Animedia #027 (September 1983)

pg. 6-11: Super Dimension Century Orguss

pg. 12-13: Cat’s Eye

『ルパン』とは違った、女性らしいアクションをやらせたい
期待の中で始まった『キャッツ・アイ』。作品のタッチこそ違うが『コブラ』や『ルパン三世』などに共通する、スピーディで、テンポの良いアクションセンスがキラリと光り、さすが東京ムービーと思わせる出来映え。ところが、アクションについてチーフディレクターの竹内啓雄氏からは、チョット意外な答えが返ってきた。 「あまり『ルパン』などは意識しないでやっているのですが、同じ現代的なスマートな泥棒というところで、どうしても似てくる部分があるみたいですね。むしろ『ルパン』とは違ったものをやりたいんですけどね」 とはいっても、アクションを押さえるという意味ではもちろんない。 「決定的な違いは、男と女ということですね。『キャッツ・アイ』では、女だからこうする、女なりのアクション、女の泥棒とは何か、そういった女らしさをアクションや日常生活などで描きたい。それが出てくれば、おのずと『ルパン』とは違ってくると思うんです」 マンガの魅力的な美女が動くというのも、アニメ化への期待のひとつといえる。 「マンガとアニメの違いというのは歴然とあって、動くというのはそれだけでリアリティーがあります。それを追求していくと、生々しいところまで突っこんで三姉妹を描く必要が出てきます。マンガではその辺を切り捨てていけるんですが、アニメでは逆にそこが大変な作業なんです」 マンガでは、瞳や泪さんたちの色っぽいキメポーズが見所であったが、アニメでは、さらに日常生活ものぞけるようで、思わず期待してしまいそう。

原作の雰囲気は大切に、アニメなりのオリジナルを作る
アニメでは、かならずしも原作通りのストーリーで作られてはいないようだが、何か大きな理由があるのだろうか。 「アニメ化にあたってマンガをいろいろ研究してみたんですが、さっきもいったように『キャッツ・アイ』というマンガは、ある部分を切り捨てて、キレイな絵を積み上げて見せるところがあり、そのままアニメに直せないんです。それで、面白い部分をどんどん使って、いくつかの話をミックスしたような形、あるいは、それをオリジナルストーリーでつなげるといったやり方をしています。オリジナルストーリーを作るには、作品の雰囲気を守るのがなかなか大変な作業。『キャッツ・アイ』はその点は心配ないようだ。 「原作のちょっとしたカッコよさや、三姉妹の色っぽさに俊夫の人間的な良さなど、それをうまく取り入れ作風をふまえてオリジナルを作ります。ただ、美術館に行ってこういう仕掛けで、というところだけを使っていくと、『ルパン』になってしまうと思うんです。そうはしたくありませんから、その辺には注目して下さい」

刑事と泥棒の奇妙なラブコメデイはハラハラドキドキが楽しい
ところで見所のひとつでもある、瞳と俊夫の奇妙なラブコメディは、どう描かれていくか気になるところ。 「この作品はマンガのほうもそうですけど、回が進むにつれ、だんだんふたりの関係が進展して、最終回あたりで結ばれるということが全然ない話なんですね。ま、ふたりとも大人の男と女ですから、いくら刑事と泥棒といっても、何かのはずみがあれば結ばれると思うんです。だから、それをいかに引きのばすか、結ばれそうで結ばれない、正体がバレそうでバレない、そんなハラハラドキドキが続いていけばいいんじゃないかと思います。『キャッツ・アイ』は、三人の女性が主役でしかも泥棒と、今までにない新しい素材です。その新しい部分、特に女性のアクションをうまく描きたいですね」

