Animage #137 (November 1989)

pg. 3-10: Marc Chagall

pg. 17-23: Hayao Miyazaki vs. Ryū Murakami

pg. 26-27: Presents

pg. 30-33: Legend of the Galactic Heroes

pg. 34-37: Tenkuu Senki Shurato

pg. 38-40: Yoroiden Samurai Troopers

pg. 44-47: Voice Actor Feature

pg. 50-51: AM Autumn Gallery

pg. 56-57: Patlabor

pg. 58-59: YAWARA!, City Hunter 3

pg. 60-61: Mahoutsukai Sally 2, Jungle Taitei

pg. 62-63: Gaki Deka, Warau Salesman, Magical Hat, Seton Doubutsuki

pg. 64: Time Travel Tondekeman!, Kariage-kun

pg. 65-69: Autumn 1989 New Anime Season Report

pg. 70-71: Renren’s Little Old Stories

pg. 73-83: Animage Run

pg. 86-88: The Forest

pg. 96-97: Studio File 2

pg. 98-99: MaiMu Studio — A Look at Their Fashion & Interior Design

pg. 100: Heisei Tensai Bakabon, My Daddy Long Legs

pg. 101: Chinpui, Time-Patrol Bon: Fujiko F. Fujio Anime Special – SF Adventure, Randa 1/2, Komatsu Sakyou Anime Gekijou

秋の新番組のなかでは、いちばん最後のお目見えとなる藤子アニメの期待作。初のチーフディレクターを務めるのは、前作「エスパー魔美」でも各話演出に参加していた本郷みつるさん。

「ぼく自身、藤子先生のマンガが小さいときからすきでした。もちろん、この作品のファンでもあります。アニメでは、チンプイとエリの友情にポイントをおき、原作の精神を大切にした描き方を目ざしたいですね。子どもたちが、同じようにファンになって、将来思い出してくれるような作品にできたら、と思っています」

と作品への抱負を話してくれた。

大のアニメファンとして知られる女優の富田靖子さん、この作品でナレーションを担当することになり、先日アニメのアフレコに初挑戦した。

「アニメのお仕事は前からやりたいと思ってたんです。だって、人より先に作品が見られるでしょ(笑)。こんなに元気に声を出したのは久しぶりです」

まだ、ほかの声優のアフレコが行われる前の単独録音だったが、スタジオには憧れの藤子・F・不二雄さんも来ており、富田さんは大感激。いっぽう藤子さんも、富田さんのファンとあって、ふたりでサインの交換、というひと幕もあったそうだ。

小松左京さんの小説といえば、実写で映画化されたものは数多くあるが、今回のこの作品がはじめてのアニメ化となる。アニメ化されるのは、小松さんの作品のなかでもショート・ショートであり、主に「ある生き物の記録」から選ばれる。内容的には、文明批判、ロマンティシズム、ブラックユーモアと幅広いものになりそうだ。

「夜中におとなが見るアニメーションがあってもいいじゃないかと、話しあっていたものが具体的な企画になりました」

と語るのはバンダイの高梨実プロデューサー。絵コンテ・演出・美術にガイナックスのスタッフが起用されていることについては、

「いまこういうSFの世界をきちんと理解できて、ちゃんと作品として作れるところの最右翼だからです」

ただ残念なことに、大阪・毎日放送単局の放映で、大阪以外のところでは見ることができない。

9月16日放映分で最終話を迎えた……かに見えた「らんま½」。ファンの人はご安心を。放映時間が金曜日の夕方5時30分~6時に移動し、タイトルが「らんま½ 熱闘編」となるだけで、放映は続行されるのだ。

ただし、放映局数はこれまでの約半分の12局になってしまうから、地域によっては見られない人がいるかもしれない。

スタッフは、シリーズ構成が戸田博史さん、チーフ・ディレクターが澤井幸次さんにバトンタッチされるほか、作画陣も一部交替。ストーリーは、これまでの続きが描かれるが、より格闘面が強調される内容になるという。また、原作の五寸釘くんのかわりに、オリジナルキャラとして九能家の忍びである佐助が登場することも決定。

新装開店する「らんま½」、ますますおもしろくなることを期待しよう。

pg.102-103: Pokopon no Yukai na Saiyuuki

なんとタヌキの孫悟空登場

サンリオ・アニメ・フェスティバル第2弾

この夏、ハローキティの「シンデレラ」や、キキとララの「青い鳥」などで、子どもたちの人気を集めたサンリオの、次回作が早くも決定した。

目玉となる1時間の長編は、タヌキのポコポン主演による「西遊記」だ。三蔵法師をはじめ、沙悟浄、八戒も、サンリオの人気キャラクターを使用する。悟空というと、サルの姿を思い浮かべるのだが、タヌキが演じることで、新鮮な印象を受けるのではないだろうか。

「スタッフは前作と同じメンバーに交渉中です。また題材は未定ですが、30分の短編2本も同時上映されます」

とサンリオの映像課の話。残りの2本にも期待したい。

春の恒例「ドラえもん」90年は、「のび太とアニマル惑星」に決定

毎年恒例の春の劇場版長編「ドラえもん」。その90年の作品には「ドラえもん のび太とアニマル惑星」が決定した。これは、現在「コロコロコミック」(小学館刊)に連載中のマンガをアニメ化するもの。

プロデューサーのシンエイ動画・山田俊秀さんは、

「まだ原作が始まったばかりなので、ストーリーに関してはなんともいえません。ただ、製作する側としては、いままで原作を追っかけてギリギリのスケジュールで作っていたという後悔があるので、今回はじっくり腰をすえてつくっていきたいです」

と語る。

世界中の動物がことばをしゃべる不思議な星・アニマル惑星にやってきたドラえもんとのび太の活躍は??

監督は芝山努さんで、90年3月全国東宝系にて公開の予定。

「伊勢湾台風物語」いよいよ首都圏へ

30年前の伊勢湾台風の惨状を描いたアニメ映画「伊勢湾台風物語」が、東海地区限定公開につづき、首都圏での公開が決定した。

当時、この嵐で死者4000名を数えた被災地・東海地区での公開では、生々しい映像が話題を呼び、名古屋地区の9万人(夏休み中)動員をはじめ、大ヒットを記録した。

首都圏公開は11月4日からテアトル池袋にて。以後全国での上映も準備中。

pg. 104-105: Umi Da! Funade Da! Nikoniko, Pun, Chibi Neko Tomu, Tistou Midori no Oyayubi

pg. 106-111: Video Section

pg. 112-128: TV Animation World

pg. 129-145: Tokyo Monogatari

pg. 147-159: My Animage

pg. 162-163: Circle Guide

pg. 164-165: Ochikomi Tengoku

pg. 166: Horoscopes

pg. 170: Nurse Video

pg. 174-176: Anime Maniac Oguro’s Frame-by-Frame Club

pg. 178-180: Fan Plaza

pg. 189-206: D (Di:)

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