
pg. 6-11: Odin: Photon Sailer Starlight



pg. 12-15: Captain Tsubasa, Kinnikuman, Dr. Slump



昨年7月に劇場に初登場以来、これが劇場版4作目。今度は、イギリスの正義超人ロビンマスクが超人ラグビーの試合中に、宇宙の隠れ帝王ハイドラキングに誘拐される。ロビン救出のためハイドラ星にむかう、キン肉マン、テリーマン、ラーメンマン、ブロッケンJ、ウォーズマン、リキシマン、バッファローマン、ジェロニモ。はたして助けることができるのか? 雄大な宇宙を舞台に、男の友情に支えられた死闘が続く。
アラレちゃんも、これ劇場版三作目。もう、すっかり東映まんがまつりではおなじみになった感がある。今回は、地球を征服せんとやって来た宇宙人によって、アラレちゃんたちは、夢をすべてかなえあこがれの都メカポリスを手に入れた。宇宙人たちのデータ以上に過激で大きいアラレちゃんたちの夢や欲求に宇宙船は大パニック。地球を逃げだす宇宙人たち、アラレちゃんたちは大満足。
pg. 16-18: Lupin the 3rd, Creamy Mami/Minky Momo



お宝を手に入れるのは誰だ?
今回、ルパンが手に入れようとするのは、ロゼッタ婆さんが、「紀元前五世紀頃、それまで繁栄を続けていたメソポタミア文明の都市バビロンが、新興ペルシャの大軍に滅ぼされたんだとさ・・・・・・ところが、バビロンが滅びる寸前に現われた神様が、バビロン中の宝を集めて隠したんだとさ」と言うところの通称“バビロンの財宝〟と言われるお宝だ!!ところでこのお宝が、どこにあるのか、どのくらいの量なのか誰も知らない。ヒントは、マフィアのボス・マルチアーノの持つマジソンスクエアーガーデン駅の工事現場から見つかった“バビロニア文字を刻んだ粘土版”に書かれているということしか判っていない。そして、マルチアーノ家は、父の代から財宝に異常な執念を燃やしている。物語は、ルパンの持つ軽さとマルチアノの異常さに、銭形や不二子という個性豊かなキャラクターがからみ、うまくかみ合って進んでいく。
ロゼッタが道を示す
ロゼッタ婆さんがいつも口ずさむマザーグースの歌を下に紹介した。訳は次のようになる。『バビロンまでは何マイル? 60マイルと10マイル。ロウソクともして行けるかな? 立派に行って戻れます。足に自信があるのなら、ロウソクともして行ってごらん』この歌は、ルパンが財宝の謎を解いて行く上で、重要な役割をすることになる。ルパンがその事に気づくのは、マルチアーノの調査隊がバビロンの遺跡の南で何か掘り出したと知り、現場へ入り込んだ時だ。ルパンの中で、ロゼッタさんの言葉が大きく広がり、重みを持ってくる。ロゼッタは2500年も生き、アレクサンダーやナポレオンの恋人だった謎の女性。そしていつも持っている燭台を見つめつぶやく。「16年ごとに光るバベルの塔に立てよ」や「神様はね、ホーキ星に乗ってやってくるの バビロンの黄金を見物しにね」と。こうした言葉やロゼッタの謎をルパンが解明する発掘現場は、若きロゼッタも登場し、見どころ十分!
財宝はニューヨークの下にある!
遂に謎を解いたルパンは、ニューヨークへもどってくる。黄金のバベルの塔はニューヨークにあったのだ。その塔を前にして不二子に説明をする。「昔々、神様がバビロニア中の黄金を集めて、人間に塔を作らせたんだとさ。神様はホーキ星にのって来て、空の上へその塔を持ってったんだとさ。ところが、何の拍子か知らねえ途中でそいつを落っことしちまったんだと」こうして、ものすごいスケールの黄金の塔を手に入れたルパンたちだが、UFOの登場によって、ルパンは塔を自分のものにするのをあきらめる。しかし、次元の「なあ、ルパン! カイザルのものは、カイザルへ」という言葉で、再び自分のものにしようとがんばる。はたしてお宝は誰の手に? 見のがせないクライマックスシーンだ!
五右ヱ門、チンジャオに恋する
今度の映画の見どころは、お宝騒動だけじゃない。五右ェ門の恋も見もの?!?! 相手は、ICPO主催インターナショナル婦人警官ビューティーコンテストに出場した中国代表ミス・チンジャオ。彼女は、銭形の下でルパン逮捕の任務についている女性だ。恋の発端はというと、列車の中で、ルパンたちとマルチアーノの部下、銭形らが三つ巴で争っている時に初めて出会うのだが、五右ェ門はポッと赤くなったり、「忘れまい、大輪の花のようだ」という言葉があったりと、いつものお堅い五右ヱ門が一目惚れだけに大変おもしろい。その後も、バビロンの遺跡近くの発掘現場から逃げる時に二人は出会う……。チンジャオの乗った戦車を、知らずに斬鉄剣で切りつける五右ェ門。ハッと気づき、チンジャオの寸前で砲塔をまっ二つに。次元の「よくあそこで気がついたもんだ」という問いに、「斬鉄剣で花は切れぬ」と答え五右ェ門。「こりゃ東洋の神秘って奴だ」という次元。ちょっぴりキザだが、ナイーブな五右ェ門の性格がもろに出て楽しいシーンとなっている。相思相愛のこの恋の行方はいかになりますやら。
河合奈保子 初のアフレコにチャレンジ!!
去る6月21日、夜9時から東北新社のアフレコスタジオで、山田康雄や監督にかこまれて熱演。「妹がルパンシリーズのファンでして私も好きですから、映画に声の出演ができるなんて、ほんとにうれしいです」と顔を赤らめ語ってくれた奈保子さん。でも、彼女は誰の声をあてたのかな。下の欄外にあるように東宝では500名に賞品の当たるクイズを実施中だぞ!!
両作品の内容は、もう「アニメV」などを読んでくれた人たちは知ってるよね。だから今回は嬉しいお知らせを……。アニメビデオ作品松竹系で定上映決定!!!! この第一弾が、『マミ』と『モモ』というわけだ。
今回の上映劇場は……
○東京地区/松竹シネサロン (8/3~8/23)
○名古屋地区駅前シネマ(8/17~8/30)
○大阪地区/梅田ロキシー(7/27~8/9)
〇福岡地区/大洋シネサロン(8/17~7/30)
〇札幌地区シネマリド(8/3~8/16)
・・・の5か所で、ビデオ作品の上映にプラス、マミとモモ共演の「ご来場御礼ごあいさつ」フィルムも上映予定とのこと。
pg. 19: Night on the Galactic Railroad