pg. 14-15: Creamy Mami, the Magic Angel

アイドル路線と見てほしい
『うる星やつら』の高田明美さんのオリジナルキャラで、スタジオぴえろ初のオリジナル作品の『クリィミーマミ』。ある日、偶然のことから授かった魔法で変身したために、思いもよらぬアイドルスターへの道にふみこんでしまった森沢優。ちょっぴり変わった女の子の作品として早くも人気が集まっている。『クリィミーマミ』の面白いところは、周囲の人達に正体を隠していることだけでなく、主人公の優自身、まだ魔法の力がよくわかっていないという設定にある。使える魔法は何種類かあるのだけれど、かろうじて使いこなしているのは、マミに変身する魔法と歌だけ。この他にも魔法の力はいろいろあるようだが、この辺は、どう描かれてゆくのだろうか。 「フェザースターから優がもらったコンパクトに、何かの文字がしるされていてそれを解読すれば魔法の種類が増えるわけです。が、ポジネガの二匹の猫の姿をした、フェザースターのお目付け役が若干それを読むことができるだけなので、魔法は少しづつ、それも小石を動かしたりとか、まあ、かわいい魔法を出していくつもりです。一番大きな魔法は、やはりマミに変身するということ。というのは、あまり魔法をメインにしたくはないからなんです」と語ってくれたのは、プロデューサーの鈴木義瀧氏。あくまでスタ一物語として見てほしいと望んでいる。

魔法の描き方はどうなる?
魔法アイドル路線という、今までにないジャンルに挑む『クリィミーマミ』だが、どうやら、その本筋はアイドルスター物に、魔法のエッセンスがくわわった物という見方ができるようだ。さて、そうなると、魔法の描き方というのは、ちょっと難かしくなるような気がするのだが、その使い方についてチーフディレクターの小林治氏に聞いてみると、「イメージ的には、今までの魔法物と大きく違うということはありません。あまり超能力を持っちゃいますと、何でもできちゃう、それがかえってあきちゃうことにつながると思うんです。子供の夢というのは、かならずしも宇宙へとか、魔法の世界へ入りこむということばかりではないはずで、日常的ないたずらの中にも、夢というか、たわいのない好奇心みたいなものがあると思う。だから魔法のスケールをあまり大きくしないで、日常的なことをふまえて、ちょっとしたいたずらを描きたいですね」と語る。さらに鈴木氏は、「ファンタジーというか伝説的な話にかたよってしまうと、本来のスター物ではなくなってしまうので、その点には注意したいですね」ともいう。小林氏も「おとぎ話を下敷きにした話がいくつか出てきているんですが、話が広がりすぎてしまうとまとまりがなくなってしまうので、注意しています」とのこと。

気になる今後の展開は?
従来スター物といえば、デビューのための苦労、芸能界の厳しさを描くものというイメージがあったが、この作品ではそこの所が大きく違っている。鈴木氏は「アイドルっていうのは、子供が憧れますよね。テレビを見てそのマネをしたり、ピンクレディーが出た時は、子供から大人までみな熱中して、身ぶり手ぶりをまねする子供の姿をあちらこちらで見かけました。やはり、そういう華やかさというか、夢を見られる作品にしたいんです。だから、あまり苦労してはい上がるみたいなことはやりたくなかったんです」と語る。ところで今後の展開も気になるところだが、鈴木氏は「他の作品と同じにはしたくないので、魔法は変身を大きな芯としてある程度押さえるつもりです。何でも魔法にしてしまうとキリがなくなってしまうし。それと、優の両親や学校など、生活の描写をしっかりやって、優というキャラを安定させたいと思っています」とコメント。また小林氏は、「優がマミになって、知らなかった大人の世界で四苦八苦する。そんなところは、ある種の反面教師と考えられますね」と語る。マミがどんなアイドル性を見せてくれるか、これからが楽しみだ。

pg. 16-17: Round Vernian Vifam, Giant Gorg

pg. 18-19: Genesis Climber Mospeada, Tokusou Kihei Dorvack, Igano Kabamaru, Kojika Monogatari

モスピーダってパーソナル兵器だから愛着感が出てくるね
10月新番組の中の注目作『モスピーダ』のメカの色設定及びキャラ設定が決まった。
リアリティと重厚さが魅力のメカニックについて、デザイナーの荒牧伸志・柿沼秀樹氏に聞いた。二人ともバイクやメカが大好きという若者。その若い感覚が十分にデザインに反映されている。

Shinji Aramaki: 「バイクが何かに変わらないかという発想でした。あっと驚く変化をして、全然違った表情と機能を持つに至るという。バイクの軽快さを失わず、バイクの特徴である2個のタイヤを強調しました。量感的に面白いんです。デイバックみたいで、重装備の感じもあるし。これで飛び回ったり、ホバリングしながら戦うわけです」

