオでは連日、界王役の八奈見乗児さんと悟空の野沢雅子さんとのシャレの応酬。そこへスタッフが混じっての底抜け脱線シャレ合戦の大爆笑、悟空の厳しい修業のシーンなんて誰も演じてるようすはありませんでした。しかし、ついに恐れていた日が来たのです。サイヤ人地球到着。一転してスタジオもシリアスなふんい気に包まれました。出演者、スタッフからあれだけ盛況だったシャレが出ません。きっとヤムチャ、餃子、天津飯の死を予感したのにちがいありません。悟空との再会をはたせず倒れていくヤムチャたちの死闘。今月は、みなさんもシリアスな目でごらんください。(Kōzō Morishita)
- December ’89 [AM]: お待たせしました。あの世での修行を終えた悟空、ついに決戦場に到着。兄ラディッツとの死闘に倒れ、生身の死人であの世に修行に出たのは、木々の緑がまぶしい、6月の上旬放送のころでした。それから、みなさんをまだかまだかとジリジリ待たせて5か月、ついに悟空、強~くなって大復活です。餃子の恨み、ヤムチャ、天津飯、ピッコロの恨み、そのパンチのひとつひとつに、「ドラゴンボール」の長い歴史の中ではじめて悟空が怒りを見せます! 界王拳、元気玉を修得した悟空は、もう天下一武道会、ラディッツと闘ったころとは、まるで戦闘力がちがいます。はたして悟空は、地球をサイヤ人の手から守れるのでしょうか・・・。特にベジータには要注意! 応援よろしくお願いします。(Kōzō Morishita)
- January ’90 [AM]: フィナーレを飾る大決戦 お待たせしました。「孫悟空 ベジータ・世紀の一騎打ち」、80年代のフィナーレを飾り、ドラゴンボールZ・サイヤ人編、最高のクライマックスがはじまります。スカウターの計測では圧倒的なパワーを誇る宇宙一の強戦士ベジータが勝つか、戦うたびに強さを増す悟空の底知れぬパワーが勝つか!?!?絶対に損はさせません。みなさん大いに期待を持ってご覧ください。そして…!!ついに90年春、映画版『ドラゴンボールZ』第2弾が全国東映系で公開されます!時間もグーンと長くなり、内容もボリュームUP! ’89年も残りあとわずか、『ドラゴンボールZ』は数々の話題が大爆発して、絶好調で新しい世紀、90年代に突入します。ヨロシクッ! (Kōzō Morishita)
- February ’90 [AM]: 豪速球の90年代 いよいよ新世紀も目前!「ドラゴンボールZ」は〝悟空対ベジータ〟の一騎打ち。その決着にむかって今年もスタッフ一同は輝きつづけています。パワーあふれる展開、二重三重のドンデン返しをおたのしみください。春の劇場版第2弾「この世で一番強いヤツ」も、2作目と同じ西尾大介監督のもとで快調に制作がつづけられています。時間もグーンと長くなり、クライマックスに出現する原作者、鳥山明先生のあっと驚く描きおろしキャラクターも楽しみです。3月10日(土)全国東映系劇場で一斉公開。いま前売券を劇場窓口で買うと、悟空と悟飯のカッコイイオリジナル・ポスターがもらえるよ。90年代も「ドラゴンボールZ」は豪速球、ムダな配球はいたしません。よろしく。(Kōzō Morishita)
- September ’90 [AM]: 来月のお楽しみは? ナメック星の夏も熱波が最高潮! まもなくギニュー特戦隊が到着、悪の華フリーザの野望もグーンと熱くなってきたぞ。悟飯、クリリン、ベジータ、そして悟空、それぞれが巻き起こす大戦争の予感。思えば「ドラゴンボール」がスタートしたのは5年まえの春、きょうの展開をだれが予測できたでしょうか!子どものころにブルマたちと出会う悟空、ともにピラフ一味とレッドリボン軍と闘う悟空、ピッコロの猛威、天下一武道会――過去のドラゴンボールをめぐるかずかずの冒険が走馬燈のように思い出されます。それらをもういちど、おさらいの意味で画面に登場させたいと現在企画中です。ひょっとすると、来月あたりチョコット…お楽しみに!!