pg. 20: Area 88, Tera Senshi Sai BOY


pg. 21: Best Scenes of the Month

pg. 22-27: Anime Video Trend Report



pg. 29-31: Animator’s Diary

pg. 32-35: Original Anime Project Proposals Announced

pg. 37-39: Summer Vacation: Personality-Training Puzzle Dojo

pg. 44: Paint Gallery

pg. 45-60: Anime Eye

pg. 61-92: Odin

pg. 93-108: TV Anime City

pg. 114-115: “Why Anime?” Story

pg. 121-124: The Voice

pg. 128-131: Mobile Suit Zeta Gundam


人間ドラマが息づく「ガンダム」
ロボットの魅力プラスアルファ”がなくては、これからの人気アニメ戦線は生き抜いていけない!?!?! 現在放映中の3本のSFメカ・ロボ作品にはそれぞれプラス”何か”があるのだ。エース格の『Zガンダム』には前シリーズから引きつがれた、人間が人間であるがゆえに生まれるドラマがその根底に息づいている。さて、本数減少などパワー低下の感が否めないSFメカ・ロボ作品の救世主的存在ともいえる『Zガンダム』。内田健二プロデューサーは「SFはメカのみに・・・」のコンセプトに対し「正にその通り」と。人間ドラマとしての面をクローズアップするとらえ方は、制作サイドの意図にも合致しているといえよう。ただ、〝新しさに固執して、『Zガンダム』を考える時、問題になるのが、第1話の冒頭部分や第12話のジャブロー降下作戦といった『ガンダム』をなぞるような部分。果たして、『Zガンダム』は『ガンダム』のいわゆるパートⅡなのか否か、ということをいま一度考えなくてはならないのだ。
表現の広がりに対応して!!
例えば1話のシャアが2名の部下を引き連れ、グリーン・ノア2ヘティターンズの新開発MS・ガンダムマークⅡの偵察に現れる場面、さらにその開発に携っていたのが主人公カミーユの父であるという設定、ついにはその際の混乱にまきこまれてカミーユがマークⅡに乗り込むことになるそのシチュエーションはまさに旧『ガンダム』の冒頭部分そのものであるとさえいえるのだが・・・…?「『ガンダム』と同じ世界であるという点では確かにパートⅡですが、直接的な関係がないという意味では違う作品です」カミーユの足跡は、アムロのパターンを脱却でき得るのだろうか?「それにこの5年間に環境がかわりましたからね」ん? 環境?「例えばマンガなんかでは、『ガンダム』の頃は手塚さんの延長線にあったのが、今では大友さんのマンガが支持を得てる。それだけ表現が広がってきているから、それを生かしていかなきゃということです」
『ダーティペア』初川則夫プロデューサー
新しいロボット物に期待します
SFロボット物というのは、長い歴史を経てきてある程度完成したものになっていると思いますね。特に『ダーティペア』と同じサンライズは、SFロボット物をこれまで数多く作ってきて、そのあたりのノウハウはちゃんと掴んでいらっしゃると思います。その反面、そろそろパターンが出つくしたという印象もないではないので、これからも新しいアイデアを出して、頑張って面白い作品を作って下さい。
前作の『ガンダム』は、それまでのアニメの枠を越えたリアルさによって、大きなブームを呼んだ。人間ドラマのリアルさと、それを成り立たせるための背景のリアルさの両方によって『ガンダム』は成り立っている。こうして描かれた『ガンダム』で、人はニュータイプとして目覚めるべきだとしながらも、同時に「人はそんなに簡単に変われるものなのか」という疑問が提出された。確かに難しいことだが、それでも人は変わっていかねばならない。前作は個人としてのニュータイプの誕生を描いていた。そして『Zガンダム』は、人類全体のニュータイプへの生まれ変わるためにもがき苦しむ人間を描こうとしているのだ。