ライド・アーマーの機能としては、背中のブースターで降下したり、ジャンプしたりといったホバリングのほかに、オプションとしてのミサイルや重火器を手足に装備できる。また新燃料のHBTを使用するが、戦闘時には消費が多いため長時間戦うことはできない。モスピーダ自体もスーパーバイクではないし、ライディングスーツも耐ショック、防弾用のほかには、合体の際のアダプター的な役割しかない。ライドアーマーになって、初めてパワースーツとなるのだ。

このように従来のスーパーメカとはひと味もふた味も違ったリアルな設定なのだ。

Aramaki: 「パーソナル兵器なんです。自分で整備や修理して自分で動かす。ですから動きでも主観移動というか、風を感じるライダーの心情を出してもらいたいですね」

Hideki Kakinuma: 「転倒したりとか、曲がったりとか、かっこ良すぎずに、乗った感覚を生かしてほしいですね。歩兵と同じなんですよ」

Yoshitaka Amano: 「今の時代にあったデザインをしています。ミントが評判いいみたいですね。作品のムードとして、使命感よりも気楽な感じ、明るさが出せればと思います」


西暦1999年のある日、地球に巨大なコロニー型宇宙船が侵入してきた。1万年も宇宙を放浪し移住星を捜し続けていた、イベリア人たちであった。彼らは地球を第二の故郷にしようと、アルプス山中に前進基地を築き、地球征服の拠点にしようとした。
地球防衛軍はただちに撃退を開始したが、敵のパワード・アーマーには、地球の科学力では立ち打ちできなかった。防衛軍の高城大佐は事態の大きさに驚き、特殊部隊を編成した。東光二、ポール・ボナパルト、ルイ・オベロンの三人を中心に、副官アロマイを加えた特殊部隊である。彼らは特殊なコマ戦車、ヘリコプターのバリアブルマシンに乗り込み、非常時にはマシンをロボットに変形させ、一致団結して戦う。
これが葦プロが10月新番組として企画中の『特務機兵ドルバック』の発端のあらすじだ。毎回、ドラマチックな“ハラハラドキドキ”の活劇的要素をふんだんに取り入れたSF大作になるというから今から楽しみ。


亜月裕原作の『伊賀野カバ丸』が、ついにテレビに登場する。『ときめきトゥナイト』の後番組で、東宝・グループタック・読売広告社の制作。
山奥で忍者修業をしたカバ丸が東京の金玉学院に転入、カルチャーショックも何のそので、金玉学院との争いに大活躍するといった、コメディタッチの学園忍者アニメだが、原作以上にギャグが楽しめる作品になりそう。一応原作に沿って話は展開しそうだが、対木重次プロデューサーによれば「いろいろな所にワナを仕掛ける」とのこと。結末などが原作とは違う可能性も大。タックならではの、面白い作品が期待できそう。


NHK総合の火曜日のアニメ枠が10月より復活する。
コンピューターアニメを実験的に用いた作品として注目されているが、3話まででそれが見られる。質感などの点で4話以降は手描き中心となっているが、各話12000枚のセルを使用しているということなので、動きの面については十分に期待できるだろう。名作としても評価の高い作品なので楽しみだ。

pg. 20-21: Aura Battler Dunbine

地上話は、ドラマの重さを取る役割を果たす
地上に出たり、またバイストンウェルに戻ったりと、物語がここにきて急展開を見せてきている『ダンバイン』。当初の予定よりかなり早い展開になってきたようだ。富野監督が無意味な変更をするはずもなく、その狙いはどこにあるのだろうか。

「東京以後でいうと、作り手側の思い入れの部分で、重くなってしまっているところがあるんです。それと、ショウたちの力も最初とは大分変わってきているはずなんで、地上に出ていくまでのプロセスがあって、その辺を一気にやっていくためにはボルテージを高めておかなくてはいけない。それとバイストンウェルの気分が好きな人はいいけど、そうでない人はつけ入るスキがないんで、映像的にワサワサさせてみたんです」と語ってくれた。

やっとメカとバイストンウェルが融合した

バイストンウェルも、何か大きく変わり始めたようだ。

「戦闘シーンなども質感が変わってきて、軍隊が動きだしたというのが見えてくる。そうすると見ている人にもわかりやすく、興味の対象が拡大してくるはずです。同時に、これが本来バイストンウェルの気分はこうだった、ということがわかると思います。実は8月中頃の気分が冒頭の物語の背景にあって、そこにショウが飛びこんでくるということだったんです。ここまでくるのに二クールかかってしまったというのは、こういう構成を思いつかなかった語り口のミスです」

