Yōko Matsushita

1986

November

Comment [for “Maison Ikkoku”, Animedia]:「まず私たちが目指したのは、アニメでドラマをやろうということです。ドラマというのは、俳優に高度な演技を要求しますが、アニメでそれをやるためには、キャラ自体に演技させなければなりません。つまり、表情や仕草などに、今までのアニメで見られたような、極端なデフォルメは避け、微妙な表情をさせること、また、髪が風になびくこと一つをとっても情感表現になっていなければならない。等々、アニメでは難しい様々な新しい手法を取り入れる必要があったのです。もちろん『めぞん』はギャグの要素も多くありますが、ギャグだけを追求していくよりは、キャラの心理が見えるように、一人一人に人格を持たせて、そのキャラらしい動きをさせることに力点を置いて、その中でギャグを生かそうとしています。また、カラーコーディネーターに保田道世さん(『ラピュタ』で色指定を担当)を迎えて、ドラマに合わせた色調を心がけています」単にアニメでドラマを、と銘打つだけではなく、次々と新しいアニメの表現方法を模索し、展開させていくパワーは、『めぞん一刻』に確かな息吹きを与えることだろう。本格的なドラマとしての色彩を濃くしようとしている『めぞん』だが、気になオリジナルストーリーについては、「今シリーズでは、完全なオリジナルは3本予定していますが、ほかについても原作を大なり小なりふくらませているんです。原作のコマの間を埋めるのがアニメには必要だという意味でもね。完全オリジナルの中の、四谷さんのエピソードでは、四谷さんの正体究明の話になります。正体はともかくその過程をおもしろがる感じで······。これは2話の放映予定になっています。ただ、他の2本朱美さんのエピソードとクリスマスストーリーも、―も、全体の物語が展開する中でのことなので、五代や響子が登場しないということではありません。あくまでも日常生活がレベルの話ですから、大きく逸脱することではないんです」

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