『ステップジュン』高橋尚子プロデューサー
ジュンのために頑張って下さい ジュンもヒーローの皆さんも、愛のために行動しているのは一緒だと思うんです。それが大きいか小さいかの違いで。ただ、『ステップジュン』って、身の回りの出来事が大事件に感じられる、ほんの小さな世界の物語なんです。でもジュンがそんなことでいろいろ心を悩ますことが出来るのも、ヒーローの皆さんが全宇宙の平和のために戦って下さってるおかげなんです(笑)だからこれからも平和を守るためにガンバってほしいですね。お願いします(笑)。
カミーユの成長を追ってほしい
「あと、誤解してほしくないのは、『Zガンダム』では別にモビルスーツを見せたいわけでもないし、政治ドラマを見せたいわけでもないし、エゥーゴの理念を見せたいわけでもないんです。それらはあくまで、リアルな背景にしか過ぎないんです」となると、必要なのはカミーユ?「ええ、ガンダムの世界の中で、カミーユがどう成長していくのか、ニュータイプとして目覚めていけるのか、というのがポイントですから。リアルさというのはそのポイントを引き立たせるための手段であって、目的ではないんです」
もちろん、熱狂的なメカ・ロボットファンを満足させられる、メカ・ロボットアクションの娯楽性の充実は不可欠の要素ではある。しかし、この『Zガンダム』という物語の本筋は、カミーユの成長物語なのである。「カミーユと一緒になって『Zガンダム』の世界を探検してもらいたいんです」カミーユをめぐる世界が、今後どういう展開を見せ、カミーユ自身にどう関わっていくのかを探ってみよう。
強化人間のできるまで
一年戦争におけるニュータイプの活躍を目の当たりにした連邦軍が、他人とわかりあえるなどという戦闘には余計な部分以外のカンがよく、精神的肉体的に優秀であるという部分のみを利用するために開発しているのが、この強化人間だ。地球各地に散らばる数々のニュータイプ研究所は、ジオン公国のフラナガン機関の研究成果などを基に、精神的なプレッシャーをかけて、精神的なパワーを引き出そうとしている。またサイボーグ化以外のさまざまな方法を使い、肉体的な強化も行われている。
だが、過去の記憶を増幅されたロザミアはその記憶ゆえに死に急ぎ、フォウは兵器としては不必要な相手とわかりあえる能力を持っていたばかりに悲劇を招くことになってしまう。
木星はニュータイプのエルサレム?
木星帰りのシロッコ、さらにはその部下たちにもニュータイプの匂いがする。そういえば、前作でもシャリア・ブルという木星帰りのニュータイプがいたが……。ティターン(タイタン)の名を持つ衛星を従えた木星には、ニュータイプを生みだす『2001年宇宙の旅』のモノリスのようななにかが存在しているのだろうか?それとも、この時代でも往復2年かかる木星への苦しい旅が、彼らをニュータイプに変えてしまうのか?木星の重力への嫌悪が彼らを重力から解放させるのか?
エゥーゴの仕組みはどうなっているの?
反地球連邦組織であるエゥーゴは、ガンダムマークⅡ奪取事件までは、デモや秘密集会といった運動をしていたものの、表立って武力闘争を行うには至っていなかった。だが、アーガマがガンダムマークⅡを奪取してからは、かなり公然と行動を起こすようになり、例えばグラナダではアレキサンドリアがアナハイムに出掛けている隙に連邦軍のサチワヌを奪取して色を塗りかえエゥーゴの船にしてしまったりする。しかしそれでも表面上は連邦軍のふりをし続けている。なお、エゥーゴにおける少佐や中尉といった階級は、連邦軍在籍時のものをそのまま使っているに過ぎない。というのも、エゥーゴ独自の階級のシステムというのは存在しないために、慣用的に連邦軍の階級を使っているからだ。従って、必ずしも上の階級の者が偉いとは限らないようで、かなり柔軟な組織となっている。もっとも逆にそれがネックとなって、軍隊としての規律が取りにくいのも事実だ。
カミーユに旅立ちの時が来る