新しいオーラシップ、オーラバトラー、そして新キャラの登場と、バイストンウェル全体が動きだしたようだ。

「新型戦艦を作ってしまったことで、意識の中に組み込まれ、魔可不思議な部分がなくなる。いいことなのかどうかわからないけれど、かなり良い手ごたえを見せてきています。特に2話はゲスト話だったんですけど、奇妙な仕上がりになって、30話以降を引っぱっていくスプリングボード的ドラマになりました。一番重要なのは、バイストンウェルの世界にメカは合わないと思っていたのが、実際コンテを切ってみるとそうでもない。意外と幅があるんですね。ああまでいくとは思っていなかったので驚きました。これで、ようやく全体状況が可動し始めたのが見えてきました」

とてもファンタジー色の濃い作品という印象の強かった『ダンバイン』は、それが逆にネックとなってか、ファンタジックにも、メカっぽくも徹し切れない感は否めなかった。が、地上話を転機に、各キャラの個性が光り、ようやく歩き始めたようだ。


物語の終極は、やはりショウにかかってくる
『ダンバイン』の方向性は、これからどうなっていくのだろうか。

「ショウが地上へ行った時のことなどを思い出してほしいんですけど、良くいえばファンタジー物、あるいはヒロイック物と見えると思います。少なくとも単なるメカ物という切り方はしていません。ファンタジー指向もメカ物指向ももちろんありますが、“ダンバインにしかないもの”を作りたいですね。“ダンバインみたいな”って次の時代に語られるものにしていきたい」

ショウは地上人に拒否され、またバイストンウェルの住人でもなく、彼の行き場はどうなるのかなど、ショウの生き方は大きなカギと思えるのだが。

「行き場はなくなるかもしれないけど、ショウは死ねばバイストンウェルに戻ることができるわけですから、それまでにどう物語をもっていくかですね。それとここにきてひとつ気づいたのは、ショウはとても現代っ子らしいということ。強い自我を持ち、それを表現するすべも持っている。しかもどこか楽したいと思っている。きっと彼は今まで何に対しても本気になれなかったんだと思います。そして最後に残るべき人物、後世に事件を伝える人間がいるはずだけれど、ショウはバリヤーになっていく立場になるだろうからどうなるかわからない。ただ最近みえてきたのは、もしこのまま良い方向に進めば、死ぬ直前にオーラロードに乗れるのではという可能性です。いずれにしても、今は予定をたてず、最終絵コンテをあげてからと考えています」

ナの国の女王シーラ・ラパナ登場!!
シリーズも中盤にかかって、新たなメインキャラ・シーラが登場する。彼女はバイストンウェルの中の“ナ”の国の女王。富野監督によれば「シリーズの中のキャラとして見えてきて、以前ほど重くないけど、あまり動きません。何となく気分は、わかってくると思います」とのこと。

pg. 22-25: Armored Trooper Votoms

pg. 26-27: Future Police Urashiman

pg. 28: Best Scene of the Month

pg. 32-34: Research on Popular TV Anime –
Why Are Women Dominant in Today’s Anime?

pg. 36-39: Behind-the-Scenes History of Mecha Design (Part 2)

pg. 49-64: Anime Eye

pg. 65-80: Cat’s Eye

Comments:

Yoshio Takeuchi: この『キャッツ・アイ』という作品の魅力は、美人の3姉妹が行うアクションだと思います。しかし、番組の間中ずっと飛んだり跳ねたりしているわけでもありません。日常的なストーリーがあり、俊夫と瞳のラブコメディーがあり、その上で、盗みのテクニックやアクションをミックスしていくわけです。ですから、ストーリーによってアクションの質自体が変わることもあります。原作の漫画を30分もののテレビアニメーションに、同じストーリーで置き換えるのは非常に難しいことです。そのため、漫画の中の面白いエピソードを取り入れて、それを核として、オリジナルなストーリーをつくっています。また、原作にはない、アニメだけに登場する“盗み”も考えています。今後の内容ですが、1話や2話のようなものを続けていくつもりです。この作品は、一話一話をたんねんに作り、面白い作品になるようにしていきたいですね。