- October ’90 [AM]: 孫悟空の運命 10月3日、よる7時から1時間、『ドラゴンボールZスペシャル 外伝・孫悟空の父』が放送されるぞ!!!ますます激しい死闘がつづくナメック星、恐るべきフリーザをまえにいったいなにがおきるのか?!?! 今日の悟空たちの運命は、すでに25年前からはじまっていたのだ。25年前、惑星ベジータにひとりの男の子が産声を上げた。名まえはカカロット、戦闘力はたったの“2”。その男の子の父は、サイヤ人のなかでも最下等の兵士バーダック。フリーザの野望、サイヤ人の全滅計画を知ってしまった唯一のサイヤ人なのだ。ドラゴンボールの壮大な物語の幕開けまえを、父・バーダックの生きざまをとおして、子・孫悟空の運命を完全オリジナルで見せてしまうのだ。もちろん、幼いころのベジータも登場するぞ。(Kōzō Morishita)
- March ’91 [AM]: ふくれあがるパワーゲーム「ドラゴンボール」劇場版もついに第4弾だ!! タイトルも「超サイヤ人だ孫悟空」だけどこんどの相手はただ者ではないぞ。あのピッコロを赤子扱いの、究極の戦闘生物、超ナメック星人・スラッグだ。倍の倍の倍に膨れ上がるパワー・ゲーム。強い強い悟空と、最強の敵スラッグの、大型画面での一騎打ち。絶対に見に来てくれよな!!テレビもいよいよピッコロが復活、3段変身のフリーザとの死闘が見逃せないぞ。奇想天外なキャラクター、独特の描写、夢とアクションの物語、「ドラゴンボールZ」は、今年もスタッフともども、絶対好調だ!! (Kōzō Morishita)
- April ’91 [AM]: アニメ映画のパワーを堪能 いよいよ悟空が数段のパワーアップで復活。あのギニュー隊長との死闘から、じつに3か月半ぶりの登場だ。対するフリーザの凶悪超絶パワーも、ますます凄味を増して、悟飯、クリリン、ベジータ、そしてピッコロも赤子扱い。元気復活の悟空との一騎打ちをみんな期待してくれよ。公開されるたびに大ヒットをつづける「ドラゴンボールZ」シリーズの映画も、今回で第4弾。「超サイヤ人だ孫悟空」が3月9日(土)、全国の東映劇場で一斉に公開されたぞ。監督に橋本光夫氏、作画監督に中鶴勝祥氏と佐藤正樹氏のアニメ界の若手ホープが全力で取り組んでいるぞ。そしてふたりの師匠である前田実氏が作画全般をバッチシ監修、いままで以上の画面の厚さ、アニメーション映画の持つエネルギーを堪能してください。 (Kōzō Morishita)
- July ’91 [AM]: 超サイヤ人登場! ついに孫悟空が伝説の超サイヤ人に変身。ベジータが、ピッコロが、そして大親友クリリンが倒され、宇宙全体を破滅させようとするフリーザ。極悪超絶パワーへの強烈な怒りが、悟空を超サイヤ人に変身させた。「いい加減にしろフリーザ!!!! 罪もない者をつぎからつぎへと殺しやがって。クリリンまで……このクズ野郎! オレは怒ったぞー!!」あっと驚く悟空の性格。その姿も大変身。いよいよ最後の戦いがはじまるぞ。またまた、この夏休み『ドラゴンボールZ』劇場版第5弾が公開されるぞ。テレビスペシャルで好評だった悟空の父バーダックやフリーザも登場。そして悟空の運命を握る最強の敵クウラ。その正体は……。劇場版もパワーアップを保証するぜ!! (Kōzō Morishita)
- August ’91 [AM]: 劇場版はクウラだ 宇宙を賭けた超決戦も、ついに超サイヤ人に変身した孫悟空のミラクルパワーで最大のクライマックスをむかえるぞ。1000年にいちどだけ現れるという究極のサイヤ人戦士、全宇宙を救わんとする超サイヤ人・孫悟空の伝説がいまここに生まれたのだ。そして、この夏休み7月20日より『ドラゴンボールZ』劇場版第5弾が全国東映系で一斉に公開されるぞ。今度の敵はクウラ。みんなは情報ですでに知っていると思うが、フリーザの兄なのだ。テレビシリーズの一歩先を行く、完全オリジナル設定。弟を殺し、プライドを傷つけた悟空を狙って地球を襲撃するクウラ。大型画面で迎え撃つ超サイヤ人悟空。『とびっきりの最強対最強』――おもしろさ“100パーセント”全開だ。
- September ’91 [AM]: ガーリックJr.「『ドラゴンボールZ』の世界は、これからいったいどうなるんだ?!?!」この疑問が頭から離れないのは、関係者も視聴者のみなさんと変わりません。原作についての情報で、ブルマとベジータの息子が出てくることがわかったときは、あっというマにウワサが社内中に広まり、さまざまな臆測やデマまで飛び交うしまつ。芸能人のスキャンダル並みでした。さて、そんなわけで(?)TVシリーズの最新情報ですが、フリーザ編のあとは、ガーリックJr.が、魔族四天王をひきつれて復活!!! Z戦士たちと対決します。悟空のいないいま、悟飯は、つぎからつぎへと襲ってくる危機をどう乗り切るのか?! どうぞお楽しみに。 (Seiichi Hiruta)