さて、そのカミーユだが、最初のエゥーゴというものもろくに知らない状態から、今や反地球連邦組織にとって必要な人間へと成長してきている。内田プロデューサーのいうように、『Zガンダム』をカミーユの成長の物語として見てみると、カミーユがいかに恵まれた環境にいるかがわかる。地球連邦に軽い反感を抱いてはいたものの、何も知らなかったカミーユにとってよき家庭教師ともいえる存在だったのがシャアだった。しかも、カミーユの隣にはエマというお姉さんがいて、いろいろと質問してくれるのだ。これでは勉強出来ないほうがおかしい。しかし、こうして家庭教師について勉強していると、ご立派な家庭教師がケムったくなってくるというわけ。こうして用済みになった家庭教師は、ヒッコリーからさっさとカミーユのいない所に追いやられ、代わりにアムロが登場する。アムロの役割はひねくれた先輩役というところか。シャアに比べて、カミーユにはより身近に感じられるアムロは、ララァの後遺症でずいぶんとまいっている。しかし、カミーユやベルトーチカと触れ合ううちにアムロは次第に立ち直っていく。その姿を横目で見ながら、カミーユはフォウとの出会いに身を焦がす。しかし初恋は常に悲しい結末を迎える。フォウを失ってしまったカミーユは、アムロから離れ、再び宇宙へと戻っていく。こうしてカミーユは独り立ちしていくのだった。
セイラさんは今何をしているのか
先日の東京映画祭で、セイラは登場しないのかというファンの質問に富野監督は、でてきませんと答えた。ではセイラは今どうしているかと気になって調べてみたところ、ニュータイプの可能性の高いセイラは、アムロと同じように地中海沿岸の屋敷に幽閉されているということがわかった。ニュータイプの上にジオン・ズム・ダイクンの一人娘ということで監視の目も厳しく、当分ガンダム復帰は無理とのことでした。
第21話で、流れが変わる
そして、第21話がやってくる。宇宙へ舞い戻ったカミーユを待ち受けていたのは、ティターンズの一員となり、新型戦艦ドゴス・ギアを受け取ったシロッコと、その部下としてガブスレイのパイロットとなったジェリドとマウアー、そして、ニュータイプの気配を漂わせるサラたちジェリドを軽蔑しながらも大切な部下であるサラたちを任せるシロッコ。そしてマウアーに接近する気配を見せる彼にとって、ティターンズも自分の野望のための道具にしかすぎないようだ。その自信に満ちた姿は、若き日のシャアを思い出させる。それに対して、カミーユの戻ったアーガマにはもはやシャアはいない。シャアはカツを連れて、月へ向かってしまったのだ。しかも心を許せる幼なじみのファもパイロットの訓練に行ったままだ。孤独なカミーユはシャアやアムロといった保護者の手を離れて、一人で敵と戦わなければならないのだ。そうした厳しい状況の中で繰り広げられるシロッコやマウアー、ジェリドたちとの戦い。そんな中で、カミーユはニュータイプとしての才能を、次第に開かせていくことになる。
新たな鼓動、Zガンダム始動
しかし、いかにニュータイプの素質にあふれるカミーユと言えども、惜し気もなく新型MSを投入してくるティターンズに対して、ガンダムの改良型であるガンダムマークⅡでは歯が立たない。そこで登場するのが待望のZガンダムというわけだ。さらに、Zガンダムとともに訓練をへてパイロットとなったファも、カミーユのもとへ帰ってくることになる。さらにファの登場は、カミーユを保護されていた立場から、保護する立場へと大きく変化させることになる。それは当然カミーユの戦いを、そしてカミーユ自身を変化させることになるのだ。こうして、カミーユの成長物語は、新たな展開を見せ始めようとしている。メカの魅力のアップとともに、その人間ドラマもよりハードにくり広げられるのだ。
新OP制作中
8月中旬オープニングが変わる!!同時にオープニングテーマも新しくなり、新人の森口博子さんが歌う。8月5日、キングより発売予定。曲は前作と同じニール・セダカで富野監督自らアメリカへ渡り入念な打ち合わせを行ったということだ。
pg. 132-133: Bismark, Dancouga – Super Beast Machine God