Satoshi Hirayama: 僕は今回のような仕事は初めてなんですが、ともかく、この仕事にかかりきっています。作画監督という立場上、原則として、全部のチェックをするわけですが、やはり、原画の方に手伝ってもらうこともあります。特に気をつけてチェックするのは、感情移入が必要な部分や、アクションの部分が多いですね。僕自身が描いていて楽しいのは、キャラクターたちが飛んだり跳ねたりするようなところですね。また、キャラクターの中では、浅谷光子が気に入っています。本当は、修正だけではなく、原画を描いている方が楽しいわけですが時間的なこともあり、難しいですね。ただ、修正の仕事のほかに、ゲストキャラクターや小物、メカといった設定をつくる仕事もしていますが、気分転換も兼ねて、楽しんでやっています。まだ始まったばかりですが、これからはもう少しキャラクターに馴じんでいきたいと思います。


Shunzō Katō: プロデューサーとしての仕事を一口でいうと、現場の総責任者、そんな感じです。テレビ局のプロデューサーの方やシリーズ構成の方とシナリオを打ち合わせたり、また、スケジュールの調整をしたり、といったこともします。今回の『キャッツ・アイ』は、初めてのジャンルのものですが、スピーディなアクションと、キャラクターたちの演じるギャグを織りまぜ、その二つの要素を前面に押しだしています。最終的に物語がどうなるか? ということはまだ決まっていませんが、今後は、アクションとギャグといった最大の要素を中心に、このままのペースでつくっていくつもりです。


Tsukasa Hojo: 『キャッツ・アイ』がアニメになると聞いたとき、そのときは連載が始まって一年半くらいの時期だったので、まさかと思う方が先でした。また、漫画の『キャッツ・アイ』のイメージが壊れるかもしれないということが心配でした。漫画とアニメとは、作品の力点(ポイントとなる部分)が違うと思うので、読者のみなさんもアニメの『キャッツ・アイ』をみて、漫画とは違うイメージを持つと思います。だから、アニメと漫画は全く別の作品であると解して見て欲しいと思います。漫画の『キャッツ・アイ』は人間劇に力点を置いていくつもりですが、アニメには、もっと迫力のあるアクションを期待します。アクションは、漫画の場合、どうしても限界があり退屈になってしまいがちですので、漫画ではできるだけ除いています。一話を見て感じたことですが、アクションをもう少し大きくしないと、大人しく退屈になってしまうのでは、という気もします。アニメならではのアクションを期待しています。

pg. 81-96: TV Anime City

  • Kinnikuman
  • Manga Nihonshi
  • Meme Iroiro Yume no Tabi
  • Super Dimension Century Orguss
  • Plawres Sanshiro
  • Sasuga no Sarutobi
  • Alps Monogatari: Watashi no Annette
  • Personal Computer Travel Tanteidan
  • Cat’s Eye
  • Ninja Hattori-kun
  • The Kabocha Wine
  • Galactic Gale Sasuraiger
  • Fuku-chan
  • Aishite Knight
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  • Aura Battler Dunbine
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  • Manga Nippon Mukashibanashi
  • Lady Georgie
  • Mrs. Pepperpot
  • Perman
  • Kirin Ashita no Calendar

pg. 107: Best 10

pg. 110-113: Rinko & Mami’s Anime Star Information Bureau

pg. 117: Movie Land

pg. 121-125: Sasuga no Sarutobi

pg. 126-127: Triton

pg. 129-132: Time Slip Ichimannen: Prime Rose

pg. 133: Doctor Mambo & Kaitou Jibako: Uchuu yori Ai wo Komete!!, Doraemon, TV Special

pg. 134-135: Wata no Kunihoshi

虫プロ製作による『綿の国星』も、今年のクリスマスからお正月にかけての劇場公開が決定し、いよいよ制作の方もエンジンがかかり、急ピッチで進行が始まりました。正式な製作発表会は9月ごろに予定されており、そのときは、マスコミ関係だけでなく会場に多くのチビ猫ファンを招待するそうなので、今からワクワク期待しちゃいましょう!!