- November ’91 [AM]: 豪華なうちあわせ 劇場第6弾、「激突!100億パワー1の戦士たち」が、平成4年春休みに公開が決定しました。そこで、メインスタッフ一同が8月に横浜のウォーターフロントにオープンしたばかりの、いまいちばんトレンディなホテルとウワサされる、インターコンチネンタルホテルのスウィートに集合しました。“さっそくのうちあわせです”港ヨコハマの景観が一望できる快適な部屋、お風呂、13階吹き抜けの解放感にあふれるロビー、静かに流れる音楽、そして食事は中華街。ここは、まさに「ドラゴンボールZ」プロジェクトチームが存分に語り合うのにふさわしい環境であります。・・・が、きょうで3日目…なぜか話がいっこうに進みません・・・。“なぜだ!” 財布の中身を見ながら悩んでいるところです。(Kōzō Morishita)
- December ’91 [AM]: 劇場第6弾は西尾監督 ドラゴンボール劇場第6弾の制作もいよいよ快調! 監督には、昨年の春以来、やっとスケジュールをあけていただいた西尾大介氏にお願いしました。「ドラゴンボールZ」のシリーズディレクターで、アクションの生みの親、西尾監督の思い入れ深い悟空が、この春休み、劇場で大暴れ。みんなも期待してくれよな。シリーズのほうも、今月はいよいよトランクスがスーパーサイヤ人となって大暴れ。出生の秘密とあいまって、人気、期待度は100パーセントの全開パワーだ。そして最後に、チチ役だった荘真由美さんがご結婚、ご出産のため、声優業から引退されたことを、ここに遅ればせながら報告いたします。みなさんに心配のお便りをいただきましたが、そんなことでご理解ください。(Kōzō Morishita)
- April ’93 [AM]: ミスターサタン – セルゲームに突然登場したミスターサタン。超人Z戦士相手に丁々発止のタフさが、とても好感を覚えるのである。彼はほんとうに孫悟空やピッコロたちの存在を知らなかったのだろうか。それよりも、「ドラゴンボールZ」の展開そのものがまったく理解できていないようなのである。だが、われわれスタッフは、いまちょうちょうはっや、「ドラゴンボールZ」の世界にとっては、懐かしささえ感じる彼の武闘家としてのプライドや自信満々の素直さに拍手を送るのである。そんなことで、ミスターサタンの出番は緊迫するセルゲームのなかで、ひとり場ちがいの武闘家としてますます多くなっていくのである。それから、悟空を超えた悟飯もスゴいぞ、お楽しみに!!! (Kōzō Morishita)
- May ’93 [AM]: DBZ 超武闘伝 – 新作のゲームソフト「DBZ・超武闘伝」に凝っているぞ。アニメに負けないスピーディな戦闘で、もう毎日が天下一武道会、熱くなっているのだ。悟空の野沢雅子さん、ピッコロの古川登志夫さん、そして、私のお気に入りの人造人間18号 伊藤美紀さんなどホンモノの声優さんたちが、ほんとうに声の出演をしているから、フィールドマップや悟空たち8人の超人たちの超必殺技、連続のコンビネーション技をマスターすれば、自分だけのオリジナルな武闘会をプロデュースすることができるのだ。おかげで、この夏休み公開の映画「DBZ・銀河ギリギリぶっちぎりの凄い奴」の超過激なスケジュールのストレスも吹っとび、制作も快調に進んでいるぞ。ミスターサタン映画初登場の大活躍、よろしく!! (Kōzō Morishita)
- June ’93 [AM]: 社内公募 – この4月から、『ドラゴンボールZ』の番組の終わりに流れる「次回お楽しみに」の絵が変わったのに気づきましたか?きっかけは、フジテレビのプロデューサー金田さんからの電話でした。制作担当の末永さんに相談すると、「大丈夫、まかせて!」と快い返事が返ってきました。しかし、翌日にはビックリ!「君のアイデアがテレビで流れる!告知案を大募集!」「おーい、末永さん。社内公募しなくてもよかったのに……」そんなこんなで締切が近づく中、森下孝三プロデューサーが応募案の中から「これだ、これで行こう!」と、最初にあったラフ案を一目で決定しました。(Sei’ichi Hiruta)
- July [AM]: 元気の素– 毎回、ハードな日々になりがちな劇場版「ドラゴンボールZ」のスタッフルームですが、監督をはじめスタッフの顔ぶれによって、息抜きの元気の素はさまざまです。かつてはドリンク剤だったり、ショートケーキだったり……。そんななかでも、この夏の劇場作品の上田芳裕監督の場合は、ズバリ「安眠」(!)です。会社にスタッフが泊まることはよくあるのですが、持参のパジャマに着替えてから眠るという人は数少ないとか。「やっぱり、いちばんリラックスするよ」(監督談)今年2月放映のTVスペシャルのときからの習慣だそうですが、「安眠」をエネルギー源に、今回も力強い作品をバリバリ制作中です。乞うご期待!!! (Sei’ichi Hiruta)