pg. 134-135: Dirty Pair, Hai Step Jun


pg. 136-137: Mahou no Star Magical Emi,


センスが光る『マジカルエミ』
始まったばかりの『マジカルエミ』だが、笑いのポイントはエミの周囲のキャラクターの「おもしろみ」だ。特にモモンガのぬいぐるみにはりこんだ妖精のトポがその中心だ。ただ、残念ながら今のところはそれほど活躍していない。それより面白かったのは、第二話でチラリと見せたセンスの良さだ。例えば、テレビ局に行かなければならない舞が家族と一緒に映画にいってしまい、トイレへ行くと行って抜け出すシーンがあった。映画館を抜け出した舞が変身しようとして近くの電話ボックスに入りかけるが、中が丸見えの電話ボックスなので、あわててそばの路地に駆け込んで変身するのだ。これが直前まで見ていた映画の『スーパーマン』のシーンそのままなのだ。こんなセンスの良さを見せてくれる『エミ』だから、これから面白くなることは間違いなしというわけ。
妖精トポは名バイプレーヤーだ
もっとも『マジカルエミ』も『ステップジュン』同様に、ちゃんとした少女アニメだから、ギャグシーンばかりを期待するわけにはいかない。でも、ドジっぽく無器用な舞は、階段をころげおちたり、鉄アレイにけつまずいたりと忙しい。そして、その犠牲になるのはいつもトポなのだ。トポといえば、『クリィミーマミ』のポジとネガ、『ペルシャ』のゲラゲラとメソメソとプリプリと続く、ぴえろの魔法物の重要な名コメディリリーフの後継者だといえる。だから、このちょっとひねくれたキャラクターに注意して『エミ』を見てみれば、ずうっと面白く見られそうだぞ!!
エミがアニメディアにやって来た!
小幡洋子編集部乱入記
「おはようございますっ!!」突然の大声に陰気なアニメディア編集部員は大半がイスからズッコケたり、机に頭をぶつけたり、編集長に至っては腰を抜かしてしまうという大パニック。嵐を巻き起こしたストームガールは小幡洋子ちゃん、16歳。『マジカルエミ』の主役、エミと舞の二役を務める声優、主題歌「不思議色ハピネス」を歌う歌手でもある。6月25日にデビューしたばかりのフレッシュギャル、新人はやはり元気でなくちゃ!!だ。どちらかというと自分と年齢の近いエミの方が自然に演じられるというが、アフレコの経験を重ねていくうちに、自分のものになっていきそう。好きな言葉は”ありがとう”で口癖にもなっているという、今どき貴重な子だ。しめ切り間際でごった返す編集部で、入稿のお手伝いまでしてくれちゃったぞ。そんな洋子ちゃんのサイン色紙を5名にプレゼント。〒145 東京都大田区上池台4-40-5 学研アニメディア「エミ」係へ8月9日までに。応募は住所・氏名を明記のうえ、官製はがきでどーぞ!!
pg. 138-139: Touch, Captain Tsubasa


pg. 140-141: Hokuto No Ken, Alpen Rose