音楽の方もだんだん煮つまってきて、あとは最終決定を待つばかり。作詞には『綿の国星』の原作者・大島弓子先生も参加。作曲の方は世界的に有名な人(ここがミソ!)に依頼してあり、もうすでに曲の方もできあがっているとか……。

「透明感のある美しい曲です。『綿の国星』のイメージにピッタリで、まずチビ猫ファンにご満足いただけると思います」――と、自信タップリに語る原屋楯男プロデューサー。でも、かんじんな作曲家の名前は明かしてもらえず。

「9月にはその人が来日するので、できれば、作曲家もまじえての記者会見にしたいですね」と原屋プロデューサーは語る。待ちきれない読者の皆サマ、9月に来日する、美しいメロディの作曲で世界的に有名なアーチストは誰か、予想をたててみてネ。

そして、大いに気になるキャスト! すでにチビ猫役には、二〜三人の候補者があがっているとか。いずれにせよ、来月号にはハッキリわかるかもよ!!

pg. 136-137: Locke the Superman

来年春の公開を皮切りに、三部作で公開される『超人ロック』。第一作目は原作の『魔女の世紀』をメインに、大和屋竺氏がシナリオを担当している。また、前売券の発売も8月下旬からスタートすることが決定し、特典用のポスターもすでに完成。今回は日本アニメーションの遠藤重夫プロデューサーに、作品についての話をうかがった。

まず、アニメ化に至った理由から。
「SFを作りたいという意見があったんです。それも今までにないSFを。これまでロボット物が多かったので、次はエスパー物はどうかという話になりまして。ただ、この春には『幻魔大戦』がありましたが、『超人ロック』はまったく違う。そこが決め手でした」

遠藤氏によれば、『幻魔大戦』が“集団ヒーロー物”なのに対し、『超人ロック』は“単独ヒーロー物”。この違いが大きいという。では数多くの原作エピソードの中から、なぜ『魔女の世紀』を第一作に選んだのか。
「一番ロックが活躍している作品が『魔女の世紀』なんですよ。それに三部作にする以上、年表に沿って制作しようと考えています」

『ロック』には年代順に整理された“ロック年表”が存在し、『魔女の世紀』はその比較的初期に位置する。したがって、「メカや超能力も、その時代に存在していたものならすべて登場可能」とのこと。例えば、変身能力はまだ未開発だが、光の剣はすでに完成している時代設定になるという。

では原作者・聖悠紀氏はどの程度関わるのだろうか。
「シナリオのチェックはもちろん、キャラクターデザイン、コスチュームデザイン、アンティックス・コンピュータ部分などにも参加していただきます」

特に“アンティックス・コンピュータ”は従来のコンピュータ描写とは異なり、画質面でも飛躍的に進化した映像が期待できるそうだ。

遠藤氏が描こうとするロック像については――
「ロックの魅力は“暗さ”にあると思っています。だからこそシリアスに、リアルな作品にしたい。そのためには、当時エスパーにとってどんな時代だったのかをしっかり盛り込まなくてはなりません」

劇中の時代設定は、恒星間航行が可能なほど科学が進んでいながら、人々はエスパーに無理解であった時代。そこを背景に、エスパーをめぐる事件が次々と展開されるのだ。

「とにかく多くの人に見てもらいたい。そして一年に一作ずつ公開していきたい」と、遠藤氏の意欲も十分。来春の公開が待ち遠しい一作となりそうだ。

8月下旬から前売開始!!

いよいよ8月下旬から前売券の販売が開始される。気になる特典ポスターは、複数回に分けて発売されるため、何種類も制作される予定。現在は作画監督・白梅進氏によるイメージ画が完成しているほか、原作者・聖悠紀氏によるポスターも制作中とのこと。どんな仕上がりになるのか、ファンは楽しみに待とう!!

pg. 138-139: Nausicaa, Nine, Urusei Yatsura

全国洋画系公開が決まった『風の谷のナウシカ』。プロデューサーの高畑勲氏と原作・脚本・監督の宮崎駿氏から、作品にかける抱負を語ってもらった。まずは高畑氏だが、「今回はプロデューサーなので、ひとことだけ」とことわりをしてから次の様に語ってくれた。「新しい試みをしようとしている宮崎氏の友人として、スタッフと共に役に立つのではないかと思い、プロデュースさせてもらうことにしたのです」宮崎氏は、「ナウシカは、この世界になくてはならない人間です。それを子供から大人まで、多くの人に理解できるような作品にしたいと思っています。見ていただければ、腐海のことも、そして人類に最も大切なこともわかるようにするつもりです。とにかく出来上がったものを見てほしいです」と話してくれた。世紀末的未来がささやかれる昨今、『風の谷のナウシカ』は、闇の中の一点の光のような啓示的ファンタジーとして、スクリーンに登場する作品と言うことができそうだ。

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